英語が苦手な高校生が英検2級に挑戦~試験まで残り1ヵ月ちょっと…~

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英検

今日は英語が少し苦手な長男が英検2級を取得したいとの相談を受けました。息子は夏休みから英検2級の勉強を開始していたようですが「単語が覚えられない…」と相談してきました。

一緒に勉強方法を調べたので記録しておこうと思います。

この記事を書いた人

管理人の"アニーパパ"と申します。 神奈川県在住40代です。2022年に長女が公立中高一貫校に無事に合格することができました。
私は東証一部上場企業の子会社で教育事業の責任者を2年ほどやっていました。当時、公立中高一貫校受検の専門家や国際バカロレア(IB)の専門家の方々に、取材や対談でお会いして公立中高一貫校や英語教育に魅力を感じました。
このブログでは子供たちの中学受検体験記的な内容から仕事も含めて情報収集して集めた受検・教育情報なども紹介していこうと思います。ちなみに2024年には次男の中学受検を予定しています。
また、娘が中高一貫校に通うことになり中高一貫校の多くで使用されている検定外教科書「体系数学」と「New Treasure(ニュートレジャー)」に苦戦しました。そこで多くの専門家の方々に相談してオンラインスクールを開校しました。このような経験から得られたことも発信しています。

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娘の英検5級合格の話は下記の記事でお話してます。

英検5級に一発合格した娘(当時小学4年生)の勉強法(リアルな体験談)
現在、小学校5年生の長女が中学受験を目指すことにしたのですが(詳しくはコチラとコチラのブログをご覧下さい)これまでの学...

英検2級の試験本番まで残り1ヵ月2週間での勉強法

英検とは

「英検®」は正式名称を「実用英語技能検定」といい、年3回実施される国内最大規模の英語検定試験です。5級(初級)、4級、3級、準2級、2級、準1級、1級(上級)の7つのグレードに分かれており、それぞれ「聞く」、「読む」、「書く」、「話す」の4技能を測定し、合否と英検CSEスコアで試験結果をフィードバックします。4級、5級のスピーキングテストは、自宅や学校などでパソコン・タブレット・スマートフォンから申込者全員が任意で受験することができます。

英検®の試験問題は、全てオリジナルで作成されており、資格は高校や大学での入試活用や、海外留学時の優遇、教員採用試験時の優遇など、社会のさまざまな場面で広く認められています。

公益財団法人 日本英語検定協会ホームページより引用

英検2級のレベル・試験内容

英検2級は、準2級までしっかりつけてきた力を実生活の様々な分野で応用できる力を身につけている級で、レベルは高校卒業程度とされています。社会生活に必要な英語を理解し、使用できることが求められます。入試優遇、単位認定、センター試験対策、さらに海外留学や社会人の一般的な英語力の条件として幅広く適用されます。試験内容は、一次試験(筆記とリスニング)と二次試験(面接形式のスピーキングテスト)に分かれています。

一次試験

測定技能と検定形式

筆記(85分)/リスニング(約25分)

測定技能形式・課題形式・課題詳細問題数問題文の種類解答形式
リーディング短文の語句
空所補充
文脈に合う適切な語句を補う。20短文
会話文
4肢選択
(選択肢印刷)
長文の語句
空所補充
パッセージの空所に文脈に合う適切な語句を補う。6説明文
長文の内容
一致選択
パッセージの内容に関する質問に答える。12Eメール
説明文
ライティング英作文指定されたトピックについての英作文を書く。1(英作文なので問題文はない)記述式
リスニング会話の内容
一致選択
会話の内容に関する質問に答える。
(放送回数1回)
15会話文4肢選択
(選択肢印刷)
文の内容
一致選択
短いパッセージの内容に関する質問に答える。
(放送回数1回)
15物語文
説明文
主な場面・題材
場面・状況家庭、学校、職場、地域(各種店舗・公共施設を含む)、電話、アナウンスなど
話題学校、仕事、趣味、旅行、買い物、スポーツ、映画、音楽、食事、天気、道案内、海外の文化、歴史、教育、科学、自然・環境、医療、テクノロジー、ビジネスなど

