英検準2級・2級は冬休みで合格できる!6週間の逆算スケジュール【中学生・高校生】

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中2の息子が「冬休みに勉強して、1月の英検で準2級を受けたい」と言い出しました。でも部活も学校の課題も多くて、普段はほとんど英検の勉強ができていません。高1の姉も「2級を取っておきたい」と言っています。冬休みだけで間に合うものでしょうか…?

アニーパパ

お子さんが自分から「受けたい」と言うのは、とても良いことですね。結論から言うと、1つ下の級(準2級なら3級、2級なら準2級)に合格していて、今の実力が合格ラインに近ければ、部活などで忙しい中学生・高校生でも、冬休みを中心にした6週間で十分合格を狙えます。合格ラインに近いかどうかは、2章の「30秒でできるチェック」で確かめられます。 ポイントは「冬休みだけ頑張る」のではなく、期末テストが終わった12月中旬から、試験日の1月24日までの6週間を逆算して使うことです。この記事では、わが家でも使っているAnkiとAIの活用法も含めて、具体的なスケジュールを紹介しますね。

この記事の結論(3つのポイント)
  1. 最初に過去問を1回解いて、「冬休みで間に合うか」を確かめる。間に合わない場合は、受験回を見直します。
  2. 6週間を「単語・型づくり」→「過去問演習」→「仕上げ」の3つの時期に分ける。年末年始も、単語の勉強だけは止めないようにします。
  3. 単語はAnkiで毎日、英作文はAIで添削する。英作文は配点が大きいのに、独学では一番伸ばしにくい技能だからです。

1. 中高一貫校に通う中学生・高校生は何級を受ける?学年別の目安

まずは、中高一貫校に通う子が、学年ごとにどの級を目指すことが多いかを見てみましょう。

学年よくある目標ひとこと
中1〜中23級に合格していれば準2級中学で習う文法が終わっていなくても、単語と型で狙える
中32級中学の文法がひととおり終わり、高校の内容に入るころ
高1準1級(2級をまだ持っていなければ、まず2級)2級を持っているかどうかで、冬休みにやることが変わる
高2準1級(準1級に合格している子は1級を目指す子も)大学受験の前に取っておくと、そのあとの計画が立てやすい

※あくまで目安です。学校の進み方や本人の英語力によって変わります。

この記事が役に立つのはこんな子

この記事では、準2級と2級の6週間スケジュールを紹介します。特に役に立つのは、次のような子です。

  • 中1〜中2で、3級に合格していて準2級を受ける子
  • 中3で、準2級に合格していて2級を受ける子
  • 高校生で、まだ2級を持っていない子

準1級は、必要な単語の数も長文の難しさも、2級より一段上がります。冬休みの6週間だけで仕上げるのではなく、もっと長い計画を立てるのがおすすめです。

高校生の場合は、英検の結果を出願や加点に使える大学もあります。使えるかどうかや必要な級は大学によって違うので、志望校の募集要項で確認してください。


2. 30秒でできるチェック|冬休みで合格を狙える?

受けたい級の過去問(一次試験)を1回分、時間を計って解いてみてください。英検の公式サイトから、直近3回分の過去問と音声を無料でダウンロードできます。

過去問の正答率(リーディング+リスニング)判断の目安おすすめ
7割以上合格の可能性が高いライティングと二次試験の対策を中心にする
5〜7割6週間で十分狙えるこの記事のスケジュールどおりに進める
5割未満6週間では厳しい1つ下の級にするか、次回(5月の一次試験)に回す
アニーパパ

この表は合格を保証するものではなく、英検1級保持で次男の指導をして頂いているオンライン家庭教師の講師に教えてもらった目安です。英検はCSEスコアという方式で採点されるので、正答率がそのまま合否に結びつくわけではありません。それでも「今どのあたりにいるか」が分かると、計画が立てやすくなります。

ライティングは自分で採点するのが難しい部分です。後で紹介するAI添削で、だいたいの目安をつかんでおきましょう。


3. 2026年度第3回英検の日程と申込締切

項目日程
個人申込の受付2026年10月30日(金)〜12月14日(月)
コンビニ・郵便局ATM(Pay-easy)支払の締切12月11日(金)
一次試験(本会場)2027年1月24日(日)
一次試験のウェブ合否発表2月15日(月)
二次試験(20歳以下はB日程)3月7日(日)

出典:英検公式 2026年度試験日程

アニーパパ

気をつけてほしいのは、コンビニ払いの締切がクレジットカード払いより3日早いことです。12月中旬は期末テストの返却や冬期講習の申込と重なります。期末テストの前、遅くとも11月中に申し込んでおくと安心です。

学校で団体受験する場合は、申込締切や試験日が個人申込と違うことがあります。必ず学校の案内を確認してください。


4. 準2級と2級の違い|何がどれくらい難しい?

