「中高一貫校に入学すれば、手厚い教育を受けられるから塾は必要ない」という噂を耳にしたことはないでしょうか?
学校によっては「学校説明会」などで、「我が校は補習や講習が充実していて塾に通う必要がありません」「週に1回は卒業生が指導に来てくれます」とアピールされていた学校もありました。
実際に学校に自習室があって放課後使用できたり、わからないところは先生などがサポートしてくれる学校も多いようです。
娘が通っている学校も、自習室が完備され週に1回は補習授業などもやってくれているようですが、塾に通っているお子さんも一定数いるようです。
今回は、中高一貫校に通う中学生の学校外での学習についてご紹介します。
中高一貫校のどんな中学生が塾に通っている?
難関大学への進学を目指している
中高一貫生向けの塾でまず、頭に浮かんだのが鉄緑会です。
鉄緑会は、中高一貫校の生徒を対象とした、東京大学受験指導専門塾です。既存のマスプロ化した塾や予備校の画一的な指導方法に疑問を持った東大医学部、法学部の学生・卒業生によって、自ら開発、実践した学習法をもとに理想の教育機関を目指し、1983年に設立されました。
鉄緑会では原則として東大進学有名校に通う方のみを指定校生徒として受け入れており、開成・桜蔭・筑大駒場・麻布などの超難関中高一貫生しか入塾することすら許されません。
難関大学や医学部受験
東京大学受験指導専門塾の鉄緑会は、特別かもしれませんが国公立大学や医学部、早慶上智など難関大学目指しているお子さんも、入学直後から通塾する傾向があるようです。
中高一貫校のカリキュラムは、このような難関大学への合格を目指したカリキュラムになっているケースが高いため、学校にもよりますが学校の定期テストなどでコンスタントに良い成績が取れていれば難関大学を受験する力はついていると言えるでしょう。
もちろん、難関大学の中でも難易度が違いますから、より難易度の高い大学を目指す場合には早くから通塾して、専門的な指導を受けるのが望ましいと言えます。
成績が低迷している
中高一貫校は成績が2極化する傾向があります。
中高一貫生で、中学生のうちから通塾する、もう1つのケースは、思うような成績を取れていないケースです。
中高一貫校は同じ入学者選抜試験を通過している生徒なので入学時点では学力の差はそこまで大きくないと言えます(例外はありますが)
しかし中高一貫校の授業は進度も早く、授業のレベルも学力が比較的高い層に合わせておこなわれるケースも多く、特に数学や英語など「積み上げ式の教科」だと一度理解が出来なくなると、次の単元も理解がしずらくなり出来る生徒と、できない生徒の差が広がる傾向があります。
特に中高一貫校で多く採用されている「体系数学」などの検定外教科書は効率的に「積み上げる」ことを追求した教科書なので、理解が出来なくなると自力で取り戻す難易度が高いと言えます。
「難関大学や医学部受験」などを計画しているご家庭か、成績が低迷しているお子さんを除くと中高一貫校の中学生は塾などに通っていないお子さんも多いようです。(学校によって差はあると思いますが)
中高一貫校の中学生向けの塾とは
塾に通う中高一貫校の中学生は、通塾の目的がはっきりしている傾向があります。
目的に合った塾選びをすることが大切となります。
中高一貫校の中学生 失敗しない塾の選び方
検定外教科書などに対応しているか
中高一貫校では、数学の「体系数学:数研出版」や英語の「ニュートレジャー: Z会」「 プログレス:エデック」「バードランド:文英堂」などの検定外教科書を使用して授業が実施されるケースが多いです。
中学生向けの一般の塾では検定教科書を前提としてカリキュラムが組まれているケースも多くお子さんが通っている中高一貫校で採用している検定外教科書などに対応しているかが重要なチェックポイントです。
検定外教科書とは、文部科学大臣の検定(教科用図書検定)を経ずに民間が発行する教科書のことです。中高一貫校では、検定教科書のほかに、このような独自の検定外教科書を合わせて使うことが多く、中高一貫校の特長ともなっています。
子供の性格やご家庭の教育方針と合っているか
私は中学受験の段階で、近所にある塾には、ほとんど見学させてもらったり教室長の方とお話させてもらったりしました。合格実績や料金だけで決めずに教室に足を運んでご家庭の教育方針と合っているか確かめましょう。
また、うちでは体験授業なども必ず受けて比較検討して塾を決定しています。同じ塾ブランドでも教室によって雰囲気が全然違うことがあります。ちなみに次男が今通っている塾は家から一番近い教室ではなく、2つ隣の駅の教室です。
場所や料金
「検定外教科書などに対応している」「子供の性格やご家庭の教育方針と合っている」となったら、あとは場所や料金で比較しましょう。
