- はじめに ─ 法政大学の付属校・系属校とは
- 第1章 各付属校の内部進学率と学部別推薦データ
- 第2章 TOP層は国公立・早慶に進学するのか?─ 各校の他大学進学実績
- 第3章 内部進学の選抜基準 ─ 学校別に徹底解説
- 第4章 人気学部に進むために必要な成績ライン
- 第5章 併願制度を最大限に活用する戦略
- 第6章 中学校段階から始める内部進学ロードマップ
- 第7章 成績を上げるための具体的な学習法
- 第8章 2027年度の注目:法政大学千代田三番町の誕生
- 第9章 おすすめの塾・オンライン指導サービス
- 第10章 オンラインで受講できるおすすめの個別指導・家庭教師
はじめに ─ 法政大学の付属校・系属校とは
法政大学には現在3つの付属校があり、2027年度からは初の系属校が加わって4校体制となります。法政大学の付属校制度の最大の特徴は、法政大学への推薦権を保持したまま、国公立・私立を問わずすべての大学を併願受験できる点です。これはMARCH付属校の中でも極めて寛容な制度であり、「内部進学の安心感」と「上位大学への挑戦権」を同時に手にすることができます。
現在の3校は以下の通りです。
| 学校名 | 種別 | 所在地 | 男女 | 中学募集 | 高校募集 |
|---|---|---|---|---|---|
| 法政大学中学高等学校(法政高校) | 付属校 | 東京都三鷹市 | 共学 | あり(約140名) | あり(約100名) |
| 法政大学第二中学校・高等学校(法政二高) | 付属校 | 神奈川県川崎市 | 共学 | あり(約206名) | あり(約406名) |
| 法政大学国際高等学校(法政国際) | 付属校 | 神奈川県横浜市 | 共学 | なし | あり(約300名) |
私自身、娘が中高一貫校に通っており、数学と英語に苦戦した経験から内部進学対策に特化したオンライン家庭教師サービスを立ち上げました。その経験も踏まえ、法政大学への内部進学を目指すご家庭に向けた実践的なガイドをお届けします。
第1章 各付属校の内部進学率と学部別推薦データ
1-1. 内部進学率の比較
法政大学への内部推薦による進学率は、学校ごとに大きな差があります。
| 学校名 | 卒業生数(2024年度卒) | 法政大学推薦合格者数 | 内部進学率 |
|---|---|---|---|
| 法政大学高等学校 | 約230名 | 188名(2025年度) | 約82〜85% |
| 法政大学第二高等学校 | 約610名 | 552名(2024年度卒) | 約90〜91% |
| 法政大学国際高等学校 | 約302名 | 220名(2024年度卒) | 約73〜76% |
法政二高が最も高い内部進学率(約90%)を維持しているのに対し、法政国際は約73〜76%と3校中最も低くなっています。法政国際は英語教育に特化した国際色の強い学校であり、上智大学やICU、海外大学など英語力を活かした他大学進学を目指す生徒が多いことが背景にあります。
1-2. 法政大学高等学校の学部別推薦者数
| 学部 | 2025年度 | 2024年度 | 2023年度 |
|---|---|---|---|
| 法学部 | 27 | 30 | 27 |
| 文学部 | 22 | 24 | 24 |
| 経済学部 | 26 | 29 | 26 |
| 社会学部 | 23 | 25 | 28 |
| 経営学部 | 25 | 29 | 29 |
| 国際文化学部 | 8 | 10 | 9 |
| 人間環境学部 | 12 | 13 | 12 |
| 現代福祉学部 | 2 | 5 | 6 |
| キャリアデザイン学部 | 10 | 11 | 11 |
| スポーツ健康学部 | 0 | 5 | 5 |
| GIS(グローバル教養学部) | 4 | 4 | 4 |
| 情報科学部 | 6 | 5 | 6 |
