公立中高一貫受検では適性検査という当日のテスト以外に、事前に調査書/報告書を提出する必要があります。
ところで、この記事を書いている今日は2024年に受検する次男の小学校の終業式でした。
なので今日は「通知票(あゆみ)」を受け取ります。
次男は授業中に積極的に発言もしたし、テストで100点も多かったとのことで自信があるようです。
結果はどうだったのでしょうか?
また2022年に公立中高一貫校に合格した娘の通知書はどうだったのでしょうか?
受検を検討している時に非常に気になった情報なので、今回は詳しくご紹介します。
公立中高一貫校受検で小学校の成績はどのくらい影響する?
公立中高一貫校受検では学校によって比率に違いはありますが小学校で作成してもらう「調査書」が
私が住んでいる神奈川県では、2月3日に適正検査Ⅰ・Ⅱが実施されます。
主に適性検査Ⅰが文系、適性検査Ⅱが理系と分かれていますが、ⅠもⅡも文系理系の区別なく、両方とも科目横断型になっている学校もあります。また神奈川県立と川崎市立の3校では面接やグループ活動などでの検査もあります。
各学校の適性検査・面接/グループ活動・調査書の配分は下記の通りです。
ちなみに東京都の公立中高一貫校(都立/区立)の11校は下記の「報告書」と「適性検査」の比率で合否を判断しています。
学校の成績が記された調査書に関しては、学校によって5年生からの学校もあれば6年生からの学校もありますが小学校の成績が受検にも影響します。
※東京の千代田区立九段中等教育学校は小4~小6の3年間を対象期間とするなど対象期間や配分は学校によって違いますので、志望校の募集要項で内容を確認しておきましょう!
また、調査書は通知票の内容がそのまま記載される訳ではないようです。通知票では2や3がついていても、学校の先生の判断で評価を上げることも下げることもあり得るようです。
また各教科の成績に加え、学校生活での特別活動や行動、出欠などが記録されます。
神奈川県だと横浜市立の2校は合否判断の25%が調査書の内容です、東京都でも桜修館中等教育学校などが3割と高い比率となっています。
調査書作成を依頼する際の注意点
小6のはじめの面談で担任の先生から「中学受験はしますか?」と聞かれました。
「はい、予定しています」と伝えると「調査書の作成依頼は余裕をもって依頼してください」と言われました。
調査書は、学校ごとに指定された記載事項で作成してもらうことになるので、先生の手間や負担は小さくないと思います。また、担任の先生が作成した後に複数の先生が内容を確認するルールになっているようなので、こうした事情を考慮して、調査書作成の依頼はできるだけ時間にゆとりを持ってお願いする必要があります。
私立中学を併願する場合は、私立中学も学校によっては調査書が必要になるようなので事前に確認しておくようにしましょう。
先生への配慮が大切
見本や予備書類も渡す
調査書は学校ごとに指定された記載事項で作成してもらうことになるので、志望校ごとにファイルを分けたり、参考書類として見本を添付したりするなど、先生が作業しやすいよう配慮しました。
書き損じに備えて、予備も合わせて2部印刷して渡しておくなども良いと思います。
依頼はまとめる
公立中高一貫校は基本的に調査書が必要になると思いますが、私立中学も併願する場合は、事前に候補になっている学校で調査書が必要なのかを調べておきましょう。
複数の志望校で迷っている時は、受験(受検)を検討していることを、事前に担任の先生に相談しておくようにしましょう。
できるだけ全ての学校の調査書を、まとめて依頼するようにしましょう。
英検や漢検の合格実績などを伝えておく
学校によっては、調査書の中で総合所見として生徒の特色などを求められるケースもあります。子供が英検や漢検に合格している場合などは、先生に伝えておくと良いと思います(先生に調査書へ記載する内容を依頼することはできませんが)
調査書に「書く」「書かない」は先生の判断となりますが、資格などは伝えない限り先生も知らないと思いますので面談などで伝えておくと先生も書きやすいと思います。
完成した調査書は、封緘された状態で渡されます。どんなことが記載されているのか中身が気になるところですが、開けてしまうと調査書として無効となりますので気を付けましょう。
※とりあえず太陽にかざして透かしてはみました💦
調査書対策で気をつけたこと
授業態度や忘れ物に気をつける
小学校のテストが全て満点だとしても調査書が良いとは限りません。テストで良い点を取るのは当然として、授業中の態度(しっかり聞く、ノートをとる、発言を積極的にするなど)、忘れ物をしない、提出物は期限内に出すなどが重要です。
学校活動にも積極的に
委員会活動やクラブ活動にも積極的に参加し、学業以外にも力を入れるように心がけると先生の印象も良くなるのではないかと思います。娘の場合は少し「引っ込み思案」なところがあるので、「面接などのことなども考えて積極的にやっておいた方が良いよ」と伝えていたところ小5、小6とクラスの代表委員やクラブの部長などをやっていました。
調査書に効果があったかはわかりませんが、少し積極性が芽生えたような気がするので良かったなと感じています。
調査書にはあまり関係がないとも言われますが、いろいろな経験をしていると適性検査の作文で書けることが増える効果もあります。
合格者の「あゆみ(通知票)」は?
