茨城県立古河中等教育学校の評判は? 偏差値、進学実績など

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茨城県

全国の公立中高一貫校について調査する「全国の公立中高一貫校徹底研究シリーズ」

今回は、県立高校改革で相次いで県立高校が中高一貫校に姿を変えていることが話題の茨城県の公立中高一貫校「茨城県立古河中等教育学校」について調べたのでご紹介します。

初投稿は2022年ですが2023年受検も振り返りながら2023年3月に追記しています。
2024年受検も振り返りながら2024年3月に追記しています。
2025年1月、2026年7月にも追記しています。

この記事を書いた人

管理人の"アニーパパ"と申します。 神奈川県在住40代です。
◆2022年から長女が公立中高一貫校に通っています
◆私は東証プライム市場上場企業子会社で教育事業の責任者を2年経験
◆副業で月間6万PV程度の教育メディアを運営
◆中高一貫校生向けのオンラインスクールを運営

教育事業の責任者をしていた時に公立中高一貫校受検の専門家や国際バカロレア(IB)の専門家の方々に、取材や対談でお会いして公立中高一貫校や英語教育に興味を持ちました。
このブログでは子供たちの中学受験体験記的な内容から仕事も含めて情報収集して集めた受検・教育情報なども紹介しています。
また、娘が中高一貫校に通うことになり中高一貫校の多くで使用されている検定外教科書「体系数学」と「New Treasure(ニュートレジャー)」に苦戦しました。そこで多くの専門家の方々に相談してオンラインスクールを開校しました。このような経験から得られたことも発信しています。

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茨城県では2022年4月開校の2校を含めて公立中高一貫校が13校になり、都道府県立別の公立一貫校数としては東京を抜いて、全国最多となりました。

水戸一高(水戸市)、土浦一高(土浦市)など多くの県内の進学校が一貫化したことも茨城県の特徴です。

茨城県立古河中等教育学校とは?

茨城県立古河中等教育学校は、茨城県古河市(茨城県古河市磯部846)にある公立の中高一貫校です。

茨城県立古河中等教育学校茨城県にある公立中高一貫校では3校目(連携型中高一貫教育校を除く)の学校として平成25年度に設立されました。(初期の校名は総和でした)

目指す学校像

  • 6年間の継続的・計画的な教育活動を通じて、一人一人が高い志を育み、その実現に向けて知性と人間性を高める学校
  • 科学教育や国際教育を推進し、体験的・探究的な学習活動の展開により、国内外で活躍するための科学的思考力や表現力を培う学校
  • 異学年交流を重視した学校行事や部活動、ボランティア活動などを通じて、社会に貢献するリーダーとしての資質を磨く学校
目指す学び

高校入試のない6年間を通じて、「体験」「探究」「自立」を重んじる学びを行います。また、ハイレベルな授業と先取り学習によって、将来、難関大学や医学部へ進学できる高い学力を養います。

育てたい生徒像

  • 広い視野と柔軟な思考力,豊かな感性を備え,新たなものを創造できる生徒(Creation)
  • さまざまな分野への好奇心や探究心にあふれ,自ら進んで真理の追究や課題の解決に挑戦できる生徒 (Challenge)
  • 高い目標と強い意志を持ち,地域や日本,国際社会の発展に貢献できる生徒 (Contribution)

茨城県立古河中等教育学校の入学者募集・選抜について

応募資格

下記のいずれにも該当する者。

  1. 小学校若しくはこれに準ずる学校又は義務教育学校の前期課程(以下「小学校」という。)を令和4年3月に卒業又は修了する見込みの者
  2. 保護者とともに県内に居住する者(入学日までに保護者とともに県内に居住することが確実な者を含む。)

選抜検査の内容

併設型中学校入学者選抜方法

  • 適性検査Ⅰ(45 分間):小学校で学習した内容を基に,思考力,判断力及び課題を発見し解決する力などをみる。
  • 適性検査Ⅱ(45 分間):文章や資料を基に,読解力,分析力及び自分の考えを表現する力などをみる。
アニーパパ
アニーパパ

適性検査以外に小学校で作成してもらう調査書や志願理由書も選抜で使用されます。

茨城県立古河中等教育学校の偏差値は?

