現在、小学校5年生の長女が中学受験を目指すことにしたのですが(詳しくはコチラとコチラのブログをご覧下さい)これまでの学習歴なども紹介したいと思います。
初回の今回は英検5級の取得経緯などをご紹介したいと思います。
【追記】娘も小6になって明日で小学校を卒業します。小学校卒業までに英検3級合格を目標にしていましたが中学受験で6年生の1年間は英語の勉強が出来ませんでした…もう少し早く英検の勉強をはじめるべきでした…
小学生が英検5級を受験して一発合格した体験談
英検を受けさせた理由
2020年から新学習指導要領導入や大学入試制度改革がおこなわれることをニュースなどで目にして我が家は長男が高校生と言うこともあり(小学生の子供だと大学入試改革って言われても先の話って感覚だと思いますが)いろいろ情報収集をしました。
新学習指導要領
「学習指導要領」という言葉は聞いたことはあると思いますが今年から「学習指導要領」が新しくなります。
そもそも「学習指導要領」とは?
学習指導要領(がくしゅうしどうようりょう)は文部科学省が告示する初等教育および中等教育における教育課程の基準である。
とWikipediaに記載されています。
つまり全国で共通した水準の教育を提供することを目的として、文部科学省が定めているカリキュラムのことを指します。学習指導要領をもとに時間割や教科書の内容が決定されていくのです。
この学習指導要領は10年に一度改訂されるようなのですが2020年度は新しい学習指導要領が適用される年度のようなのです。
新学習指導要領による学習は小学校では2020年度、中学校では2021年度、高校では2022年度から実施されます。つまり現在の小学生にも大きな影響がある制度改革なのです。
今回導入される学習指導要領では、「生きる力」のその先の力を育成する「社会に開かれた教育課程」が重要視されています。
特に、主体的で深い学びを実現する「アクティブ・ラーニング」子どもや地域の実態に即した教育を実現する「カリキュラム・マネジメント」を実施し学びに向かう力、人間性、知識及び技能、思考力・判断力・表現力の3つの力をバランスよく育成することが宣言されています。
英語教育改革
そして英語教育改革です。グローバル化のすすむ社会でも活躍できる人材の育成を目指して英語力の育成に重点が置かれるようになります。
後述する小学校での英語教育の充実化や教科化に加え、中学校や高校での英語の授業は基本的に英語で行うことが発表されています。
また、センター試験に代わり2021年から導入される「大学入学共通テスト」では、英検やGTECといった英語の民間試験を加えて従来の「読む・書く」の2技能ではなく「読む・聞く・書く・話す」 の4技能を評価すると発表されました。
※しかし家庭の経済状況や地域の格差の問題などが指摘され実施の延期が表明されています。
大学入試改革
そして大学入試改革ですが従来のセンター試験が廃止され、大学入学共通テストが実施されます。
大学入学共通テストでは、英語の4技能評価や、国語や数学での記述式試験の導入が表明されていましたが、試験実施や採点の公平性の観点などで問題が指摘され、2020年2月現在ではどちらも延期が発表されています。
以上のように2020年教育改革の目玉が英語改革であると言えます。なので小学生のうちから、しっかりとした英語教育を受けさせてあげたい、どうせなら目標をもって英語の学習をして欲しいと思い英検を目標として学習を開始することにしました。
英検5級のレベル
英検5級のレベルは「中学校初級程度」です。習得語彙数は300~400語が必要です。
- 英検5級の目安
級 | 推奨目安 | 出題目安 | 出題形式 |
---|---|---|---|
5級 | 中学初級程度 | 英語を習い始めた方の最初の目標。 |
|
英検ホームページから引用
数字、曜日、月、基本単語(名詞・動詞・形容詞・副詞)などが「正しく読めて意味がわかる」レベルであることが合格の条件のようです。
英検5級の合格ライン・合格率など
合格ラインは正解率65%程度に設定されているようです。5級はリーディングとリスニングでそれぞれ25点合計50点の配点になっています。なので33点を獲得すれば合格できるといえそうです。
英検5級の合格率は8割程度のようですが、中学生の受験者が半分以上いると思います。なので小学生だけの受験者に限定すると合格率は低下すると思われます。でも、英語学習を始めて1年程度の小学生で2か月くらいの準備期間があるなら合格は決して難しくないと思います。
娘の英検5級合格までの勉強方法(体験談)
娘が英語の勉強を開始したのが小学校3年生の夏休みに公文「KUMON英語」を開始しました。
それまで英語の学習経験はありませんでしたがE-Pencil(イー・ペンシル)という専用リスニング機器で教材の音声マークをタッチするだけで単語や文章が再生され、ネイティヴ・スピーカーの発音をたくさん聞くことが出来ます。
公文の英語学習やE-Pencil(イー・ペンシル)のことなど動画でも紹介しています。
単語
