茨城県立鉾田第一高校附属中の評判は? 偏差値、進学実績など

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茨城県

全国の公立中高一貫校について調査する「全国の公立中高一貫校徹底研究シリーズ」

今回は、県立高校改革で相次いで県立高校が中高一貫校に姿を変えていることが話題の茨城県の公立中高一貫校「茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校」について調べたのでご紹介します。

初投稿は2022年ですが2023年受検も振り返りながら2023年3月に追記しています。
2024年受検も振り返りながら2024年3月に追記しています。
2025年1月、2026年7月にも追記しています。

この記事を書いた人

管理人の"アニーパパ"と申します。 神奈川県在住40代です。
◆2022年から長女が公立中高一貫校に通っています
◆私は東証プライム市場上場企業子会社で教育事業の責任者を2年経験
◆副業で月間6万PV程度の教育メディアを運営
◆中高一貫校生向けのオンラインスクールを運営

教育事業の責任者をしていた時に公立中高一貫校受検の専門家や国際バカロレア(IB)の専門家の方々に、取材や対談でお会いして公立中高一貫校や英語教育に興味を持ちました。
このブログでは子供たちの中学受験体験記的な内容から仕事も含めて情報収集して集めた受検・教育情報なども紹介しています。
また、娘が中高一貫校に通うことになり中高一貫校の多くで使用されている検定外教科書「体系数学」と「New Treasure(ニュートレジャー)」に苦戦しました。そこで多くの専門家の方々に相談してオンラインスクールを開校しました。このような経験から得られたことも発信しています。

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茨城県では2022年4月開校の2校を含めて公立中高一貫校が13校になり、都道府県立別の公立一貫校数としては東京を抜いて、全国最多となりました。

水戸一高(水戸市)、土浦一高(土浦市)など多くの県内の進学校が一貫化したことも茨城県の特徴です。

  1. 茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校とは?
    1. 茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校 紹介動画
      1. 育てたい生徒像
      2. 茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校(鉾一)の特色ある教育活動
        1. 地域の中で学ぶ6年間の教育活動における探究活動等を通じた国際教育や科学教育
          1. 地域の中で学ぶ6年間の教育活動における探究活動等を通じた国際教育や科学教育
          2. 一つ一つの知識をつなげ、確かな学力を育成
          3. 豊かな人間性やコミュニケーション能力を育成
  2. 茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校の入学者募集・選抜について
    1. 応募資格
    2. 募集定員
    3. 選抜検査の内容
  3. 茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校の偏差値は?
  4. 茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校の受検倍率は?
    1. 2024年・2023年
    2. 2022年
  5. 茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校の評判は?
    1. 在校生の声
    2. 茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校の制服
  6. 茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校の進学実績は?
    1. 鉾田第一高校の「高校入学制度」と「合流システム」はどうなっている?
    2. 【正直な分析】茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校の進学実績は?
      1. 国公立・難関私大現役合格者数の比較:
      2. なぜ一貫生が加わったのに、進学実績が落ちてしまったのか?
  7. 茨城県立鉾田第一高等学校への各塾の合格実績
    1. 2024年
    2. 2023年
    3. 2022年
    4. 茨城県立鉾田第一高等学校へのZ会/進研ゼミの合格実績
      1. 2023年※2024年のZ会/進研ゼミの実績は夏ごろに開示されると思います
      2. 2022年
      3. 2021年
  8. 茨城県立鉾田第一高等学校の過去問
  9. まとめ
    1. 受講までの流れ
    2. マナミ先生の作文添削例

茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校とは?

茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校は、茨城県鉾田市(茨城県鉾田市鉾田1090-2)にある公立の中高一貫校です。

茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校 紹介動画

アニーパパ
アニーパパ

オープニング部分を見れば伝統校としての歴史と、新しい教育を取り入れていこうという姿勢が見て取れます。

育てたい生徒像

  • 高い知性、たくましい気力、礼節を重んじる人間性を備えた生徒
  • グローカルな視点と行動力を持った生徒

茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校(鉾一)の特色ある教育活動

地域の中で学ぶ6年間の教育活動における探究活動等を通じた国際教育や科学教育
地域の中で学ぶ6年間の教育活動における探究活動等を通じた国際教育や科学教育
  1. 輝け!私たちの未来「探究プロジェクト」
    令和2年度開校の附属中学校5校が連携し、遠隔教育システムを用いて、生徒が協働で企画・運営
  2. 鉾一未来プロジェクト
    【中学校】●総合的な学習の時間「地域探究セミナー」を開設
         ●国内語学研修
         ●国際交流プログラム
    【高 校】●総合的な探究の時間「科学・国際探究セミナー」を開設
一つ一つの知識をつなげ、確かな学力を育成
  1. 教育課程の特例を生かした先取り学習と授業時数増を実施
  2. 国語・数学・英語で習熟度別学習等を実施
豊かな人間性やコミュニケーション能力を育成
  1. 複数担任制を導入
  2. 文化祭や生徒総会などの学校行事で実施する異年齢交流

茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校の入学者募集・選抜について

応募資格

下記のいずれにも該当する者。

  1. 小学校若しくはこれに準ずる学校又は義務教育学校の前期課程(以下「小学校」という。)を令和4年3月に卒業又は修了する見込みの者
  2. 保護者とともに県内に居住する者(入学日までに保護者とともに県内に居住することが確実な者を含む。)

募集定員

1クラス:40名 男女別生徒数:男子20名・女子20名

選抜検査の内容

併設型中学校入学者選抜方法

  • 適性検査Ⅰ(45 分間):小学校で学習した内容を基に,思考力,判断力及び課題を発見し解決する力などをみる。
  • 適性検査Ⅱ(45 分間):文章や資料を基に,読解力,分析力及び自分の考えを表現する力などをみる。
  • 面接(1グループ20 分間程度):5人程度を1グループとした集団面接とし,学習への意欲や6年間一貫の学校生活への適性などをみる。
アニーパパ
アニーパパ

適性検査、面接以外に小学校で作成してもらう調査書や志願理由書も選抜で使用されます。

茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校の偏差値は?

茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校の偏差値は男子48、女子48(首都圏模試センター)です。

アニーパパ
アニーパパ

公立中高一貫校は記述問題(作文含む)が多い適性検査であることや小学校から提出される報告書などで選考されるため、偏差値だけでは合格できるか判断できない面があります。

同じくらいの偏差値の学校を探すと、国立/私立中学では

  • 土浦日本大学中等教育学校(男子40~55、女子40~55)
  • 常総学院中学校(男子41~53、女子41~53)

です。

同じ公立中高一貫校だと

  • 茨城県立太田第一高等学校附属中学校(男子49、女子49)
  • 茨城県立鹿島高等学校附属中学校(男子47、女子47)

などです。

茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校の受検倍率は?

茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校の受検倍率は?

開校以来、2.5倍前後の安定した高倍率を維持してきた鉾田第一高等学校附属中学校ですが、近年は大きな制度改革を伴う転換期を迎えています。

特に注目すべきは、2026年度(令和8年度)入試より実施された定員削減(40名から35名への減員)および男女別募集枠の廃止(男女合同選抜への移行)です。これにより、受検における難易度や出願動向にも新たな変化が現れています。

近年の倍率推移を整理したデータは以下の通りです。

年度別倍率推移(志願倍率・実質倍率):

入試年度募集定員志願者数志願倍率受検者数合格者数実質倍率
2026年度 (R8)35名77名2.20倍76名35名2.17倍
2025年度 (R7)40名79名1.98倍75名40名1.88倍
2024年度 (R6)40名101名2.53倍非公表
2023年度 (R5)40名102名2.55倍非公表
2022年度 (R4)40名102名2.55倍非公表

2024年・2023年

2022年

茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校の令和4年(2022年)の受検倍率は2.55倍でした。

茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校の評判は?

