
小学生の時に英検3級に合格していたから英語には自信があったのに中間テストが思ったより取れなくて…。娘の学校では教科書はニュートレジャー(New Treasure)を採用しているのだけど期末に向けて、何をどう勉強すればいいか知りたいです。

小学生で英検3級に合格したのは、本当にすごいことですね!その力はこれからも大きな強みになります。 ただ、英検と学校の定期テストでは、求められる力が少し違うんです。その違いが分かると、期末テストで何をすればいいかがはっきりしますよ。
中高一貫校には、小学生のうちに英検に合格したり、英会話教室に通っていたりして、英語が得意な状態で入学する子もたくさんいます。それでも中1の最初の定期テストで「思ったより取れなかった」という声は、実はよく聞きます。
これは英語の力が足りないからではなく、定期テストに合った勉強のやり方をまだ知らないだけのことが多いです。
ニュートレジャーはZ会が出している中高一貫校向けの英語教科書で、中学で習う文法を中1〜中2の2年間(Stage 1・2)で学ぶつくりになっています。公立中学の教科書より単語の数も本文の長さもずっと多く、テストでは「正確に書けるか」が問われます。
この記事では、次のことを紹介します。
- 英検に合格していても定期テストで点が取れない3つの理由
- ニュートレジャーのテストに出やすいところ
- 80点以上を取るための4ステップ勉強法
- 3週間前からのテスト勉強スケジュール
- 【Stage別】2学期期末で押さえたい文法
- 保護者ができるサポート(最初は一緒に、少しずつ本人に任せる)
- 「単語 → 例文 → 本文 → ワークブック」の順番で勉強する
- 「読める・分かる」で終わらせず、「何も見ずに正しく書ける」ようにする
- 授業ノートと学校のプリントを大事にする(テストは授業で扱ったところから出ます)
英検で身につけた「英語を読む力・聞く力」はそのまま活かせます。そこに「正確に書く練習」と「授業の内容の見直し」を足すのが、80点以上への近道です。
1. 英検3級に合格していても、定期テストで点が取れない3つの理由
英検と定期テストの違い
| 英検3級 | ニュートレジャーの定期テスト | |
|---|---|---|
| 出題範囲 | 中学卒業程度の英語全体 | 授業で習ったレッスンの範囲 |
| 主な答え方 | 選択肢から選ぶ問題が中心 | 単語や英文を書く問題が多い |
| 合格・得点の考え方 | 合格ラインを超えればよい | 1問ずつ正確さで点数が決まる |
| 細かいミス | 選択問題では目立ちにくい | スペル・3単現のs・ピリオドなどで減点される |
| 本文の扱い | 初めて読む英文 | 授業で読んだ本文から出る |
理由① 定期テストは「書く問題」が多い
英検の筆記試験は、多くが選択肢から答えを選ぶ形です。一方、定期テストでは単語のスペル、並べかえ、和文英訳、本文の空欄補充など、自分で書く問題がたくさん出ます。
「見れば分かる」「聞けば分かる」単語でも、正しく書けるとは限りません。ここで点数を落としている子がとても多いです。
理由② 定期テストは「授業でやったこと」がそのまま出る
定期テストは、英語の総合力を測るテストというより、「授業で習ったことが身についているか」を確かめるテストです。授業で先生が強調した表現や、本文の和訳、プリントの問題がそのまま出ることもよくあります。
英語ができる子ほど「本文は読めば分かるから」と、授業の内容の見直しを後回しにしがちです。
理由③ 「知っている」と思うところで、確認が浅くなりやすい
中1の最初のほうは、英検3級に合格した子にとって「もう知っている」文法が多いです。そのため、ワークブックを急いで終わらせたり、例文を書く練習を飛ばしたりしやすくなります。
ニュートレジャーは新しく出てくる単語の量が多く、本文も長いので、知っている文法でも、範囲の単語や本文の準備が足りないと点数につながりません。