| デザイン工学部 | 9 | 9 | 9 |
| 理工学部 | 11 | 11 | 7 |
| 生命科学部 | 3 | 4 | 5 |
| 合計 | 188 | 215 | 208 |
1-3. 法政大学第二高等学校の学部別推薦者数
| 学部 | 2024年度卒 | 2023年度卒 | 2022年度卒 |
|---|---|---|---|
| 法学部 | 76 | 72 | 74 |
| 文学部 | 59 | 62 | 60 |
| 経済学部 | 64 | 71 | 77 |
| 社会学部 | 68 | 66 | 63 |
| 経営学部 | 72 | 67 | 68 |
| 国際文化学部 | 23 | 23 | 23 |
| 人間環境学部 | 30 | 31 | 31 |
| 現代福祉学部 | 22 | 16 | 10 |
| キャリアデザイン学部 | 27 | 27 | 27 |
| スポーツ健康学部 | 16 | 17 | 11 |
| GIS(グローバル教養学部) | 9 | 6 | 3 |
| 情報科学部 | 12 | 12 | 16 |
| デザイン工学部 | 24 | 25 | 28 |
| 理工学部 | 37 | 35 | 41 |
| 生命科学部 | 13 | 5 | 13 |
| 合計 | 552 | 535 | 545 |
法政二高は「有資格者全入制度」を採用しており、基準を満たせば全員が法政大学に進学できます。推薦枠の上限が設けられていないため、条件さえクリアすれば希望学部への進学が保証される、非常に手厚い制度です。
1-4. 法政大学国際高等学校の学部別推薦者数
| 学部 | 2024年度卒 | 2023年度卒 | 2022年度卒 |
|---|---|---|---|
| 法学部 | 33 | 33 | 36 |
| 文学部 | 24 | 24 | 28 |
| 経済学部 | 21 | 35 | 21 |
| 社会学部 | 26 | 31 | 31 |
| 経営学部 | 33 | 32 | 32 |
| 国際文化学部 | 11 | 12 | 12 |
| 人間環境学部 | 14 | 14 | 15 |
| 現代福祉学部 | 6 | 4 | 9 |
| キャリアデザイン学部 | 12 | 13 | 13 |
| スポーツ健康学部 | 3 | 4 | 2 |
| GIS(グローバル教養学部) | 3 | 4 | 3 |
| 情報科学部 | 5 | 6 | 6 |
| デザイン工学部 | 6 | 10 | 12 |
| 理工学部 | 14 | 9 | 12 |
| 生命科学部 | 9 | 5 | 7 |
| 合計 | 220 | 236 | 235 |
3校共通で法学部・経済学部・社会学部・経営学部が人気学部であり、推薦枠の競争が激しくなる傾向があります。
第2章 TOP層は国公立・早慶に進学するのか?─ 各校の他大学進学実績
2-1. 法政の付属校における他大学進学の最大の特徴
法政大学の付属校は、MARCH系列校の中でも際立って併願制度が寛容です。法政大学への推薦権を保持したまま、国公立大学だけでなく私立大学も含めてすべての大学を受験できます。明治大学の付属校では国公立のみ併願可能(私立は推薦辞退が必要)ですが、法政はその制限がありません。ただし法政二高の場合、法政大学専願の生徒の学部希望が優先されるため、併願受験者は希望学部に入れないリスクがある点には注意が必要です。
この制度があることで、TOP層の生徒は「法政大学の保険」を持ちながら積極的に上位大学に挑戦しており、実際に毎年相当数の早慶・国公立合格者が出ています。
2-2. 法政大学高等学校の他大学進学実績
法政高校は3校の中で最も海外大学への進学実績が目立つ学校です。
国公立大学(近年の合格実績):京都大学1名(2023年度)、北海道大学1名(2023年度)。国公立への進学者数は年間0〜2名程度と少数ですが、旧帝大クラスの合格実績があります。
