せっかく中学受験を頑張って志望校だった中高一貫校に入学できたのに、定期テストで思うような点数がとれない…どうすれば良いの?
中高一貫校で落ちこぼれてしまう3つの理由
中高一貫校に入学した中学生が落ちこぼれてしまう主な理由には
- 授業内容が難しく進度が早い
- 十分な学習時間が取れない
- 勉強法が適切でない
ことなどが挙げられます。
授業内容が難しく進度が早い
中高一貫校は、中学受験で選抜された学力の高い生徒が集まるため、一般的な中学校と比べてハイレベルな授業が行われています。例えば、大学受験で必要とされる学力を先取りできる検定外教科書が採用されている学校も多く、教科書自体も大変高度な内容が含まれています。また、授業の進度も非常に早く、学習指導要領に準拠した一般の中学校に比べて基礎的な内容が簡略化されて一部省かれてしまうケースもあり、生徒たちは基礎的な内容を自己学習で補完しなければなりません。
十分な学習時間が取れない
中高一貫校の授業は進度も早く難易度も高いため、授業以外に自宅での予習・復習などが欠かせません。しかし、中学校に進学して電車通学などで通学にも時間がかかるケースが多く、また部活動や課外活動など、自主学習に十分な時間を確保することが難しい場合があります。
理解できない部分を放置してしまう
中高一貫校では数学では「体系数学」、英語では「New Treasure(ニュートレジャー)」など難易度の高い検定外教科書が採用されているケースが多いです。
これは中高6年間で一貫したカリキュラムを提供できる中高一貫校の利点を活かした授業を行うことが背景としてあります。
例えば「体系数学」は、数研出版が中高一貫校用に編集した教科書で、一般的な中学生や高校生が学習するカリキュラムとは違う順序で学習カリキュラムが組まれています。中1では代数で文字式(中1、2)、1次方程式(中1、2)、1次不等式(高1)、1次関数(中1、2)、幾何で平面図形(中1)、空間図形(中1)、図形と合同(中2)、三角形と四角形(中2、高1)などを学びます。
このように、理解の流れを重視して体系的に編集された優れた教科書だからこそ多くの中高一貫校で採用されているわけですが、体系的が故に一度理解できなくなると次の単元も理解できなくなり、落ちこぼれてしまうリスクがある教科書とも言えます。
ですから、予習・復習が重要ですし、理解できない部分は「理解できない部分」が小さいうちに解決しておくことが、とても重要です。
中高一貫生で落ちこぼれないためにやるべきこと
予習・復習
授業前に予習を行うことが大切です。中高一貫校では、授業の進度が早く、授業内で理解できなかった内容を自己学習で補完しなければなりません。そのため、授業前に教科書を読み、理解できない箇所や疑問点をメモしておくことで授業を上手に活用することが重要です。
時間がなくても、授業前に教科書に目を通し、理解できない箇所や疑問点を把握するだけで授業での理解度は格段に高まります。
そして、授業後に復習を行うことも大切です。授業で理解できた内容を確認し、理解できなかった内容について再度学習することで、基礎的な理解力を確実に身につけることが重要です。
授業中に理解出来ていたつもりの問題も類題に取り組んでみることで理解が浅いことに気づけます。
理解が出来ていない、理解が浅い分野は早めに対策を講じましょう。
授業の最大活用
中高一貫校で落ちこぼれないためには授業を最大限に活用できるようにすることが重要です。
先に書いた予習・復習も、授業を最大限に活用するための準備です。
授業中に理解できない箇所があった場合は、速やかに質問することが大切です。また、授業中に聞けなかった場合も授業後には質問をしに行くなど理解できていないことを残さないことが重要です。
先生への早めの相談
中高一貫校で落ちこぼれないためには、授業の理解が不十分なときに早めに先生へ相談することが大切です。相談する際には、自分がどのような箇所でつまずいているかを具体的に伝えることが重要です。
また、授業の理解が出来なかった部分の質問だけでなく学習スタイルなどもアドバイスを受けることも効果的です。中高一貫校の先生は、これまでも多くの生徒の学習スタイルを見てきているので、適切なアドバイスが期待できます。
落ちこぼれてしまった中高一貫生が遅れを取り戻すためにやるべきこと
プロに指導してもらう
中高一貫校で落ちこぼれてしまった場合は、ひとりで遅れを取り戻すのが難しいケースが多いです。
その場合は、塾や家庭教師などで、プロに指導してもらうことで、落ちこぼれた原因をあぶりだし、もっとも効率的に遅れを取り戻す方法を提示してくれます。
塾や家庭教師の選び方
塾の場合
- 中高一貫校のカリキュラムに対応した塾
が条件になると思います。
出来れば個別指導塾か家庭教師が
中高一貫校で落ちこぼれてしまった場合は、原因をあぶりだし、もっとも効率的に遅れを取り戻す方法を提示してもらうことが効果的です。
集団型の塾でも対応可能な塾もあると思いますが、1人1人を丁寧にサポートしてくれる個別指導塾か家庭教師が選択できるなら、その方が効果的です。
個別指導や家庭教師は、生徒1人1人の学習レベルやスタイルに合わせた指導を行うことができます。また、集団型の塾では時間配分や質問の受け答えなどで自分の疑問が解決できないということもあるかもしれません。しかし、個別指導や家庭教師はそのような心配もなく、授業中に分からなかった箇所を即座に質問できるため、効率的に学習を進めることができます。さらに、生徒1人1人に対して丁寧に対応するため、理解度の確認やアドバイスを細かく行うことができます。
ただし個別指導や家庭教師は費用が高くなる傾向があります。理解できない分野がたくさん出てしまう前に早めに対策を取ることで、個別指導や家庭教師にかかる時間やお金を節約することができます。つまり、授業で理解できなかったことがあれば、すぐに対策を講じることが大切です。そうすることで、徐々に分からない分野が減り、最終的には個別指導や家庭教師に頼らなくても学校の授業で理解を深めていけるようになります。
中高一貫校生向けオンラインスクール
はじめての定期テストで数学だけは学年平均を大きく下回ってしまいました。「なごみ先生」に何回か授業をしてもらいましたが、授業がわかりやすくて定期テストのクラス平均点が下がった中で、私は5点だけ点数が上がりました。もう少しで平均点を上回ります♪一緒に頑張りましょう!
まとめ
今回は、中高一貫校生が落ちこぼれる主な原因と落ちこぼれないためにやるべきことなどを解説させて頂きました。また中高一貫校生向けオンラインスクール(無料授業見学も可能)に関してもご紹介しました。
\まずは無料学習相談・無料体験指導がオススメ!/
コメント