中間テストの点数は、「英語ができない」というサインではなく、「定期テスト用の勉強のやり方を足そう」というサインです。英検に合格した力があるので、やり方が合えば点数は伸びやすいですよ。
2. 30秒でできる原因チェック
中間テストの答案を見ながら、どこで点数を落としたかを確認してみましょう。
| タイプ | 答案の様子 | 読んでほしいところ |
|---|---|---|
| A:スペルのミス | 意味は分かっているのに、つづりを間違えている | 5. ステップ① |
| B:文法を書く問題のミス | 並べかえ・書きかえ・和文英訳で点を落としている | 5. ステップ②、7. Stage別の文法 |
| C:本文の問題のミス | 本文の空欄補充や和訳が取れていない | 5. ステップ③ |
| D:細かいミス | 3単現のs、冠詞、ピリオドなどで減点されている | 8. もったいないミス |

英検に合格している子は、AタイプとDタイプで点数を落としていることが多い印象です。どちらも、やり方を少し変えるだけで減らせるミスです。
3. ニュートレジャーのテストに出やすいところ
テストの作り方は学校や先生によって違いますが、多くの学校で次のようなところから出題されます。
| 出題元 | 重要度 | 出やすい問題 |
|---|---|---|
| 授業ノート・学校のプリント | ★★★ | 先生が強調した文法・表現、本文の解説 |
| Grammar in Use の例文(Key Point) | ★★★ | 並べかえ、書きかえ、空欄補充、和文英訳 |
| Read(本文) | ★★★ | 空欄補充、和訳、内容一致、英問英答 |
| ワークブック(学校指定の問題集) | ★★ | 文法問題がそのまま、または少し変えて出る |
| 単語・熟語 | ★★ | スペル、意味、発音・アクセント |
| 初めて見る英文(初見問題) | ★ | 長文読解、自由英作文 |
英検の力が一番活きるのは、表の一番下の初見問題です。言いかえると、それ以外のところを授業の内容でしっかり固めれば、80点以上が見えてきます。
ニュートレジャーならではの注意点
① 教材は学校でしか手に入らない ニュートレジャーは学校専用の教材で、書店では売られていません。市販の教科書ガイドに頼るのが難しいので、授業ノートと先生のプリントが一番の参考書になります。
② 授業でやった本文の和訳が大事 本文は長く、言い回しも難しめです。自分で訳したものより、授業で確認した訳を見直すほうが点数につながりやすいです。
③ 音声を使える 教科書の本文や例文の音声は、教科書の二次元コードやWebサイトで聞けます(学校によって使える教材は違います)。英検のリスニングで身につけた「聞く力」を、音読の練習に活かせます。