早慶上理(2025年度・現役合格実績):慶應義塾大学7名、上智大学6名、東京理科大学1名、立教大学3名、青山学院大学2名。早稲田大学は2023年度に2名の合格があります。また、2025年度にはブリティッシュコロンビア大学、トロント大学、キングスカレッジロンドン大学、ブリストル大学といった世界的名門大学への合格者も輩出しています。
(出典:法政大学中学高等学校 進路データ)
2-3. 法政大学第二高等学校の他大学進学実績
法政二高はTOP層が最も厚く、他大学への進学者数(合格者数ではなく実際の進学者数)が公開されている貴重なデータがあります。
国公立大学(2024年度卒・進学者数):筑波大学4名、一橋大学1名、北海道大学1名、岐阜大学医学部1名、東京海洋大学1名、東京農工大学1名、横浜国立大学1名。合計10名程度が国公立大学に進学しています。過年度には東京工業大学(現・東京科学大学)、東京外国語大学、東京医科歯科大学(現・東京科学大学)への実績もあります。
早慶上理(2024年度卒・進学者数):慶應義塾大学8名、早稲田大学2名、上智大学1名、東京理科大学5名。明治大学2名、立教大学6名、中央大学3名、ICU 2名なども含めると、他私大への進学者は合計約50名に上ります。
(出典:法政大学第二中・高等学校 進学実績)
2-4. 法政大学国際高等学校の他大学進学実績
法政国際は3校の中で最も他大学進学率が高く(約25〜27%)、特に英語力を活かした上智大学への合格者数が突出しています。
国公立大学(2024年度卒・合格実績):大阪大学1名、筑波大学1名、横浜国立大学5名、横浜市立大学2名。合計9名が国公立大学に合格しています。
早慶上理ICU(2024年度卒・合格実績):上智大学28名、慶應義塾大学16名、東京理科大学8名、早稲田大学3名、ICU 2名。さらに明治大学8名、立教大学8名、青山学院大学5名などMARCH上位校への合格者も多数。海外大学では延世大学校3名、成均館大学校2名、高麗大学校2名などアジアの名門大学への進学実績もあります。
(出典:法政大学国際高等学校 卒業生進路データ)
2-5. 他大学進学実績まとめ
| 学校名 | 国公立大学(年間) | 早慶(合格者ベース) | 特記事項 |
|---|---|---|---|
| 法政高校 | 0〜2名 | 慶應7名、上智6名ほか | 海外名門大学への合格実績あり |
| 法政二高 | 約10名(進学者数) | 慶應8名、早稲田2名(進学者数) | 一橋大・岐阜大医など難関も |
| 法政国際 | 約9名(合格者数) | 上智28名、慶應16名ほか | 上智への進学が突出 |
3校に共通する傾向として、法政大学に医学部がないため、医学部志望者は外部受験が必須です(法政二高から岐阜大学医学部、法政国際から聖マリアンナ医科大学・愛知医科大学など実績あり)。また、法政国際では英語力の高い生徒が上智大学やICU、海外大学を志望するケースが多く、これが内部進学率を引き下げている主因です。文系TOP層は法政二高の場合、一橋大学や慶應義塾大学を目指すケースが見られます。
第3章 内部進学の選抜基準 ─ 学校別に徹底解説
3-1. 法政大学高等学校
法政高校の内部推薦基準は、高校3年間の総合成績がおおむね6割以上を満たすことが条件です。加えて、英語資格試験として英検2級(またはTOEIC Bridge・GTEC・TOEFLの同等基準)を取得し、法政大学が付属校生を対象に実施する「基礎的思考力確認テスト」で一定の成績を修める必要があります。
推薦入学資格を得るための要素をまとめると、高校3年間の総合成績(定期テストベース)、英語外部資格試験(英検2級が基本)、基礎的思考力確認テスト、行動評価の4つです。法政大学への推薦権を保持したまま他の国公私立大学を併願受験できるため、上位大学を目指しながら法政大学を「保険」にする戦略が取れます。
