ほとんどの公立中高一貫校では、適性検査のスコアだけでなく報告書(調査書)のスコアをあらかじめ決まった比率で合算して合格者が決まります。
学期ごとに渡される「通知表(いわゆる「あゆみ」)」の良し悪しが、そのまま報告書として使用されるわけではありませんが、通知表の評価を上げることが報告書を良くする最良の対策となります。
通知表の評価基準が変わった…
2020年度から学習指導要領が変わり
- 知識・技能
- 思考・判断・表現
- 主体的に学習に取り組む態度
の3観点評価に改訂されました。
先日おこなわれた先生との面談で各教科で「◎」をもらうには、どうすれば良いのか聞いてきました。
息子の学校では、基本的には「よっぽど優れた成果や行動が見えない限り「◎」は付けられない」と担任の先生がおっしゃっていました。。。
知能・技能
小学校のカラーテストで点数が書かれているところを確認すると「知能・技能」という配点の枠があります。通知表の「知能・技能」は、テストごとの「知能・技能」部分の得点が大きく影響しているとのことでした。まずはカラーテストの「知能・技能」部分は、満点に近くないと一番上の評価である「◎」は付けられないとのことでした。
思考・判断・表現
小学校のカラーテストで「知能・技能」が基礎問題だとすると、「思考・判断・表現」はカラーテストの中の応用問題にあたります。テストの「思考・判断・表現」部分の得点の合算に、授業中の様子などを加味して評価されるそうです。例えば、授業中のディスカッションの参加姿勢や発言の内容、文章で考えを説明するような問題への取り組み、作文などの提出課題の内容などだそうです。
主体的に学習に取り組む態度
息子は、「授業中に挙手して発言したり積極的に授業に取り組む姿勢がある」と先生におっしゃっていただきました。ただ通知表の「主体的に学習に取り組む態度」は授業中に挙手して積極的に発言するだけでは、一番上の評価である「◎」は付けられないとのことでした。
では、どうすれば「主体的に学習に取り組む態度」で「◎」がもらえるのか、つっこんで質問してみたところ、「自学ノートというノートを提出してもらっていて、そこで自ら主体的に学習に取り組んでいるお子さんは評価しています」とのことでした。
公立中高一貫校受検での報告書(調査書)対策
公立中高一貫校受検を考えている息子には「出来るだけ通知表で「◎」をもらえるように頑張った方が良いよ」と伝えました。
通知表で評価される項目と、どうすれば評価されるのかを説明してあげて、あとは本人に任せていました。
- 知識・技能
- 思考・判断・表現
- 主体的に学習に取り組む態度
すると自学ノートを頑張っていました。
- アメリカと日本の移民に関する比較と意見
- なぜ雨は降るのか?
- 選挙制度について
などを自分で調べて書いていました。
先生からのコメントも沢山書いてありました。
公立中高一貫校受検での報告書(調査書)対策の基本
あとは
- 忘れ物をしない
- 提出物をしっかり期限内に提出する
- 宿題も必ずやっていく
- カラーテスト、小テストでしっかり得点する
などが基本対策です。
最後のカラーテスト、小テストは満点を目指したいところですが、必ずしも上手くいかないこともあります。ただ「忘れ物をしない」「提出物をしっかり期限内に提出する」「宿題も必ずやっていく」は意識して取り組めば必ず出来ます。
まとめ
息子が目標としている公立中高一貫校受検まで残すところ7か月ちょっとです。
報告書(調査書)対策は、この時期から取り組んでも厳しい部分もありますが報告書(調査書)が作成される12月ころまでは、報告書(調査書)を意識して「忘れ物をしない」「提出物をしっかり期限内に提出する」「宿題も必ずやっていく」など小学生として当たり前の生活を送らせたいものです。
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