東京都、神奈川県の中学受験がおこなわれる2月まで残り3週間となりました。
これまで、鉛筆を使っていた息子が年末年始から突然シャーペンを使いだしました。
息子の第一志望は、公立中高一貫校なので適性検査で作文が出題されます。
限られた時間で作文を書く必要がありますが、誤字脱字があると減点になってしまうので「読みやすい字」で書く必要もあります。
鉛筆だと、だんだん芯がつぶれて読みずらい字になってしまう中でシャーペンで書いたら、かなり読みやすい字で書ききれたことから
シャーペンの方が書きやすい
とのこと。
どうせなら、良いシャーペンを使おうということで勝負シャーペンを購入しました。
実際の使い心地も含めてお薦めのシャーペンをご紹介します。
中学受験(受検)で鉛筆とシャーペンのどちらを選ぶべき?
中学受験(受検)の当日に鉛筆とシャーペンのどちらを使用するか、些細なことですが気にする保護者が結構多いようです。
結論から言うと、子供本人が使いやすい筆記用具を使うべきだと思います。
ただし、鉛筆とシャーペンのどちらにもメリットとデメリットがあるので、まずはその点を整理します。
鉛筆のメリット・デメリット
- 鉛筆のメリット:子供が使い慣れている、筆圧が強くても芯が折れづらい、芯が折れても削ればすぐに使用できる、筆圧が弱くてもしっかり書ける
- 鉛筆のデメリット:芯が減るので試験(検査)中に鉛筆を変える必要がある
鉛筆は小学校でも使い慣れており、作りが単純なので子供が手遊びする心配や試験(検査)中に壊れる心配もありません。
入試(検査)当日は鉛筆をたくさん持っていく必要があり、試験(検査)中に先の尖った新しい鉛筆に交換する判断をしなければならないというデメリットもあります。
シャーペンのメリット・デメリット
- シャーペンのメリット:試験(検査)中、一定の太さで書き続けられる、はじめてのシャーペンに子供のテンションが高まる(最初だけですが)
- シャーペンのデメリット:試験(検査)前や試験(検査)中に落として壊れるなどの可能性がある
中学受験(受検)では基本的にシャーペン使用OKの学校が多いです。(事前に試験概要など確認しましょう)文字をたくさん書いたり、細かな計算をたくさんおこなう必要がある場合はシャーペンの方がメリットは大きいと言えるでしょう。
ただシャーペンは強い衝撃を与えると壊れて使えなくなってしまうリスクがあります。試験(検査)直前や試験(検査)中に、シャーペンが壊れて使えなくなってしまうことも想定して予備は持参したいところです。
シャーペンを選ぶポイント
芯の太さ
科目によって太芯と細芯を使い分けよう!
シャーペンの芯の太さは太芯と細芯の2種類。科目によって、使いやすい芯の太さは異なります。
細芯(0.2~0.5mm):国語や社会など、漢字を多用する科目におすすめです。細かい筆記でも文字がつぶれにくいため、算数の筆算などを問題用紙の隅でおこなうのにも適しているかもしれません。
太芯(0.7mm~):漢字をあまり使わない科目におすすめ。書き味がなめらかで、数字やアルファベットを書くのに適していると言われます。
細かい文字も繊細に書くことができる0.3mm、逆に鉛筆のような書き味の0.7mmなど芯の太さで書き心地も大きく変わります。個人の書く時の特徴にもよりますが、一般的には、細いと緊張している時には折れやすく、太いと解答用紙に長文で細かく書かないといけない時や漢字の書き取り問題で不都合があります。
記述問題では枠の中に多くの字を書かないといけない場合もあります。その際は、字がつぶれることなく、キレイにはっきりと見える必要があります。また、漢字の書き取り問題では、字が線などでつぶれることなく正確に見せる必要があります。
芯の濃さ
芯の濃さは使う人の筆圧や用途により変わるので一概には言えない部分もあります。
ただ筆圧が弱いと「HB」では字が薄くなってしまう可能性があるため中学受験(受検)では「B」や「2B」が選ばれる傾向にあるようです。
受験校によっては「B」または「2B」等の指定があったり、「HB」より柔らかい芯が指定されていたりします。
使う人の筆圧や用途により変わるので事前に試して濃さを決めることをお薦めします。
芯が折れにくい構造
芯の折れにくさは、各メーカーそれぞれが工夫がされていますので、その方法は各メーカー異なります。
芯を折れにくくするために施した作りが、自分がシャーペンを使用する仕方と相性が良いかどうかを確認してみることが必要です。
ぺんてるの「オレンズ」、プラチナ万年筆の「オ・レーヌ」、ゼブラの「デルガード」、パイロットの「モーグルエアー」などが有名です。
