今回は公立中高一貫校受検に役立つ参考書・問題集やアイテムを紹介します。
長男と長女の公立中高一貫校受検を通じて「コレは役に立った!」
というおすすめアイテムとなります。
おすすめの参考書・問題集
うちは6年生の秋から開始!過去問演習は合格するためのマスト条件
私は中学受験の経験はありませんが高校受験や大学受験の経験から過去問演習は最も効率的に受験対策をするのに欠かせない対策だと思っていました。
実際、公立中高一貫校受検でも過去問演習はとても重要で効果が高いです。
ただし公立中高一貫校受検も含めた中学受験では過去問を開始する時期には注意した方が良いようです。これは中学受験マンガの「2月の勝者」でも語られています。
難関中学を目指すお子さんでも小6の夏くらいまでは過去問をやっても難しすぎて自信を無くしてしまうことが多いようです。塾の先生にも「私たちが、やってくださいと言うまではやらせないでください」と、しつこいくらい言われました。
公立中高一貫校適性検査問題集 全国版(通称:銀本)と合わせて秋からは志望校の過去問も絶対に必要だと思います。銀本は全国の公立中高一貫校の問題が掲載されていますが1年分しか掲載されていません。志望校の過去問が5年分~10年分(開校間もない学校は開催分のみ)掲載されています。
6年生の夏までは適性検査の問題に慣れる、秋以降は弱点対策に!
作文対策
適性検査対策として、作文問題で出題されやすいトピックに注目して良問が厳選されています。
たくさん書いて問題に慣れておきたい受検生にお薦めです。
すべての作文問題には正答例があり、文章を読み取る際の注目点、作文を書く際の注意点も掲載されています。
もっと基礎から、しっかりやっておきたい場合は「公立中高一貫校 適性検査対策問題集 作文問題 書きかた編」がお薦めです。作文問題が苦手なお子さんが、適性検査の作文が書けるようになるために必要な力をじっくりしっかり身につけられる構成になっています。保護者への「サポートのポイント」つきなのもお薦めです。
作文では小4くらいから「作文力で合格! 公立中高一貫校 適性検査対策問題集」で作文を書くようにしていました。合格者の模範解答もあって参考になります。
資料問題
作文以外に公立中高一貫校適性検査必須の出題形式「資料を使って解く問題」で実際の出題から良問が掲載されています。例題で考え方・解法を身につけ、豊富な練習問題で実戦力を養えます。
グラフ問題
こちらも公立中高一貫校適性検査必須の「グラフ問題」対策に特化した問題集です。入門編→中級編→上級編の3段階になっており基礎から難関校レベルの対策まで活用できます。
グラフ問題では他にも「でる順グラフ問題 公立中高一貫校対策」もお薦めです。
理科分野
公立中高一貫校 適性検査の理科分野(生活と科学)の問題集です。生物・電気・地球と宇宙・実験などの基礎チェックから適性検査の対策まで掲載されています。解き方と答えだけでなく、着目点やヒント、問題内容に関する用語解説も豊富に掲載されています。
数と図形
全国の中高一貫校の適性検査の問題から、「数と図形」分野の問題を厳選し、10パターンに分類してあります。例題で考え方・解法を身につけ、豊富な練習問題で実戦力を養う構成となっています。
総合対策
都立中高一貫校の合格対策専門の早稲田進学会と朝日小学生新聞が協力して作成した問題集です。
短期間でマスターできるように、「算数的分野」「理科的分野」「社会的分野」「作文力」の
すべてをバランスよく編集してあります。
適性検査で求められる「考えて考えて考えぬく力」が身につく、受検生必須の問題集です。
こちらは、都立中高一貫校で合格実績No.1のenaが監修している問題集です。出題パターン別に分類されており、解き方ワークで考え方・解き方を身につけ、実力チェックで徹底攻略していく構成です。練習模試も掲載されています。
隙間時間用
首都圏の公立中高一貫校・適性検査を分析して、国語・算数・理科・社会の4科目に分類し、頻出度の高い問題を「でる順」に掲載しています。
1つの単元は「例題」⇒「練習問題」と2ステップで構成されているので、無理なく着実に力をつけることができます。
冬休みになると「銀本」や「志望校の過去問」で過去問に取り組みますが1回45分や90分と時間がかかることもあり、隙間時間に1問サクッと解くために購入しました。
私立受験の併願者に負けない国語力
公立中高一貫校受検と言っても私立受験で小2、小3から受験勉強を続けている私立受験生も併願受検してきます。「読みテク」は東京の「御三家」や早慶などの第一志望校の合格率は毎年95%以上という、知る人ぞ知るカリスマ家庭教師早瀬律子さんの人気参考書です。
公立中高一貫校適性検査対策シリーズ4冊セット
公立中高一貫校受検の参考書として有名な●●で合格!シリーズで「算数的分野」「理科的分野」「社会的分野」「作文力」の4冊セットです。
1冊づつも購入可能です。
朝苦手克服×習慣づけ×基礎力向上!朝5分ドリルシリーズ
うちの娘は朝が弱い…でも受検本番は8時30分が集合時間で9時から適性検査がはじまってしまいます。
朝が弱いとか言ってられないので本番で力を発揮できるように朝ドリル習慣をはじめました。
目的は朝が苦手なことの克服でしたが、その点はあまり変わりません。。。。
しかし朝起きてドリルに5分程度向き合うようになったので本番で力を発揮できる準備は進んでいると感じます。またドリルは勉強習慣の定着にもなっていると思いますし、基礎的な問題が多いですが過去問などをやらせていて感じるのは、意外に基礎力が原因でケアレスミスをして減点になっているということです。