授業ノートやプリントが抜けていると、テスト勉強で困ることになります。テスト3週間前に、プリントが全部そろっているか確認するのがおすすめです。
4. 80点以上を取るために、まず知っておきたいこと
学校によってテストの形は違いますが、たとえば次のような内訳のテストを例に考えてみます。
| 問題の種類 | 配点(例) | 対策でどこまで取れるか |
|---|---|---|
| 単語・熟語 | 15点 | 書けるようにすれば、ほぼ満点を目指せる |
| 文法(並べかえ・書きかえ・空欄) | 30点 | 例文とワークブックで大部分が取れる |
| 本文(空欄・和訳・内容) | 35点 | 授業の内容を見直せば多くが取れる |
| 初見の長文・英作文 | 20点 | 英検の力が活きる。半分以上取れれば十分 |
この例では、授業で扱ったところ(単語・文法・本文)だけで80点分あります。
英検に合格している子は、初見問題では点数が取れていることが多いです。中間テストの答案を見て、授業で扱ったところで何点落としていたかを確認してみてください。そこが、期末テストで伸ばせるところです。
※配点は一例です。実際のテストの形は、中間テストの答案で確認してください。返ってきた答案は、一番参考になる「過去問」です。
5. ニュートレジャーの4ステップ勉強法
勉強は、単語 → 例文 → 本文 → ワークブックの順番で進めます。英語が得意な子ほど本文から始めがちですが、単語と例文を先に「書ける」ようにしておくと、本文やワークブックがぐっと楽になります。
ステップ① 単語:暗記アプリ「Anki(アンキ)」で「書ける」ようにする
ニュートレジャーは、Stage 1・2の2年間だけで約2,300語を学ぶほど単語が多い教科書です。テストではスペルを書く問題が出やすいので、書ける状態を目指します。
我が家でおすすめしているのが、暗記カードアプリの「Anki」です。
Ankiのいいところ
| いいところ | くわしく |
|---|---|
| 忘れそうなころに出してくれる | 答えを思い出せたかを4段階で押すと、次に出す日をアプリが決めてくれます。苦手な単語ほどよく出て、覚えた単語はあまり出なくなります |
| スペルを入力して練習できる | カードの種類を「基本(解答を入力)」にすると、答えを入力して練習できます。間違えた文字も表示されます |
| 音声や例文も入れられる | 単語だけでなく、Key Pointの例文もカードにできます |
| スマホとパソコンで同じカードを使える | 無料のAnkiWebで、家のパソコンで作ったカードを通学中にスマホで復習できます |
| 毎日やることが決まっている | 「今日の復習」が表示されるので、何をやるか迷いません |
使える端末と料金(2026年10月時点)
| 端末 | アプリ | 料金 |
|---|---|---|
| パソコン(Windows・Mac) | Anki | 無料 |
| Androidのスマホ・タブレット | AnkiDroid | 無料 |
| iPhone・iPad | AnkiMobile | 有料(買い切り) |
| ブラウザ | AnkiWeb | 無料 |
※iPhone版は有料です。まずは無料のパソコン版やAnkiWebで試してみて、続けられそうなら購入を考えるのがおすすめです。料金はAnki公式サイトやApp Storeで確認してください。
ニュートレジャーの単語をAnkiで覚える手順
- レッスンごとにデッキ(カードのまとまり)を作る 例:「NT Stage1 Lesson8」
- カードの種類は「基本(解答を入力)」を選ぶ
- 表に日本語、裏に英語を入れる 例)表:「持ってくる(過去形も)」 裏:「bring – brought」
- 毎日10〜15分、出てきたカードを解く 思い出せなかったら「もう一度」、少し迷ったら「難しい」、思い出せたら「正解」、すぐに分かったら「簡単」を押します
- テスト範囲の単語が出てこなくなったら、次のレッスンへ
よく間違えるところは、カードに書き足しておきましょう
- 不規則動詞の過去形(例:bring → brought)
- 似ているスペル(例:quite/quiet)
- 複数形の作り方(例:city → cities)

カードはできるだけ子ども自身で作るのがおすすめです。打ち込む作業そのものが1回目の練習になるからです。 インターネット上には、ほかの人が作った単語カード(共有デッキ)もあります。でも、教科書の内容をそのまま使ったものは著作権の問題があることもありますし、まちがいが入っていることもあります。自分の学校の範囲に合わせて自分で作るのが一番確実ですよ。作ったカードは、家族の中だけで使いましょう。
ステップ② 例文:Key Pointの例文を「暗唱」する
文法問題の対策は、Grammar in Useの例文を何も見ずに言える・書けるようにするのが一番の近道です。例文には、その文法の形がそのまま入っているからです。
やり方
- 例文を音声に合わせて3回音読する
- 日本語訳を見て、英文を口で言う
- 言えたら、ノートに書く。書けなかったところに印をつける
書けなかった例文は、Ankiのカードに入れておくと、テスト前まで何度も復習できます。
「この文法は知っている」と感じる例文でも、実際に書いてみると、冠詞やsが抜けていることがよくあります。知っている文法こそ、書いて確かめましょう。
ステップ③ 本文:「音読 → 和訳 → 英訳」の3段階
本文(Read)は配点が大きいところです。「読んで意味が分かる」で止めずに、次の3段階で仕上げます。
| 段階 | やること | ゴール |
|---|---|---|
| 1. 音読 | 音声を聞いてから、まねして音読する(5回が目安) | スラスラ読める |
| 2. 和訳 | 英文を見て、授業で確認した訳を言える | 意味が全部分かる |
| 3. 英訳 | 授業の訳を見て、英文が言える・大事な文が書ける | 空欄補充・並べかえに対応できる |
ポイント
- 本文を全部覚えなくても大丈夫です。授業で先生が線を引いた文、文法のポイントが入った文を中心に覚えましょう。
- 代名詞(it、they、thisなど)が何を指しているかは、内容の問題でよく聞かれます。授業ノートで確認しておきましょう。

