都立中高一貫校受検塾enaのぶっちゃけ体験談

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ena

2024年2月3日の適性検査から1ヶ月半が経過しました。

残念ながら息子は志望していた公立中高一貫校にはご縁を頂くことが出来ませんでした。

この記事を書くかは本当に悩みました。

「結果が出せなかったからクレームを言ってるだけだろ」と思われる方もいるでしょうし、なにより志望校にご縁を頂けなかったことは親子で本当にショックで…あまり思い出したくない気持ちもあります。

ただ息子は既に前を向いており今週から塾の春期講習に参加して高校受験で難関高校に合格することを目指しています

また姉の受検後に、合格したにもかかわらず「ぶっちゃけトーク」をさせて頂き、「参考になった」と多くの声を頂いていたので、今回も合格して「ぶっちゃけトーク」してやろうと心にとどめてきた思いを残念な「ぶっちゃけ」になってしまいましたが「ぶっちゃけ」させていただきます。

これから都立中高一貫校受検塾enaへの通塾を検討されている方にリアルな口コミとして参考にしていただけたら幸いです。

※この記事はリアルな体験を生徒・保護者視点で赤裸々に書かせて頂きました。もちろんenaの全教室で授業を受けたことがないので全ての教室に該当しない部分もあると思います。ただ、たまたまですが2教室は実情を見させて頂いていますので、全く的外れな内容でもないと思います。あくまで1組の親子の体験談としてご理解下さい。

都立中高一貫校受検塾enaのリアルな口コミ

息子が通っていた教室での体験をもとに書いています。全ての教室に共通する点もあると思いますし、逆に息子の通っていた教室に限った部分もあると思います。

enaの良かった点
  • テキストのクオリティーが高い
  • カリキュラムの質も高い
  • オンライン授業が見放題で、オンライン授業の質も高い
enaの悪かった点※息子が通っていた教室
  • 教室長が受検学年に2回も変更して、2回目は他の教室と兼任の方で週に1回しかいない…
  • 教室の人員が不足している:授業を担当する先生以外には事務職員の方が1名いるだけ(事務の方がいない時間も)
  • ただですら教室の人員が不足しているのに事務職員の方から営業電話がかかってくる…(むしろ営業電話以外の連絡はない…)

ネット上の口コミや評判を見ると、やはりenaは校舎により当たり外れが多い塾と言うのは正しい様です。私は2校舎見学して決めましたが最初に伺った校舎は学級崩壊状態でした。。。

あと受検学年で担当講師が辞めてしまうのも珍しいことではないようです(ここまでは事前の情報収集でわからなかった…)

そして人手不足は全校舎共通の課題なのではないでしょうか?

公立中高一貫校受検塾の検討

姉の公立中高一貫校受検がおこなわれた2022年2月、受検から1週間後の合格発表では「ダメかもな…」と思いながら学校のサイトを開くと、なんとご縁を頂けました。

季節講習で体験

娘の受検を終えた2022年2月に、息子は小学校4年生でした。

娘の受検で「塾選びに失敗した」と思っていたので、とにかく体験授業などを受けたり、授業の様子を見学させて頂いて、「後悔のない塾を選ぶぞ」と考えていました。

最初にenaの春期講習を受講しました

実は最初にenaの春期講習を受講しました。

小4と小5の間の春休みにenaの春期講習を受講しました。

もともと「公立中高一貫校に合格させる塾は何を教えているのか」で紹介されていたenaに興味を持っていたからです。

しかし、春期講習を受講する前に家から一番近い教室で体験授業を受けると「教室は学級崩壊状態」でした。

でも、隣の駅にあったenaの別の教室を見学させて頂いたところ、とても良い先生だったので春期講習を受講しました。

夏期講習は地元の臨海セミナーで受講

enaの春期講習には満足したものの、他の塾も見て比較してから決めようと思っていたので、5年生の夏休みに地元の「臨海セミナー」の夏期講習を受講しました。

ちなみに「臨海セミナー」は志望していた公立中高一貫校で高い合格実績だったものの、通おうと思っていた教室で教室長に「この教室からは何名が合格したんですか?」とお聞きしたところ、とっても少なくて、びっくりしました。

