中学受験へのトラウマ

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中学受験

私は高校2年生の長男、小学校5年生の長女、小学校3年生の次男の3人の子供を育てている父親である。仕事は日本を代表する企業グループで新規事業の責任者をしている。

昨年までは帰宅時間も遅く子供達と接することが出来るのは週末に限定されていた。しかし新型コロナウイルス流行で在宅勤務になり今は子供たちが学校に行くのを送り出し仕事にとりかかり仕事中に子供たちが帰宅する。

新型コロナウイルスは私の子供たちとの接し方も大きく変えたばかりか考え方にも影響を与えている。

今回は初の投稿と言うことで我が家が初めて中学受験に挑戦した長男の時の経験をお話しできればと思う。

この記事を書いた人

管理人の"アニーパパ"と申します。 神奈川県在住40代です。2022年に長女が公立中高一貫校に無事に合格することができました。
私は東証一部上場企業の子会社で教育事業の責任者を2年ほどやっていました。当時、公立中高一貫校受検の専門家や国際バカロレア(IB)の専門家の方々に、取材や対談でお会いして公立中高一貫校や英語教育に魅力を感じました。
このブログでは子供たちの中学受検体験記的な内容から仕事も含めて情報収集して集めた受検・教育情報なども紹介していこうと思います。ちなみに2024年には次男の中学受検を予定しています。
また、娘が中高一貫校に通うことになり中高一貫校の多くで使用されている検定外教科書「体系数学」と「New Treasure(ニュートレジャー)」に苦戦しました。そこで多くの専門家の方々に相談してオンラインスクールを開校しました。このような経験から得られたことも発信しています。

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中学受験にトラウマ

中学受験をするきっかけ

我が家の長男(高2)は中学受験に挑戦しました。結果、失敗して地元の公立中学に通学しました。

きっかけは長男が小学校2年生の時に何げなく受験した「全国統一小学生テスト」でした。

それまで私も妻も中学受験を子供に受けさせることは考えていませんでした。テレビCMを見て軽い気持ちで受験させました。

この「全国統一小学生テスト」の結果が長男の人生に大きな影響を与えることになりました。と言うのも何げなく受験した「全国統一小学生テスト」で国語、算数が共に満点近く偏差値は両方とも70台と言う、とてつもない好成績を出したのです。

この結果に私と妻は「すごい!!中学受験でもさせるか?」と盛り上がるとともに好成績を出した長男も自信に満ち溢れ中学受験に興味を持っているようでした。

中学受験に突入

そんな流れで長男の中学受験が動き出しました。それまで習っていたサッカースクールを辞めて大手中学受験塾に入塾したのは小学校2年生の2月でした。

最初は良い成績でしたが少しづつ成績が低下し始めました。

私も妻も中学受験経験はないため塾に任せきりにしていたので今にして思えば当然なのですが授業の振り返りもしなければ宿題も満足に出来ていなかったと思います。

復習や宿題をしっかりやっていないので習ったことが定着していなかったのでしょう。徐々に成績は落ち始め、最終的には授業に付いていくのも厳しい状況になってしまいました。

この時点で私も妻も心配になり塾の先生に相談しました。授業の前後にわからないところの質問を受けてくれたりサポートしてくれましたが集団塾で一度落ちこぼれてしまうと、追いつくのはなかなか難しい印象で4年生になる前に転塾することにしました。

中学受験を検討しはじめたころの自信に溢れた姿は影を潜め、勉強が苦手になり嫌いになってしまったのだと思います。

中学受験の闇

今にして思えば、この時点で中学受験を辞めるべきでした。しかし私も妻も中学受験をして少しでも良い人生の選択肢を掴んで欲しいと思っていました。

転塾する際に個別指導塾と集団塾の体験授業を受けました。妻だけではなく私も塾での面談に同席して教室長さんなどの話を聞きました。

体験授業を受けた息子の印象をもとに、また大手集団塾(中学受験専門ではない塾)に決めました。私も妻も教室長さんにはお会いしていましたが算数を担当する先生が息子に会っていませんでした。

はじめての算数の授業で他の生徒さんに「こんな問題も出来ないのか?こんな問題も出来ないから中学受験とか諦めた方が良いんじゃないか?」と大声で言っていると言うのです。

初回の授業から帰るなり息子が相談してきたそうで妻も心配になり教室長さんに電話で相談したそうです。教室長さんからは「算数の先生に話を聞いてみる」と言われ、その後は特に問題もなかったので、そのままその塾に通塾させましたが息子の勉強への印象を更に悪化させたのだと思います。