中間テストの前に「本文は読んでいた」なら、ステップ1と2はできていた可能性があります。期末テストではステップ3の「英訳」までやってみてください。ここが点数の差になりやすいところです。
ステップ④ ワークブック:「○△×の3周法」で仕上げる
最後に、学校指定のワークブックや問題集で演習します。
- ○:何も見ずに正解できた
- △:正解したけど自信がない・時間がかかった
- ×:解けなかった
| 周回 | やる問題 |
|---|---|
| 1周目 | 全部の問題 |
| 2周目 | △と×だけ |
| 3周目 | ×だけ(解けるまで) |
答えを写さないことが大切です。提出用の課題でも、間違えたところは赤ペンで直して、×の印を残しておきましょう。
英語が得意な子は1周目で○が多くなります。そのぶん2周目・3周目は短く終わるので、空いた時間を単語と本文の英訳に回すと効率がよくなります。

体系数学の記事でも紹介した「○△×の3周法」と同じやり方です。数学と英語で同じやり方にしておくと、子どもも迷わず進められますよ。
→ 体系数学のテスト対策|期末で点が取れる勉強法と頻出単元【中1〜中3】
6. 英作文はAIで添削してもらう
なぜ英作文にAIがおすすめなのか
英作文は、自分で書いた英文が合っているかを、自分では確かめにくいところです。かといって、毎回先生に見てもらうのも、親が英語を見てあげるのも大変です。
ここで役に立つのが、ChatGPTやGeminiなどの生成AIです。
- 書いた英文を入れると、すぐにまちがいを教えてくれる
- 何度でも、夜でも見てもらえる
- 「なぜまちがいなのか」を日本語で説明してもらえる
文部科学省の「初等中等教育段階における生成AIの利活用に関するガイドライン(Ver.2.0)」でも、生徒が書いた英作文をAIにチェックさせ、修正案をもとに直す使い方が例として紹介されています。
ニュートレジャーでは、各レッスンの「Action」で、本文のテーマについて自分の考えを書く練習をします。Actionの英作文や、授業で出た英作文の課題をAIで添削してもらうと、定期テストの英作文対策になります。
AI添削の手順
- まず自分の力だけで英文を書く(辞書や教科書は見てもOK。AIに最初から書かせない)
- AIに添削してもらう(下のプロンプトを使う)
- ヒントをもとに、自分で書き直す
- 書き直した英文をもう一度見てもらう
- まちがいをミスの記録ノートに1行で書く(例:「3単現のs忘れ」)
そのまま使える英作文添削プロンプト
次のプロンプト(AIへのお願いの文章)を使うと、AIが正しい英文をすぐに書いてしまわずに、子どもが自分で直す練習になります。
あなたは中高一貫校に通う中学1年生の英語の先生です。
教科書は「New Treasure Stage 1」で、
私は英検3級に合格しています。
これから、私が書いた英作文を送るので添削してください。
【添削のルール】
・最初から正しい英文を全部書かないでください。
・まちがいのある場所を示し、まちがいの種類を
「スペル」「3単現のs」「冠詞」「時制」「語順」「その他」
に分けて教えてください。
・直し方は、ヒントを1つずつ出してください。
私が書き直したら、もう一度チェックしてください。
・中学1年生で習う文法の範囲で直してください。
難しい単語や文法は使わないでください。
・説明は日本語で、短く分かりやすくしてください。
・最後に、私がよくするまちがいを1行でまとめてください。
【問題】
(ここに英作文の問題文を入れる)
【私の英作文】
(ここに自分で書いた英文を入れる)
AIで英作文を添削するときの注意点
| 注意点 | くわしく |
|---|---|
| 年齢制限を確認する | たとえばChatGPTは13歳以上が対象で、18歳未満は保護者の許可が必要です。Geminiは、Googleのファミリーリンクで保護者が管理すれば13歳未満でも使えます。サービスごとに決まりが違うので、使う前に必ず親子で確認しましょう |
| 個人情報を入れない | 名前、学校名、住所などは入力しないようにします。英作文の中に出てくる名前も、仮の名前に変えましょう |
| AIもまちがえる | AIの直し方が、学校で習ったルールと違うこともあります。迷ったら教科書や授業ノートで確認し、先生に聞きましょう |
| 採点のしかたは先生によって違う | テストの英作文は、先生が決めたポイントで採点されます。授業で先生が教えてくれた書き方(語数、理由の書き方など)を一番大事にしましょう |
| 提出する課題をAIに書かせない | AIが書いた英文をそのまま提出するのは、自分の勉強になりません。学校のルールにも従いましょう |
7. 3週間前からのテスト勉強スケジュール
| 時期 | やること | ゴール |
|---|---|---|
| 3週間前 | テスト範囲の確認、プリントがそろっているか確認、中間テストの答案の見直し、範囲の単語をAnkiに入れる | 範囲と「やることリスト」が分かる |
| 2週間前 | Ankiで単語の復習(毎日)、例文の暗唱、本文の音読・和訳、ワークブック1周目 | 範囲を一通り終える |
| 1週間前 | Ankiで単語の復習(毎日)、本文の英訳、ワークブック2周目(△と×)、英作文をAIで添削 | 授業の内容を「書ける」ようにする |
| 3日前〜前日 | Ankiで残った苦手な単語、ワークブック3周目(×だけ)、ミスの記録ノートの見直し | 苦手なところをなくす |
前日にやること
前日は、新しいことを始めるより、「Ankiで残っている苦手な単語」「書けなかった例文」「×の問題」「ミスの記録ノート」だけを見直しましょう。