最近ではオンラインで指導してくれる塾や家庭教師も増えました。中高一貫生は電車通学などで朝も早く、夜も遅い傾向があるのではないでしょうか?うちの娘は「学校帰りに塾に行くのは体力的に無理」とのことで、オンライン家庭教師に指導してもらっています。
ちなみに娘に指導していただいている先生たちと相談してオンラインスクールを開設しました。
難関大学への進学を目指している中高一貫校の中学生向けの塾
代表的な塾としては鉄緑会になるかと思います(東京大学受験指導専門塾ですが)が、早稲田アカデミーやZ会なども中高一貫生向けに難関大学進学コースを提供しています。
また個別指導塾でも東京個別指導学院/関西個別指導学院や
早稲田アカデミー
早稲田アカデミーでは中高一貫校の中1〜中3を対象として「大学受験コース」と高校生向けのコースを開設しています。大学受験コースでは英語と数学、国語の3教科学習に重点を置き、最難関大学合格に向けた基礎力を中学生のうちから築いていくのが特徴です。
最上位クラスでは中学3年生で高校の学習内容をすべて終わらせるなど、ハイレベル・ハイスピードなカリキュラムが設定。高速カリキュラムで早期に学習の全体像をつかみ、余裕を持ってその後の学習戦略が立てられるようになります。
Z会
Z会の教室では、中高一貫校生向けの通年講座が複数用意されています。
首都圏だと
- Z会東大進学教室メテウス(クラス授業/オンラインライブ授業/オンライン映像授業)
- Z会東大個別指導教室プレアデス(個別指導)
- Z会個別指導教室(個別指導)
関西だと
- Z会京大進学教室(クラス授業/オンラインライブ授業/オンライン映像授業/個別指導)
などの通年講座を設けており東京大学や京都大学といった、最難関大学に長年合格者を輩出しています。
スタディコーチ
受験の勝ち方を熟知した東大生・早慶生が個別徹底サポート
生徒1人1人の指導は、目標やタイプに応じて決定された難関大コーチが担当します。 東大生・早大生・慶大生のみを採用しており、難関大学に所属をする現役大学生が 完璧かつ的確な指導を行います。
コーチと担任の2人体制で指導
担当コーチに任せきりにならないよう、担任(本部スタッフ)も指導に携わります。 勉強面の指導に加えて指導校指導も抜かりなく実施を行いますので 安心してご指導をお任せいただけます。
目標達成のために個別のコースをご用意
スタディコーチは、一人一人にあった学習カリキュラムをご提供し 個別のコースで、合格に必要なステップアップを実現します。
いつでも、どこでも、個別指導が受けられる
塾でも行き届かない自宅学習に着目。オンライン個別指導の特性を生かし いつでも、どこでも同じ品質の個別指導が自宅で受けられる。 部活帰りでもOK!チャットで担当コーチへ学習の相談も行えます。
成績が低迷している中高一貫校の中学生向けの塾
中高一貫校専門 個別指導塾WAYS
中高一貫校専門 個別指導塾WAYSが主に対象としているのは、中だるみの中高一貫校生です。「中だるみ中高一貫校生の成績を伸ばす」ことに精通しており、講師も教材も中高一貫校生用に専門特化し、脱・中だるみを実現する独自の仕組みによる個別指導をしています。
WAYSの特徴の1つに圧倒的長時間の個別指導があります。平均的な個別指導の月謝と同料金で4倍以上の指導時間を確保することができ、授業内で解き直しまで完結するため、学力が定着し着実な成績アップを望めます。
通常コースとして「定期テスト対策コース」と「大学受験コース」を用意しており、一人ひとりの学年・目標にあったコースを選択できるため、定期テスト対策から、系列大学の内部進学、外部の難関大学受験まで幅広く対応可能です。
中高一貫校専門塾エスコット(Escot)
中高一貫校専門塾エスコット(Escot)は、定期試験対策から大学受験指導までを『教室』と『オンライン』のどちらでも完全1対1の個別指導」を受講することができます。『教室』は、四ツ谷駅から徒歩2分の四谷教室で受講できます。
個別指導塾WAM
個別指導塾WAMの特徴
1.完全オーダーメイドカリキュラム
データベース化された子供の学習履歴をAIを活用して詳細に把握、完全オーダーメイドカリキュラムを作成して、 日常学習のサポート〜超難関受験対策まで幅広く対応してくれます。
2.「成績保証」制度
WAMでは、生徒の努力が必ず結果に繋がってほしいという強い思いから、 「成績保証」制度を実施しています。
3.専用のオンライン授業システム
東大生など、有名大学の現役学生やプロ講師が授業を行います。 専用のオンライン授業システムで、生徒が問題を解く過程を 講師がしっかり見守りながら授業を進めていきます。 また、AIで出題を自動調整された演習が学習効率を最大化 さらに、対話形式の「質問を促す」双方向授業授業で堅実な学力アップを実現します!
コメント