中学受験漫画「二月の勝者 ―絶対合格の教室―(2巻)」を読んだ感想と気になったシーン

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二月の勝者 -絶対合格の教室-

中学受験漫画「二月の勝者 ―絶対合格の教室―(2巻)」を読んだ感想

会社の同僚(お子さんが中学受験に挑戦中のママ)から紹介されて読み始めた「二月の勝者 ―絶対合格の教室―」刺激的な内容もありますが、しっかり取材されていると思われる中学受験のデータや心理描写などは、これから中学受験に挑戦する保護者には参考になると思います。

今回は「二月の勝者 ―絶対合格の教室―2巻」を読んだ感想などを紹介したいと思います。

二月の勝者 -絶対合格の教室-とは?

「二月の勝者 -絶対合格の教室-」は作者が高瀬志帆さんで『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)に2018年1号から連載されています。2020年11月現在9巻まで発刊されています。

2020年7月から柳楽優弥さん主演でテレビドラマ化される予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で放送開始時期が変更になることが発表されています。

【内容情報】(出版社(小学館)より)
中学受験界に現れた最強最悪の絶対合格講師

2020年の大学受験改革を目前に、激変する中学受験界に現れたのは生徒を第一志望校に絶対合格させる最強最悪の塾講師・黒木蔵人!
受験の神様か、拝金の悪魔か? 早期受験が一般化する昨今、もっとも熱い中学受験の隠された裏側、合格への戦略を圧倒的なリアリティーでえぐりだす衝撃の問題作!

【編集担当からのおすすめ情報】
2020年の大学受験改革(センター試験廃止・大学入試共通テスト新設)。
高校からは受験できない中高一貫校の増加など、これまでの常識が通用しなくなっている激動の受験界。
いまや首都圏では4人に1人が中学受験に参加する現在において、中学受験とはどんな仕組みなのか、そして勝利を勝ち取る戦略とは?
中学受験塾を舞台に、講師と生徒、保護者の、合格を勝ち取る闘いを強烈なキャラクターと圧倒的なリアリティで描く、時代の要請に応える作品です。

二月の勝者 ―絶対合格の教室―(2巻)の目次

二月の勝者 ―絶対合格の教室―2巻」に掲載されているのは下記の10話です。

  1. 三月の転機
  2. 三月の集合
  3. 三月のリセット
  4. 三月のリスタート
  5. 三月の邂逅
  6. 三月の相違
  7. 三月の不協和音
  8. 三月の不一致
  9. 三月の慟哭
  10. 三月の変化

塾の合格実績のからくり

2巻の冒頭で塾のチラシに掲載されている合格実績の”からくり”が紹介されています。

小学6年生の登場人物「前田 歌恋(かれん)」ちゃんのお母さんがチラシを見て

名門校に何人も受かって実績申し分ないわね

「歌恋(かれん)」ちゃんが

実績は嘘じゃないけど「ここ」も「ここ」も「ここ」も「ここ」も1人の実績だよ!ついでに言うと、この辺の合格者はテストを受けただけの外部性だよ

えっそうなの?

ママ情弱…

情弱言うな!

と言う会話が出てきます。小6の子供が塾のチラシに隠れた秘密を知っているかはわかりませんが塾の合格実績に関する法的な規制はないようで1人の生徒の合格実績を複数カウントしたり、模試だけ受けた生徒の合格実績もカウントしているケースもあるようです。

下記の記事は「塾選び」についてですが、そこでも少し書いてます。

中学受験をする意味

二月の勝者 ―絶対合格の教室―2巻」の冒頭で小6受験コース保護者会の様子が描かれています。

ここで桜花ゼミナール吉祥寺校 校長の黒木蔵人が最初に語りだしたのが「大学受験改革」についてです。

保護者の反応は

なんですが黒木蔵人は「はあ?なんで大学受験!?」とお思いになったでしょうがと語り続けます。

「今、中学受験をしなくても大学受験で頑張ればいい」と受験を迷っている保護者もいる前提で黒木蔵人が中学受験をするべき理由に挙げたのが2020年大学入試改革です。

詳細はネタバレになってしまうので書きませんが読んでいて納得の内容です。

やっぱり中学受験させたいなって思います(流石は黒木蔵人)

詳細が気になる人は「二月の勝者 ―絶対合格の教室―2巻」読んでみて下さい。

6年生の転塾(6年生だけじゃないけど)

2巻では桜花ゼミナール吉祥寺校で成績優秀な女の子「前田 花恋」ちゃんが転塾を検討します。小6の3月(塾の暦なので小学校では小5の3月)は転塾する最後のチャンスで多くの家庭で検討されるようです。

「前田 花恋」ちゃんは優秀なのでフェニックス(SAPIXがモデルと思われる)と言う最難関中学受験対策塾への転塾を検討するのですが(結果はネタバレになるので書きませんが)向き不向きがあるんだなと勉強になります。

そして「前田 花恋」ちゃんが追い込まれるシーンも描かれるんですが中学受験って過酷だなって改めて思います(まだ5年生の3月のシーンですからね😅)

詳細が気になる人は「二月の勝者 ―絶対合格の教室―2巻」を読んでみて下さい。

父親が受験に無関心…ママはどうする?

あと2巻では「武田勇人」くんの家庭のことが描かれています。

ゆりパパ
ゆりパパ

ネタばれになるので詳細は書きませんが…

春期講習を受けさせるか?受けさせないか?って話なんですが(ちなみに受験学年の費用に関しても描かれていますが年間126万9千円(模試代、テキスト代含まず)かかるそうです。しっかり取材をして描かれているのでリアルですね。。。そしてお金かかりますね…)

武田家は母親が受験に比較的前向き、父親はかなり無関心で母親が相談しても、どのシーンでも携帯ゲームをたっています。

塾の費用のことなどで夫婦で口論になっているのを「武田勇人」くんも見ています。ちなみに「武田勇人」くんも携帯ゲーム好きな少し落ちこぼれ的な生徒として描かれています。

本当にどこにでもありそうなリアルな家族設定も二月の勝者の魅力ですね。

武田君が春期講習を受けるのか?はたまた中学受験を辞めてしまうのか?は二月の勝者を読んでお楽しみ頂ければと思いますが携帯の課金ゲームを楽しむ父親に母親が言い放った

「子どもに「課金」してクソ強いキャラに育てようと…(続きは「二月の勝者 ―絶対合格の教室―2巻でお楽しみ下さいw)」と言うセリフは衝撃的でした。

刺激的なセリフ

「二月の勝者 ―絶対合格の教室―」には保護者としては刺激的な言葉が随所に見られます。刺激的なセリフをいくつか紹介します。

お金をかけた者が圧倒的有利

新人講師の佐倉が教育論を桜花ゼミナール吉祥寺校 校長の黒木蔵人にぶつけますが黒木は受験塾はサービス業だと切り捨てます。

当塾は災害時の避難経路までも、成績の良い順に優遇してございます。

「前田 歌恋」ちゃんが転塾しようとしたフェニックスの講師が言い放った一言。実際の塾でも、そんな風に考えているのかと思うとゾッとしますね。。。

「入れそうな学校」ではなく「行きたい学校」を受けましょう!

桜花ゼミナール吉祥寺校 校長の黒木蔵人が講師たちに営業トークとして伝授したトーク…怖すぎます😅

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