英検®3級に中学1年生で合格するための勉強法

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英検
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娘が中学校(中高一貫校)に入学して約1ヵ月が経過しようとしています。入学直後に2泊3日の宿泊研修があったりして授業は、各授業とも数回づつしかうけられていないようです。

娘は小4で英検®5級、小5で英検®4級に一発で合格して、小6で英検®3級の合格を目指そうと思いましたが、小6は中学受験の勉強が本格化して、英語学習を一旦休止して中学受験に集中した1年でした。

娘の同級生の中には小学生時代に英検®3級を既に取得している子が数名、娘と同じように英検®4級や5級など取得している子が各10名程度で、クラスの半分は本格的な英語の勉強は中学校からだそうです。

この記事をおすすめする人
  • 中学生が英検®3級を取得する勉強法を知りたい
  • 中学生が英検®3級を取得するのにお薦めのテキストや問題集、英語教育サービスなどを知りたい
  • 中学生の英検®取得計画をしりたい
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英検®ってどんな試験なの?

英検®の概要

英検®(実用英語技能検定)は、「公益財団法人 日本英語検定協会」が主催し、文部科学省が後援しています。年間の総志願者数が250万人を超える、日本最大級の英語資格試験です。日常生活からアカデミック、ビジネスまで、多岐にわたる分野の英語力を測定できるよう設計されており、小学生から社会人まで幅広い層が受験しています。

1級、準1級、2級、準2級、3級、4級、5級の7つの級があり、受験者は自分のレベルに合った級を選んで申し込むことができます。1級~3級は、4技能(リーディング・ライティング・リスニング・スピーキング)を測定します。4級・5級は、リーディング・リスニングの2技能のみを測定します。

英検®の各級のレベル

英検®の各級のレベルの目安は下記の通りです。

公益財団法人 日本英語検定協会ホームページより

英検®以外の英語資格試験

英検®以外の英語資格試験には、「TOEIC」「TOEFL」「IELTS」などがありますが、「TOEIC」は、就職活動や転職活動、昇進、海外転勤など、企業へスコアを提出する場合が多い社会人向けの試験です。「TOEFL」は海外留学のための試験で、アメリカやオーストラリアなどの教育機関で入学基準として用いられています。「IELTS」は英語圏の国々に留学、就労、または移住するための英語力を測定する、イギリス発祥の英語試験です。

アニーパパ

茨城県立勝田中等教育学校では、英検®だけではなく、海外大学の受験でも活用できるTOEFLを軸とした英語教育を展開しているなど英検®以外を目標にした英語教育も増えてきています。茨城県立勝田中等教育学校では、1年次から2年次ではTOEFL Primary、3年次から4年次ではTOEFL Juniorで実践的な英語教育を実施しています。

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英検®3級の試験内容と合格率

英検®3級のレベル

日本英語検定協会によると、英検®3級のレベル3級のレベルは「中学卒業程度」とされています。

公式サイトでは、「身近な英語を理解し、また使用することができる。」ことを審査基準としています。

英検®3級の合格に必要な単語数は、約1,250~2,100語ほどと言われています。

単語の難易度は英検®4級とさほど変わりませんが、4級では約1,100語の習得が目安とされているため、4級で学習する単語よりも少し難易度が高い単語も学習しておく必要があります。

5級から3級までの習得目標は「使える英語の登竜門」で基礎力定着、高校入試レベルとされています。

英検®3級の合格点

英検®には、1問につき何点という配点はなく、CSEスコアという受験者数と正解率にもとづいた得点方法をとっています。

英検®3級の問題数とCSEスコア、合格基準スコアは次のとおりです。

公益財団法人 日本英語検定協会ホームページより

英検®3級の一次試験

英検®3級の試験内容は一次試験がリーディング・ライティング・リスニングの筆記試験で、二次試験が面接によるスピーキングの試験です。

リーディング・ライティングの筆記(50分)とリスニング(約25分)です。

一次試験の合格基準スコアは、1103/1650なので、66.8%の得点が出来ると合格ですが、リーディング・ライティング・リスニングの3分野で、各550点で「各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格されています」と公益財団法人 日本英語検定協会のホームページに記載されています。

