今年の4月から公立中高一貫校に進学することになった娘の場合は通塾することになった小5でスマートフォンを買い与えました。新小5の弟も通塾することになり、はじめてスマートフォンを持たせることを考えています。今回は初スマホを持たせるときに約束すべきルールなどをご紹介します。
今回は
- 小学生のスマートフォン所持率ってどれくらいなの?
- どんなルールを決めるべき?
- 買ってあげるのは良いけどお得なプランを知りたい!
・・・そんな疑問や不安をお持ちの方必見です!
小学生のスマホ利用率/所有率
まず内閣府の調査では、小学生のスマートフォン利用率は40%ですが、中学生になると67%、高校生になると94.2%が利用しているじようです。しかし、スマートフォンを所有することでトラブルに巻き込まれたり、成績が低下してしまうこともあるので、お子さんにスマートフォンを持たせる際は十分な検討が必要です。
また内閣府主導のある検討会が発表した「小中学生ICT利用調査2019」によると、小学生及び中学生のスマートフォン所持率は以下の通りです。数年前の調査なので「従来のケータイ」が含まれますが、今はスマートフォンの所有率は更に高まっていると思います。
この調査で、塾などに通い始める子供が増える小4くらいからスマートフォンの所有率が増加して中学校に進学するタイミングで急増していることがわかります。
小学生がスマホを所有するメリット・デメリット
小学生がスマホを所有するメリット
小学生がスマートフォンを所有することには以下のようなメリットがあると考えられます。
安全確認に活用できる
小学生でも受験塾に通塾するようになると電車など公共交通機関を利用して通塾する子供も増えて行動範囲も広がります。また受験塾は帰宅時間も遅くなる傾向があります。
スマートフォンを持っておけばいつでも連絡が取れますし、緊急時にはGPSを位置を確認をすることなどもできるので、安全確認のためのツールとしては非常に便利です。
個人的には小学生にSNSをやらせるのは避けた方が良いかなと思いますがLINEは通塾中でもメッセージを残しておけるので利用していました。
あと帰りが遅かったのでLINEしたら逆方面の電車に乗車していたことがありました。次の駅で降りて逆方面の電車に乗るように指示することが出来ました。
連絡手段
小学校高学年になるとスマートフォンを持つ子供が増えてくるため、LINEなどのSNSを通じた新たなコミュニティも生まれます。
スマートフォンを持っていれば、そのコミュニティに参加して情報を共有することができるようになるため、友達の輪に入りやすくなります。
学校をお休みした際に次の日の持ち物などを確認するのにLINEで確認していたりしましたが、うちではLINEで友達とやりとりする際は、親に相談してからにするようにしていました。
小学生がスマホを所有するデメリット
一方で小学生がスマートフォンを持つことには以下のようなデメリットもあります。
SNSなどに関連した事件やトラブルに巻き込まれる危険性がある
LINEなど友達との主要な連絡手段になっている反面、スマートフォン利用は以下のような危険性を孕んでいます。
- SNSやオンラインゲームで面識のない人と知り合い、事件やトラブルに巻き込まれてしまう可能性がある
- LINEなども含めて「ネットいじめ」などにつながるリスクがある
- 何気なく課金サービスを利用してしまい、高額の請求が来る可能性がある
LINEも含めたSNSは小学生にはデメリットの方が多いと思います。利用ルールはしっかり決めておかないと取り返しのつかないトラブルに巻き込まれるリスクがあることを理解してスマートフォンを持たせるようにしましょう。
スマホ依存症のリスクがある
社会問題にもなっていますがスマートフォン利用の深刻な課題がスマホ依存症です。
一般的に、常にスマートフォンを所持していて画面を確認し、何か操作していないと落ち着かなくなるなどスマートフォンの使用がやめられなくなってしまう状態を「スマホ依存」もしくは「スマホ依存症」と呼んでいます。
そもそも依存とは、特定の物質の使用や行為が精神的、身体的になくてはならなくなり、自分ではコントロールできなくなる状態を指します。
「スマホ依存」は病気として認定されたものではありませんが、スマートフォンに依存してしまい、やめたくてもやめられなくなって医療機関を受診する人もいるようです。
スマホ依存になってしまうと勉強にも大きな影響があるため成績が下がってしまう可能性があります。
娘も深夜にベッドの中でYouTubeを見ていたことがありました。
小学生に関しては保護者が、しっかり管理してあげる必要があると思います。
Facebook元社員の内部告発も話題になりました。