茨城県立古河中等教育学校の偏差値は男子50、女子50(首都圏模試センター)です。

アニーパパ
アニーパパ

公立中高一貫校は記述問題(作文含む)が多い適性検査であることや小学校から提出される報告書などで選考されるため、偏差値だけでは合格できるか判断できない面があります。

同じくらいの偏差値の学校を探すと、国立/私立中学では

  • 常総学院中学校(男子41~53、女子41~53)
  • 土浦日本大学中等教育学校(男子40~55、女子40~55)
  • 茨城大学教育学部附属(男子52、女子52)

です。

同じ公立中高一貫校だと

<茨城県内>

  • 茨城県立下妻第一高等学校附属中学校(男子53、女子53)
  • 茨城県立水海道第一高等学校附属中学校(男子53、女子53)
  • 茨城県立勝田中等教育学校(男子51、女子51)

などです。

茨城県立古河中等教育学校の受検倍率は?

茨城県立古河中等教育学校の受検倍率は?

古河中等教育学校は、県西エリアの優秀な受検生を集める人気の完全中高一貫校です。

2026年度(令和8年度)入試より、募集定員が従来の「120名」から「105名(35名×3クラス)」へと削減され、さらに「男女別募集枠(各60名)」が廃止された(男女合同選抜への移行)ことで、受検生の競争環境はさらに厳しくなりました。

近年の倍率推移は以下の通りです。

年度別受検倍率推移:

入試年度募集定員志願者数受検者数合格者数志願倍率実質倍率
2026年度 (R8)105名201名199名120名1.91倍1.66倍(※追加合格含む)
2025年度 (R7)120名201名189名120名1.68倍1.58倍
2024年度 (R6)120名185名1.54倍非公表
2023年度 (R5)120名210名1.75倍非公表
2022年度 (R4)120名244名244名120名2.03倍2.03倍

なぜ定員が減ったのか?

募集定員が120名から105名へ減少した理由は、学校の人気低迷や定員割れといったネガティブなものではありません。これは茨城県教育委員会が国の方針に合わせ、県立の中高一貫校および中等教育学校に対して「1学級35人学級制度」を導入したことによるものです。 これまでは1クラス40人の3クラス構成で学年120名でしたが、教育環境の質を向上させるために1クラス35人の3クラス構成へ移行し、学年105名へと改められました。教育改革に伴う全国的な少人数学級化の流れを汲んだ、前向きな制度変更といえます。

定員が減ったことで、受検への影響は?

最も心配されるのは、合格が難しくなるのではないかという点です。結論から言うと、合格の門戸が狭まったことで実質倍率は上昇し、これまで以上に「1点差に多くの受検生がひしめく大混戦」となっています。

さらに、この定員削減と同時に「男女別募集枠(男女それぞれ60名ずつ)」が廃止され、男女合同の「成績順選抜」へと完全に移行しました。これにより、男女の比率を気にすることなく、純粋に適性検査の得点が高い順に合格者が決まります。 この変化による影響として、合格最低点(ボーダーライン)付近での争いが非常にシビアになりました。過去問対策を行う際は、単に「合格平均点」を目指すだけでなく、苦手分野を徹底的に潰して「確実に得点を積み重ねる堅実さ」が求められます。地元の個別指導塾や茨進などの模試を上手に活用し、本番のプレッシャーに負けない得点力を養うことが重要です。

定員が減ったことで、入学後に期待できる効果は?