3-2. 法政大学第二高等学校
法政二高の選抜基準は「有資格者全入制度」と呼ばれる独自のシステムです。高校3年間の全教科の評定を合算して上位60%(評定平均6以上/10段階)に入ること、TOEIC Bridge 140点以上または英検2級をクリアすること、基礎的思考力確認テストで基準を満たすことが条件です。これらを満たせば、推薦枠に上限がないため全員が法政大学に内部進学できます。
ただし、法政二高は高校入学組が約406名と中学入学組(約206名)の約2倍おり、しかも高校の偏差値が約70と非常に高い水準にあります。高校から入ってくる優秀な生徒と同じ土俵で成績を争うことになるため、中学入学組は高校進学後に成績が下がりやすいという構造的な課題があります。中学のうちから上位の成績を維持しておくことが重要です。
3-3. 法政大学国際高等学校
法政国際も基本的な枠組みは他の2校と同じです。定期テストで好成績を維持すること、基礎的思考力確認テストで基準点を取得すること、英検やTOEICで一定以上の成績を収めることが内部推薦の条件となります。法政国際は英語教育に力を入れているため、英語資格の取得は相対的にハードルが低い生徒が多い一方、数学や理科の成績で苦戦するケースが見られます。
法政国際にもIB(国際バカロレア)コースがあり、IBスコアを活用した他大学進学を目指す生徒も少なくありません。法政大学への推薦権を保持しながら上智大学やICU、海外大学に挑戦できるため、国際志向の強い生徒にとっては非常に魅力的な環境です。
第4章 人気学部に進むために必要な成績ライン
4-1. 学部別の校内順位・評定目安
法政大学は15学部を擁するMARCH最多の学部数を持ち、文系・理系・文理融合と幅広い選択肢があります。ただし人気学部への推薦は成績上位者から決まるため、希望学部によって求められる成績水準が異なります。
| 学部 | 人気度 | 必要な校内順位の目安 | 評定目安(10段階) |
|---|---|---|---|
| 法学部 | ★★★★☆ | 上位30%以内 | 7.0以上 |
| 経済学部 | ★★★★☆ | 上位30%以内 | 7.0以上 |
| 経営学部 | ★★★★☆ | 上位30〜35%以内 | 6.8以上 |
| 社会学部 | ★★★★☆ | 上位30〜35%以内 | 6.8以上 |
| 国際文化学部 | ★★★☆☆ | 上位35〜40%以内 | 6.5以上 |
| GIS(グローバル教養学部) | ★★★☆☆ | 上位20%以内 | 7.5以上 |
| 理工学部 | ★★★☆☆ | 上位35〜40%以内 | 6.5以上 |
| デザイン工学部 | ★★★☆☆ | 上位35〜40%以内 | 6.5以上 |
| 情報科学部 | ★★★☆☆ | 上位35〜40%以内 | 6.5以上 |
| 文学部 | ★★☆☆☆ | 上位40〜50%以内 | 6.0以上 |
| 人間環境学部 | ★★☆☆☆ | 上位40〜50%以内 | 6.0以上 |
| キャリアデザイン学部 | ★★☆☆☆ | 上位40〜50%以内 | 6.0以上 |
| 現代福祉学部 | ★☆☆☆☆ | 上位50〜60%以内 | 6.0以上 |
| スポーツ健康学部 | ★☆☆☆☆ | 上位50〜60%以内 | 6.0以上 |
| 生命科学部 | ★☆☆☆☆ | 上位50〜60%以内 | 6.0以上 |
GIS(グローバル教養学部)は定員が少なく、3校合計でも年間10名前後しか推薦枠がないため、実質的に最も競争が激しい学部です。英語力と成績の両方でトップクラスが求められます。
第5章 併願制度を最大限に活用する戦略
5-1. MARCHで最も寛容な併願制度
法政大学の付属校における併願制度は、MARCH付属校の中で最も自由度が高いものです。明治大学は国公立のみ併願可能、立教大学や青山学院大学、中央大学は原則として併願不可(推薦辞退が必要)ですが、法政大学は国公立・私立を問わずすべての大学を、推薦権を保持したまま受験できます。
