話題の「国際バカロレア(IB)」を公立中高一貫校で~大阪市立水都国際中学校・高等学校~

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公立中高一貫校
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グローバル化がすすむ中で注目されている「国際バカロレア(IB)」今回は公立校でありながら話題の国際バカロレア(IB)教育が受けられる「大阪市立水都国際中学校・高等学校」をご紹介します。

この記事を書いた人

管理人の"アニーパパ"と申します。 神奈川県在住40代です。
◆2022年から長女が公立中高一貫校に通っています
◆私は東証プライム市場上場企業子会社で教育事業の責任者を2年経験
◆副業で月間6万PV程度の教育メディアを運営
◆中高一貫校生向けのオンラインスクールを運営

教育事業の責任者をしていた時に公立中高一貫校受検の専門家や国際バカロレア(IB)の専門家の方々に、取材や対談でお会いして公立中高一貫校や英語教育に興味を持ちました。
このブログでは子供たちの中学受験体験記的な内容から仕事も含めて情報収集して集めた受検・教育情報なども紹介しています。
また、娘が中高一貫校に通うことになり中高一貫校の多くで使用されている検定外教科書「体系数学」と「New Treasure(ニュートレジャー)」に苦戦しました。そこで多くの専門家の方々に相談してオンラインスクールを開校しました。このような経験から得られたことも発信しています。

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国際バカロレア(IB)とは?

国際バカロレア(IB)は国際バカロレア機構(本部ジュネーブ)が提供する国際的な教育プログラムで国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、大学進学へのルートを確保することを目的として設置されました。

国際バカロレア(IB)の使命

「国際バカロレア(IB)は、多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する、探究心、知識、思いやりに富んだ若者の育成を目的としています。
この目的のため、IBは、学校や政府、国際機関と協力しながら、チャレンジに満ちた国際教育プログラムと厳格な評価の仕組みの開発に取り組んでいます。
IBのプログラムは、世界各地で学ぶ児童生徒に、人がもつ違いを違いとして理解し、自分と異なる考えの人々にもそれぞれの正しさがあり得ると認めることのできる人として、積極的に、そして共感する心をもって生涯にわたって学び続けるよう働きかけています。」

国際バカロレア(IB)のプログラムに関して

グローバル化に対応できるスキルを身に付けた人材を育成するため、生徒の年齢に応じて、以下の教育プログラムを提供。平成30年4月1日現在、世界140以上の国・地域、5,119校において実施。

PYP (Primary Years Programme) 3-12歳 (国内:27校)

精神と身体の両方を発達させることを重視したプログラム。どのような言語でも提供可能。

MYP (Middle Years Programme) 11-16歳 (国内:16校)

青少年に、これまでの学習と社会のつながりを学ばせるプログラム。どのような言語でも提供可能。

DP (Diploma Programme) 16-19歳 (国内:38校)

所定のカリキュラムを2年間履修し、最終試験を経て所定の成績を収めると、国際的に認められる大学入学資格(国際バカロレア資格)が取得可能。原則として、英語、フランス語又はスペイン語で実施。

※「大阪市立水都国際中学校・高等学校」はDP(日本語DP)の認定を受けています。

日本語DP:DPの授業・試験は、原則として、英語、フランス語又はスペイン語で行う必要がありますが、文部科学省と国際バカロレア機構が協力して、DPの一部の科目を日本語でも実施可能とするプログラムです。

日本語DP対象科目等

日本語で実施可能又は実施可能予定の科目等は、以下のとおり。

  • 以下の科目:
    「言語と文学」(グループ1)のうち、「言語A:文学」「言語A:言語と文学」
    「個人と社会」(グループ3)のうち、「地理」「歴史」「経済」
    「理科」(グループ4)のうち、「生物」「化学」「物理」
    「数学」(グループ5)のうち、「数学:解析とアプローチ」「数学:応用と解釈」
    「芸術」(グループ6)のうち、「音楽」「美術」
    ※日本語DPでも、6科目中2科目(通常、グループ2(外国語)に加えて更に1科目)は、英語等で履修することが必要。
  • 「コア」(3必修要件)の全て:
    「課題論文」(EE)、「知の理論」(TOK)及び「創造性・活動・奉仕」(CAS)

文部科学省ホームページより

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大阪市立水都国際中学校・高等学校とは?