「この教室からは何名受検したんですか?」と確認すると志望校の全体の合格倍率を下回る実績でした。

この実績を聞いて、息子も「臨海は違うな…」と言い出しました。

冬期講習は栄光ゼミナールで受講

5年生の2月から「新6年生コース」がはじまるので、冬期講習を受けて1番良いと感じる塾に決めようということで冬期講習は栄光ゼミナールで受講しました。

栄光ゼミナールでの冬期講習を終えて、どの塾が良かったか息子に確認すると「enaの授業が1番わかりやすかった」とのことで、私も教室長の先生と話した印象が1番良かったのでenaで新6年生コースがはじまるタイミングからお世話になるべくご相談しました。

5年生の2月からenaに通塾

「ena」「臨海セミナー」「栄光ゼミナール」と3校の季節講習を受講させてもらい、息子に「どの塾の授業が一番わかりやすかった?」と確認しました。

娘の経験から、実際の授業を体験して息子と相性が良い塾を選ぶべく慎重におこないました。

体験授業を受けるだけでなく、私も各教室に伺って教室長の先生などのお話も伺いました。

その上で、親子ともにenaがわかりやすく、適性検査対策の質も高く、先生も熱心だと感じたのでenaを選びました。

ただenaを選ぶにあたって最も近い駅にあるenaではなく、2番目に近い教室に通うことにしました。

というのも最初に見学した教室では「授業中に歩き回っている生徒はいるし(もちろん、ずっとじゃないですけど授業中に教室内を歩いてるのは驚きでした)、授業中に話をしている生徒も多い印象でした。」

下記は、その時に書いた記事からの抜粋ですが、正直驚きました。

ただ、実際に通うことにした教室の教室長は、とても熱心で息子に聞くと教室長が担当している文系授業は、「面白くわかりやすい」とべた褒め。

私も、この教室長に受検学年の1年間をお任せしようとenaに決めました。

アニーパパ
アニーパパ

実ははじめて見学させてもらった教室は、授業中に歩き回っている生徒はいるし(もちろん、ずっとじゃないですけど授業中に教室内を歩いてるのは驚きでした)、授業中に話をしている生徒も多い印象でした。

事前に電話で相談していたのに来校することを把握していないし、「大丈夫か?」と不安になりました。

そこで、隣の駅にもenaの教室があったので、最寄り駅ではなかったのですが電話で相談したところ「それは、酷いですね。。。うちの教室も見学して決めてください」とのことだったので、隣の駅のena教室にも見学しに行きました。

こちらの教室は、歩き回っている生徒や授業中に話しているような生徒はいませんでした。

で授業中に演習問題をしている時も先生が生徒の解いているところを回って声をかけていました(はじめに行った教室では、この演習中に生徒が歩いたり、喋ったりしていました)

と言うわけで、少し遠くなってしまいますが2つ目の教室で春期講習をうけさせてもらうことになりました。

あと印象と言う意味では、enaは教室のスタッフが少ないと感じました。

私は2つの教室を見学しましたが、ともに教室には授業を担当する先生と事務員さん1名だけでした。

事務員さんも接客中でも電話がかかってくる度に、電話に出てしまうし、事務員さんは授業の内容などは質問をしても、わからないようで、授業中の先生が子供たちが演習中に呼び出されて、私の質問に答えてくれる場面もありました💦

春期講習前後?(入塾して1ヶ月くらい)に教室長が退職

enaを選んだのは、教室長の熱意と授業の質に親子ともに「この先生に教えて欲しい」と思ったからでした。

しかし、入塾して1ヶ月が経過したころに教室長から連絡があり「この度、enaを退社することになり次回の授業を最後に後任の教室長に引き継ぐことになりました」

との連絡を頂きました。

お電話を頂き「受検学年を任せていただいたのに最後まで指導できず申し訳ございません」とお詫びもいただき、「ただ後任の教室長は日曜特訓では都立最難関校の指導を担当している経験・実績ともに申し分ない優秀な先生なのでご安心ください」とのことでした。

親子ともに最初の教室長に教えて欲しいと思い選んだ塾だったので非常に残念ではありましたが、優秀な後任者を当ててくれているとのことだったので次の先生にも期待していました。