項目準2級2級
レベルの目安高校中級程度高校卒業程度
必要な語彙の目安約3,600語約5,000語
一次試験の筆記の時間80分85分
ライティングEメール+意見論述要約+意見論述
一次試験の合格基準(CSEスコア)13221520
二次試験面接面接

※語彙数は一般的に言われている目安です。2024年度から、準2級にはEメール問題、2級には要約問題が加わりました。また2025年度からは、準2級と2級の間に「準2級プラス」という級ができています。

合否を分けるのはライティング

英検のCSEスコアは、リーディング・リスニング・ライティングの3つの技能が同じ重さで計算されます。ライティングは2題しかないのに、リーディングの全問題と同じだけ点数に影響するということです。

アニーパパ

だから短い期間で合格を狙うなら、ライティングを後回しにしないことが一番の近道です。ところが独学で英作文を書くと、「書いたけど合っているか分からない」で止まってしまいがちです。そこで役に立つのがAIの添削です。

2級の要約問題は、準1級にもつながる

2級で加わった要約問題は、準1級にも出題されます。高1・高2で準1級を目指す子にとって、2級の勉強は準1級の土台づくりにもなります。


5. 6週間の逆算スケジュール

試験日の1月24日(日)から6週間さかのぼると、スタートは12月13日(日)です。ちょうど期末テストが終わったころですね。

6週間の全体像

週期間時期目標1日の目安
準備10月下旬〜12月上旬期末テスト前申込、Ankiの準備Ankiを10分
第1週12/13〜12/19期末テスト後過去問で実力チェック、単語を始める1時間
第2週12/20〜12/26終業式前後ライティングの型を覚える1〜1.5時間
第3週12/27〜1/2冬休み・年末年始長文とAI添削。年末年始は単語だけ2〜3時間(元日前後は15分)
第4週1/3〜1/9冬休み後半過去問2回分、リスニングを強化2〜3時間
第5週1/10〜1/163学期スタート平日は単語とリスニング、週末は過去問1時間
第6週1/17〜1/23直前期新しいことはしない。見直しだけ1時間
試験1/24(日)一次試験——

各週でやること

準備期間(10月下旬〜12月上旬) 期末テストを優先する時期です。英検の勉強は、「申込をすませる」「Ankiをインストールしてデッキを作る」「1日10分、単語を眺める」くらいで十分です。

第1週(12/13〜12/19)|スタートの週 最初に過去問を1回分、時間を計って解き、2章の表で今の位置を確認します。間違えた問題に出てきた知らない単語は、そのままAnkiに入れます。

第2週(12/20〜12/26)|ライティングの型をつくる週 意見論述、Eメール(準2級)、要約(2級)、それぞれの「型」を覚えます(6章で説明します)。1日1題書いて、AIに添削してもらいましょう。

第3週(12/27〜1/2)|冬休みの本番 12月27日〜30日に、1日2〜3時間しっかり取り組みます。長文を1日1〜2題と、ライティングを1題です。大みそかから三が日はAnkiだけ(15分)にして、勉強を「ゼロ」にしないことを目標にします。

第4週(1/3〜1/9)|過去問演習の週 過去問を2回分、本番と同じ時間で解きます。解いたあとの見直しが一番大事です。リスニングは、間違えた問題のスクリプトを見ながら音声を聞き直します。

第5週(1/10〜1/16)|学校と両立する週 3学期が始まり、勉強時間は減ります。平日はAnki(15分)とリスニング(15分)、週末に過去問を1回分解きます。

第6週(1/17〜1/23)|仕上げの週 新しい問題集には手を出しません。Ankiで「もう一度」を押したカードと、AIに指摘されたミスの見直しだけをします。前日は早めに寝ましょう。

学年によってここが違う

中1〜中2中3高校生
時間の取り方部活が休みになる年末に集中年末に集中。中3は学校の課題が増えやすいので早めに確保冬期講習や学校の課題と重なりやすい。1日1時間の「英検枠」を先に確保
気をつけることEメール問題の書き方に慣れていない長文の話題(社会・科学)に慣れていない高2で共通テストの同日体験受験を受ける場合、第5〜6週と重なる
重点単語と型を優先単語と要約問題要約問題を多めに。合格後の準1級も見すえる

6. 技能別の勉強法

① 単語|Ankiで「見て分かる」状態にする

英検の単語は、定期テストとは目的が違います。定期テストでは「書ける」ことが必要ですが、英検の一次試験はマークシートです。まずは英語を見て、すぐ意味が分かる状態を目指します。