「主な場面・題材」において他の級と重複している部分がありますが、同じ分野に属するものでも級によって問題文などの長さや内容が異なります。また、出題される質問のレベルも異なります。詳しくは「2級の過去問・対策」ページをご覧ください。

目安としては、2級は「高校卒業程度」です。

二次試験

測定技能と検定形式

英語での面接(約7分)

測定技能形式・課題形式・課題詳細問題数解答形式
スピーキング音読60語程度のパッセージを読む。1個人面接
面接委員1人
(応答内容、発音、語い、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度などの観点で評価)
パッセージについての質問音読したパッセージの内容についての質問に答える。1
イラストについての質問3コマのイラストの展開を説明する。1
受験者自身の意見などある事象・意見について自分の意見などを述べる。
(カードのトピックに関連した内容)
1
受験者自身の意見など日常生活の一般的な事柄に関する自分の意見などを述べる。
(カードのトピックに直接関連しない内容も含む)
1
主な場面・題材
社会性の
ある話題
過去の出題例環境にやさしい素材、オンライン会議、屋上緑化、ペット産業、新しいエネルギー、サプリメント
  • 「主な場面・題材」において他の級と重複している部分がありますが、同じ分野に属するものでも級によって問題文などの長さや内容が異なります。また、出題される質問のレベルも異なります。詳しくは「2級の過去問・対策」ページをご覧ください。
  • 目安としては、2級は「高校卒業程度」です。

公益財団法人 日本英語検定協会ホームページより転載

英検2級の勉強方法

息子からは「単語が覚えられない…」との相談を受けていましたが英検2級がどんな試験なのかわからなかったので一緒に調べると1次試験は「リーディング」「ライティング」「リスニング」の3分野で各650点満点で評価される試験のようです。

筆記試験は「リーディング」で大問は3つで各20問、6問、12問で4肢選択で試験される。「ライティング」は1問で与えられた課題に80語から100語で作文する問題です。「リスニング」は1部、2部で構成されており各15問で4肢選択で試験される。

まずは単語・熟語

英検関連の書籍やサイトを見るとまずは単語が重要だと書かれている、それは筆記試験もリスニング試験も、ライティング試験も単語は全てに関係してくるからでしょう。

筆記試験の大問1は単語・熟語に関する語彙問題で20問も割り振られています。

語彙問題は単語・熟語の問題なので合格している人は、ここで点数を落としていない人が多いと思います。語彙問題を得点源と出来るようにすると言う意味合いと長文問題や「ライティング」「リスニング」問題でも英検2級で求められる語彙力がないと得点することは難しいのでやっぱり単語・熟語は重要だと思います。

息子は夏休みから英検2級 でる順パス単 (旺文社)を何周や暗記学習をしており7割~8割を暗記したくらいから覚えられなくなってしまったとのこと。

そこで私がアドバイスしたのが「英検2級 でる順パス単」の「でる度A(単語405と熟語263)」に集中すること。「でる度A」を100%近く覚えるまで高回転(3日で1周)で学習してみることにしました。

もう1つは「リーディング」大問1の語彙問題を、その日に覚えた(もしくは覚えられなかった)単語や熟語で作成してみて翌日に自分で解いてみるという学習法です。

今日から実践してみるとのことなので、効果が出るのか?出ないのか?楽しみに待とうと思います。

リーディング対策で多読する

「リーディング」は大問1の語彙問題が20問で長文読解力を問われる大問2の空所補充問題が6問、大問3の内容一致問題が12問から構成されています。

「リーディング」の大問2、3では社会性のある内容の文章を理解することができるレベルが求められます。大事なことは、文脈を素早く押さえることです。
勉強法としては、日頃から英語本などで長文を読むことに慣れておくと良いでしょう。試験などの限られた時間で文章を読めるようになるには、精読ではなく、多読で文章を読めるようになる必要があります。また、要点を押えながら読む習慣を身につけておけば、英検や大学入試などで長文がでてきても戸惑うことはなくなります。