小学校5年生くらいになると教室長から「遅刻してくることが多い」「宿題をやってこない」などの悪い報告を電話で伝えられることが増えた。妻が電話で伝えられ帰宅して聞かされた私は感情的に怒ってしまったこともあった。

この頃には長男の中学受験へのモチベーションはゼロの状態で、中学受験をしない友達が遊んでいる中で「なんで俺だけ塾に行かなければいけないのか?」と口論になることもあった。

最後の1年

小6になっても志望校も決まらず、やる気もない状態だったが通塾は続けていた。私も妻も中学受験を辞めても良いんじゃないか?と話し合うこともあったが「辞める」決断が出来ずダラダラと通塾させていた。

夏休み前の面談で塾の先生から薦められた学校を志望校と決めて受験することにした。長男は「頑張ってみる」と言っていたと記憶しているが”親と塾の先生が言っているし、とりあえず頑張るって言っておこう”って要素があったと思う。

受験直前から受験

受験直前の冬休みになっても「友達と遊ぶ時間」の優先順位が高く、友達から電話がかかってくると勉強中でも遊びに行ってしまうなんてこともあった。

過去問などにも取り組んだが当然ながら結果につながらない。結果が出ないから余計に勉強が苦手に嫌いになっていく。悪循環の連続でした。

そんな状態で受験当日を迎えました。

残念ながら桜咲かない結果でした。

地元の公立中学へ

中学受験は残念な結果に終わってしまった。でも気持ちを新たに中学生生活を楽しんで欲しいと思った。幸いにも長男は友達も多くクラスでも中心的な存在だったので地元中学への入学も特に問題がないようだった。

中学受験を終えて塾は辞めていた。しかし中学に入学して中間テスト、期末テストなどもあるし塾を探すことをすすめた。しかし息子からは「塾には行きたくない」とのことだった。

息子は勉強は必要最低限で部活を頑張ると言い出した。

数学や英語は1年生の基礎が重要だから1年生から、しっかり勉強しておかないと高校受験で困るぞと伝えた。しかし彼は塾には行きたくないとのことだった。

無理な中学受験は息子の学びへの意欲を奪ってしまっていた。意欲を奪ってしまった原因は無理な中学受験を続けさせてしまったにあるのは明白で、その責任は親にあることも明白でした。

中学での勉強

塾には行きたくないと言う息子の意思を尊重して塾には行かせませんでした。中間テストや期末テストの直前でも、あまり勉強をしない。

言いたいことは沢山ありましたが私も妻も何も言わないことにしました。本人が勉強をしたいと思うまで放任することにしました。

1年生の間は塾に行きませんでした。試験前にも勉強をしない日々が続きました。我慢の日々でした。しかし2年生になって、まわりも高校受験を意識しだしたからなのでしょうか?

「塾に行きたい」と言い出しました。

塾に行ったからと言って簡単には成績は上がりませんでした。でも中学受験に挑戦している時とは違い塾がない日も自習室に通い塾長さんからも「頑張っています」と言われていました。本人は地元の難関公立高校を目標に頑張りましたが1年生の1年間勉強をしなかったことが最後まで重荷となり希望した学校からランクを下げて高校に通っています。

 

今は勉強も頑張っていますし、生徒会長になって高校生活を楽しんでいます。

大学も難関大学を目標にしているようで逆転合格を目指して頑張って欲しいと思っている。

妹と弟

小学校2年生から開始した中学受験準備だったが失うものが多過ぎた。小学生時代は友達と楽しく遊ばせていれば良かったとも思った。だから6歳下の妹と8歳下の弟は中学受験もさせないことにしようと思った。

まずは「学ぶ」ことを好きになって欲しいと思った。知らないことを知ることに喜びを感じるような人に育って欲しいと思った。

そこで、とにかく本を沢山買ってあげた。そしてピアノ、水泳、サッカー、体操、英会話などなど、いろいろなことを経験させた。

苦しかった長男の中学受験から5年が経過しようとしている。そんな中で長女が「中学受験してみようかな」と言い出したのである。

と言うことで長女の中学受験を検討しはじめた訳だが、長女の中学受験の話は次回から詳しくしていこうと思う!!

 

長女は桜咲きました!

2022年2月に長女の受検が終了しました。

結果は無事に桜咲きました。

娘の受検直前日記はコチラ

入試直前
「入試直前」の記事一覧です。

次は次男の2年後の受検に向けて一緒に伴走したいと思います。

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