秋には2人目の教室長が退職

2人目の教室長から着任の挨拶メールが届きました。

授業ノートのとり方や予習・復習のやり方などをメール内でも指導してくれて、前任者の先生の言う通り、熱心で優秀な先生のようでした。

作文の授業で書いた作文の添削を見て愕然…

新任の教室長は、前任の先生と同じく文系(作文)をメインで指導してくれるとのことでした。

娘の受検時に栄光ゼミナールの作文添削が雑で、直前期は妻と私で添削しました。

息子の受検塾を探すにあたって「作文添削」の質を気にしていました。enaでも前任の先生に確認したところ「先生が実際に添削した添削のサンプル」を見せてくれました。

とても丁寧に添削されていて、この添削を確認させて頂いたのもenaを選んだ理由の1つでした。

しかし新任の先生の作文添削では

  • 誤字に×が書いてある

だけでした。

春期講習は湘南ゼミナールで受講

enaが大丈夫か心配になったので、神奈川県の公立中高一貫校対策に詳しい塾への転塾も選択肢にしたく「湘南ゼミナール」の春期講習を受講しました。

「湘南ゼミナール」の授業は、とても良かったのですが、対策授業が出来る教室は乗換をして通塾に30分はかかる駅にしかなかったので、日常的に通う塾としては選択するのが難しいと判断して、4月以降もenaに通塾することにしました。

enaの作文添削では作文力の向上は無理…?

enaの作文授業は週に1回あったのですが、作文添削はまともにおこなわれていたのを見たことがありません。

そこで息子にはオンラインの先生に作文添削をお願いして、enaでは適性検査の専門塾として知識のインプットをしてもらうことを期待して受講しました。

秋以降は隣接教室の責任者が教室長を兼務…

そして驚くべきことに教室長をしていた先生が秋に退職するとの連絡が来ました。

受検直前に2回目の教室長の退職。

しかも教室長の後任は近隣教室の教室長が兼務するとの説明がありました。

教室長が週に1日しかいない…

後任の教室長は、あくまで別教室の教室長なので週に1回しか教室に来ません。

なにか相談したいと思っても「いつも不在」とのことでした。

金本演習用に合格ラインを確認しても…

直前期は金本(都立中過去問)の演習をオンライン家庭教師の先生にお願いして指導してもらいました。しかし、オンライン家庭教師だと公立中高一貫校・都立中高一貫校に関する情報が不足しているので通っているenaに「合格ラインってどれくらいですか?」と相談しました。

すると事務職員の方からお電話があり

合格ラインは

  • 企業秘密なので開示できない
  • 個人情報なので開示できない

とのこと。

各受検塾が翌年以降の指導に役立てるために通塾していた生徒に得点開示をさせて情報収集していることをなんとなく知っていたので、「enaでも得点開示情報を集めていますよね?」と確認すると事務員の方は、「情報は集めていますが企業秘密なので開示できない」の1点張りでした。

ちなみに、入塾時の教室長からは「秋以降は土曜日に過去問演習会をやるのですが、神奈川県の過去問演習もサポートするので安心してください」とのことでしたが、教室長が変わり引継ぎもされず、各教科の先生にお電話で確認しても「教室長の判断なので…」とサポートする気がなさそうなので、オンライン家庭教師に指導してもらうことにしました。

そんな中で、金本演習の参考に合格ラインの点数などを確認しても開示してもらえないなら、なんで情報収集してるんだと本当に不快でした。

直前期に高校受験コースの勧誘…

直前期に事務員の方から何度か電話がありました。

基本的にはenaから電話があるのは営業電話のみでした。。。

そして勧誘してきたのが「都立中高一貫校受検に上手くいかなかった場合の中学コース」の勧誘でした。

「なぜ今、中学コースの勧誘なんだ?」と思いましたが、公立中高一貫校に合格しても引き続き通塾して欲しいとの勧誘なのかなと思い「中学コースでは中高一貫校で使用されている「体系数学」や「NEW TREASURE(ニュートレジャー)」にも対応しているコースなのか確認すると事務職員の方は「私は詳細はわかりません…」とのこと。