Ankiとは 覚えているかどうかを自分で4段階で評価すると、忘れかけたころに同じカードをもう一度出してくれる単語カードアプリです。PC版(Windows・Mac)とAndroid版(AnkiDroid)は無料です。iPhone・iPad版(AnkiMobile)は買い切りの有料アプリです。公式サイト:https://apps.ankiweb.net/

英検用の設定例

項目設定
デッキ名「英検準2級 冬休み」など
カードの向き表に英語、裏に日本語(定期テスト用とは逆)
1日の新しいカード20枚
1日の時間15〜20分

1日20枚を6週間続けると、約800語になります。全部を覚えるのは無理なので、入れる単語は次の2つに絞ります。

  • 市販の英検用単語帳で、覚えていなかった単語:「よく出る順」の前半を優先します。
  • 過去問で知らなかった単語:本番に出る形のまま覚えられます。
アニーパパ

Ankiは、私が運営しているオンライン塾の講師から教えてもらいました。「忘れたころに出してくれる」ので、自分で復習の日を決めなくていいのが一番のよさです。2026年からは中3の息子と高2の娘にも紹介しています。カードは子ども自身に作ってもらうのがおすすめです。作る作業そのものが1回目の暗記になるからです。

注意点:単語帳の内容を入れたデッキは、自分で使う範囲にとどめてください。ネットで共有したり、公開されている共有デッキを使ったりするのは、著作権の問題や内容の誤りがあるので避けましょう。

② 長文|先に設問を読む

過去問で、1日1〜2題を解きます。

  • 先に設問を読んで、「何を探して読むか」を決めてから本文を読みます。
  • 答えの根拠になる部分に線を引きます。
  • 知らなかった単語はAnkiに入れます。

③ ライティング|「型」を覚えて、AIで添削する

ライティングは、型を覚えるだけで書きやすさが大きく変わります。

問題級語数の目安型
意見論述準2級50〜60語意見 → 理由2つ → (まとめ)
意見論述2級80〜100語意見 → 理由①(+説明)→ 理由②(+説明)→ まとめ
Eメール準2級40〜50語あいさつ → 相手の質問に答える → 下線部について質問を2つする
要約2級45〜55語段落ごとの要点をまとめる → 自分の言葉で言い換える

※語数や指示は、受験する回の問題文で必ず確認してください。

英検のライティングは、内容・構成・語彙・文法の4つの観点で採点されます。独学だと、この4つを自分でチェックするのは難しいので、AIに見てもらいます。

AI添削のプロンプト例(ChatGPT・Geminiどちらでも使えます)

あなたは英検の英作文を指導する、やさしいコーチです。
私は中学2年生で、英検準2級を受験します。
(中3や高校生の場合は「中学3年生で、英検2級を受験します」のように書きかえる)

これから「問題文」と「私が書いた英作文」を送ります。
次のルールで添削してください。

  1. 最初から正しい英文を全部書き直さないでください。
  2. 英検の4つの観点(内容・構成・語彙・文法)ごとに、
    よい点を1つと、直すとよい点を1つ教えてください。
  3. 文法やスペルのミスは、多くても3つまで指摘してください。
    直し方は答えではなく、ヒントで教えてください。
  4. 語数が指定の範囲に入っているか、確認してください。
  5. 私が書き直したら、もう一度見てください。
  6. 最後に、次に気をつけることを日本語で1行にまとめてください。

【問題文】
(ここに問題文を貼る)

【私の英作文】
(ここに英作文を貼る)

使い方のコツ

  • 先に自分で、時間を計って書くこと。AIに書かせた英文を覚えても、本番では役に立ちません。
  • 最後に出てくる「1行メモ」は、ノートかAnkiに入れて、第6週に見直します。
  • 2級の要約問題では、「本文の文をそのまま使いすぎていないか」もAIに聞いてみましょう。
アニーパパ

AIでの英作文添削は、私自身がいろいろ試してきたやり方です。一番大事なのは「最初から正しい英文を全部書き直さないでください」の1行です。これがないと、AIはきれいな完成文を出してしまいます。子どもはそれを読んで「分かったつもり」で終わってしまうんです。

AIの採点は目安です。英検の正式な採点とは違うので、点数よりも「どこを直すか」に注目してください。

④ リスニング|聞き直しで伸ばす

  • 過去問の音声を使います(英検公式サイトからダウンロードできます)。
  • 間違えた問題は、スクリプトを見ながらもう一度聞きます。
  • 余裕があれば、音声に少し遅れて同じように声に出す「シャドーイング」をします。

⑤ 二次試験(面接)|一次試験の直後に始める

一次試験の合否発表(2月15日)から二次試験(3月7日)までは、約3週間しかありません。一次試験のあと、自己採点で手ごたえがあれば、すぐに面接対策を始めましょう。