SNSやオンラインゲームは依存性を高めて可処分時間を奪い合っているのでスマホ依存を引き起こす要因にもなっています。
Facebook元社員の内部告発
ティーンエイジャーがフェイスブックを利用した後にどれくらい自己嫌悪に陥るか、あるいはユーザーをつなぎ止めるために同社がどれほど憎悪に満ちたコンテンツを積極的に表示させているか、といったことを示す研究が存在したにもかかわらず、フェイスブックはそうした不都合な研究を意図的に隠していた。
東洋経済オンライン
視力低下
スマートフォン画面を長時間見続けると目を酷使することになるので、視力低下につながるリスクがあります。また近くにピントを合わせることに目が慣れてしまい、遠くのものが見にくくなることもあるようです。
私も仕事柄パソコンとタブレットを1日中使っていますし、プライベートでもスマートフォンを見る機会が多いので目の疲れを感じます💦
睡眠不足・睡眠の質の低下
夜遅くまでスマートフォンを操作するようになると、睡眠不足が常態化し、発育や健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
またスマートフォンのブルーライトを浴びると、眠りを促すメラトニンという物質が減少するため、夜更かしをしなくても、就寝前にスマートフォンを見ていると眠りの質が低下する恐れもあります。
睡眠の質が低下すれば、疲れが十分に取れなかったり、学習した記憶の定着が不完全になることもあるので、小学生にとっては健康面と学習面の両方でデメリットがあります。
スマホ依存症とも関連しますが夜間のスマホ操作は禁止していました。
小学生にスマホを持たせる際の注意点
小学生でも受験塾に通塾させることになると行動範囲も広がるため「デメリットを理解しつつ」もスマートフォンを持たせようというご家庭が多いのではないでしょうか。
スマートフォン貸与契約書
小学生の子供にスマートフォンを持たせる上で、参考になるのが数年前に話題になったLinkedIn日本代表の村上臣さんの「スマートフォン貸与契約書」です。
BuzzFeedなどでも話題になったので、ご存じの方も多いのではないでしょうか?
コチラのサイトで村上臣さんの想いが語られているのですが、同意できる内容だったので、うちでも今年から受験塾に通う弟にスマートフォンを持たせようと考えています。契約書を用意してみようと計画中です。
村上さんも語られてますが、内容は各ご家庭で修正すれば良いと思いますが、検討しなければいけない内容が網羅されていると思います。
スマートフォン貸与契約書はコチラからダウンロードできます。
小学生にスマートフォンを持たせるうえで決めておくべきルール
うちでは下記の9つのルールを話し合ってスマートフォンを持たせようと考えています。
- 家族で話し合ってスマートフォンの使用ルールを決める
- うちには来年から大学1年生になる長男、中1になる長女、小5になる次男がいます。今回は小5になる次男にスマートフォンを持たせようと思いますが、長男と長女にも参加してもらって使用ルールを決めたいと思います。長男は大学生になるので親がルールで管理する必要はないと思いますが、長女とは改めてルールを決めたいと思います。
親が決めて子どもにルールを守らせるのではなく、子供自身で「何が良くて」「何がいけないのか」を考えてルールを決めて欲しいと考えています。 - また必要なら家族全員が参加する家族会議を定期的に開催してルールの見直しなどは議論できればなと考えています。
- うちには来年から大学1年生になる長男、中1になる長女、小5になる次男がいます。今回は小5になる次男にスマートフォンを持たせようと思いますが、長男と長女にも参加してもらって使用ルールを決めたいと思います。長男は大学生になるので親がルールで管理する必要はないと思いますが、長女とは改めてルールを決めたいと思います。
- スマートフォンの利用時間、利用場所を決める
- 1のルールでスマートフォンの利用時間、利用場所を決めようと思います。
具体的には1日の利用時間や、繰越ルール、スマートフォンを利用して良い場所などを決めようと思います。
- 1のルールでスマートフォンの利用時間、利用場所を決めようと思います。
- スマートフォンの購入費用や維持費用を話し合う
- スマートフォンを持たせるにあたって機種本体の代金や契約するプランなどを調べさせて、どの機種を、どのプランで持ちたいのかをプレゼンさせようと思います。
- 子供にスマートフォンにかかる費用を理解してもらい親がどれくらいのお金を払ってくれているのか知ることで、自己管理をする責任感を持たせたいと思います。