2022年に公立中高一貫校受検に挑戦して合格することができた娘ですが、「あゆみ(通知票)」は、普通でした。
三段階評価で3(最も高い評価)は3つしかありませんでした。
インターネットで調べるとオール3や、2が数個みたいな方が多かったので焦ったりもしました。
担任の先生に相談すると「うちの学校では最高評価に近いと思います」とのこと。
どうも、学校によって評価基準が違うようです。
塾の先生にも相談しましたが、オール2でも合格した生徒さんもいたとのことでしたが、少しでも有利に受検させてあげたいですよね💦
弟の「あゆみ(通知票)」は?
最初に書いた通り、今日は小学校の終業式でした。
弟は授業中に積極的に発言もしたし、テストで100点も多かったとのことで、自信があったようですが結果は、オール2…小4なので受検には、まだ影響はありませんが、本人は非常にショックだったようです。
担任の先生からは面談などで、とても評価が高かったので親としても少し残念でしたが、うちの子供たちが通う小学校の評価基準は、少し高めなんだと思います(担任の先生も言ってました)
5年生は、もっと頑張るとのことです💦
頑張って!!
まとめ
今回は、「調査書に関して」「調査書作成を依頼する際の注意点」「調査書対策で気をつけたこと」「2022年受検で合格した娘と弟の通知票」などに関して紹介しました。
公立中高一貫校の適性検査専門のオンラインスクールを開校予定
ちなみに、娘と息子の公立中高一貫校受検では「ena」「栄光ゼミナール」「臨海セミナー」「湘南ゼミナール」「中萬学院」など適性検査対策コースがある近所の塾はほとんど体験授業を受けさせてもらいました。
どの塾も15人~25人くらいの集団塾なので、塾の授業だけで合格力が付けられるのは、もともと適性検査への適性がある生徒だと感じます。
2022年に公立中高一貫校受検に挑戦した、うちの娘は6年生の秋の模試まで、合格圏外でした。(つまり6年生秋までは適性がなかったと言えると思います)そこから「このまま塾任せにしていたら合格できない…」と妻と私で過去問演習や作文の添削をして課題を1つ1つ潰していきました。
娘の経験から、2024年に公立中高一貫校受検に挑戦する息子も「塾任せ」にはせずに(ただし塾選びも体験授業などを複数校で受けて相性なども加味して、こだわって選びました)、適性検査で求められる能力を1つ1つ丁寧に身に付けさせるためにオンライン家庭教師を小5の秋から開始しました。
2023年より「読解力育成・作文添削講座(文系)」と「思考力育成講座(理系)」のオンライン少人数講座を開講しました。
現在、モニター生を募集中(無料授業見学も可能)
現在、モニター生を募集していますのでご興味がある方は、是非お問合せ下さい。
モニター生として受講する前に体験授業を1回無料で受講していただくことも可能です。
無料※体験授業も受付中です!※複数名コースのみ
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