試験まで1ヵ月ちょっとと言うことで英検2級 過去6回全問題集英検2級 でる順 合格問題集に掲載されている「リーディング」大問2、3の英文を要点を押えながら時間を計測して読む練習をすることにしました。

ライティング(英作文)対策・勉強法

英検2級ライティングの問題では、トピックを与えられます。その与えられたトピックについて、自分の意見とその理由を80〜100語程度で書く試験になります。

ライティングも英検2級 過去6回全問題集英検2級 でる順 合格問題集に掲載されている問題を解いて回答例や解説を読み込むことをやることになりました。

英作文には模範的な構成があり結論→理由→理由の具体例→結論の再主張という構成です。この型を意識して沢山の文を書いてみることにしました。

結論(自分の意見)
理由1
理由1の具体例
理由2
理由2の具体例
結論の再主張

また作文は書いて終わりにせずに学校の英語の先生にチェックしてもらったり、息子には外国人の友人が何人かいるのでチェックしてみると言っています。

リスニング対策・勉強法

リスニングの問題は第1部と第2部に分かれており各15問で合計30問となっています第1部は対話形式の問題で第2部は50語~60語程度のモノローグという構成です。

リスニングも英検2級 過去6回全問題集英検2級 でる順 合格問題集に付属のCDを使って「過去問演習」「オーバーラッピング」「シャドーイング」をおこなうことにしました。

オーバーラッピングとは?

オーバーラッピングとは「教材のスクリプトを確認しながら流れる英語音声と同時に発音していく英語能力訓練方法」のことです。リスニング・スピーキングを中心に総合的な英語能力の向上が実証されており、オーバーラッピングは現在では多くの英語学習本に取り入れられているメソッドです。

シャドーイングとは?

「シャドーイング」は、英語を聞きながらそれを真似して発音する通訳訓練法のことです。英文を聞き終えてから繰り返す「リピート」とは異なり、シャドーイングは、聞こえてくる英文のすぐ後ろを影(shadow)のように追いかけるのがポイントです。
「聞く」、「発音する」を同時に行うわけですから、難易度の高い学習法ですが、ポイントをしっかりおさえて繰り返し練習することで、確実に英語スキルは上達していくはずです。

スピーキング(面接)対策・勉強法

二次試験のスピーキングでは、面接委員(1人)と、すべて英語でコミュニケーションを行います。約7分程度のテストで60語程度のパッセージを読んで質問に答えたり意見を言ったりする試験です。

スピーキング対策も英検2級 過去6回全問題集英検2級 でる順 合格問題集に付属されているCDやアプリ音声で練習することにしました。

また息子には外国人の友人が何人かいるので練習に付き合ってもらうと言っています。

目標は英検2級合格、目指すは2級A!

試験まで1ヵ月ちょっとなので、まずは合格を目指して頑張ると言っていますが大学入試などでも有利になる2級Aの存在を知って「2級A」を取りたいとのことです。

2016年度から、実用英語技能検定の「2級A」の認定基準を、英検CSEスコアで示します。「2級A」とは、2級に合格し、4技能合計CSEスコアが2150点以上の方に与えられる資格です。

  • この「2級A」の基準となるCSEスコア2150点は毎回固定となります。
  • 4技能合計CSEスコアが2150点以上でも、二次試験不合格の場合は、「2級A」とは認定されません。
  • 海外留学時などの語学力証明として、多くの大学・カレッジで認定されています。
  • 日本国内の大学入試に活用できます。
  • バランスのとれた英語学習を促進することを目的に、4技能のスコアをもとに「2級A」を付与いたします。

公益財団法人 日本英語検定協会ホームページより転載

まとめ

 

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