とうとう適性検査本番まで数週間…緊張感に耐えられない…
6年生の保護者の方々は、そんな心境ではないでしょうか?
うちの娘も直前期にストレスMAX状態になって「受験が終わったらダラダラしたい…学校も1時間目に間に合うように行く(つまり遅刻…)」と吠えていました…💦
今週は埼玉県、そして3週間先には東京都や神奈川県などの公立中高一貫校で適性検査本番ですから、多くのご家庭でストレスMAXのお子さんたちにベストな状態で受検をむかえてもらうサポートをされているのではないでしょうか?
うちの弟くんは、5年生と言うことで、のんびりしていますが娘が「来年は、こんなゆっくりとした年末年始ではないから覚悟しておいた方が良いよ」と脅しています…💦
今回は、受検直前期と言うことで、昨年の体験をもとに「受検直前の時期に保護者が気を付けるべきこと」をご紹介します。
受検直前の時期に保護者が気を付けるべきこと
公立中高一貫校受検では、受検直前になると疲労感と焦り、緊張感と不安感で子供も親も肉体的にも精神的にも追い込まれてきます。
些細なことでイライラしたり、不安になったりと心が乱れやすくなってしまいます。
親子で心を乱していては受検本番に悪い影響が出てしまうことは、想像に難しくないと思います。
1.体調管理
子供も直前期は焦って深夜まで長時間の勉強になりがちです。その場合は保護者主導で規則正しい生活リズムをつくってあげる必要があります。
夜型の生活が定着してしまうと、睡眠不足から勉強の効率が逆に落ちてしまいます。また早寝早起きで規則正しい生活リズムをつくることは適性検査当日に実力を発揮することにもつながります。
あとは栄養バランスのとれた食事で健康を維持できるようサポートすることも大切です。
あとは、体調管理を最優先にして適性検査の2週間前から小学校をお休みしました。
2.子供のモチベーションを高めることを意識する
直前期は子供も不安でしょうがないと思います。
そんな時期に「出来ていないことを指摘したり」「勉強しなくて良いの?と急かしたり」しても逆効果です。子供のテンションを高めることを意識して「やるべきことをやっていたら褒めたり」、難しい問題が解けたら「天才!!」とおだてたりしました。
受検直前期こそ明るさを失わないことが大切です。
頑張りが認められると、子供は「保護者が自分の頑張りを見てくれている」と感じられ、安心感につながるのだと思います。その結果、「もっと頑張ろう」と子供の意欲を高めることができたと思います。
直前期は子供の出来ないところに目が行きがちです。
なんとか合格して欲しいと、あれこれ言っても本人の意欲を下げてしまったら元も子もありません。私は「褒める:指摘する=8:2」くらいのつもりで接しました。
家族旅行の検討
うちでは直前期に家族旅行の検討をしていました。
「受検が終わったらスキー/スノーボードに行こう」と受検の後の楽しみを用意することで親子ともども楽しい気持ちになることが出来ました。
3.併願校の受験も含めて準備をする
受検当日のスケジュールをシュミレーションをしておく
電車に乗り遅れたり、受験票を忘れたりして遅刻しそうとか、勉強と関係のないところで無駄なストレスを抱えることになってしまわないよう、事前の準備は重要です。
娘の私立併願校受験では、受験票を忘れて保護者控室で呼び出されている方を見かけました…お子さんは平常心で試験に臨めなかったのではないかと可哀そうに感じました。また同じ私立併願校を別日程で3回受験させてもらったのですが、3回目に「行き方を憶えたから1人で行く」と言うので1人で行かせたら一緒に何回か行ったルートが変電機器故障かなにかで電車が止まってしまい、別ルートで向かわせたところ、各駅停車しか停まらない最寄り駅にもかかわらず、急行に乗ってしまい試験開始時間に間に合いませんでした…(併願校でも第2志望だったので大きな問題ではありませんでしたが)
受検当日のスケジュールを整理して、トラブルが発生した場合の対処法も検討しておきます。
また当日持参する物も整理してみて、実際に当日持っていくカバンに入れてみました。
本番のスケジュールや持参物などをシュミレーションしてみることで、準備の抜け漏れをチェックすることができます。
「受検当日に必要な持ち物と前日までに準備すること」を下記の記事で紹介ていますので、詳しくはこちらを参考にしてみてください。
併願校の受験準備
うちでは私立併願校の選定は秋から冬休みくらいまでに学校説明会に参加したりしながらおこないました。ただ出願したのは2月3日まで残り11日の1月22日でした。
2月1日に2校、2月2日に1校、2月4日に1校に出願しました。
受検直前期の心持ち
子供の頑張りを認め温かく見守る
公立中高一貫校の過去問を一緒にやっていると、本当に難しい問題を限られた時間で解こうと必死になっている姿に感動したのを覚えています。
お子さんの頑張りを素直に認め、温かく見守ることが大切です。
子供を信じる
自分の子供を信じましょう!
「本当に頑張ったね!」「受検勉強でこんなことが出来るようになったね」と子供が自己肯定感や自信を持てるような声掛けをしましょう。
直前期に保護者がやってはいけない行動
やる気を失わせる接し方
これは直前期に限らず控えた方が良いと思いますが
- ママ友のお子さんと比べる
- 自分と比べる(特に保護者が中学受験を経験している場合など)
- 過剰な期待を伝える
- 感情的に怒る・叱る
- 人格を否定する
ような接し方をすると「やる気」を失うだけで良いことはありません。
プレッシャーをかける
受検直前になると受検生である子供は、保護者とは違う種類の緊張感にさらされています。多くのお子さんにとって経験したことのないレベルの緊張感だと思います。
そんな経験したことのないレベルの緊張感と戦っているお子さんにプレッシャーをかけるような言葉は慎みましょう。
励ますつもりで「絶対に合格できる!」とか「〇〇ならできる問題だよ!」といった声掛けは控えましょう。
うちでは小学校を休んだ直前2週間は、過去問漬けの合間に散歩に誘ったり、おやつを買ってきて一緒にティータイムを楽しんだりしました。
散歩やティータイムでは勉強の話はせずに緊張をほぐすことを意識しました。
苦手分野の過去問を解かせる
直前期の勉強は、得点を得やすい得意分野を伸ばす発想が大切です。
苦手分野の克服は冬休みくらいまでにしましょう。
直前期に自信まで失わせるような声かけや勉強法はNGです。
うちは直前期は作文対策に最も時間を使いました。
逆に理系問題には苦手な分野もありましたが直前期は間違えた問題も解説をよく程度にして深追いはさせないようにしました。
まとめ
今回は、受検直前期と言うことで、昨年の体験をもとに「受検直前の時期に保護者が気を付けるべきこと」をご紹介しました。
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