中学受験漫画「二月の勝者 ―絶対合格の教室―(1巻)」を読んだ感想と気になったシーン

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二月の勝者 -絶対合格の教室-
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中学受験漫画「二月の勝者 ―絶対合格の教室―(1巻)」を読んだ感想

会社の同僚(お子さんが中学受験に挑戦中のママ)から紹介されて読み始めた「二月の勝者 ―絶対合格の教室―」刺激的な内容もありますが、しっかり取材されていると思われる中学受験のデータや心理描写などは、これから中学受験に挑戦する保護者には参考になると思います。

今回は「二月の勝者 ―絶対合格の教室―1巻」を読んだ感想などを紹介したいと思います。

「二月の勝者 ―絶対合格の教室―」の物語は新人塾講師「佐倉麻衣」が中学受験を明日に控えた1月31日からスタートします。

最初の場面で5角形(合格けい?)の「合格えんぴつ」「合格消しゴム」をお守りとして生徒たちに配るのですが

新人の佐倉は

「ダジャレ…効くのかな?こんんなの」

って思ってます。

横で男子生徒は

「すげえ!金色」「かっけえ」「超合格しそう~!!」

って盛り上がっていて

その横で女子生徒が

「男子ってガキだね、そーいうのに乗せられて」

みたいな細かい描写がリアルで面白いですね。

あと中学受験で参考になるデータとかも紹介されています。

例えば「中学受験生のうち第一志望校に受からないのは何割でしょう?」なんて講師同士の会話が出てくるんですが…

「第一志望校に受からない割合って何割くらいだと思いますか?」

ゆりパパ
ゆりパパ

ネタばれになってしまうので、このブログでは書きませんが、私が思っていたよりもかなり高かったです…

みたいな受験情報が、ところどころに出てきます。

 

他にも1巻で出てきた情報としては

  • 全国の小学校6年生が110万人
  • そのうち東京都だけで10万人
  • 都内で中学受験する児童が2万5千人

つまり東京の場合は4人に1人が中学受験をするみたいな情報が載ってます。

で御三家、同等クラス、準御三家クラス、トップ大学付属校が何校あって合格者数が何人いて、その内の何割がフェニックス小学部(漫画の中に出てくる最難関校受験で圧倒的成果を出している塾=SAPIXがモデルであると思われます)みなたな情報が載ってます(詳しくは「二月の勝者 ―絶対合格の教室―1巻」)

中学受験の厳しさも知れる

主人公の佐倉が勤務する「桜花ゼミナール吉祥寺校」の成績TOPの生徒が麻布中学(この漫画では実在する学校名をそのまま使っていたり「OK普通部」みたいに実在しない(でも慶應義塾中等部のこと)学校名になってたりする)を受験するのですが「緊張しすぎて行きの電車で吐いてしまい体調が戻らなくて保健室受験になった」みたいなシーンも出てきます(実際にあるんでしょうね)

あと受験当日の学校前の応援シーン、ここも生徒の鬼気迫る表情が臨場感あります。

二月の勝者 ―絶対合格の教室―(1巻)の目次

二月の勝者 ―絶対合格の教室―1巻」に掲載されているのは下記の7話です。

  1. 二月の挑戦
  2. 二月の初陣
  3. 二月の決断
  4. 二月の事情
  5. 三月の共感者
  6. 三月の撤退
  7. 三月の進退

サッカーを続けるか?中学受験をするか?

第3講(第3話)「二月の決断」で小学校低学年からサッカーをやっていて小6の模試で結果が出ずに中学受験を撤退してサッカーを継続させるって話が出てきます。しかし主人公の上司で桜花ゼミナール吉祥寺校 校長「黒木蔵人」が話したのが

  • 全国のサッカー競技人口
  • 高校生、大学生、Jユース所属の最終学年の人口
  • 日本で毎年プロサッカー選手になれる人口

  • 首都圏の中学受験者数
  • 東京男女御三家中学の募集定員
  • 憧れの難関校の募集定員

を比較するのですが

ゆりパパ
ゆりパパ

ネタばれになるので詳細は書きませんが…

中学受験での努力が得られるリターンの大きさを感じられます。こんな塾長に口説かれたら確実に入塾ですね😅

勉強が苦手、モチベーションがない生徒も中学受験すべき?

あと第5講、第6講(第5話、第6話)で主人公の「佐倉」が落ちこぼれの生徒(加藤君)を一生懸命にサポートします。でも結果は良い方向にいきません。

ゆりパパ
ゆりパパ

ここでもネタバレを避けるために詳細は書きません…w

でも佐倉の観察力と黒木の経験からのフォローで受験を辞めようとしていた加藤君とお母さんがモチベーションを高めて中学受験に向き合うようになります。

刺激的なセリフ

「二月の勝者 ―絶対合格の教室―」には保護者としては刺激的な言葉が随所に見られます。刺激的なセリフをいくつか紹介します。

父親の「経済力」そして母親の「狂気」

1巻の最初に出てくる刺激的セリフ、難関校に合格した生徒に合格できた要因を語る

塾業界の裏用語「お客さん」

とりあえず通って、授業料さえ落としてくれればいい生徒

150万円 6年生の生徒が一年間に塾に落とす金額です

受験当日に雪の中、学校前で応援のために立っていたのは仕事だから

受験塾は「子供の将来」を売る場所

二月の勝者 -絶対合格の教室-とは?

「二月の勝者 -絶対合格の教室-」は作者が高瀬志帆さんで『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)に2018年1号から連載されています。2020年11月現在9巻まで発刊されています。

2020年7月から柳楽優弥さん主演でテレビドラマ化される予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で放送開始時期が変更になることが発表されています。

【内容情報】(出版社(小学館)より)
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【編集担当からのおすすめ情報】
2020年の大学受験改革(センター試験廃止・大学入試共通テスト新設)。
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いまや首都圏では4人に1人が中学受験に参加する現在において、中学受験とはどんな仕組みなのか、そして勝利を勝ち取る戦略とは?
中学受験塾を舞台に、講師と生徒、保護者の、合格を勝ち取る闘いを強烈なキャラクターと圧倒的なリアリティで描く、時代の要請に応える作品です。

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