受検期は厳しさを増す一方で、入学後の学習環境としては非常に魅力的なメリットが生まれます。

まず、1学級が35人になることで、先生の目が一人ひとりに届きやすくなります。古河中等は完全中高一貫校として6年間の先取り学習や質の高いカリキュラムを提供していますが、少人数になることで「授業で置いてきぼりになるリスク」が大幅に軽減されます。つまずきやすい数学や英語の授業において、先生が生徒一人ひとりの理解度をより細かく把握し、個別指導や手厚いフォローを行いやすくなります。

また、中等教育学校で重視される「探究型学習」や「英語のプレゼンテーション」「グループワーク」においても、一人ひとりの発表機会や発言機会が格段に増えます。これにより、主体性や表現力がより早く身につくようになります。思春期の多感な時期において、担任や学年の先生方が生徒たちの小さな変化や悩みにいち早く気付き、精神的なケアや手厚い進路指導を行いやすくなるのも、少人数化の大きなメリットです。

2024年・2023年

2022年

茨城県立古河中等教育学校の受検倍率は2022年は2.03倍でした。

※募集定員120人に対し受検者数は244人でした。

アニーパパ
アニーパパ

首都圏の公立中高一貫校では千葉県立東葛飾中学校の受検倍率10.6倍、さいたま市立浦和中学校の受検倍率は7.7倍など高倍率の学校も多いです。

茨城県立古河中等教育学校の評判は?

茨城県立古河中等教育学校の「みんなの中学情報」での評価は茨城県124校53位でした。評価が高いのが「制服」が茨城県で2位、「進学実績/学力レベル」(同4位)「施設」(同14位)「いじめの少なさ」(同17位)などです。逆に「学習環境」「治安/アクセス」が少し低めです。

茨城県立古河中等教育学校の制服

冬服

茨城県立古河中等教育学校ホームページより

夏服

茨城県立古河中等教育学校ホームページより
アニーパパ
アニーパパ

制服が人気なのもうなずけますね!お洒落!

茨城県立古河中等教育学校の進学実績は?

茨城県立古河中等教育学校の2021年度入試 大学等合格数では茨城大学13名、筑波大学6名(現役5名)、埼玉大学7名など国公立大学61名(現役59名)、医学部医学科では筑波大学に1名が現役で合格しています。私立大学だと早稲田大学4名(現役3名)、慶応義塾大学2名(現役1名)、上智大学2名などの合格者を出しています。

2021年度(2022年度入試)大学合格状況一覧

茨城県立古河中等教育学校の進学実績は?

高校受験からの募集(高入)は一切なし!完全一貫校の強み

併設型の「高校附属中学校」とは異なり、古河中等は「中等教育学校」という独立した形態をとっています。これは、高校受験での外部募集(高校からの入学枠)が一切行われない、県内でも数少ない「完全中高一貫校」です。高校受験による新たな生徒の合流がないため、以下のような非常に大きな学習環境の強みがあります。

  • 6年間クラスメイトや学習レベルの「ズレ」がない: 高校から入ってくる生徒(高入生)と進度を合わせる必要がないため、中学1〜2年生の段階から高校の学習内容をスムーズに先取りするカリキュラムが構築されています。これにより、大学入試対策に割く時間を十分に確保できます。
  • 外部合流による学力格差に悩まされない: 併設型一貫校の高校募集枠で課題になりがちな「高校受験組の倍率や学力低下に伴う、学校全体の学力地盤沈下」に引っ張られることがありません。選抜をくぐり抜けた同水準の仲間たちと、6年間高いモチベーションを保ちながら切磋琢磨できる理想的な環境が整っています。

古河中等の歴史と歩み:1期生はいつから?2026年は何期生?