この制度を戦略的に活用すれば、「早慶に受かれば早慶、ダメなら法政」というセーフティネット付きの挑戦が可能になります。実際、法政二高からは毎年慶應義塾大学に8〜10名、早稲田大学に2〜3名が進学しています。
5-2. 併願制度の注意点
ただし、法政二高では「法政大学専願の生徒の学部志望が優先される」という条件があります。つまり、他大学と併願した結果、法政大学に戻ってきた場合に希望学部に入れない可能性があります。この点は事前に進路指導の先生とよく相談しておくべきです。
また、実際に他大学を受験する生徒は全体の少数派であるため、周囲の雰囲気としては「外部受験は少し勇気がいる」という声もあります。しかし制度上は完全に認められているため、堂々と活用して問題ありません。
第6章 中学校段階から始める内部進学ロードマップ
6-1. 中学1〜2年:基礎固めと学習習慣の確立
法政の付属中学では「体系数学」「チャート式 体系数学」などの教材を使用しており、公立中学校より進度が速くレベルも高い授業が展開されます。中1の段階でつまずくと、高校での挽回が困難になります。
私の娘も中高一貫校で数学と英語に苦しんだ経験があり、特に「体系数学」の進度についていけなくなったのが最初のつまずきでした。この経験から学んだのは、「毎日1時間の復習」と「間違えた問題の翌日解き直し」を愚直に続けることの重要性です。
6-2. 中学3年〜高校1年:英語資格の取得
英検2級(またはTOEIC Bridge 140点以上、GTEC等の同等資格)は内部推薦の必須条件です。高1の終わりまでに取得しておくことで、高2以降は定期テスト対策と基礎的思考力確認テスト対策に集中できます。法政国際の生徒は英語力が高いため英検2級は問題なくクリアできるケースが多いですが、法政高校・法政二高の生徒は計画的に準備を進める必要があります。
6-3. 高校2年:定期テスト上位をキープし学部選択を固める
高2は希望学部を具体的に絞り込む時期です。学部別の推薦枠と自分の成績順位を照らし合わせ、現実的に狙える学部と目標学部のギャップを把握します。法政二高では高校入学組が大量に合流するため、中学入学組は高1後半から高2にかけて成績が下がりやすい傾向があります。この時期を乗り越えるための手厚い対策が必要です。
6-4. 高校3年:最終成績の確定と基礎的思考力確認テスト
高3の成績は推薦判定において最も大きな比重を占めます。定期テストの成績維持と並行して、法政大学が実施する「基礎的思考力確認テスト」への対策も必要です。このテストは教科ごとの知識だけでなく、論理的思考力や読解力が問われる独自の試験です。
第7章 成績を上げるための具体的な学習法
7-1. 定期テストで点数を伸ばすポイント
内部推薦の選抜で最も重要なのは定期テストの成績です。効果的な学習法として、まず学校教材の完全マスターを最優先にすることが重要です。「体系問題集 数学」「チャート式 体系数学」「4STEP」「サクシード」などの教材がテストの出題ベースになります。市販参考書に手を広げるよりも、学校教材を3周する方が得点に直結します。
次に、間違えた問題を必ず2周目で解き直すことを徹底します。法政大附属生のための内部進学対策【個別指導塾WAYS】の成績アップ事例でも、法政大学中学校2年生が「体系問題集」と「チャート式 体系数学」の演習量を増やし、間違えた問題の解き直しを徹底した結果、幾何が46点から76点へと30点もアップした実績があります。
テスト2週間前からは新しい範囲の学習を止めて復習に専念すること、英語は音読を毎日15分行うことも効果的です。
7-2. 基礎的思考力確認テスト対策