在校生の声

2年生女子<br>(小川南小学校出身)
2年生女子
(小川南小学校出身)

こんにちは!ともに成長できる仲間に出会え、のびのびと学べる環境が整っているのが鉾田一高
附属中です。毎日がとても楽しく、家に帰る途中から、早く学校に行きたいと思うくらい、充実した学校生活を送っています。
今年は新1年生が仲間になり、附属中も盛り上がってきました!みなさん、私たちと一緒に充実した6年間を送ってみませんか?

1年生女子<br>(鉾田南小学校出身)
1年生女子
(鉾田南小学校出身)

鉾田第一高附属中学校には、心が踊る行事が多くあります。特に山王祭は、学校中が大きく盛り上がります。苦手なところを教え合える仲間に恵まれ、また、毎回新発見がある授業をおもしろく教えてくださる先生方が大勢いらっしゃいます。
1週間が短いと感じるほど、自分らしく、とても楽しく充実した日々を、一緒に創って、わくわくしませんか?

茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校の制服

茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校ホームページより

茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校の進学実績は?

茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校は令和2年4月開校なので進学実績は、まだ出ていません。

鉾田第一高校の「高校入学制度」と「合流システム」はどうなっている?

鉾田第一高校は「併設型中高一貫校」のため、高校からの入学(高校受験)の枠もしっかりと継続されています。

学年の定員全体は「240名」ですが、そのうち附属中学校から無試験で進学する「一貫生(内進生)」の人数を引いた数が、高校入試での募集定員(高入枠)となります。

  • 2025年度まで: 一貫生 40名 + 高入枠 200名 = 学年定員 240名
  • 2026年度から: 一貫生 35名 + 高入枠 205名 = 学年定員 240名

高校入学後は、普通科(単位制)として内進生と高入生が同じクラスに合流し、同じカリキュラムのもとで3年間を過ごします。高校から入る生徒にとっても、定員の約85%が高校受験組であるため、「一貫生ばかりで馴染みにくい」といった心配が少ないのが特徴です。


【正直な分析】茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校の進学実績は?

2020年4月に開校した鉾田第一高校附属中学校ですが、2026年3月に初めての「中高一貫第1期生(40名)」が卒業を迎えました。

しかし、学校が公表した最新の合格実績をありのままに比較すると、一貫生が加わったはずの2026年度の実績は、高校単体(高校受験組のみ)だった2025年度の実績を「国公立の合格者数」「最上位大学の質」ともに大きく下回る結果となっています。

読者の皆様に向けて、綺麗事なしで現状の数字を正直に比較・分析します。

国公立・難関私大現役合格者数の比較:

大学・グループ2026年度
(一貫1期生卒業期)
2025年度
(高校単体期)
比較と現実
国公立大学(現役)50名66名16名の大幅減
旧帝大(東北大など)0名1名(東北大)最上位層の質は2025年が上
医学部医学科(現役)0名3名(昭和/日大/藤田医)医学部現役合格も2025年が上
難関私立大(早慶上理)数名(理科大など)多数(早慶上理・GMARCH)最難関・難関私大も2025年が優勢
主要国公立(筑波・千葉・横国)筑波2 / 千葉1 / 横国1筑波2このクラスのみ2026年がやや健闘
地元国公立(茨城大)25名25名例年通りのボリューム

なぜ一貫生が加わったのに、進学実績が落ちてしまったのか?

