令和4年度(2022年度)の公立中高一貫校受検が終わって4ヵ月が経過しました。
今回は、広島県の公立中高一貫校について調べたのでご紹介します。
2023年4月9日に加筆・修正しています。
- 公立中高一貫校の特徴を知りたい方
- 広島県の公立中高一貫校に関して知りたい方
- 広島県の公立中高一貫校に強い塾を知りたい方
広島県の公立中高一貫校
広島県には広島県立の3校「広島県立広島中学校・高等学校」「広島県立三次中学校・高等学校」「広島県立広島叡智学園中学校・高等学校」と広島市立の中等教育学校である「広島市立広島中等教育学校」と福山市立の「福山市立福山中学校・高等学校」の合計5校の公立中高一貫校があります。
学校名 | 住所 | 最寄り駅 | 募集定員 |
広島県立広島中学校 | 広島県東広島市高屋町中島31-7 | JR西高屋駅から歩いて約10分 | 160人 ※うち、帰国児童等の特別入学に関する選抜:2人以内 |
広島県立三次中学校 | 広島県三次市南畑敷町155 | JR三次駅から徒歩 約15分 JR八次駅から徒歩 約 5分 | 80人 ※うち、帰国児童等の特別入学に関する選抜:2人以内 |
広島県立広島叡智学園中学校 | 広島県豊田郡大崎上島町大串3137-2 | フェリーなど | 40 人 (原則として男子20 人、女子20 人) |
広島市立広島中等教育学校 | 広島県広島市安佐北区三入東1丁目14-1 | ■バス 広島駅・バスセンターより広島交通「桐陽台団地」行きに乗車 広島中等教育学校 停留所下車すぐ 約50分 ■JR・バス JR可部線可部駅下車後、広島交通「桐陽台」行きに乗車 広島中等教育学校 停留所下車すぐ 約15分 | 120名 (内、調整措置により学区外から入学できる定員は36名以内)(また、帰国児童等の特別入学に関する選抜は入学定員の内数で2名以内) |
福山市立福山中学校 | 広島県福山市赤坂町赤坂910 | JR山陽本線「備後赤坂駅」より、徒歩約12分 | 120人 |
公立中高一貫校とは
公立中高一貫校は、1999年文部科学省が学校教育法を一部改正し、中学校・高等学校の6年間の中等教育を計画的・継続的な教育指導により個性や創造性を伸ばし、幅広い年齢層の生徒が6年間一緒に学校生活を送る中で社会性や豊かな人間性を育む教育を進めることを目的に設立された学校です。
公立中高一貫校が開校するまでは私立の中高一貫校などでしか受けられなかった質の高い中高一貫教育を経済的負担が比較的少ない公立校でも受けられるようになりました。
広島県 公立中高一貫校受検の倍率
令和5年度(2023年度)
2023年広島県公立中高一貫校の受検倍率は「広島県立三次中学校・高等学校」の1.59倍から「広島県立広島叡智学園中学校」の6.53倍まで幅があります。

令和4年度(2022年度)
2022年広島県公立中高一貫校の受検倍率は「広島県立三次中学校・高等学校」の1.69倍から「広島県立広島叡智学園中学校」の7.78倍まで幅があります。

広島県 公立中高一貫校の偏差値
公立中高一貫校の受検は集団活動などがあったり、作文問題など記述式問題が多いことと報告書(小学校で作成してもらう書類)などで選考されるため、偏差値で合否判定が出しづらいと言われます。
「四谷大塚の偏差値」は合不合判定テスト結果を元に算出されており、私立中併願者のレベルを知るのに参考になります。
広島県の公立中高一貫校では広島県立広島中学校が女子56、男子53、広島市立広島中等教育学校が女子51、男子50となっています。
ちなみに広島県の国公立中では広島大学付属が女子62、男子60と最も高い偏差値となっています。
広島県の公立中高一貫校の過去問