- スマートフォンのプランによってはインターネットを使用するのに余分にお金がかかってしまうケースがあります。そのため、一部のアプリはWi-Fi のある環境でしか使ってはいけないことや、どのアプリは外出先で使って良いかなどを教えておこうと思います。
- インターネットのマナーを理解させる
- スマートフォンを持つと言うことはインターネット利用者になると言うことです。
インターネットを利用する上で守るべきルールやマナーを理解させないと犯罪やトラブルに巻き込まれるリスクがあります。
下記は警視庁が提唱している「インターネット利用 7か条」です。- インターネット社会でも、実生活と同じルールとマナーを守る。
- 他人のプライバシーを尊重する。
- 住所・氏名などの個人情報を入力する時は、十分注意する。
- ID・パスワードの管理を徹底する。
- 他人のミスを大げさに指摘しない。
- メールを送る前に、内容をよく確認する。
- 面と向かって言えないことは書かない。
- スマートフォンを持つと言うことはインターネット利用者になると言うことです。
- パスワードと連絡先管理についての取り決め
- 子供のスマートフォンのパスワード管理や連絡先や連絡履歴の管理はプライバシーを侵害しているように思えて気が引けますが、子どもがネット上で独り立ちできるまでしっかりと見守ってあげるのも親の責任だと思います。最初に話し合っておかないと思春期であることもあり親子トラブルの原因にもなりかねません。
- ネットいじめや見知らぬ危険な大人などから子どもたちを守る意味でも、子どもたちとの信頼を崩さないようにルールを取り決めた上で定期的に連絡先や連絡履歴はチェックしようと思います。
- カメラの使用ルール
- スマートフォンに付いているカメラは高性能で、いつでも写真や動画を撮影、保存できるので便利な反面、インターネット上にアップロードしてしまうと削除したくても削除できずに半永久的に残ってしまうリスクや、背景や位置情報の記録で犯罪やトラブルに巻き込まれるリスクがあることを伝えて使用ルールを取り決めたいと思います。
- SNSやアプリ、WEBサービスなどの利用ルール
- FacebookやInstagram、Twitterなどは年齢での利用制限があり13歳以上でないと使用できません。しかし、これらのSNSは中学生には、まだ早いかなと感じます。
利用希望などを聞けていませんが、今回の話し合いで新中1の娘と新小5の息子にはSNSは利用を認めない方向で話し合おうと考えています。 - 逆にLINEは利用する上で、年齢制限などもないようです。こちらは、しっかり利用ルールを決めて利用させようと考えています。
- YouTubeやゲームアプリなどは依存性も高いため、しっかりルールを決めたいと思います。
- アプリなどのダウンロードもルールを決めたいと思います。
- FacebookやInstagram、Twitterなどは年齢での利用制限があり13歳以上でないと使用できません。しかし、これらのSNSは中学生には、まだ早いかなと感じます。
- ルールが守れなかった時のペナルティーを決める
- 家族で話し合ったルールが守れなかった時のペナルティーを決めておこうと思います。
- スマートフォン貸与契約書を締結する
- 子供たちと話し合ってスマートフォンを利用するためのルールが決まったら「スマートフォン貸与契約書」を作成して契約を締結したいと思います。
個別に契約内容を話し合って、その内容で契約まで結ぶことは教育上も有益だと考えています。
- 子供たちと話し合ってスマートフォンを利用するためのルールが決まったら「スマートフォン貸与契約書」を作成して契約を締結したいと思います。
小学生にお得なスマホプラン
うちは長男、長女は楽天モバイルを使っています。小学生に持たせるのにお薦めなのが
- 安心の「フィルタリング機能」がある
- 「フィルタリング機能」を保護者がカスタマイズできる
娘は妻が新型iPhoneに機種変更をするタイミングと重なったので、妻が使っていたiPhoneを、お下がりで使用しはじめました。弟には中古端末も選択肢かなと考えています。
まとめ
今回は新小5で受験塾に通塾することになった息子に初めてのスマートフォンを持たせるにあたって検討中の「スマートフォン貸与契約書」に関して詳しく検討中の内容をご紹介しました。
スマートフォンは便利な反面、犯罪やトラブルに巻き込まれるリスクがあるのも事実です。
小学生や中学生がインターネット上で、犯罪やトラブルに巻き込まれないように親として注意して管理してあげようと思います。
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