「6年間の一貫教育を受けたら、もっと難関大合格者が増えるはずでは?」と期待していた親御さんにとって、この結果はショックかもしれません。この逆転現象が起きたのには、正直に言って以下のような明確な要因があります。

  1. 卒業生の「8割以上」が高入生であり、高校受験組の動学力低下が防げなかった 鉾田一高の進学実績の8割以上は、高入生(高校から入る200名)の学力に左右されます。近年の少子化に伴い、鉾田一高の高校入試における合格ボーダーライン(偏差値)は緩やかに下降傾向にありました。一貫生40名がどれだけ頑張っても、分母である200名側の学力低下の影響をカバーしきれなかったのが、国公立合格者数が70名から53名に急減した最大の要因です。
  2. 「1期生」におけるノウハウ不足と手探りの指導 一貫1期生(2020年中学入学)は、学校側にとっても「初めて指導する中学生」でした。そのため、一貫校としての指導カリキュラムや大学受験に向けたサポート体制がまだ手探り状態であり、期待されていたほどの爆発的な難関大合格(旧帝大や医学部など)を生み出すには至らなかったというのが正直なところです。
  3. 「高校から突き抜けた天才」が入ってこなくなった 中高一貫化される前は、本来なら水戸一高などを狙える地域の超優秀層が「あえて地元の鉾田一高に入り、トップを独走して難関大に合格する(2025年の東北大や医学部合格者など)」というケースが稀にありました。しかし、中学一貫化が進んだことで、そうした地域の超トップ層が中学受験の段階で水戸一高附属中や並木中等に流出してしまい、結果として鉾田一高に「突き抜けたトップ層」が残りにくくなったという構造的な問題もあります。

併設校の茨城県立鉾田第一高等学校の進学実績としては

令和4年度 大学入試 国公立大学 学校推薦型選抜 合格者数

茨城県立医療大学 保健医療学部 看護学科 1名
茨城県立医療大学 保健医療学部 作業療法学科 2名
茨城大学     工学部    機械システム工学科 1名
茨城大学     人文社会科学部 現代社会学科 1名
茨城大学     人文社会科学部 現代社会学科 国際地域共創メジャー 1名
宇都宮大学    国際学部    国際学科 1名

令和3年度 大学入試等合格者数

東京工業大学 1名 筑波大学   2名 横浜国立大学 1名 茨城大学 16名
早稲田大学  1名 東京理科大学 5名 学習院大学 2名 中央大学 3名
青山学院大学 3名 明治大学 4名 法政大学 6名 立教大学 1名
同志社大学 1名 立命館大学 5名

詳しくはコチラ

茨城県立鉾田第一高等学校への各塾の合格実績

鉾田第一高等学校附属中学校の合格者を送り出している大手進学塾の実績は以下の通りです。

水戸や土浦といった主要都市から離れた「鹿行(ろっこう)エリア」にあるため、大手学習塾の合格実績にはそれほど大きな数字は出ていません。例年、県内最大手の「茨進グループ」などがわずか数名の合格者を出している状況です。

主要塾の年度別合格者数(実数):

塾名2026年度2025年度2024年度2023年度2022年度2021年度
茨進グループ(市進含む)3名1名2名4名2名2名
四谷大塚0名0名0名2名0名1名
思学舎0名0名0名0名0名1名
  • ※各塾が公式サイト等で公表しているデータを集計しています。
  • ※重複してカウントされている場合があります。