「大阪市立水都国際中学校・高等学校」は大阪府大阪市(大阪府大阪市住之江区南港中3丁目7−13)に大阪市が設置し、英語教育や青少年の育成事業に長い実績を持つ学校法人大阪YMCAが指定管理法人として運営している全国初の公設民営の中高一貫校です。

2019年4月に国家戦略特区の仕組みを活用して開校した「大阪市立水都国際中学校・高等学校」理念は「生徒の主体性、21世紀型スキルを身に着けること、市民としての行動意識、国際マインドの育成、日英バイリンガルスキルの育成」です。

勤務する教員の6割は日本人、4割は外国人教員だそうです。教員の多くはJICAを始めとする民間団体等や公立・私立の学校での勤務経験を積んでいるほか、博士号など高い学位を取得している教員が多いのも特徴のようです。
国際バカロレア(IB)の認定校でIB資格取得のプログラムは高校2年・3年次の計2年で実施され、現在は高校2年生の16名が履修しているようです。
「大阪市立水都国際中学校・高等学校」は、日本と世界の教育のベストプラクティスの融合を目指しています。ICT教育環境も整備しており、全生徒がノートパソコンやタブレット端末を利用して学習しています。
ちなみに現在、新校舎の建設が進んでおり新校舎は2022年8月に完成し、同年9月から使用開始の予定とのことです。

大阪市立水都国際中学校の費用に関して

水都国際中学校は授業料は無償です。授業料以外で制服代、教材費、PTA会費、研修旅行積立金などが必要です。学校の説明資料では初年度の必要経費(目安) 約17万円とのことです。

授業料:0円
制服代:45,600円
給食費:60,000円
学校徴収金* :60,000円
※研修旅行(国内)3日間程度

*研修旅行積立金、PTA会費、生徒会費、学年費、実習費、教材費、オンライン教材、メールシステム等

大阪市立水都国際中学校の特徴

  • 英語ネイティブ教員による実践的な英語教育(教員の4割が外国人教員)
  • 英語・数学・理科・グローバルスタディーズ(国際理解)の各教科において英語を用いた授業を実施
  • 自ら課題を発見し、解決することを目的とした課題探究型授業を多く実施
  • 高等学校の学習内容の先取り学習を実施
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水都国際中学校の偏差値・受検倍率は?

水都国際中学校の偏差値

水都国際中学校の偏差値は大手塾の偏差値リストには掲載がありませんでしたが、小規模サイトなどで58~64くらいで紹介されていました。

ただ公立中高一貫校の適性検査での検査方法などを考えると偏差値はあまり参考にならないかもしれません。

水都国際中学校の受検倍率は?

令和3年度(2021年度)入学者選抜では募集人員80人に対し、志願者数356人、志願倍率4.45倍だったようです。同じ大阪の公立中高一貫校である「市立咲くやこの花」が4.05倍、「府立富田林」が3.12倍と比べても人気があったようです。

水都国際中学校の評判は?

