小学校高学年で考える中学受験/受検

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中学受験
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小学校高学年で考える中学受験/受検

先日、会社の同僚と会った時にお子さんの中学受験に関して相談を受けました。

同僚のお子さん(娘さん)は現在、小学校5年生で中学受験塾に通っているそうです。

同僚も同僚の奥さんも中学受験の経験はなく、はじめての中学受験で苦戦しているとのこと。

この記事をオススメしたい方
  • 中学受験塾で成績が伸びず中学受験を続けるべきか悩んでいる
  • 小学校高学年で中学受験に挑戦することを検討している
  • 公立中高一貫校の受検を考えはじめた
この記事を書いた人

管理人の"アニーパパ"と申します。 神奈川県在住40代です。
◆2022年から長女が公立中高一貫校に通っています
◆私は東証プライム市場上場企業子会社で教育事業の責任者を2年経験
◆副業で月間6万PV程度の教育メディアを運営
◆中高一貫校生向けのオンラインスクールを運営

教育事業の責任者をしていた時に公立中高一貫校受検の専門家や国際バカロレア(IB)の専門家の方々に、取材や対談でお会いして公立中高一貫校や英語教育に興味を持ちました。
このブログでは子供たちの中学受験体験記的な内容から仕事も含めて情報収集して集めた受検・教育情報なども紹介しています。
また、娘が中高一貫校に通うことになり中高一貫校の多くで使用されている検定外教科書「体系数学」と「New Treasure(ニュートレジャー)」に苦戦しました。そこで多くの専門家の方々に相談してオンラインスクールを開校しました。このような経験から得られたことも発信しています。

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はじめての中学受験

同僚から娘さんの中学受験の相談を受けました

同僚のお子さん(娘さん)は小4(正確には、塾の中学受験カリキュラム開始される小3の2月)から中学受験塾に通っているそうです。

入塾して1年半になる小5の6月末でも、塾内のテストで偏差値が30台~40台を行ったり来たりで、一向に向上しないと悩んでいました。

同僚も同僚の奥さんも中学受験の経験はなく、親子で初の中学受験とのことです。

「どうしたら成績が伸びるのかな?」

今年の2月にうちの娘が第一志望の中学に合格したことを、誰かから聞いたようで相談してきれたようです。

私も妻も中学受験の経験はありませんでしたから同僚の悩みは理解できます。

同僚の住んでいる地域ではクラスの半分が中学受験に挑戦するようです。ママ友・パパ友と話をしている中で中学受験に挑戦するのが普通の地域性から中学受験塾に入塾したようです。

同時期に入塾したママ友・パパ友のお子さんは順調に成績が伸びているそうで、最初の頃は相談もしていたようですが、子供も親も仲が良く一緒にキャンプなどにも行く関係だからこそ「成績が悪くて悩んでいる」ことを相談することが辛くなって、今は塾の話題はタブーになってしまったようです。

全国統一小学生テストで偏差値 70 !?