2024年

2023年

2022年

茨城県立鉾田第一高等学校への各塾の合格実績では

  1. 茨進(市進学院):2名

と茨進(市進学院)しか合格実績の掲載がありませんでした。

各塾ホームページより

茨城県立鉾田第一高等学校へのZ会/進研ゼミの合格実績

2023年※2024年のZ会/進研ゼミの実績は夏ごろに開示されると思います

2022年

2021年

公立中高一貫校受検ではZ会や進研ゼミにも適性検査対策のオプション講座があります。

進研ゼミ12名、Z会1名が茨城県立鉾田第一高等学校に合格しています。

Z会/進研ゼミホームページより

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茨城県立鉾田第一高等学校の過去問

まとめ

今回は、茨城県立鉾田第一高等学校の「特徴」「 偏差値」「進学実績」「塾や通信教育ごとの合格実績」などをご紹介しました。

※本記事は茨城県立鉾田第一高等学校や各塾などのホームページなどの情報をもとに作成しています。受検をご検討の方々はご自身で各ホームページの情報もご確認下さい。

集団塾だけに頼らない ― 「集団塾+個別指導」という選択肢

茨城県内の公立中高一貫校受検において、近年注目されているのが「集団塾+個別指導」を併用する学習スタイルです。これは、首都圏の中学受験で広く取り入れられている手法ですが、茨城県の公立中高一貫校対策においても非常に有効な選択肢となります。

我が家は、娘が栄光ゼミナール、息子がenaという集団塾に通いました。結論から言うと、これらの集団塾に通わせたこと自体は間違いではありませんでした。適性検査対策のカリキュラムや情報量という点で、専門コースを持つ集団塾は非常に頼りになります。

茨城県内の公立中高一貫校を目指す場合であれば、やはり県内で圧倒的な実績と情報量を誇る「茨進」や、地域密着で手厚い指導に定評がある「思学舎」、そして高い競争環境で学力を引き上げる「早稲田アカデミー」といった、公立中高一貫校対策に強い集団塾を軸に据えるのが王道だと思います。ただ、「塾に任せきり」ではうまくいかなかったのも事実です。

集団塾で得た膨大な知識やテクニックを「いかに自分のものにするか」が合否を分けるポイントです。このインプットからアウトプットへの移行をスムーズにするために、個別指導や家庭教師によるサポートを組み合わせるアプローチは、茨城県の公立中高一貫校を目指すうえで強力な武器になります。

季節講習は「受けっぱなし」が一番もったいない

娘は栄光ゼミナールで夏期講習・冬期講習・春期講習といった季節講習や「栄光の森」(夏合宿)に参加しました。まず、これら季節講習そのものは受けて良かったと思っています。各塾がそれまでに培ってきた適性検査のノウハウが凝縮されていて、短期間で一気に力を伸ばせる貴重な機会です。ここは集団塾の強みが最も発揮される場面だと感じます。

ただ、一つだけ強く言いたいのは、季節講習を「受けっぱなし」にしないことです。授業を受けただけで満足してしまうと、せっかくのノウハウも定着しません。大事なのは、その日にやった内容をしっかり復習して、自分のものにすること。これができるかどうかで、季節講習の成果は大きく変わってきます。

これは我が家の正直な感想ですが、高額な合宿に参加するくらいなら、その費用と時間を「季節講習の復習」に充てたほうが効果は高いのではないか、とも思っています。合宿には合宿にしか得られない良さ(受検生としての自覚や仲間との刺激など)もありますが、こと「学力を伸ばす」という一点で見れば、家庭教師などにマンツーマンで復習・定着させてもらうほうが、費用対効果は高いと感じました。つまり、集団塾で得たインプットを、いかにして自分のものにするか。ここに個別のサポートを組み合わせるのが、私がたどり着いた考え方です。

集団塾に通うだけで安心してはいけない ― 「補完」の視点

実際に2人の受検を経験して痛感したのは、集団塾には構造的にどうしても手が届きにくい領域がある、ということです。大きく3つあります。

  • 一人ひとりのつまずきの分析: 集団授業はクラス全員に対して一斉に解説を進めるため、生徒が「なぜその問題を間違えたのか」「どのステップで思考が止まっているのか」という個々のつまずきの根本原因を特定し、その場で修正することは困難です。
  • 記述・作文の添削の量と深さ: 茨城県の適性検査でも記述式や長文の作文が中心ですが、集団塾では一人あたりの添削にかけられる時間に限りがあります。娘が通った栄光ゼミナールも、息子が通ったenaも、作文添削が「誤字に×が書いてあるだけ」だったように、自分の答案が採点官にどう伝わるかは、第三者に細かく見てもらわないと客観視できません。
  • 過去問演習期(小6秋以降)のピンポイントなフォロー: 秋以降の直前期に入ると、志望する公立中高一貫校の出題傾向に合わせた苦手分野の克服が必要になります。個々の弱点に応じたオーダーメイドの対策は、集団塾の一律のカリキュラムだけではカバーしにくく、個別指導や家庭での手厚いフォローが不可欠となります。直前期の過去問演習は、娘の時は私と妻でサポートしましたし、息子の時はオンライン家庭教師の先生にお願いしました。