基礎的思考力確認テストは定期テストとは性質が異なり、幅広い思考力が問われます。日頃から新聞やニュース記事を読んで論理的に考える習慣をつけること、数学では計算力だけでなく文章題・思考問題にも取り組むこと、国語では要約・記述の練習を重ねることが対策として有効です。
第8章 2027年度の注目:法政大学千代田三番町の誕生
2027年4月、東京家政学院中学校・高等学校が「法政大学千代田三番町中学校・高等学校」として法政大学初の系属校になることが発表されました。東京都千代田区三番町という都心一等地に位置し、法政大学飯田橋キャンパスにも近い好立地です。
現在は女子校ですが、共学化については「今後適切な時期に検討する」とされています。内部推薦枠(学校推薦型選抜)の具体的な人数はまだ発表されていませんが、法政大学の付属校としては初の「系属校」(運営母体が別法人)となるため、既存の付属3校とは異なる推薦条件が設定される可能性があります。
なお、東京家政学院の2025年度の高校卒業者数は約60名と小規模であり、法政大学への合格者は2名にとどまっています。系属校化により受験者数・入学者数が大幅に増加することが見込まれ、今後の偏差値動向に注目が集まっています。
(出典:ダイヤモンド・オンライン、画像は読売新聞)
第9章 おすすめの塾・オンライン指導サービス
9-1. 個別指導塾WAYS
個別指導塾WAYSは中高一貫校の内部進学対策に特化した塾で、法政大学付属3校すべてに対応しています。その強みは以下の5点です。
①各学校の進捗に特化した指導で内部進学に必要な成績へ到達。 学校で使用している教材をそのまま使い、次の定期テスト範囲を踏まえた対策を実施します。カリキュラムの進度やレベルなど、それぞれの付属校に合わせた特化指導だからこそ、内部進学に必要な評定まで最短で引き上げることが可能です。
②家で勉強できない生徒でも十分な勉強時間を確保。 WAYSの指導時間は他塾より長い1コマ120分。塾内で必要な勉強時間を確保できるため、部活や習い事で忙しく自宅で勉強時間が取れないお子さんでも着実に成績を伸ばせます。
③演習中心のアウトプット学習で着実に点数UP。 「授業を聞いている時は理解できたのに、テストになると解けない」という問題の原因は、圧倒的なアウトプット演習の不足にあります。WAYSでは徹底的に問題演習を行い、毎回の確認テストで知識の定着を図ります。「わかる」ではなく「解ける」レベルまで引き上げる指導で、テストの点数に直結させます。
④定期テスト対策だけじゃない!英検取得もサポート。 法政大学の内部進学には評定だけでなく英検2級などの資格取得も求められます。WAYSでは定期テスト対策に加えて英検準2級〜2級の取得に向けた指導も実施。文法・語彙の理解はもちろん、リスニング・長文読解・英作文まで4技能をバランスよく鍛え、内部進学に必要な英語資格の合格をしっかりサポートします。
⑤内部進学対策をしつつ一般受験の同時対策も可能。 まだ進路を完全に決められていない高1・高2生に向けて、内部進学の可能性を最大化しつつ一般受験にも対応できる学習戦略を提供しています。法政大学の付属校は推薦権を保持したまますべての大学を受験できるため、WAYSの「内部進学×一般受験のW対策」は制度との相性が抜群です。
成績アップ事例(法政大学付属校生):法政大学中学2年生が代数52点→65点(+13点)、幾何46点→76点(+30点)。法政大学高校1年生が英語表現27点→42点(+15点)、数学Ⅰ 30点→53点(+23点)。法政大学高校2年生が数学Ⅱ 18点→75点(+57点)、数学B 28点→74点(+46点)
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第11章 大学受験を見据えた予備校の中学生・高校生コース
法政大学の付属校には、MARCH付属校の中で最も寛容な併願制度があります。法政大学への推薦権を保持したまま、国公立・私立を問わずすべての大学を受験できるこの制度は、「法政大学という安全網を持ちながら、早慶や難関国公立に本気で挑戦できる」という、他のMARCH付属校にはない大きなアドバンテージです。