公文の英語学習は単語からスタートします。E-Pencil(イー・ペンシル)を使ってテキストのイラストやスペルを見ながら、まずは音声を確認します。音声を確認したら自分でも声に出して練習します。イラストから直接英語を覚えるので英語脳をつくる効果もあるのだと思います。音声を聞いて自分でも発音出来たら書く練習もします。使える英語として重視されている4技能(読む、聞く、書く、話す)を身に付けられるカリキュラムだと思います。
簡単な会話文から文章へ
基本的な単語を憶えたら次に簡単な会話文を学習します。ここでもE-Pencil(イー・ペンシル)で音声を確認してから自分で声に出してみて自分で書いて練習します。
英検5級受験準備
小3の夏休みからはじめた公文で娘は英語が好きになったようです。知らない単語を知り、英会話を少し話せるようになったことで自信にもつながったと思います。
英語の勉強を開始してちょうど1年となった小4の夏休み頃に公文の先生から「次の英検を受けてみたらどうですか?」とすすめられて小4の冬休み前に英検5級を受験することにしました。
英検5級を受験することが決まってからは、これも公文の先生からすすめられた「英検5級 過去6回全問題集」「英検5級 でる順パス単 」を使って学習しました。
この「英検5級 過去6回全問題集」はアプリと連携していてリスニング問題をアプリで受けたり、他の問題も答え合わせはアプリでおこなう「自動採点機能」が良かったと思います。
娘は英検5級の受験を決めてから2か月くらいで単語帳、過去問を3周~4周くらいしていました。
英検5級受験当日
会場
会場はターミナル駅近くにある学校でした。受験した日は中学生以上が多かったらしく娘は緊張したようです(はじめての合格/不合格が出る試験だったこともあると思います)
持ち物 英検ホームページより
必ず持っていくもの
① 受験票(事前に届くハガキ)
② 身分証明書(パスポート・健康保険証※コピー可・生徒手帳)
③ えんぴつ OR シャーペン
④ 消しゴム
⑤ うわばき※受験票で必要かどうか確認
必要なら持っていく
① 腕時計(スマホ・携帯不可)
② ハンカチ・ティッシュ
③ 寒い時期なら上着
保護者持ち物 必要なら持っていく
① うわばき(スリッパ)
② 子供用飲み物
③ 座席調整用の座布団・クッション
④ 待ち時間用の本など
試験当日の流れ
受付開始
5級は受験票を持っていれば受付不要なので会場の教室を確認して向かう。
指定の教室へ入る(席は自由でしたが「前から詰めて下さい」と係りの人が言っていました)
※この時は親も一緒に入って大丈夫。
※トイレは事前に済ませましょう!!
受験者集合時間
着席して試験終了後に解散するまで着席したままです。
※トイレ・体調不良の場合は試験監督へ伝える
※受験票・身分証明書の確認して机の上に出しておく。
※携帯電話の電源はOFFに!
問題冊子・解答用紙配布
受験者心得・音量確認用英文放送
保護者退室
保護者控室があるので、そこで終わるまで静かに待つ。
試験開始
筆記(25分)/リスニング(約20分)
測定技能 | 形式・課題 | 形式・課題詳細 | 問題数 | 問題文の種類 | 解答形式 |
---|---|---|---|---|---|
リーディング | 短文の語句 空所補充 | 文脈に合う適切な語句を補う。 | 15 | 短文 会話文 | 4肢選択 (選択肢印刷) |
会話文の 文空所補充 | 会話文の空所に適切な文や語句を補う。 | 5 | 会話文 | ||
日本文付き短文の語句整序 | 日本文を読み、その意味に合うように与えられた語句を並べ替える。 | 5 | 短文 | ||
リスニング | 会話の 応答文選択 | 会話の最後の発話に対する応答として最も適切なものを補う。 (放送回数2回、補助イラスト付き) | 10 | 会話文 | 3肢選択 (選択肢読み上げ) |
会話の内容 一致選択 | 会話の内容に関する質問に答える。 (放送回数2回) | 5 | 4肢選択 (選択肢印刷) | ||
イラストの 内容一致選択 | 短文を聞いて、イラストの動作や状況を表すものを選ぶ。 (放送回数2回) | 10 | 短文 | 3肢選択 (選択肢読み上げ) |
試験終了
ぐったりして試験会場から出てきましたw
感想を聞くと「結構出来たと思う」とのこと。
結果は?
結果は無事に合格していました!!おめでとう!!
詳細は下記の通りで合格ラインを上回る成績だったようです。
Reading:298
Listening:196
Over all:494
EIKEN BAND:G5+3
まとめ
今回は
- 英検を受けさせようと思ったきっかけ
- 具体的な勉強方法
- 試験直前の勉強方法
- 試験当日の流れ
- 試験結果
をご紹介してきました。子供たちが社会で活躍するころには今以上の英語力が必要とされているのではないかと思います。その意味で小学生から本格的に英語学習を開始するのは良いことだと思います。
また中学生も受けるような試験に合格したことは本人の自信にもつながったようです。
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