広島市立広島中等教育学校の評判は? 偏差値、進学実績など
全国の公立中高一貫校について調査する「全国の公立中高一貫校徹底研究シリーズ」
今回は、広島県の公立中高一貫校「広島市立広島中等教育学校」について調べたのでご紹介します。
広島市立広島中等教育学校とは?
広島市立広島中等教育学校は、広島県広島市(広島県広島市安佐北区三入東1丁目14-1)にある公立中高一貫校です。
広島市立広島中等教育学校の特色
1クラス30人の少人数クラス
広島市立広島中等教育学校は、1クラス30人の少人数クラスです。
授業は当然、面談指導など少人数のメリットを最大限に活かせます。
6年間完全一貫を活かした先取り授業
広島市立広島中等教育学校では、3年生(中学3年相当)から、英数国で高等学校の教科書を用いた授業開始します。
他教科でも、高校学習内容を一部前倒して指導していますし、中高の分断が少ない効率的効果的なカリキュラム編成は中等教育学校の特徴です。
LISIプロジェクト
- Leadership:多様な考え方を調整し集団をまとめるリーダーシップを育てます。
- Identity:伝統と文化を継承する日本人としての確固たるアイデンティティを育てます。
- Search:知識基盤社会に生きる知的探究能力を育てます。自分でテーマを設定し、探究論文を作成します。
- International:異なる言語を通じて関係を構築するコミュニケーション能力を育成します。
広島市立広島中等教育学校の学習指導
高校入試の影響を受けない、6年間完全一貫のカリキュラム
- 前期課程で国語・数学・英語の高校内容の科目を前倒し履修(他教科も一部内容を前倒しで履修)
- ER(Extensive Reading:英語多読)の導入
- 伝統文化・異文化理解・リーダーシップ・コミュニケーションスキルを学ぶ「学びと品格]
- 探究論文の作成
- 徹底した少人数指導
- 習熟度別授業の導入(一部教科科目)
- 探究活動の導入
- 難関国立大学をめざす「特進授業クラス」の設置(4年生~)
- 長期休業中の補習授業
- 学力向上パワーアップゼミ(土曜補習)
- 昼休憩・放課後の補習授業(主に後期課程)
広島市立広島中等教育学校の進路指導・進路実績
6年間のステージで系統的に進路探究を行います。
- ファーストステージ(1・2年生):職業探究 インターンシップ(2年)など
- セカンドステージ:大学探究 広大訪問(3年)・東大京大オープンキャンパス研修(2~6年)など
- ファナルステージ:大学合格への徹底サポート
2023年度(令和5年度)広島市立広島中等教育学校の入学者選抜の基本方針
広島市立広島中等教育学校の入学者選考内容
適性検査
- 次により、小学校教育において身に付けた総合的な力を検査する。
- 適性検査1:テーマに基づいて、文章等で表現する。
- 適性検査2:資料等をもとに、課題を解決する。
- 実施時間:各50分
面接
志望理由書
調査書
- 調査書は、指導要録に基づき、作成されたものとする。
合格者の決定
- 上記の結果を総合的に判断して決定する。
広島市立広島中等教育学校の偏差値は?
公立中高一貫校の受検は集団活動などがあったり、作文問題など記述式問題が多いことと報告書(小学校で作成してもらう書類)などで選考されるため、偏差値で合否判定が出しづらいと言われます。
「四谷大塚の偏差値」では、広島市立広島中等教育学校の偏差値は女子51、男子50となっています。
「四谷大塚の偏差値」は合不合判定テスト結果を元に算出されており、私立中併願者のレベルを知るのに参考になります。
同じレベルの偏差値では
- 修道:49
- 広島女学院:47
同じ公立中高一貫校では
広島県立広島中学校:女子56、男子53
などです。
広島市立広島中等教育学校の受検倍率は?
2024年
広島市立広島中等教育学校の受検倍率は2024年は2.43倍(前年2.95倍)でした。
2023年
広島市立広島中等教育学校の受検倍率は2023年は2.95倍(前年3.43倍)でした。
2022年
広島市立広島中等教育学校の受検倍率は2022年は3.06倍(前年3.53倍)でした。