ちなみに、うちは今年から大学生になった長男の時に、はじめて中学受験に挑戦しました。

私も妻も中学受験をしなかったので、当初は中学受験に興味はありませんでした。

サッカー、水泳、体操、プログラミング、公文などなど「やってみたい」と言う「習い事」は全てやらせていました。

中学受験に挑戦することになったキッカケはテレビで「全国統一小学生テスト」のCMを見かけたことでした。

軽い気持ちで受験させてみると

なんと

算数は偏差値70以上

国語も偏差値65以上

と最難関校を受験することも可能なレベル。

塾の先生からも「中学受験は考えていますか?」と聞かれ

「いや、特に…」と答えると

「この成績なら最難関中学も候補になるので考えてみては」と勧められて中学受験塾への入塾を決めました。

入塾すると徐々に…

入塾するとテストの度に成績が落ちていきました。

塾の先生に相談すると「宿題などが出来てないので、しっかり出来るようにサポートしてあげてください」とのこと。

宿題をやっていない…

それで成績が落ちている…

アニーパパ
アニーパパ

私と妻は塾で言われたことを、そのまま息子に伝えました。

「宿題をやってなきゃ成績が落ちちゃうのも当たり前だよね?」

原因がわかって、積極的に声掛けをするようにしましたが成績は落ちるばかり…

塾の先生に確認すると「今も宿題をやってこないことがあります…」

アニーパパ
アニーパパ

このころの私と妻は、息子の宿題の量も確認せずに、やっていないのは息子が成績を上げたいと思う気持ちが足りないからだとプレッシャーを強めてしまいました。

成績が一向に上がらないので塾を変える決断をしました。

転塾した直後は成績上位だったのに…

転塾すると偏差値も塾内順位も一気に上がりました。

前の塾が悪かったんだなと油断していると…徐々に徐々に成績が低下しはじめました。。。

アニーパパ
アニーパパ

中学受験塾で勉強していたことは力になっていましたが、転塾した塾でも宿題などをやらなかったので徐々に成績が下がっていきました。

「宿題はやったのか?」が口癖になってしまい、息子は勉強することを苦痛に感じるようになってしまいました。

また、息子は小5、小6になっても幼く、友達が遊んでいる中で塾に行くこと自体を苦痛に感じているようでした。

友達と遊んでから塾に行くので

「クタクタでボーとしていることがある」

「毎回5分前後遅刻してくる」

など面談の時に先生から言われたりしました。

中学に進学してからも…

そんな感じだったので残念ながら長男の中学受験は上手くいきませんでした。

受験した2校両方に落ちてしまいました。。。

長男は中学受験に挑戦させたことで完璧な勉強嫌いになってしまいました。

中学受験が終わると塾を退塾して、地元の中学に進学してから、周りの友達がみんな塾に入塾する中で息子だけは

「塾には行きたくない」

と塾に行きませんでした。

無理やり行かせることは息子のためにならないと感じていたので塾には行かせませんでした。

アニーパパ
アニーパパ

結局、中2の夏季休暇から「塾に行きたい」と言うので行かせましたが、高校受験で志望校にいくための成績には届きませんでした。。。

原因は

  • 勉強が嫌いになってしまった
  • 中1の基礎がおろそかになってしまった

などです。

中学受験をしないつもりが…

そんな訳で、中学受験は息子を勉強嫌いにさせてしまった原因だと感じていました。

なので娘と次男には中学受験をさせるつもりはありませんでした。

でも、小学生で勉強する各教科の基礎は大切だと思ったので、娘にも次男にも保育園の頃から【こどもちゃれんじ】をやらせました。



また、小学生になってからも低学年の頃は【進研ゼミ小学講座】をやらせていました。



でも、娘が3年生くらいの頃に「スマイルゼミ」から届いたダイレクトメールを見て「スマイルゼミをやってみたい」と言い出しました。



アニーパパ
アニーパパ

確か、「スマイルゼミ」に自分の分身のアバターを育てる機能みたいなのがあって、そのアバターが可愛かったってことが「スマイルゼミ」をやりたいと言い出した理由だったと記憶しています。

でも、理由は何でも良いと思っていて、自分から「学習教材に取り組んでみたい」と言い出したので直ぐに「【進研ゼミ小学講座】」から「スマイルゼミ」に切り替えました。

スマイルゼミ」をやらせてみると最初はアバターの着替えをさせるためとかでしたし、他にもゲームアプリが沢山あって、ゲームにも興味を持っていましたが、「スマイルゼミ」では1日にゲームなどで遊べる制限時間があったり、遊ぶためには勉強をしなければならなかったり、勉強する仕掛けが上手だなと思いました。

娘は、「【進研ゼミ小学講座】」や「スマイルゼミ」以外にも、公文式の教室(くもん教室)にも通っていたので、中学受験をやらせるつもりはありませんでしたが、小学校の勉強の基礎はしっかりと身に付けていました。

「中学受験に挑戦したい」

そんな感じで娘は着々と基礎力は身に付いていたと思いますが、中学受験をやらせる気は全くありませんでした。

しかし小学校5年生の時に娘から「中学受験に挑戦したい」と言い出しました。

アニーパパ
アニーパパ

詳しくは下記の記事で紹介しています。

長男の中学受験の失敗と中学進学後も続いた勉強嫌いは、私と妻にとっても辛い経験でした。

でも、娘が挑戦したいと言うことで親子で再度、中学受験に挑戦することを決めました。

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2回目の中学受験(受検)

長男の中学受験の経験があったからこそ、娘の中学受験(受検)は成功させることができたと思います。

中学受験を考えている保護者の方々に情報発信をすることで、長男のように勉強が嫌いになってしまうお子さんが減らしたいと思いブログを書いています。

ちなみに長男の中学受験で私たちが学んだこと/感じたことは

長男の中学受験で学んだこと/感じたこと
  1. 中学受験塾に慣れるまでは予習・復習(宿題含む)は親がサポートしてあげるべき
  2. 「勉強/宿題したのか?」などの声掛けは逆効果(勉強が義務になってしまうと伸びない)
  3. 本人が中学受験に挑戦したいと本気で思わないと厳しい
  4. 中学受験塾の授業進度や宿題量は勉強嫌いにさせてしまうリスクがある