学校の進学実績を正しく評価する上で、その歴史と卒業生の変遷を知ることは非常に重要です。

茨城県立古河中等教育学校は、2013年度(平成25年度)4月に開校し、同年に記念すべき「1期生」が誕生しました。中高一貫の6年間を終えた1期生は、2019年春(平成31年・令和元年)に初めての卒業生として大学受験に挑み、その輝かしい進学実績の歴史をスタートさせました。

それから着実に実績を積み重ね、2026年春(令和8年)に卒業した生徒たちは「8期生」となります。開校から10年以上が経過し、一貫教育の指導ノウハウやカリキュラムは完全に成熟期を迎えており、安定的かつ高いレベルの進学実績を維持し続けています。


【5か年】主要大学合格実績一覧(2022年度〜2026年度)

古河中等の進学実績は、外部からの高校受験組を含まない「一貫生100%(純度100%)」の実績です。1学年120名(2026年度以降は105名)という限られた人数の中で、極めて高い国公立・難関私立合格率を誇っています。

過去5年間の主要大学合格者数の推移は以下の通りです。

主要国公立大学 合格者数

大学名2026年度2025年度2024年度2023年度2022年度
東京大学00030
東北大学342[1]23
筑波大学4[1]4586[1]
埼玉大学73237
宇都宮大学8[1]10437
茨城大学5[1]234[1]13
千葉大学01130
一橋大学00200
東京科学大学(旧東工大)03100
神戸大学10001
東京都立大学21011
国公立大学 合格者総数4651404761
※数字は原則として現役合格者数、[ ]内は既卒生・浪人生の合格者数を示します

最難関・難関私立大学(早慶上理・GMARCH) 合格者数

大学名2026年度2025年度2024年度2023年度2022年度
早稲田大学211[1]6[2]6[1]4[1]
慶應義塾大学006[1]52[1]
上智大学3[1]5312
東京理科大学10124810
明治大学20[2]24141113
青山学院大学45[3]7[1]4[1]3
立教大学116[2]5610
中央大学6847[1]8[1]
法政大学1318[1]21[1]17[1]18[1]
※数字は原則として現役合格者数、[ ]内は既卒生・浪人生の合格者数を示します

医学部医学科 合格者数

大学名2026年度2025年度2024年度2023年度2022年度
東北大学(医)10000
筑波大学(医)12001
金沢大学(医)001[1]00
東北医科薬科大学(医)01[1]01[1]0
獨協医科大学(医)11000
北里大学(医)11110
医学部医学科 合格総数45341
※数字は原則として現役合格者数、[ ]内は既卒生・浪人生の合格者数を示します

進学実績から見える古河中等の確かな指導力

古河中等の大学合格実績を見る上で最も評価すべき点は、これが「高校から優秀な生徒を推薦や受験で引っ張ってきた実績」ではなく、「12歳で入学した生徒たちを、6年間かけて学校の力だけで伸ばした純度100%の実績」であるということです。

1学年120名(2026年度の8期生も120名規模)という少人数ながら、毎年難関国公立大や最難関の東北大・筑波大医学部医学科へ安定して現役合格者を送り出しています。さらに、早慶上理やGMARCHといった首都圏の難関私立大学にも毎年非常に厚い合格ボリュームを維持しているのが大きな強みです。

特に最難関である医学部医学科への進路実現に向けては、学校内に独自の「医学コース(医学研究会)」を設置し、現役医師による講話や手厚い面接・小論文対策を実施しています。その成果が5か年データにもはっきりと現れています。

高校受験による外部の影響を一切受けない完全一貫校だからこそ、学校独自のカリキュラムが非常に効果的に機能しています。県西エリアで「塾に頼りすぎず、学校の指導だけで第一志望の国公立や難関私大を現役で狙いたい」と考えるご家庭にとって、これほど信頼できる進学環境はありません。

茨城県立古河中等教育学校への各塾の合格実績

茨城県立古河中等教育学校の受検においては、地元エリア(茨城県西・栃木県南・埼玉県東など)に強い学習塾が圧倒的な合格実績を誇っています。2026年度入試からは募集定員が120名から105名へと削減され難易度が上がりましたが、上位の合格獲得塾は安定した強さを見せています。

最新の2025年度および2026年度入試における、主要塾の合格実績(合格者数)の推移を以下の表にまとめました。


主要塾の古河中等 合格者数一覧(2022〜2026年度)