こうした「集団塾では補いきれない部分」を埋める手段として、「集団塾+個別指導・家庭教師」を併用するご家庭が増えています。

茨城県の公立中高一貫校の適性検査の特徴

茨城県の公立中高一貫校(県立中学校および中等教育学校)で出題される適性検査には、他県とは異なる明確な特徴があります。指導現場で長年適性検査対策に携わってきた専門講師によると、その特徴は大きく「適性検査Ⅰ(理系分野)」と「適性検査Ⅱ(文系分野)」に分かれており、問題文に会話文が多用される点に集約されます。

  • 適性検査Ⅰ(理系分野)の特徴: 主に算数や理科の考え方をベースにした、論理的思考力や課題解決力を測る問題が出題されます。一見すると複雑な図形や複雑な条件整理の問題であっても、登場人物たちの会話文の中に解法のヒントやルールが必ず提示されています。単に早く計算できる力ではなく、「会話文からルールを正確に読み解く力」と、「導き出した計算式や実験結果の理由を、他者にわかりやすく説明する記述力」が厳しく求められます。
  • 適性検査Ⅱ(文系分野)の特徴: 国語や社会の資料読解をベースにした、情報の整理能力や表現力を測る問題が出題されます。長い文章や複数の複雑なグラフ・資料をスピーディーに読み解き、そこから見出される課題や自分の意見を、指定された文字数の中で論理的に記述する作文問題が含まれます。事実に基づいて筋道を立てて書く表現力が必要です。

どちらの検査においても、単純な暗記知識だけで対応できる問題はほとんどありません。長い会話文や膨大な資料を的確に処理し、「採点官に伝わる表現で言語化して書く力」が合否を分ける決定打となります。

高倍率を突破するための「勉強 of 型」と個別指導の有効性

茨城県内の公立中高一貫校は、定員の変更や高い注目度も手伝い、依然として非常に高い倍率で推移しています。集団塾で十分に対策を重ねてきた優秀な受検生同士が競い合うため、わずかな記述の質の差が合否に直結します。「自分の書いた答案が、採点官にどう評価されるか」を第三者の目で細かく添削してもらう経験が欠かせません。

そこで有効なのが、集団塾のカリキュラムを軸にしつつ、苦手な分野や記述添削だけを個別指導で補強する方法です。

例えば、「東大家庭教師友の会」を運営する株式会社トモノカイのPersonal Education(PE)部門が提供する「オンライン東大家庭教師友の会」なども、適性検査対策が可能な個別指導の有効な選択肢の一つです。

東大家庭教師友の会 公式YouTubeより

こちらは都立中高一貫校などの最難関校対策でも実績のあるサービスですが、集団塾の授業や模試だけでは補いきれない「苦手分析」「記述添削」「勉強の型づくり」を、東大生・難関大生教師がマンツーマンでフォローしてくれるという強みがあります。茨城県の公立中高一貫校のように「会話文から条件を読み解く」「自分の言葉で論理的に記述する」という高度な対策が必要な場合、集団塾のカリキュラムと並行して弱点部分の記述添削などをピンポイントでお願いするのに非常に向いています。

集団塾での学びを土台にしながら、適性検査対策の経験がある個別指導を活用し、一人ひとりのつまずきに合わせて「正しい勉強のやり方の型」を授けること。これこそが、高倍率の水戸第一高等学校附属中学校受検を突破する最大の鍵になると確信しています。