他にも、鉛筆のようになめらかに書けて折れにくい「コクヨ シャープペン 鉛筆シャープ」が気になりました。
芯の出し方
芯の出し方は、「ノック式」「振り子式」「自動芯出し式」の3種類に分けられます。
ノック式は普通のシャーペンです。
振り子式は、本体を振ることによってシャーペンの芯を出します。そのため、芯を出したい時にわざわざ持ち替えてノックする必要がありません。
自動芯出し式は、オートマチック機構により一度芯を出して書き始めた後は、芯1本分書き続けることが出来ます。
機能
それぞれのシャーペンに、いろいろな機能がありますが、人気がある機能の1つとして「自動芯回転機構」があります。
自動芯回転機構クルトガエンジンを搭載している「クルトガ」は、書くたびに芯が少しずつ回転して円すい形に磨耗し、尖り続けるのが特徴です。長時間の筆記でも芯が片減りしないので、文字がムラなく書けます。ずっと細い文字を書き続けられるのがメリットです。
グリップの形状、太さ、重さ、重心
一般的には、ある程度の重さで低重心だと書きやすいと言われますが基本は本人の書きやすい形状が1番だと思います。
記述が多かったり、算数でひたすら計算をしなければいけない問題があるなど、とにかくたくさん書かなければならない場合は軽いシャーペンが好まれるようです。
軽いシャーペンでは「ステッドラー シャーペン」などが人気があるようです。
実際に購入したお薦めのシャーペン
三菱鉛筆 シャーペン クルトガアドバンス 0.5mm
息子とAmazonを見ながら最初に購入を決めたのが「三菱鉛筆 シャーペン クルトガアドバンス 0.5mm」でした。
自動芯回転機構クルトガエンジンを搭載しており、書くたびに芯が少しずつ回転して円すい形に磨耗し、尖り続けるのが男子の心を鷲掴みしました。
実際に、早速使いはじめましたが
すごく書きやすい!!
とのことです。
コクヨ シャープペン 鉛筆シャープ TypeMx 金属グリップ 0.7mm
もう1本は「コクヨ シャープペン 鉛筆シャープ」にしました。
決め手は0.7mmで鉛筆のようになめらかに書けて折れにくい点でした。
息子が
0.7mmも試してみたい
とのことで、0.7mmタイプのシャーペンからデザインや機能性を比較して選びました。
こちらも早速、使いはじめましたが
書きやすい!!
とのことです。
もう少し芯が太いのかなと思いましたが0.5mmと大差なく、本番でも使えそうです。
中学受験(受検)当日に注意すべきこと
予備のシャーペンも準備もしておく
シャーペンは普段使い慣れた1本だけでなく、予備のシャーペンも持参したいところです。シャーペンを落として壊れることもあるかもしれません。どんな時にでも対応できることが必要です。
もちろんシャーペンの芯の予備も持参しましょう。
鉛筆も持参する
お姉ちゃんの受検の時もシャーペンでしたが鉛筆も準備しておきました。
受験(受検)当日に数本の鉛筆を持参しましたが、使用しなかったとのことです。何かあった時に対応するために持参する程度です。シャーペンを落として壊してしまった、緊張のあまり力が入りすぎて全て壊してしまった、そんなトラブル時でも焦らないためのお守りとして持参しました。
あと鉛筆も落とせば芯が折れてしまいます。
予備で持っていた鉛筆も全て使えないなんてことがないように鉛筆削りも持参したいところです。
お薦めの鉛筆
三菱鉛筆 鉛筆 ハイユニ B
日本が誇る鉛筆の名作「ハイユニ」はなめらかな書き心地が特徴です。
芯の粒子が100億個と細かく均一であり、濃く滑らかなに描かれる線は美しい上書き味も抜群です。
三菱鉛筆の最高級の芯を使用しています。
お薦めの消しゴム
サクラクレパス 消しゴム アーチ 小学生 学習用
- 【特長1】アーチ型ケースだから劇的に折れにくい。
- 【特長2】小学生でもしっかり持てる厚みのある形状。
- 【特長3】フォーム生地使用で濃い鉛筆も軽いタッチでよく消える。
まとめ
息子が中学受験(受検)の本番まで1ヵ月を切ったタイミングで「シャーペンを使いたい」と言い出しました。
これまでは「鉛筆の方が慣れているし使いやすい」と言っていたのですが、年末にお姉ちゃんから「シャーペンの方が作文とか書きやすいよ」と言われて密かにシャーペンを試していたようです。
本番まで残り24日、過去問演習などで慣らして本番で使いこなして欲しいと思います。
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