みんなの中学情報に記載されている評判を確認しましたが評価は1件しか掲載されていませんでした。ただ評価していた方の評価は高く「学習環境」「進学実績/学力レベル」「部活」「 いじめの少なさ」「校則」「制服」などが満点の5点で全般的に高い評価です。

水都国際中学校の進学実績

開校間もないため進学実績はありません。

水都国際中学校の入学者選抜に関して

応 募 資 格

① 小学校、特別支援学校の小学部又は義務教育学校の前期課程(以下「小学校」という。)を令和4年
3月に卒業又は修了(以下「卒業」という。)する見込みの者
② 文部科学大臣が小学校の課程と同等の課程を有するものとして認定した在外教育施設(以下「日本人学校」という。)の当該課程を令和4年3月に卒業する見込みの者
③ 外国に所在する学校(現地校)において、日本の6年間の義務教育相当の教育を受け、かつ平成21年4月2日から平成22年4月1日までの間に出生した者
④ 上記①から③のいずれにも該当しない者のうち、特別の事情があり、かつ平成21年4月2日から平成22年4月1日までの間に出生した者
のいずれかであって、次の1又は2に該当する者とする。

  1. 大阪府内(以下「府内」という。)の小学校卒業見込みの者であって、本人及び保護者(本人に対して親権を行う者であって、原則として父母、父母のいずれかがいない場合は父又は母、親権を行う者がいない場合は後見人。以下同じ。)の住所が府内にある者
    (注)住所とは、住民登録がされている居所をいう。以下同じ。
  2. 前項1以外の者のうち、「Ⅵ 入学志願者の審査等」の定めにより、「入学志願特別事情申告書(様式2)」〔15ページ〕又は大阪府教育委員会(以下「府教育委員会」という。)の承認書を提出する者
募集人員

80名

通学区域

通学区域は府内全域とし、保護者のもとから通学することとする。

入学者選抜

適性検査等
選抜のための適性検査等として、適性検査Ⅰ、適性検査Ⅱ及び作文(自己表現)を行い、その総合点(150点満点)により選抜を行う。

  1. 適性検査Ⅰ(国語・算数的問題)は、小学校で習得される基礎的・基本的な知識・技能、思考力・判断力・表現力等をみる。
  2. 適性検査Ⅱは、物事を多面的に深く思考し、論理的に表現する力等をみる。
  3. 作文(自己表現)は、300字程度とし、英語の学習に対する意欲や興味・関心等をみる。

詳細はコチラ

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オンラインスクールを開設準備

娘が2022年4月に公立中高一貫校に入学しました。

往復の電車通学で部活もはじまり、朝は早く帰りは遅い生活です。

塾などにも通いたくないと言うことで参考書などだけ買ってあげて本人に任せていました。

しかし「数学が授業に付いていけていないと思う」と夏休みに相談されました…。

塾の体験授業に行かせましたが中高一貫校の特殊なカリキュラムに近所の塾は対応していないとのこと…。

そこで、知り合いにオンライン家庭教師をお願いすることにしました。

週1回1時間の指導で定期テストは平均点前後ですが、授業でおこなわれる小テストでは8割くらい得点できて、授業が理解できるようになってきたとのこと!

そこで2024年に公立中高一貫校受検に挑戦予定の息子にもオンライン家庭教師をお願いすることにしました。

息子は塾にも通っていますが、オンライン家庭教師では”わからない問題”を個別に指導してもらえるので理解も深まり、塾でおこなわれる模試の得点も伸びてきました。

そんな中で、「公立中高一貫校受検対策」は1対1での指導よりも生徒同士の学びや刺激がある少人数(2人~5人程度)が指導効果が高いのではないかと講師の方々と相談してオンラインスクールをはじめてみました。

また中高一貫生向けの「数学」「英語」や小学生向けの「英検対策」も開講しました。

現在、モニター生を募集中(無料授業見学も可能)

現在、モニター生を募集していますのでご興味がある方は、是非お問合せ下さい。

モニター生として受講する前に体験授業を1回無料で受講していただくことも可能です。

無料体験授業も受付中です!※複数名コースのみ

公立中高一貫校受検を経験した先輩保護者として、また2024年受検を控える保護者仲間としてご相談お待ちしてます!

  • 公立中高一貫校受検コース(文系/理系):新小6コース/新小5コースの募集開始
  • 中高一貫生向けコース(数学/英語):中1生コース募集開始
  • 英検対策コース:小学生/中学生コース募集開始
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文系コース

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理系コース

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