ChatGPTやGeminiの音声モードを使うと、面接官役になってもらって練習することもできます。

英検準2級の面接官役をしてください。
質問は1つずつ英語でして、私が答えたら次の質問に進んでください。
最後に、よかった点と直すとよい点を日本語で3つずつ教えてください。

7. 保護者ができるサポート

保護者の一番の仕事は「申込と締切の管理」

中学生・高校生になると、勉強は本人に任せられても、申込や支払いは保護者の出番です。

  • 申込締切(コンビニ払いは12月11日)をカレンダーに書いておく。
  • 受験票が届いたら、会場と集合時間を一緒に確認する。
  • 学校の団体受験か、個人申込かを確認する。

勉強への関わり方は3ステップで

ステップ関わり方例
① 一緒にやる最初だけ一緒にAnkiのインストールとデッキづくり、AIのルール決め
② 見守る週1回声をかける「Anki、今日もやった?」
③ 任せる相談されたときだけ計画も見直しも本人に

中学生は①から始めて、少しずつ②へ。高校生は最初から②や③で大丈夫なことが多いです。

AIを使うときのルール

ルール理由
年齢制限を確認するChatGPTは13歳以上(18歳未満は保護者の許可が必要)。Geminiはファミリーリンクを使えば13歳未満でも使える(2026年10月時点)
名前や学校名を入れない個人情報を守るため
先に自分で書いてから使うAIに答えを書かせないため
気になる点は辞書や先生に確認するAIも間違えることがあるため

声かけのNG例とOK例

  • NG:「クラスの子はもう準1級なのに」「落ちたら受験料がもったいないよ」
  • OK:「Ankiの連続記録、続いてるね」「英作文、前より長く書けるようになったね」

8. 冬休みで間に合わないと分かったら

2章のチェックで5割未満だった場合や、途中で「厳しい」と感じた場合は、無理をしないことも大事です。

  • 1つ下の級か、準2級プラスを受ける:合格して自信をつけるほうが、次につながることもあります。
  • 次回(第1回:一次試験5月31日)に回す:冬休みは単語とライティングの土台づくりにあてます。
  • 英検S-CBTを考える:コンピューターで受ける方式で、本会場より受けられる日が多いです。日程は公式サイトで確認してください。

ライティングや面接を誰かに直接見てほしい場合は、オンライン家庭教師の活用も1つの方法です。体験授業は1つだけで決めず、いくつか比べてみてくださいね。


9. よくある質問

Q. 準2級と2級、どちらを受けるか迷っています。 A. 両方の過去問を解いてみて、2章の表で「5〜7割」に入るほうがおすすめです。どちらも5割以上なら、2級に挑戦してもいいと思います。

Q. 中1・中2で2級を受けても大丈夫ですか? A. 中高一貫校では中3で2級を目指す子が多いですが、準2級に合格していて、2級の過去問で5〜7割取れるなら挑戦してかまいません。2級の長文は社会的な話題が多く、要約問題もあるので、「型」を覚えてAIで添削する練習を多めにしましょう。

Q. 高1なのに、まだ2級を持っていません。遅いですか? A. 遅くありません。表の学年はあくまで目安です。冬休みの6週間で2級を取り、春から準1級の準備を始めれば、高2で準1級を目指す流れに十分乗れます。

Q. 2級に合格したら、準1級もすぐ受けられますか? A. 準1級は、単語の数も長文の難しさも一段上がります。冬休みだけで仕上げるのではなく、数か月かけて準備するのがおすすめです。2級で練習した要約問題とAnkiの習慣は、そのまま準1級でも役に立ちます。

Q. 単語帳は何冊必要ですか? A. 1冊で十分です。短い期間なら、単語帳1冊とAnkiと過去問をくり返すほうが効果があります。

Q. 学校の課題と両立できますか? A. 冬休みの前半に課題を進め、英検は「1日1〜2時間の枠」で取り組むのがおすすめです。年末年始はAnkiだけでかまいません。

Q. AIの添削は信用していいですか? A. ミスを見つけたり、構成を確認したりする道具としては便利です。ただし採点は目安で、間違えることもあります。気になる点は辞書や学校の先生に確認してください。


まとめ

  • 中高一貫校では「中1〜中2で準2級、中3で2級、高校で準1級」を目指す子が多い。ただし学年よりも「今の実力」で級を決める。
  • 最初に過去問を1回解いて、冬休みで間に合うかを確かめる。
  • 期末テスト後の12月13日から1月24日までの6週間を逆算して使う。
  • 申込締切は12月14日(コンビニ・Pay-easy払いは12月11日)。保護者が管理する。
  • 単語はAnkiで毎日。年末年始も15分は続ける。
  • ライティングは型を覚えて、AIにヒント形式で添削してもらう。
  • 二次試験の対策は、一次試験の直後から始める。

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