全国の公立中高一貫校について調査する「全国の公立中高一貫校徹底研究シリーズ」
今回は、岡山県の公立中高一貫校「岡山県立津山中学校」について調べたのでご紹介します。
岡山県立津山中学校とは?
岡山県立津山中学校は、岡山県津山市(岡山県津山市椿高下62)にある公立の中高一貫校です。
岡山県立津山中学校は、平成27年、地域の期待に応え県北初の併設型中高一貫教育校として開校しました。 岡山県立津山中学校では、合言葉として「Be a Challenger~可能性への挑戦~」を掲げ、結果を怖れることなく様々なことに果敢に挑戦し、 困難を乗り越え、高い目標を達成することを目指しています。
岡山県立津山中学校の母体である津山高校は、平成24年からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)校として文部科学省から指定され、 令和4度から津山中学校を含めた全校生徒を対象とした第Ⅲ期の研究開発の指定を受けています。
岡山県立津山中学校では、中学校と高校の6年間を見通したカリキュラムを展開しており、その一つとして課題研究の充実を図っています。 中高一貫教育校のメリットを活かし、津中で学んだことを津高(津山高校)でさらに発展・深化させ、グローバルな視点を持ちつつ、 将来、リーダーとして広く地域社会や国際社会に貢献できる人材の育成を目指します。
岡山県立津山中学校の始業式の様子がYouTubeに掲載されていました。
岡山県立津山中学校の入学者募集・選抜について
募集定員
募集定員は80名
岡山県立津山中学校の選抜方法
- 調査書
- 適性検査
- 面接
選抜の方針
入学者の選抜は、中学校又は中等教育学校の校長が行う。選抜に当たっては、小学校若しくはこれに準ずる学校又は義務教育学校の前期課程(以下「小学校等」という。)の校長から提出される調査書、適性検査及び面接の結果を資料として、志願者の適性を総合的に判断する。
適性検査及び面接
適性検査
思考力や思考過程、判断力、表現力など、小学校等の教育において身に付けた総合的な力をみるため、次のア、イの検査を行う。いずれの適性検査も、各中学校及び中等教育学校に共通する内容とし、県教育委員会において作成する。
ア 適性検査Ⅰ 身のまわりの事象や自然の現象等を題材としたもの
イ 適性検査Ⅱ 日常生活や社会的事象に関する文章や資料等を題材としたもの
面接
志願者の意欲や適性等を多面的にみるため、集団面接を行う。
岡山県立津山中学校の偏差値は?
岡山県の公立中高一貫校はデーターソースがしっかりした偏差値が見つかりません
公立中高一貫校の受検は作文問題など記述式問題が多いことと報告書(小学校で作成してもらう書類)などで選考されるため、偏差値で合否判定が出しづらいと言われます。
関東圏の公立中高一貫校の偏差値は「四谷大塚」や「首都圏模試」などがデータを公開してくれていますが、岡山県の公立中高一貫校の偏差値は掲載されていませんでした。
日能研関西の偏差値表に「岡山県立岡山操山中学校」「岡山県立岡山大安寺中等教育学校」は偏差値の掲載がありましましたが、「岡山県立津山中学校」の掲載はありませんでした。
ちなみに日本最大級の私立中学校・国公立中高一貫校情報サイト「シリタス」によると
岡山県の国公立中学の偏差値は
- 岡山県立岡山大安寺中等教育学校:64
- 岡山県立岡山操山中学校:63
- 岡山大学教育学部附属中学校:62
- 岡山県立津山中学校:60
- 岡山県立倉敷天城中学校:60
- 岡山市立岡山後楽館中学校:47
となっております。
※ただ「シリタス」の偏差値はどのように算出されているのか、データの出所が開示されていないので参考程度に捉えると良いと思います。
岡山県立津山中学校の受検倍率は?
2023年の応募倍率で見ると、岡山県立津山中学校の出願倍率は1.85倍となっています。
全国的には千葉県立東葛飾中学校の9.91倍など5倍を超える倍率の学校が多いのが公立中高一貫校受検の特徴でもあります。※ちなみに千葉県にある公立中高一貫校は全て5倍を超えています。
岡山県立津山中学校は岡山県内でも最も出願倍率が低いです。全国的に見ても、最も倍率が低いグループだと思います。それでも148名が志願して合格できるのは80名(つまり68名はご縁がない)ので、簡単な受検ではありません。
岡山県立津山中学校の評判は?
岡山県立津山中学校の「みんなの中学情報」に記載されている評判を見ると岡山県89校中51位となっています。「校則」(岡山県内89校中20位)と「施設」(岡山県内89校中22位)、「治安/アクセス」(同28位)などが比較的良い評価です。逆に「部活」(同80位)などが低めです。
岡山県立津山中学校の進学実績は
令和5年の岡山県立津山中学校の進学実績としては東京大学、京都大学には合格者がいませんでしたが、岡山大学に37名など国公立大学に141名が合格しています。
※岡山県立岡山大安寺中等教育学校の()内は既卒生の合格者数
※岡山県立岡山大安寺中等教育学校は令和5年度
岡山県立津山中学校の過去問
岡山県立津山中学校の各塾の合格実績
岡山県立津山中学校への塾ごとの合格者数では
- 萌昇ゼミ:13名
- 四谷大塚:2名
など、下記のような合格実績でした。(2023年)
岡山県立津山中学校の通信教育の合格実績
岡山県立津山中学校には進研ゼミ受講者から11名の合格者が出ています。
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テキスト・過去問
公立中高一貫校受検では「国語」「算数」「理科」「社会」などの教科ごとの出題はありません。適性検査では科目の垣根を越えた教科複合型の出題となっています。
また出題範囲は「小学校6年間の学習内容」となります。あとはそれらを複合して考える「思考力、判断力、表現力」などが問われます。
頻出分野である「作文対策」「グラフなどのデータの読み取り」対策と「過去問」などに取り組むことが効果的です。
作文対策
グラフ
総合問題集
過去問
まとめ
今回は岡山県立津山中学校に関して詳しくご紹介してきました。
娘の受検をサポートして思うのは、公立中高一貫校受検に挑戦して本当に良かったなと言うことです。なぜなら、自分で考えて、自分の考えを人に伝えるために整理して、伝える能力が付いたと思うからです。
この能力は、仮に公立中高一貫校に縁がなかったとしても高校受験、大学受験はもちろん、社会に出てからも重要な能力だと感じるからです。
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