アニーパパ

日本英語検定協会は、各技能6割程度の正答率で合格している人が多いと公表していますが、リーディング・ライティング・リスニングの、どれかで正答率が4割くらいでも他の分野でカバーできれば合格しているとの声も多く聞かれます。

とは言え、各技能でバランスよく6割程度の正答率を目指すのが確実だと思います。

公益財団法人 日本英語検定協会ホームページより
リーディング

リーディングは短文の空欄を埋める問題、会話文の空欄を埋める問題、長文を読んで一致する選択肢を選ぶ問題の3つの大問で構成されています。どの問題も選択肢が4つあり、その中から一つを選択する形式です。

ライティング

ライティングの問題では一つのQUESTIONが出題され、それに沿って英作文を行います。

QUESTIONの前には英作文をするうえでの注意事項が書かれており「理由を二つ」「語数の目安は25語〜35語」などと書かれています。この条件を満たした英作文を書く必要があります。

解答は下記4つの観点で採点されます。観点ごとに0~4点の5段階で評価され、得点の満点は16点となります(CSEスコアの満点は550)。

  • 内容:課題で求められている内容(自分の考えとそれに沿った理由2つ)が含まれているか
  • 構成:英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか
  • 語彙:課題にふさわしい単語・熟語などが正しく使えているか
  • 文法:文法的に正しい英文が書けているか

詳しくは「公益財団法人 日本英語検定協会ホームページ」をご確認ください。

リスニング

リスニングは、「会話の最後の発話に対する応答として最も適切なものを補う問題」「会話の内容に関する質問に答える問題」「短いパッセージの内容に関する質問に答える問題」の3部構成になっており、各10問で合計30問あります。

英検®3級の二次試験

英検®3級の二次試験は、スピーキングの試験になります。

スピーキングの試験は、音読や英語での質問に答える試験です。

具体的には

  1. カードにある30語程度の英文を音読する。
  2. 音読したパッセージの内容についての質問に答える。
  3. イラスト中の人物の行動や物の状況に関する質問に答える。(2問)
  4. 受験者の日常生活での身近な事柄についての質問に答える。(2問)

です。

英検®3級の合格率

2015年度の合格率は52.9%でした。2016年度以降、合格率は公表されていません。

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英検®3級に合格できる勉強法

単語

英検®に限らず、英語学習の基本は単語学習からスタートすると思います。いくら文法を勉強しても、しらない言葉が出てきたら意味を理解することもできません。

なので、まずは受検する級の単語を憶えるのが最初のステップとなります。

我が家では「英検3級 でる順パス単」を活用して単語を憶えることからはじめます。

アニーパパ

ちなみに英検3級に必要な英単語数は、約2,100語程度と言われています。4級に必要な単語数は1,200語と言われているので、4級を合格している場合は、追加で約900語の単語を追加で憶える必要があります。

アニーパパ

ただ意味を覚えるだけでなく、その単語が名詞か形容詞か、といった品詞の違いも意識しましょう。動詞であれば、目的語を必要としない自動詞か、それとも目的語を必要とする他動詞かということにも注意が必要です。これらの知識は英作文に当たっても役立ちます。

熟語

熟語も「英検3級 でる順パス単」を活用します。

英検®3級で熟語の知識を問う問題は、筆記大問1の15問中で5問程度出題されます。長文読解やリスニングでも、熟語が解答のカギとなることがあるので、英検®3級に合格するには英検®3級レベルの単語や熟語を憶えることが鍵となります。

大問1の頻出熟語としては、a pair of(1組の~)、be interested in(~に興味がある)、have a chance to do(~する機会がある)などがあります。

文法

英文法に関しては、中学の全範囲の英文法が含まれます。よく出るのは、関係代名詞(which, who, thatなど)、比較級・最上級(-er, -est)、現在完了形(have+過去分詞)、接続詞、前置詞です。

また英検®3級は、大問1の中で文法問題の占める割合が高く前置詞、接続詞を文法問題と考えると、15問中の半数くらいを文法問題が占めます。そのため、文法学習は合格するために、とても重要です。