でした。

公立中高一貫校受検という選択

娘が「中学受験に挑戦したい」と言い出した時に首都圏で中学受験がおこなわれる2月はじめまで残り1年10ヵ月しかありませんでした。

長男の時も2年生の2月(塾の3年生)から中学受験塾に行かせたので圧倒的に時間が足りません。

そこで娘の挑戦が成功する可能性がある中学受験を調べていて見つかったのが「公立中高一貫校受検」でした。

公立中高一貫校受検の魅力は

  1. 一般の公立中学、高校と大きく変わらない学費
  2. 高い進学実績
  3. 短い受検準備期間

と言われます。

「一般の公立中学、高校と大きく変わらない学費」や「高い進学実績」も魅力的でしたが、娘には「短い受検準備期間」がピッタリだと感じました。

公立中高一貫校の受検が短い準備期間で可能な理由

一般的な中学受験は小3や小4から準備するのが一般的です。

では、なぜ3年も4年も準備しなければならないのか?

それは私立中学や国立中学の受験では、小学校で習わないような知識も必要とされます。また算数だと、これまた小学校では習わない特殊算(旅人算や和差算など)による解法を身に付ける必要があります。

それに対して公立中高一貫校の適性検査では、小学校で習った知識を元に解ける問題が出題されます。

アニーパパ
アニーパパ

ただ、適性検査は小学校のカラーテストのような基礎的な問題はほとんどなく教科横断型の応用的な問題が多いです。

受検倍率も高く、簡単な受検ではありませんが、新たに知識を詰め込むような勉強は必要ないので(小学校で習う範囲は理解している前提)、娘の同級生でも小6から受検勉強を開始して合格している子も多いようです。

もちろん選択肢は公立中高一貫校だけではない

小学校高学年から中学受験を検討する際に、選択肢は公立中高一貫校だけではない。

実際に、娘も私立中学も併願受験をして全て合格できました。

アニーパパ
アニーパパ

1校は立地と校風が気に入って、国語/算数の2科入試を受けましたが、他の学校は適性検査型入試を採用している私立中学を受験しました。

2月3日の公立中高一貫校受検の練習も兼ねて受けました。

ちなみに娘が受験した私立中学は偏差値は高くない学校が多かったです。なので高学年から中学受験を考えましたが難関私立や国立中学の受験経験はありませんので、難関私立や国立中学の受験をお考えの方には参考にならないかもしれません。

ちなみに娘の併願校を検討していた時の記事が↓こちら

最初に紹介した「同僚の娘さんの中学受験の相談」に関しては、

アドバイスしたこと
  • 中学受験塾に慣れるまでは予習・復習(宿題含む)は親がサポートしてあげるべき
アニーパパ
アニーパパ

今からでも遅くないから塾で習ったことの復習を一緒にやってあげて欲しい。

塾の授業を理解できるようになれば自然と成績は伸びるとおもいますよってこと

  • 「勉強/宿題したのか?」などの声掛けは逆効果(勉強が義務になってしまうと伸びない)
  • 中学受験塾の授業進度や宿題量は勉強嫌いにさせてしまうリスクがある
アニーパパ
アニーパパ

小5で成績が伸び悩んで焦るのは理解できますが、焦っても良いことはありません。

娘さんが中学受験の勉強を嫌いにならないように塾の宿題なども多すぎる場合は、塾の先生と相談して、少し減らしてもらって「やりきる」ことを重視してみては。

  • 公立中高一貫校という選択肢

です。

同僚は、基本的には塾任せで「宿題やったの?」など声掛けくらいしか娘さんの中学受験には関与してこなかったとのこと。

公立中高一貫校受検の存在は知っていたものの塾の先生からも「倍率も高く」「特殊な問題で対策が難しい」と聞いていたので対象として考えていなかったとのこと。

アニーパパ
アニーパパ

「倍率が高い」「特殊な対策が必要(これは私立や国立も同じですが両立させるのが大変なのは事実なんでしょうね)」と言う塾の意見も間違ってはいないと思います。

でも、小学校高学年で「伸び悩んでいる」場合や、そもそも高学年で中学受験の検討をはじめた場合は公立中高一貫校も候補として情報を集めて検討するのは有意義だと思います。

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まとめ

今回は、同僚から中学受験の相談を受けたことをきっかけに、小学校高学年で中学受験に行き詰まりを感じていたり、逆に小学校高学年から中学受験の検討を開始する方向けに、うちの体験談をご紹介しました。

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