しかし、この制度を活かすには「内部進学に必要な評定を維持しながら、一般受験レベルの学力も同時に鍛える」という二正面作戦が求められます。付属校の定期テスト対策だけでは難関大の入試には対応できませんし、かといって受験勉強に偏りすぎれば評定が下がり、推薦権という保険を失いかねません。このバランスを取るために、外部の予備校や塾を戦略的に活用することが非常に有効です。
鉄緑会、河合塾のMEPLO(メプロ)、駿台の中高一貫コースなどは、東大・京大・一橋大・早慶といった難関大学受験を見据えた指導を中学生・高校生の段階から提供しています。これらは主に学力上位層を対象としていますが、法政大学の付属校から一橋大学や慶應義塾大学などを併願受験で狙うTOP層にとっては、「推薦権を保持しているからこそ、思い切ってハイレベルな環境に身を置ける」という心理的余裕がプラスに働きます。同じ中高一貫校に通う仲間や、他校の優秀な生徒と切磋琢磨できる環境が、付属校特有の中だるみからの脱出につながるケースも少なくありません。実際に法政二高からは毎年、一橋大学・筑波大学・北海道大学などの難関国公立や、慶應義塾大学に8〜10名、早稲田大学に2〜3名が進学しており、こうした環境で力をつけた生徒たちの成果が数字に表れています。
法政大学の併願制度を使って難関大に挑戦したいが、いきなり通塾型の予備校に通わせるのはハードルが高いと感じる保護者の方には、現役合格実績No.1の大学受験予備校である東進ハイスクール・東進衛星予備校も選択肢の一つになります。付属校の定期テスト対策と並行して受験勉強を進めなければならない併願組にとって、自分のスケジュールに合わせて受講できる映像授業は非常に相性が良い学習形態です。
東進の最大の特徴は、全国から選りすぐられた予備校界最強ともいわれる実力講師陣による授業です。表面的な知識や小手先のテクニックではなく、「なぜ、そうなるのか」「どう考えればよいのか」にとことんこだわる授業は、本物の思考力を養うことを重視しています。映像授業のため自分のペースで受講でき、わからない箇所は何度でも繰り返し視聴できる点も、付属校の定期テスト週間には受験勉強をセーブし、テスト後に一気に巻き返すといった柔軟な学習計画が立てられるため、内部進学対策と一般受験対策の両立において大きなメリットとなります。
さらに東進は、約200億件にのぼるビッグデータとAIを融合させた日本初の学習システムを導入しています。AIによる学力診断で一人ひとりの学力と志望校に応じた学習課題と優先度を明確に特定し、それを克服するために最適な演習セットを提案してくれます。100万人いれば100万通りの完全個別カリキュラムが組まれるため、「定期テスト対策と受験勉強、どちらから手をつければいいかわからない」という併願組特有の悩みに対しても、今やるべきことが明確になります。たとえば法政二高から慶應義塾大学の経済学部を併願する場合、推薦枠を確保するための評定維持に必要な学習と、慶應の入試対策に必要な学習の優先順位をAIが整理してくれるため、限られた時間を最大効率で使うことが可能です。
学習面のサポートだけでなく、担任指導が充実している点も注目したいポイントです。大学受験のエキスパートである担任と、東進OB・OGである担任助手が、定期的な面談に加えて毎日のコーチングタイムで生徒を個別にサポートします。法政大学の付属校から併願受験を目指す生徒にとって、「推薦権を保持しながら受験勉強を進める」というやや特殊な立場に理解のあるアドバイザーがいることは心強い存在です。その日の目標を達成できたら一緒に喜んでくれる存在がいることで、「次も頑張ろう」という気持ちが生まれやすくなります。内部進学対策と受験勉強の両方でモチベーションを維持し、成功体験を積み重ねていく仕組みが日々の学習の中に自然に組み込まれているのです。