英検3級で出題される主な文法事項は

  • 受動態
  • 現在完了形
  • 現在分詞・過去分詞
  • 間接疑問文
  • 関係代名詞

です。

お薦めなのが「スタディサプリ中学講座」です。
動画で、中学・高校の英語の授業動画を見ることが出来ます。

アニーパパ

うちの娘は英検®4級を取得しているので中1レベルは「簡単すぎる」と言っています。なので中1と中2の前半は飛ばし飛ばし見て中2の後半から本格的に見ているようです。

娘は中1で英検®3級、中2で英検®準2級、中3で英検®2級の合格を目指しているので高校英語まで先取り学習できるのは魅力的です。

スタディサプリ中学講座

「スタディサプリ中学講座」は、 小学・中学・高校、大学受験まで5教科18科目1万本を超える講義動画がPC、スマホで見放題のオンライン学習サービスです。

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精読・多読

精読

長文読解の対策として精読をおこないたいと思います。

精読とは一つの文章をじっくりと読むことでリーディング力をUPさせる勉強法です。

文の構成や文法、単語の意味などをワンセンテンスごとに完璧に理解することを目的とします。

読む文章は「英検3級 過去6回全問題集」に掲載されている文章を読んでいこうと思います。

精読のやり方
1.じっくりと長文を読む

英検3級 過去6回全問題集」に掲載されている文章をじっくりと読んでいきます。読む時間は気にする必要はありません。

とにかく諦めずに読み切ることが重要です。わからない単語、文法などがあった場合は、その場で調べずにチェックしておきましょう。

まずは自分がどのような単語や文法を苦手としているのかを明確することが、この段階での目的です。

2.品詞や文法を意識しながら英文にマークをつける

わからない単語や文法を明確にしたら、いよいよ精読をおこないます。

まずは、ワンセンテンスごとにS(主語)、V(動詞)、O(目的語)の印を記入します。その上でワンセンテンスごとに、わからない単語や熟語を調べます。

ワンセンテンスごとに、わからない単語や熟語がなくなったら、正確に文章の意味が理解できるか確認します。

単語や熟語の意味がわかっていて文章の意味がズレてしまう場合には「理解できていない文法」があると思って良いと思います。

1つ1つの文を上記の方法で精読すれば、終わった時には、その文章を完全に理解できた状態になります。

3.同じ文章を読む

精読の本質は理解の質を上げることにあります。1度読んで単語も熟語も文法も内容も理解できたところで、もう一度読むことでこれまで読めなかった文章を読むことができるようになります。

多読

精読した文章は、何度も何度も読みます。

読む時には、読みながら意味が理解できているか意識しましょう。

読みながら意味が理解できるようになったら、読むスピードを上げてみましょう。

英検3級 過去6回全問題集」で6年分の文章を精読、多読すれば英検3級で憶えるべき単語や熟語、文法事項などは理解できるようになります。

英作文(ライティング)

ライティングは、わずか1問の出題ですが、リーディング・ライティング・リスニングの各技能に均等にスコアが割り当てられる英検3級を突破するためには、ライティングでも一定以上の点数を取る必要があります。

ライティングも「英検3級 過去6回全問題集」で練習できます。

アニーパパ

いきなり過去問を解くのが難しければ、模範解答を精読することからはじめることをおすすめします。

模範解答を理解して、何回も書き写せば、どう書けば良いのかおおよそのパターンが掴め、指定語数の見当がつくようになります。慣れてきたら、頻出表現を覚えて過去問や問題集に挑戦してみましょう。

ライティングでお薦めのサービス
英文添削 アイディー
アイディーHPより

正確な添削結果に丁寧な解説が付録 世界中の英語専門家が24時間待機。24時間利用可能。 毎日、日替わりで英作文の課題に挑戦可能。 価格は1回166円から。 iOS/Andoridアプリに対応。 今だけメンバー登録で1200円分のポイントプレゼントキャンペーン実施中!



ベストティーチャー

ベストティーチャーには「英検対策コース」があり英検®3級~英検®1級までレッスンを受けることが出来ます。

アニーパパ

長男が中3のころに利用していました。

ベストティーチャーでは最初に「選択した問題」の英文を講師に送り、外国人講師が添削します。正しい文法や自然な表現を確認できます。添削が戻ってきたら「ベストレ」を使った発音の練習などができます。最後に外国人講師とオンライン英会話です。自分で書いた英作文をもとにトレーニングできるのも良いと思います。

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エッセイや面接対策を「書いて」行うことができる!