確認して回答しますとのことでしたが数日後に電話があり

「中学コースは高校受験コースなので、「体系数学」や「NEW TREASURE(ニュートレジャー)」には対応していないと」の説明でした。

また、この時には兼務の教室長なのですが、何度連絡しても連絡してくるのは事務職員の方からのみ。

直前期の学習計画に関して

直前期の学習に関して相談をしたいと相談した際にも複数教室の教室長を兼務しているのでメールで相談をして、電話での相談時間の候補日時が提示されたので(夕方の時間だったので)仕事の予定を空けて電話できるようにしました。

しかし直前に教室長からメールがあり、模試などを確認して現状の課題を確認してから面談させて欲しいと連絡がありました。

最終的に退塾するまで面談することはなく、模試結果を確認した上で長文のメールが送られてきました。。。

その後も、何度か相談したいと伝えましたが最後までメールが送られてくるだけで電話での相談にのってもらえることはありませんでした。

アニーパパ
アニーパパ

3人の教室長を経験させてもらいましたが、最後の兼務での教室長は「教室長」としての役割はこなせていなかったと感じます。※前任の2人は、相談をしたいと伝えると電話で相談に乗ってくれました。

最後の数か月に、生徒のことをほぼ理解していない状態で兼務での教室長を任された先方の心情も想像は出来ますが、受検直前期で最も相談したい時に、相談する相手がいないのは厳しかったです。。。

enaは適性検査対策の情報収集目的での活用に限定

最終的にはenaは適性検査対策の情報収集目的での活用に限定されました(とは言え週4日は通塾していた訳ですが…)

あとはオンライン家庭教師の先生に、文系も理系も指導してもらっていました。

またenaのオンライン授業は毎日視聴させてもらいました。

オンライン授業の質は高く、アップされている動画なども十分にありました。

また金本の解説や、模範解答なども質は高く満足できるものでした。

しかし、教室には自習室などもなく自習の場合は空いている教室を使用していたり、そもそも教室に職員数が圧倒的に不足しており、電話などがあると授業を中断して先生が電話を取っているのを見かけたこともあります。

あくまで、息子が通っていた教室に限定した話しな部分もあると思います。

でも、隣の教室では学級崩壊しているような教室もあったので、enaの先生にレベルは高い先生ばかりではないのだと思います。

そして教室運営をおこなうのに十分な人員が配置されていないのも印象としては強いです。

enaのリアルな口コミ

enaの良い点、悪い点をまとめると

enaの良かった点
  • テキストのクオリティーが高い
  • カリキュラムの質も高い
  • オンライン授業が見放題で、オンライン授業の質も高い
enaの悪かった点※息子が通っていた教室
  • 教室長が受検学年に2回も変更して、2回目は他の教室と兼任の方で週に1回しかいない…
  • 教室の人員が不足している:授業を担当する先生以外には事務職員の方が1名いるだけ(事務の方がいない時間も)
  • ただですら教室の人員が不足しているのに事務職員の方から営業電話がかかってくる…(むしろ営業電話以外の連絡はない…)

まとめ

今回は、息子が受検学年に1年間通塾したenaに関して、感じたことを「ぶっちゃけ」させて頂きました。

約半年の間に2人の教室長が退職されたのは不運だったのかもしれません。

しかし2024年も全都立中で合格者数、全塾中No.1の実績でした。

しかし、各教室ごとの合格率などは非開示でしたし、かなり低いのではないかとの印象を持ちました。

むしろ教室数が多いので受検者数が多いのが全塾中No.1の実績の要因なのではないかと感じました。

※息子は都立中受検ではないので受講しませんでしたが日曜特訓のレベルは高いとの噂は聞きます。

enaはここ数年、全都立中で合格者数、全塾中No.1の実績を続けています

  • 全塾中No.1の実績を上手にプロモーションしている
  • オンライン授業なども上手に活用している

でもenaに頼り過ぎるのは危険だなと感じました。

これから都立中受検、公立中高一貫校受検を検討している皆さんの参考になれば幸いです。

そして息子よ、高校受験がんばってね!これまで以上に全力で応援するよー!

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