この記事は、娘の受検直前(2022年12月末)に書いた記事です。
あれから2年、弟の受検まで残り60日を切りました。2年前の今頃「直前期は小学校を休ませるべき?行かせるべき?」と悩んでいました。うちと同じように悩まれているご家庭もあるのではないかと言うことで加筆します。
コロナもインフルエンザも心配だし受検直前は学校を休ませた方が良いのかな?
でも、うちの子だけ家で最後の追い込みをしてるのはズル…。
小学生の先生はあんまりいい顔しないだろうな…。
他の受検生はどうしているのかな…?
中学受験(受検)を控える6年生はクリスマス、年末年始を返上して勉強を頑張っているのではないでしょうか?
うちの娘もクリスマスは塾の冬期講習、今日も朝から過去問を解いています。
今回は中学受験(受検)を控えるご家庭では、どこも話題に上がっているんではないかと思う入試直前期に小学校を休ませるかどうかについて調べたこと、考えていることをお伝えしたいと思います。
そもそも義務教育を受験(受検)を理由に休んでも良いの?
昔から中学受験に限らず、高校受験でも大学受験でも直前期に学校を休んで受験勉強をしている人はいました。
特に受験期はインフルエンザなどが流行する時期とも重なるため集団が集まる場に行きたくないとの心理になるのも理解できます。
しかし私の経験では直前期に学校は休んでいても塾や予備校には行っている人がいたので受験勉強に専念したいって理由で休んでいる人が多かったのではないでしょうか?
受験(受検)を理由に休んでいいの?
昨年はコロナ禍で向かえた初の受験期ということで悩んだ保護者が多かったのではないでしょうか?そんな中で萩生田光一文部科学相(当時)が「義務教育は原則、登校対面が望ましいと考えている」とした上で、全国に通知を出すと明言したことがニュースにもなりました。
「義務教育は原則、登校が望ましい」って考えは多いようですね。
夫婦間や親(特に義理の親)と意見が違ってしまうなんてこともあるようです。
受験(受検)を理由に休むのはいけないの?
教育行政のトップが通達を出すとまで言ったわけですから休ませるのはいけないの?と不安になったので先日の保護者面談で担任の先生に聞いてみました。
との回答をもらいました。
ちなみに公立中高一貫校受検において調査書(内申)が大切ですが、うちは既に調査書を先生から受け取っています。調査書は6年生の二学期までの内容なので、三学期は学校に全く行かなくても、受検の合否を左右しないのです。
しかし、調査書に関係ないから学校に行かなくて良いって言うのは教育的にも良くないのかなと思ったりしていましたが、担任の先生から「本番で力が発揮できるように考えてあげてください」と言われたので娘と相談して決めることにしました。
娘の担任の先生から「本番で力が発揮できるように考えてあげてください」と言ってもらえたのは大きかったですね。先生によって中学受験(受検)に好意的ではない先生もいると聞くので、ラッキーでした。
学校を直前期に休む派・休まない派の意見
休む派
・新型コロナウィルス/インフルエンザ感染回避、風邪の防止など体調管理を優先したい
・受験(受検)勉強の追い込み(勉強時間確保)
休まない派
・義務教育を休ませるのはおかしい。
・いつも通り学校に行った方がメンタル的にもリズムがよくなる。
と言った感じです。
学校を直前期に休むことのメリット・デメリット
メリット
体調管理
1番のメリットは、やはり体調管理がしやすいと言う点でしょうか。特に今年もコロナ禍での受験(受検)です。オミクロンなどの市中感染なども報告されており心配ですよね。また、やらなければいけない勉強量がある中で時間が足りません。やるべきことを終わらせようとすると深夜まで勉強することで免疫力も低下して新型コロナウィルス、インフルエンザ、風邪などの感染リスクもより高まる時期です。学校を休んで時間に余裕ができることで免疫力の低下からくる新型コロナウィルス、インフルエンザ、風邪などの感染リスクを下げることができると思います。
勉強時間の確保
体調管理でも書きましたが直前期は少しでも勉強時間を確保したいところです。そんな中で学校に行っている時間(8時~15時)が勉強時間に使えるのは大きいと思います。ただ直前期の勉強を1人で自宅でやりきれる子は多くないと思いますので保護者や塾の先生などのサポートも必要だと思います。
デメリット
友達に会えない、遊べない