一次試験のライティング(エッセイ)対策はもちろん、二次試験のスピーキング(面接)対策も台本を「書いて」行います。話す内容をあらかじめ書いて整理できるので、言葉に詰まってしまうのを防げます。

「書いた」英作文を添削してもらえる!

外国人講師が、正しい文法や自然な表現を指導します。多くのオンライン英会話スクールのように「話すだけ」ではなく、英文法もしっかり指導してもらえるのがベストティーチャーの特徴です。

本番を想定した英検の面接対策ができる!

ベストティーチャーには英検対策ができる外国人講師が在籍しています。Speakingレッスンでは、本番を想定した二次試験の面接の練習をし、アドバイスをもらうことができます。



リスニング

リスニングも「英検3級 過去6回全問題集」で練習できます。

英検3級 過去6回全問題集より

リスニングの勉強法としては

1.問題を解く

最初に「英検3級 過去6回全問題集」のリスニングの問題を解きます。

問題を解く時は、聞き逃しても音声を巻き戻したりはせずに、通しでリスニング問題を解きましょう。

2.丸付けをして点数を記録する

問題を解いたら、解答を見て丸付けをして日付と点数を記録しておきましょう。

音声スクリプトを使って音声英文の内容を理解する

英検3級 過去6回全問題集より

次に、過去問の解答に収録されている音声スクリプトを使って、英文の内容を理解してきます。

スクリプトでわからない単語、熟語、文法事項がないかをチェックします。

和訳を見て意味を確認し、理解が正しかったか確認します。

音声スクリプトを見ながらシャドーイング

わからない単語や熟語を確認した音声スクリプトを見ながら、シャドーイングをします。

シャドーイングとは、「聞こえた音声を真似しながら、音声に少し遅れて発音する」学習法です。

重要なのは「聞こえた音声を発音も含めて真似すること」

目標は「見本の音声と同じスピードで発音する」ことです。

音読に取り組む

シャドーイングに慣れたら、音声は聞かずに英文を音読していきましょう。しっかり声に出して、音読してください。

音読のゴールは、「和訳をせずに内容をイメージしながら、見本音声同じ速度で音読できること」です。

音声スクリプトなしでシャドーイングに取り組む

内容をイメージしながら音読ができるようになったら、リスニングの勉強の仕上げとして「音声スクリプトなしでシャドーイング」に取り組みます。

途中でつっかえたり、発音をごまかしたり、棒読みになってしまう箇所がなくなるまで、何度も「英文なしシャドーイング」に取り組みましょう。

スピーキング(二次試験・面接)

スピーキング対策としては、まず「英検3級 過去6回全問題集」で、実際の流れや模範解答を確認しましょう。

アニーパパ

スピーキングは、自分の声を録音して聞き直す練習方法も有効です。

英検3級 過去6回全問題集より

オンライン英会話

二次試験・面接の流れを理解したら、話す練習をしましょう。

練習にはオンライン英会話がオススメです。

ベストティーチャー

ライティングでも紹介しましたがベストティーチャーでは二次試験(スピーキング)対策も可能です。

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一次試験のライティング(エッセイ)対策はもちろん、二次試験のスピーキング(面接)対策も台本を「書いて」行います。話す内容をあらかじめ書いて整理できるので、言葉に詰まってしまうのを防げます。

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オンライン英語塾

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4技能をバランス良く鍛える双方向オンライン授業



SoundsFun!は、学研グループの学習塾である株式会社創造学園が開発した小学生向けの英検®対策講座です。楽しみながら英語4技能の根幹となる「聞く」力に「読む・話す・書く」力の4技能をバランス良く鍛える双方向オンライン授業です。無料体験授業が受けられるので、まずは無料体験を受けてみましょう!

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まとめ

今回は、中学1年生の娘が英検®3級の勉強を開始するにあたり、英検®3級の試験内容を分析して合格するための勉強法をプランニングしました。

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