\まずは70分体験授業がオススメ!/

70分体験授業の予約 資料請求は公式サイトから

筆者が運営する「オンライン適性検査対策コース」のご紹介

ここまで「集団塾+個別指導」の有効性についてお話ししてきましたが、実は私自身も、自分の娘や息子の公立中高一貫校受検をサポートした実体験をもとに、「オンライン適性検査対策コース」を開設し運営しています。

アニーパパ
アニーパパ

近年は積極的な生徒募集は行っていませんが、少数精鋭でじっくり向き合った結果、昨年は指導した2名がともに最難関である都立中高一貫校に見事合格を果たしてくれました! 毎年2月中には満席となってしまう非常に人気の高い個別指導コースのため、基本的にはキャンセル待ちとなってしまうのですが、「どうしても指導して欲しい!」という熱意のある方がいらっしゃれば、講師の先生と相談のうえで受け付けられるかもしれません。ご興味をお持ちいただけましたら、お早めにお問合せください。

公立中高一貫校受検対策 | 読解力育成と記述問題対策コース

当コースでは、公立中高一貫校の適性検査(特に適性検査Ⅱや作文)で求められる以下の3つの力を徹底的に育成します。

  • 読解力・理解力
  • 論理的思考力
  • 記述力・語彙力

具体的には、「はじめての論理国語」などのテキストを活用して、読解力と記述力の基礎から丁寧に指導します。また、毎週の宿題として適性検査型の「課題作文」を出題します。生徒一人ひとりのレベルに合った課題を出し、プロの講師がその作文を丁寧に添削してお戻しします。

最初は「作文が苦手」「作文が嫌い」というお子さんも丁寧な指導と添削で少しづつ「作文が得意分野となり」合格を勝ち取る生徒も多いです。

マナミ先生

東京女子大学卒業。出版社に勤務し、書籍編集に携わる経験を持つ。その後、大学院に進学し、経営を学ぶ。一方、プライベートでは中学受験に取り組む小学生の子供を持つ母でもある。

生徒さんへ一言

作文に、苦手意識を持っていませんか?

大丈夫。コツをつかんでしまえばカンタンです。
それはたった2つのポイント。
1つ目は、文章を短くすること。
2つ目は相手が誰かを設定すること。

…「そんなこと分かっているよ!」って?

では、クラスで上手なポイントの使い方をお伝えしましょう!
一緒に、楽しみながら前に進んでいきましょうね。

受講までの流れ

1.問い合わせ
まずは、下記よりお問い合わせをお願いします。

※本スクールはプライベートスクールのため事前に面談をさせていただきお申し込みをしていただいております。
保護者の方の教育に対する考え方などを確認させていただくとともに事前に本スクールの理念や考え、コースの概要をお伝えしてご納得いただけた方のみに参加していただいています。オンラインスクールは子供たちと講師だけの空間です、安心して受講していただくためにも、ご理解のほど、宜しくお願い致します。

※また問い合わせいただいたとしても営業活動などはおこなっておりませんのでご安心ください。

2.事前面談
受講前に保護者の方との面談をお願いしております。
保護者の方の教育に対する考え方などを確認させていただくとともに事前に本スクールの理念や考え、コースの概要をお伝えします。

3.お申込み
本スクールの理念や考え、コースの概要にご納得いただけましたらお申込みをお願いします。(本スクールの理念や考え、コースの概要をお伝えしてご納得いただけた方のみオンラインでお申込みしていただけます)まずはコチラより問合せしてください。

4.オンライン授業
参加用URLをお伝えしますのでオンライン授業にご参加ください。

マナミ先生の作文添削例

アニーパパ
アニーパパ

実際の添削原稿を掲載します。

具体的に、どこをどうすれば良いかを指摘して頂けて助かっています。

コメント

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