小学校5年生で中学受験を決意!公立中高一貫校と言う選択肢!

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公立中高一貫校

前回のブログで私(我が家)の中学受験へのトラウマに関してお話しました。

長男の中学受験を終えて中学進学後のことも考えると小学生の大切な時期に塾を中心とした学習による負担が多い中学受験にネガティブな印象を持っていました。

そんな中で小学校5年生の進級した長女から「中学受験を受けてみたいんだけど」との相談を受けました。今回は相談を受けてから情報収集して娘の中学受験の方針を決めるまでをお伝えしたいと思います。

この記事を書いた人

管理人の"アニーパパ"と申します。 神奈川県在住40代です。2022年に長女が公立中高一貫校に無事に合格することができました。
私は東証一部上場企業の子会社で教育事業の責任者を2年ほどやっていました。当時、公立中高一貫校受検の専門家や国際バカロレア(IB)の専門家の方々に、取材や対談でお会いして公立中高一貫校や英語教育に魅力を感じました。
このブログでは子供たちの中学受検体験記的な内容から仕事も含めて情報収集して集めた受検・教育情報なども紹介していこうと思います。ちなみに2024年には次男の中学受検を予定しています。
また、娘が中高一貫校に通うことになり中高一貫校の多くで使用されている検定外教科書「体系数学」と「New Treasure(ニュートレジャー)」に苦戦しました。そこで多くの専門家の方々に相談してオンラインスクールを開校しました。このような経験から得られたことも発信しています。

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2回目の中学受験

小学校5年生の長女が4年生の時に長男が高校受験を受けて高校に進学しました。

中学2年生からは塾の自習室に毎日通い塾長さんからも「頑張っています」と言われていましたが志望した難関公立高校には届かず別の学校に通っています。

長女が保育園の年長の時に長男が中学受験に挑戦していたので中学受験に良い印象はなかったと思います(親にお兄ちゃんが怒られているのを見ていましたので)でも兄が中学に進学して心を入れ替えて頑張っている姿と、でも希望の高校に進めなかったことも見ていたのだと思います。

また彼女は獣医さんになりたいと言う夢がありました。

獣医さんになるには獣医学部に進まないといけない、なので将来の大学進学時の選択肢を増やすためにも中学受験に挑戦してみたいと思ったようです。

※長男、次男と比較しても小学生は女の子の方が考え方が大人ですね😅

小学校5年生からの中学受験

娘が「中学受験に挑戦してみたい」と言ってくれたのは成長を感じることが出来て嬉しかったです。もちろん応援してあげたいと思ったのですが、小学校5年生から中学受験を準備を開始するのは一般的には遅すぎるとも思いました。

中学受験塾のカリキュラムは小学校3年生(小2の2月スタート)からスタートするので小学校3年生から開始する方が多いと思います。ある中学受験の専門家の方にお聞きしたお話では国/私立の中学受験をするお子さんは小学校4年生までに開始する方が8割~9割ぐらいのようです。

5年生から中学受験の準備を開始するというのは受験本番まで1年10か月…早いお子さんとは2年半の差があるので、どう応援するべきなのか情報収集をはじめました。

公立中高一貫校と言う選択肢

情報収集の中で公立中高一貫校のことを知りました(正確には、もともと存在は知っていましたが小学校5年生からの中学受験の選択肢として公立中高一貫校が有力なことを知りました)

公立中高一貫校とは
導入の趣旨

従来の中学校・高等学校の制度に加えて,生徒や保護者が6年間の一貫した教育課程や学習環境の下で学ぶ機会をも選択できるようにすることにより,中等教育の一層の多様化を推進し,生徒一人一人の個性をより重視した教育の実現を目指すものとして,中央教育審議会第二次答申(平成9年6月)の提言を受けて,「学校教育法等の一部を改正する法律」が平成10年6月に成立し,平成11年4月より,中高一貫教育を選択的に導入することが可能となりました。

※文部科学省HPより

公立中高一貫校は1999年文部科学省が学校教育法を一部改正し、中学校・高等学校の6年間の一貫した教育課程や学習環境の下で学ぶ機会を選択できるようにすることで、教育の多様化を推進し生徒1人1人の個性をより重視する教育を目指すものとしています。
各校の教育理念・生徒像については、ニュアンスの違いはありますが「世界で活躍できる次世代のリーダー」を育むことを掲げ、一般の公立中学校・高等学校とは異なるカリキュラムを組むことが認められています。これにより、中・高で重なる履修範囲のある歴史分野などは一本化して再編するなど、広く深く学習することが可能になりました。

公立中高一貫校の学費

「公立中高一貫校」が、なぜ人気なのか?