学校を休ませたら友達と話したり、遊んだりする時間は取れません。受験(受検)直前期に放課後に遊んでいる子は、いないかもしれませんが、小学校の休み時間などに友達と会話をしたり、遊んだりする時間も子供たちの精神安定にとって大切なのかなと思います。
プレッシャーを高めてしまう
うちの娘も秋くらいまでは「のほほん」としていて受験生って感じではありませんでしたが、冬期講習が始まったくらいから「受かるかな…?」と受検に対する不安を口にするようになりました。直前期に学校を休んで受検勉強に専念させることでプレッシャーを高めてしまうリスクがあります。
ちなみに我が家では「睡眠の質と時間」に注意して、あと1ヵ月頑張ろうと考えています。
「学校休める~♪」と、冬休みモードになってしまう💦
逆に「学校休める~♪」と、冬休みモードになってしまうお子さんもいると聞きます。
直前期に気持ちが緩んでしまうなら休ませない方が良いと思います。
直前期の睡眠と勉強のバランスや食事について
直前期に「学校を休ませない方が良い子」「学校を休ませた方が良い子」
学校を休ませない方が良い子
- 友達が多く、いつも通り学校に行った方が精神的に安定するような子
学校を休ませる場合は、1日中家にいることになります。昼間は学校で思いっきり遊んでストレス発散して、家に帰ってから塾へ行くなり家で過去問に取り組むなりした方が集中できるタイプは学校を休ませない方が良いと思います。
- 家にいると追い込まれてしまう子
家にいると1日中勉強してしまうようなタイプは、学校に行かせた方が良いと思います。真面目で責任感が高いようなタイプは要注意です。
- 日中に子供だけになってしまうご家庭
共働きなどで、日中に子供だけになってしまうご家庭は学校に行かせた方が良いと思います。
ただし、これらタイプも新型コロナウィルス、インフルエンザ、風邪などに感染しないように、いつも以上に「手洗い」「うがい」「マスク」などの徹底をするように伝えましょう。
学校を休ませた方が良い子
- 「学校を休ませない方が良い子」以外
休ませる日数は、「お子さんによって」「ご家庭の事情によって」違いますが「学校を休ませない方が良い子」以外は、休ませて良いと思います。
学校を休んだら
学校を休ませると「学校休める♪」と、冬休みモードになってしまうお子さんもいると聞きます。
直前期に休むメリット、デメリットなどを伝えて、どうするべきか?どうしたいか?を親子で話し合っておく必要があります。
そして、普段学校にいる時間帯はしっかり自習させましょう。学校の時間割に合わせて時間を区切って「自習」「休暇」を繰り返すのも質の高い勉強になりやすいです。
ちなみに塾の自習室を利用する場合は、「ちゃんと見守ってくれる講師がいるか」を事前に塾に相談しておくと良いと思います。
我が家の結論
我が家では娘とメリット、デメリットなども伝えて、どうするか?どうしたいか?を話し合いました。
結論、我が家では直前2週間程度は学校を休ませることにしました。
親子で意見が一致したのが「体調管理を優先したい」ってことでした。
季節の変わり目には、必ずと言っていいほど体調を崩し学校を休んでしまうタイプの子なので…
まとめ
今回は「入試直前期に小学校を休ませるかどうか」について調べたことや考えていることをご紹介しました。残り2ヵ月弱、悔いの残らないようにサポートしてあげたいと思います!
娘の受検を終えて、1年弱が経過した2022年12月に改めて受検直前の2021年12月に書いた記事を加筆修正しました。(そして息子の受験を56日後に控えた2023年12月に再追記しました)
改めて思うのは、うちの場合は直前期に学校を休ませて良かったということです。
当時は新型コロナウイルスへの感染リスクを下げたい思いが1番でした「新型コロナウイルスに感染して受検できないようなことがあったら悔いが残る」との思いでした。
しかし、今にして思うのは学校を休んだことで「規則正しい生活」ができたことが1番の効果でした。娘の場合は精神的にも肉体的にも安定しました。
今回ご紹介したことを参考にしていただき「お子さんが受検当日に全てを出せる」ことを最優先にして学校を休ませるのか?休ませないのか?決めて欲しいと思います。
ちなみに息子の2024年受検でも小学校は直前2週間は休ませようと考えています。
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