英語が得意な子は、テスト勉強の時間を数学などほかの教科に多く回しがちです。それ自体は悪いことではありませんが、Ankiと音読だけは毎日10〜15分続けておくと、英語の点数も安定しやすいですよ。Ankiは、テストが終わってからも毎日続けると、英検の勉強にもつながります。
8. 【Stage別】2学期期末で押さえたい文法と、つまずきやすいところ
ニュートレジャーをどのくらいの速さで進めるかは、学校によって違います。ここでは、中1でStage 1、中2でStage 2、中3でStage 3を使う学校の2学期を例にしています。必ず学校のテスト範囲表で確認してください。
Stage 1(中1が中心)
2学期に学ぶことが多い文法:現在進行形、一般動詞の過去形、be動詞の過去形・過去進行形、be going to・助動詞
英検3級に合格している子にとっては、見たことのある文法が多いはずです。だからこそ、「分かる」ではなく「正しく書ける」かを確かめましょう。
つまずきやすいところ
- 現在形と現在進行形の使い分け(習慣なのか、今している最中なのか)
- 不規則動詞の過去形のスペル(go → went、see → saw、buy → bought など)
- 過去の疑問文で動詞を原形に戻し忘れる(❌ Did you went…? → ⭕ Did you go…?)
- 進行形のingのつけ方(swim → swimming、make → making)
Stage 2(中2が中心)
2学期に学ぶことが多い文法:受動態、現在完了(完了・経験・継続)、後置修飾・分詞
つまずきやすいところ
- 受動態と現在完了で、どちらも過去分詞を使うので混乱する
- 現在完了と一緒に使う語(for/since、already/yet、ever/never)の使い分け
- 分詞が名詞を後ろから修飾する形(the boy playing tennis)の訳し方
英検3級の範囲を超える文法も出てくるので、英検に合格した子でも、ここから新しく学ぶつもりで取り組みましょう。
Stage 3(中3が中心・高校内容の基礎)
2学期に学ぶことが多い文法:関係代名詞(whose、what、非制限用法)、関係副詞、分詞構文
つまずきやすいところ
- 関係代名詞と関係副詞の使い分け(後ろの文に足りないものがあるかどうか)
- 関係代名詞whatの訳し方(「〜すること・もの」)
- 分詞構文の意味(時・理由・付帯状況)を文の流れから判断する