この記事を書いている6月末時点では2023年版が出版されている学校もありますし、まだ2022年版が最新の学校もあります。購入前に最新版が出版されていないか確認してみてください。
広島県立広島中学校
広島県立三次中学校
広島県立広島叡智学園中学校
広島市立広島中等教育学校
福山市立福山中学校
広島県の公立中高一貫校の大学進学実績(2021年度)
広島県立広島中学校・高等学校は東京大学3名、京都大学2名(既卒生含む)、広島大学51名(既卒生含む)など、国公立大学に176名(既卒生含む)の合格者を出しています。

※広島県立広島中学校・高等学校は()内は既卒生含む
※広島県立三次中学校・高等学校、福山市立福山中学校・高等学校は既卒生含む
※広島県立三次中学校・高等学校はR3年度実績になります
※広島市立広島中等教育学校は私立大学の記載がありませんでした。
塾や通信教育の広島県 公立中高一貫校
広島県の公立中高一貫校に合格者を出している塾は下記などの塾です。
合格実績(2023年)

「広島県立広島叡智学園中学校・高等学校」は上記以外に東京都を中心に教室を展開しているenaからも今年もに合格者を出しているようです。ブログに載っていました(ena全体での合格者数は不明)
その他、昨年「広島県立広島叡智学園中学校・高等学校」は啓進塾(神奈川県)、名進研(愛知県)などからも各1名合格者がいましたが、今年はいなかったようです。
合格実績(2022年)

ちなみに「広島県立広島叡智学園中学校・高等学校」は上記以外に東京都を中心に教室を展開しているenaから4名、啓進塾(神奈川県に5教室しか教室がないので、神奈川県から受検されたってことなんでしょうか?)から1名、名進研(愛知県と岐阜県に37校しか教室がないので、愛知県や岐阜県からの受検なのでしょうか?)も1名の合格者が出ています。
塾以外にZ会や進研ゼミにも公立中高一貫校受検コースがあり各校に合格実績があります。
2022年度

2021年度

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まとめ
今回は、広島県の公立中高一貫校の特徴や受検倍率、偏差値、過去問、大学進学実績、塾ごとの合格実績などをご紹介しました。
オンラインスクール
娘が2022年4月に公立中高一貫校に入学しました。
往復の電車通学で部活もはじまり、朝は早く帰りは遅い生活です。
塾などにも通いたくないと言うことで参考書などだけ買ってあげて本人に任せていました。
しかし「数学が授業に付いていけていないと思う」と夏休みに相談されました…。
塾の体験授業に行かせましたが中高一貫校の特殊なカリキュラムに近所の塾は対応していないとのこと…。
そこで、知り合いにオンライン家庭教師をお願いすることにしました。
週1回1時間の指導で定期テストは平均点前後ですが、授業でおこなわれる小テストでは8割くらい得点できて、授業が理解できるようになってきたとのこと!
そこで2024年に公立中高一貫校受検に挑戦予定の息子にもオンライン家庭教師をお願いすることにしました。
息子は塾にも通っていますが、オンライン家庭教師では”わからない問題”を個別に指導してもらえるので理解も深まり、塾でおこなわれる模試の得点も伸びてきました。
そんな中で、「公立中高一貫校受検対策」は1対1での指導よりも生徒同士の学びや刺激がある少人数(2人~5人程度)が指導効果が高いのではないかと講師の方々と相談してオンラインスクールをはじめてみました。
また中高一貫生向けの「数学」「英語」や小学生向けの「英検対策」も開講しました。
現在、モニター生を募集中(無料授業見学も可能)
現在、モニター生を募集していますのでご興味がある方は、是非お問合せ下さい。
モニター生として受講する前に体験授業を1回無料で受講していただくことも可能です。

現在の受講生は、東京都・神奈川県在住者など関東圏からの参加比率が高いですが関西や九州から参加されている生徒も数名いらっしゃいます。
無料※体験授業も受付中です!※複数名コースのみ
公立中高一貫校受検を経験した先輩保護者として、また2024年受検を控える保護者仲間としてご相談お待ちしてます!
- 公立中高一貫校受検コース(文系/理系):新小6コース/新小5コースの募集開始
- 中高一貫生向けコース(数学/英語):中1生コース募集開始
- 英検対策コース:小学生/中学生コース募集開始
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