  • 一般の公立中学と変わらない学費
  • 高い合格実績
  • 独自の教育方針
  • 受験準備にかかる時間が短い

の4点が人気の理由だと思われる。

学費の違いとしては、学校による違いはあるが一般的に私立中高一貫校に進学すると授業料や教材費のほか塾などの費用も加えると1年間に約130万円かかり、6年間で700万円を超える。一方、公立中高一貫校だと1年間で約60万円前後で、6年間で約350万円と実に私立の半額以下におさまる計算となる。

引用:AERA掲載情報 https://dot.asahi.com/print_image/index.html?photo=2020012200073_2

公立中高一貫校の難関大学合格実績

次に「高い進学実績がある」と言う部分は都立としては初の中高一貫教育校である東京都立白鴎高等学校・附属中学校が2005年の開校して2011年3月に一期生たちが卒業を迎えましたが、東京大学への合格者を現役で5人出したことはニュースにもなり話題になりました。その後も公立中高一貫校は高い合格実績を出し続けており都立講師革中教では156名の卒業生の内16名が東京大学に合格し9名が京都大学に合格するなど高い合格実績を出している。

引用:AERA掲載情報 https://dot.asahi.com/aera/2020012100069.html

独自の教育方針

最後に「独自の教育方針」だが横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校/附属中学校と言うインパクトのある学校がある。この学校は文部科学省から「SSH(スーパーサイエンスハイスクール)」及び「SGH(スーパーグローバルハイスクール)」のダブル指定を受け、さらに横浜市教育委員会からは「進学指導重点校」に指定を受けている。

例えば、総合的な学習の時間に実施する「サイエンススタディーズ(Science Studies)」という、自然科学や社会科学を核とした課題探究型の学習科目では、自分の研究テーマを決めて研究に没頭できる環境が用意されている。また「フロンティアタイム(Frontier Time)」という1コマ95分の自習時間では、自分の研究をすすめることはもちろん、読書や進路の探究など、生徒が自由に時間を使える。こうした様々な探究活動ができるよう、培養器や電子顕微鏡など最先端の設備もあるので、やりたいことおこなう環境が整っていると思う。

他にもさいたま市立大宮国際中等教育学校はグローバル人材の育成を目指し、Grit(やり抜く力)、Growth(成長し続ける力)、Global(世界に視野を広げる力)の「3G」を校訓として掲げており首都圏の公立中高一貫校としては初めて国際バカロレア(IB)の11~16歳を対象とする中等教育プログラム(MYP)に認定されている。

受験準備にかかる時間が短い

最後にもう1点、そしてこのことを知ったのが小学校5年生の娘に挑戦させてみようと思ったきっかけである。先程「国/私立の中学受験をするお子さんは小学校4年生までに開始する方が8割~9割ぐらい」であることは書きましたが逆に公立中高一貫校は受験準備を開始するのが5年生以降がほとんどであるということです。

その背景として公立中高一貫校の選考は適性検査を中心におこなわれる。この適性検査は私立中学の受験で求められるような深い知識を前提とした問題は出されない。基本的に小学校で学ぶレベルの知識を元に思考力を試されるような検査になっています。多くの私立中学では「深い知識」を求めているため私立中学受験では小学校低学年から知識を身に付けるための暗記的な勉強が必要になる。なので小学校低学年から暗記中心の勉強をしなければならない。それに対して公立中高一貫校の適性検査対策は「考える力」を試される。

この「考える力」を鍛えるのには適性がある子供であれば小学校5年生から、遅い子供だと6年生の夏休みからの受験準備で合格を勝ち取っているケースもあるようだ。

まとめ

そんな訳で公立中高一貫校受検(公立中高一貫校は「受験」ではなく「受検」という漢字を使う)を目標に中学受験に挑戦してみようと思っている。

ちなみに公立中高一貫校は受験倍率も5倍前後と非常に高い。しかも併願が出来ない。なので非常に難易度の高い受験だとは思う。

しかし娘の目標である獣医さんになるには公立中高一貫校は非常に良い目標だと思ったので挑戦させてみたいと思った。

これから1年半の中学受検本番まで、このブログで娘と一緒に伴走していきたいと思う。

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