Stage 2の後半からは、英検3級の範囲より先の内容に入っていきます。中1のうちに「書いて覚える」習慣をつけておくと、Stage 2・3に進んでも点数が安定しやすいですよ。AIで英作文を添削するときは、プロンプトの「中学1年生」「Stage 1」を、今の学年とStageに書きかえて使ってください。
9. 点数を落としやすい「もったいないミス」5つ
英語が得意な子ほど、分かっているのに点数を落とすミスが目立ちます。気をつけるだけで減らせるので、期末テストではここを意識してみてください。
| ミス | 例 |
|---|---|
| 3単現のsのつけ忘れ | ❌ He play tennis. → ⭕ He plays tennis. |
| 冠詞(a/an/the)の抜け | ❌ I have dog. → ⭕ I have a dog. |
| 文の最初を小文字にする・ピリオドがない | 英作文で1点ずつ引かれることも |
| 時制のずれ | 過去の話なのに途中から現在形になる |
| 問題文の指示の読み落とし | 「○語で」「適切な形に変えて」を見落とす |
対策
- AIの添削で見つかったまちがいも含めて、ミスの記録ノートに1行で書く(例:「3単現のs忘れ」)
- テストの最後の5分は見直しに使う。英作文はs・冠詞・時制の3点をチェック

AIの添削を何回か続けると、「自分はいつも冠詞を忘れる」など、自分のミスのクセが見えてきます。クセが分かれば、テストの見直しでどこを見ればいいかがはっきりしますよ。
10. 保護者ができるサポート|最初は一緒に、少しずつ本人に任せる
英語の勉強を、親がずっと管理し続ける必要はありません。目標は、子どもが自分でテスト勉強を回せるようになることです。親のサポートは、自転車の「補助輪」のようなものだと考えています。
まずは、英検に合格した力を認めてあげる
中間テストで思ったより点が取れなかったとき、一番がっかりしているのは子ども本人かもしれません。特に英語に自信があった子は、「自分は英語ができないのかも」と感じてしまうこともあります。
まずは「英検に合格した力はちゃんとあるよ。定期テストは、やり方が少し違うだけだよ」と伝えてあげてください。そのうえで、一緒に答案を見て、どこで点数を落としたかを確認しましょう。
3ステップで少しずつ手を離す
| ステップ | 親の関わり方 | こんなときに |
|---|---|---|
| ステップ1:一緒にやる | 中間テストの答案を一緒に見る。Ankiの準備やAIのルール決めを一緒にして、4ステップの順番で計画を立てる | 中1の最初のテスト、成績が下がった直後 |
| ステップ2:見守る | 計画は子どもが立て、親は週1回「順調?」と聞くだけ | 2回続けて、計画どおりに進められたら |
| ステップ3:任せる | 口出しはせず、相談されたときだけ手伝う | 自分で計画を立てて、やりきれるようになったら |
うまくいかなかったときは、一時的に1つ前のステップに戻っても大丈夫です。失敗ではなく、練習の一部です。
英語が苦手な親でもできること
英語を教えられなくても、サポートはできます。
- Ankiの準備を一緒にする:最初の1レッスン分だけ、アプリの準備やカードの作り方を一緒に確認する。2レッスン目からは本人に任せます
- AIを使うルールを一緒に決める:使うサービス、使う時間、入力してはいけないこと(個人情報)、課題の英文をAIに書かせないこと、を親子で話し合っておく
- 音読を聞く:内容が分からなくても「スラスラ読めるようになったね」と声をかけられます
- プリントの整理を手伝う:中1の最初だけ、教科ごとのファイル分けを一緒にやる

Ankiには、毎日どのくらい続けているかが分かる画面(統計)があります。ステップ2の「見守る」段階では、中身をチェックするのではなく、「毎日続いてるね」と声をかけるだけで十分ですよ。
かけてあげたい言葉
| 避けたい声かけ | おすすめの声かけ |
|---|---|
| 「英検に受かったのに、なんでこの点数なの?」 | 「英検の力はあるから、あとはやり方だけだね」 |
| 「また単語を間違えてるじゃない」 | 「Anki、毎日続いてるね」 |
| 「本文くらい覚えなさい」 | 「今日はどのあたりまで言えるようになった?」 |
| 「平均点より下じゃない」 | 「自分で計画を立てて進められたね」 |