『小5国語 文章読解 (早ね早おき朝5分ドリル)』をご紹介しましたが、「計算」「漢字」「慣用句」「文章題」から「理科」「社会」までいろいろな種類のドリルがあります。また学年ごとにドリルがあるので、お子さんにあったドリルを探してみてください。
公立中高一貫校受検に役立つ親向けの本
中学受験/受検の専門家の本
都立中高一貫校で圧倒的な合格率を誇る ena では何を教えているのか?教育ジャーナリスト「おおた としまさ」さんが切り込みます。ただし本書は単なる公立中高一貫校攻略本ではない。公立中高一貫校の出現が、私立中学受験や高校受験、さらには大学入試改革に与える影響までをも考察されています。
公立中高一貫校受検のための本ではありませんが、中学受験専門塾伸学会代表「菊池洋匡」さんが勉強を楽しんで取り組む“技術”「ARCS」モデルを紹介しています。ARCSモデルは、アメリカの教育工学者J・M・ケラーが、心理学におけるやる気の研究を4つに分類したモデルです。
「「やる気」を科学的に分析してわかった小学生の子が勉強にハマる方法」と同じ「菊池洋匡」さんの著書です。
こちらも公立中高一貫校受検の本ではありませんが受験界のカリスマ、佐藤ママと安浪京子先生による初のコラボ本です。ノートの作り方、試験対策、宿題サポート、過去問の取り組み方などについて具体的に示し、読めばそのまま実践できます。
2月の勝者
ドラマ化もされた中学受験漫画「2月の勝者」 漫画に登場する保護者の不安、迷い、葛藤は中学受験の当事者として共感できます。子ども達のひたむきさに胸がくるしくなります。
両親で読む事で、中学受験について共通認識を持つこともできます。
中学受験は、高校受験や大学受験とは全く異なるので、中学受験がどんなものなのか知るためにも有用な漫画だと思います。
ちなみに9巻、11巻で島津くんが都立中高一貫校受検を検討します。中学受験全体から公立中高一貫校受検についても丁寧に描かれています。
2024年追記:2月の勝者は中学受験の現実を知る意味で有益な漫画だと思います。
この記事を書いた当時は「9巻、11巻で島津くんが都立中高一貫校受検を検討します」と書いていますが、この島津くんの都立中高一貫校受検(別の校名ですが、小石川中等教育学校)は最期までハラハラドキドキです。
\中学受験に挑戦する保護者のバイブル/
受検に挑戦する子供向けの本
勉強が楽しくなっちゃう本
東大クイズ王・伊沢拓司が中心となって運営する、エンタメと知を融合させたメディア「QuizKnock」。これまでの「勉強」へのイメージを一新させて、背中を押してくれる一冊。
もっと気楽で、楽しくて、自分がやりたいと思える「勉強」を深めるための入門書です。
東大クイズ王・伊沢拓司が中心となって運営する、エンタメと知を融合させたメディア「QuizKnock」 が書き下ろしたシリーズ第二弾のテーマは「文章」です。多くの人が文章に対して抱いている「読めない」「書けない」という不安や悩みをひも解き、解消していきます。
10歳の君に贈る、心を強くする26の言葉
「どうして勉強しなければいけないの?」
「どうしていじめはなくならないの?」
「生きている意味はあるの?」
学校の先生や親がなかなか答えられない、子どもが抱えるリアルな悩みや疑問を、哲学者の言葉をヒントに解決してくれます。哲学を通して子どもの考える力を育てる、必読の一冊。
読むだけでやる気がでる
すべて子どもに向けて語りかけるように書かれています。メンタル改善、勉強の具体的アドバイスも満載です。公立中高一貫校受検の本ではありませんが、中学受験生が読むだけで、勇気とやる気が出る「お守りのような本」です。
中学受験(受検)の定番「複合機」
中学受験の三種の神器といわれる「プリンター」。塾のプリントから過去問まで活躍してくれるため、家庭にあると効率が格段にアップします。長男の時は家にプリンターあるしいいか?と購入しませんでしたが、塾の教材や過去問の印刷に家庭用プリンターでは厳しかったので長女と次男用に購入しました。
プリンターを選ぶ際のポイントは、過去問の解答用紙などで使う「A3サイズ」までプリントできることです。長男の時に買っておけば良かった物No.1です!
ちなみに、印刷量も多いのでエコタンクタイプが結局お得だと思います。
公立中高一貫受検では時間管理が超重要!
適性検査はとにかく時間がありません。私も何回か解いてみましたが大人でも問題の情報量の多さに戦意を削がれます。45分であればけの量の問題に取り組んでいる子供たちは本当に凄いです。
なので時間管理が超重要です。うちでは子供でも操作しやすい大画面タイマーを子供の部屋用(長女、次男)、リビング用と3つ購入しています。なぜなら、1つのタイマーをいろいろな場所で使っていると、いざ問題に取り掛かろうとすた時に「タイマーがないー」と親子でテンションを下げられることがあったからです。
過去問を解く時だけではなく、朝のドリルで計算や漢字をやる時間も、塾の宿題をやる時も、時間を計ります。時間を制す者が公立中高一貫受検を制すのではないかと思っています。
まとめ
今回は、中学受験に役立つアイテムをご紹介しました。
受検準備期間である小学校低学年から中学年ぐらいまでにお薦めのアイテムもあるので次回ご紹介します。
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