また、「外部模試の活用」という観点でも、東進が実施する「全国統一高校生テスト」や「全国統一中学生テスト」は無料で受験でき、全国レベルでの自分の立ち位置を確認する絶好の機会になります。付属校の中だけでは自分の学力が全国でどの位置にあるのか見えにくいものです。「法政大学の推薦は取れそうだけど、早慶や国公立に届くのか?」という判断材料として、全国模試の結果は非常に有効です。模試の結果を見て「まだ早慶は厳しいから、まずは推薦を確実に取りながら基礎を固めよう」と判断するのか、「思ったより実力があるから、本気で一橋を目指そう」と決断するのか。併願制度を最大限に活かすための進路判断に、客観的なデータは欠かせません。
東進は東大をはじめとする難関大のみならず、あらゆる大学を目指す受験生をサポートしています。法政大学への内部進学を第一に考えつつ「もう一段上を目指せるなら目指したい」というお子さんにとっても、まずは現在の学力を客観的に把握するところから始めてみるのがよいでしょう。東進では無料の体験授業や学力診断テストを随時実施しています。法政大学の推薦権という安全網があるからこそ、安心してチャレンジできる環境を整えてみてはいかがでしょうか。
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第12章 よくある質問(FAQ)
Q1. 内部推薦で不合格になることはありますか?
あります。内部進学率は73〜91%であり、基準を満たせない生徒は毎年一定数います。特に英検2級を取得できていない場合、成績が良くても推薦資格を得られません。法政国際では約25%の生徒が内部推薦ではなく他大学に進学しています。
Q2. 高校から入学した外部生は不利ですか?
制度上の不利はありません。ただし、法政二高では高校入学組(偏差値70前後)が中学組の約2倍おり、学力レベルが非常に高い生徒が合流してきます。中学入学組が高校進学後に成績順位を落としやすいのは構造的な問題であり、中学のうちから基礎を固めておくことが重要です。
Q3. 法政大学に医学部はありますか?
法政大学には医学部がありません。医学部進学を希望する場合は外部受験が必須です。ただし、併願制度を利用すれば推薦権を保持したまま医学部を受験できるため、「医学部に不合格なら法政の理工学部や生命科学部に進学する」という戦略が可能です。実際に法政二高から岐阜大学医学部、法政国際から聖マリアンナ医科大学・愛知医科大学への進学実績があります。
Q4. 併願受験した場合、法政大学の希望学部に入れますか?
法政二高では「法政大学専願の生徒の学部志望が優先される」ルールがあるため、併願受験者は希望学部に入れないリスクがあります。法政高校・法政国際では明確な専願優先ルールは公表されていませんが、進路指導の先生に事前確認することを強くおすすめします。
まとめ
法政大学の付属校は、内部進学率73〜91%と高水準でありながら、MARCH付属校の中で最も寛容な併願制度を備えています。この制度を正しく理解し活用すれば、「法政大学の安心感」と「早慶・国公立への挑戦権」を両立させることが可能です。
成功のためのポイントを整理すると、中学1年から学習習慣を確立し体系数学などの教材を完全に消化すること、高1の終わりまでに英検2級を取得すること、高2以降は基礎的思考力確認テスト対策を並行して進めること、法政二高では高校入学組の合流を見越した成績維持戦略を立てること、そして併願制度を理解し進路の選択肢を最大化することが重要です。
2027年度には法政大学千代田三番町という新たな系属校も加わり、法政大学への内部進学ルートはさらに広がります。付属校の制度をフル活用して、お子さんの可能性を最大限に引き出しましょう。
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