「英検に受かったのに」という言葉は、親としてはつい出てしまいがちです。でも子どもにとっては、自信をなくすきっかけになりやすい言葉です。英検の合格は「できること」、定期テストは「これから伸ばすこと」と分けて考えてあげてくださいね。
11. 家庭だけで立て直すのが難しいときは
ニュートレジャーは、前のレッスンの文法が分かっている前提で進むので、つまずきが続くと取り戻すのに時間がかかります。次のようなときは、外部のサポートを考えてもよい時期です。
- 2回続けて、定期テストが平均点を下回った
- 例文の意味は分かるのに、テストの問題になると書けない
- Stage 2に入って、英検3級の範囲を超えた文法から分からなくなっている
塾やオンライン家庭教師を選ぶときは、ニュートレジャーの指導経験があるか、学校の教材を使って授業ができるかを必ず確認しましょう。英検の勉強を続けたい場合は、定期テスト対策と英検対策の両方に対応できるかも聞いておくと安心です。体験授業は2〜3か所を比べて、保護者もできるだけ同席するのがおすすめです。
→ 中高一貫校生にオンライン個別指導「トウコベ」がおすすめな理由
よくある質問
Q. 英検に合格しているのに、定期テストで点が取れないのはなぜですか?
A. 英検は選択肢から選ぶ問題が多く、定期テストは単語や英文を書く問題が多いからです。また、定期テストは授業で習ったところから出るので、授業ノートや本文の見直しが必要です。英語の力が足りないのではなく、テストに合った勉強のやり方を足せば、点数は伸びやすくなります。
Q. 単語を覚えるのに、Ankiと紙の単語帳はどちらがいいですか?
A. どちらでも大丈夫ですが、ニュートレジャーのように単語が多い教科書ではAnkiがおすすめです。忘れそうなころに自動で出してくれるので、復習のタイミングを自分で考えなくて済みます。また、答えを入力する設定にすると、スペルの練習にもなります。
Q. AnkiはiPhoneでも無料で使えますか?
A. iPhone・iPad版のAnkiMobileは有料です。パソコン版とAndroid版は無料で、ブラウザで使うAnkiWebも無料です。まずは無料の方法で試してみて、続けられそうなら購入を考えるのがおすすめです。
Q. 中学生がAIで英作文を添削しても大丈夫ですか?
A. 使い方のルールを決めれば、とても役に立ちます。サービスごとの年齢制限を確認し、個人情報を入れないこと、最初から正しい英文をAIに書かせないこと、AIの直し方は教科書や先生の教え方で確認すること、を親子で決めておきましょう。
Q. 英検の勉強は続けたほうがいいですか?
A. 続けるのはとてもいいことです。英検の勉強で身につく読む力・聞く力は、定期テストの初見問題や、将来の大学受験にも役立ちます。ただ、定期テストの2〜3週間前は、学校の範囲の勉強を優先するのがおすすめです。
Q. ニュートレジャーの本文は全部暗記したほうがいいですか?
A. 全部でなくても大丈夫です。授業で先生が強調した文と、文法のポイントが入った文を中心に「見ないで言える・書ける」ようにしましょう。そのうえで、本文全体は「スラスラ読めて、意味が分かる」状態を目指します。
Q. ニュートレジャーの教科書ガイドや問題集は買えますか?
A. ニュートレジャーは学校専用の教材なので、書店では基本的に手に入りません。授業ノート、学校のプリント、学校指定のワークブックを中心に勉強しましょう。
まとめ
- 英検に合格していても、定期テストで点が取れないことはよくある。英語の力ではなく、やり方の違いが原因のことが多い
- ニュートレジャーは「単語 → 例文 → 本文 → ワークブック」の順番で勉強し、「何も見ずに正しく書ける」ようにする
- 単語はAnkiで、答えを入力しながら毎日10〜15分続ける
- 英作文はAIで添削してもらい、ヒントをもとに自分で書き直す
- 保護者は、まず英検に合格した力を認めてあげる。サポートは最初だけにして、少しずつ本人に任せる







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