塾名2026年度2025年度2024年度2023年度2022年度
茨進グループ(市進含む)20名19名16名11名21名
栄光ゼミナール10名10名8名6名11名
セナミ学院7名7名5名非公表非公表
思学舎0名0名0名0名0名

※各塾の公式発表データ、または各種中学受験情報サイトに開示されている数値を集計しています。 ※重複してカウントされている場合があります。 ※「思学舎」は茨城県内大手の塾ですが、県南・県央地区を中心とした展開のため、県西に位置する古河中等への合格実績は例年0名(非公表)となっています。


主要塾の特徴と受検対策のポイント

  • 圧倒的な実績を誇る「茨進グループ」 茨城県立中高一貫校の受検で最大の強みを持つ茨進は、古河中等においても毎年トップの合格者数を維持しています。2025年度の19名に続き、定員が削減された2026年度でも20名という極めて高い実績を出しました。古河中等の独自適性検査に対応した専用カリキュラムが非常に強固に機能しています。
  • 手厚い専用ゼミを持つ「栄光ゼミナール」 古河駅前に校舎を展開し、古河中等に特化した「古河中等受検対策ゼミ」を開講している栄光ゼミナールが、毎年安定して2桁(10名前後)の合格者を輩出しています。適性検査に必要な作文対策や、記述式問題への添削指導に定評があります。
  • 地域密着で存在感を示す「セナミ学院」 栃木・茨城・埼玉エリアで根強い人気を持つセナミ学院が、定員削減の中でも2025年度・2026年度ともに7名ずつの確実な合格実績を叩き出しています。地域密着ならではの細やかな情報提供と手厚い個別フォローが特徴です。

古河中等合格を目指す上での塾選びのヒント

定員削減(120名→105名)および男女別定員枠の廃止により、古河中等の選抜は「実力主義の厳しい戦い」へと進化しました。

合格を確実に引き寄せるためには、古河中等の適性検査の傾向(記述式、思考力・論理力を問う問題)を熟知した「茨進グループ」や「栄光ゼミナール」のようなトップ実績塾、または「セナミ学院」のような地域密着型の受検ゼミを選択し、早い段階から作文記述力や計算の正確性を養うことが合格への最も確実なルートとなります。

2024年

茨城県立古河中等教育学校への各塾の合格実績では

  1. 茨進(市進学院):16名
  2. 栄光ゼミナール:8名

2023年

茨城県立古河中等教育学校への各塾の合格実績では

  1. 茨進(市進学院):11名
  2. 栄光ゼミナール:6名
  3. 日能研:1名

2022年

茨城県立古河中等教育学校への各塾の合格実績では

  1. 茨進(市進学院):21名
  2. 栄光ゼミナール:11名
  3. 日能研:3名

が合格しています。

各塾ホームページより

茨城県立古河中等教育学校へのZ会/進研ゼミの合格実績

2023年※2024年のZ会/進研ゼミの合格実績は夏ごろ開示されると思います

2022年

2021年

公立中高一貫校受検ではZ会や進研ゼミにも適性検査対策のオプション講座があり、茨城県立古河中等教育学校に21年は進研ゼミ17名、Z会5名が合格しています。

Z会/進研ゼミホームページより

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茨城県立古河中等教育学校の過去問

集団塾だけに頼らない ― 「集団塾+個別指導」という選択肢

茨城県内の公立中高一貫校受検において、近年注目されているのが「集団塾+個別指導」を併用する学習スタイルです。これは、首都圏の中学受験で広く取り入れられている手法ですが、茨城県の公立中高一貫校対策においても非常に有効な選択肢となります。

我が家は、娘が栄光ゼミナール、息子がenaという集団塾に通いました。結論から言うと、これらの集団塾に通わせたこと自体は間違いではありませんでした。適性検査対策のカリキュラムや情報量という点で、専門コースを持つ集団塾は非常に頼りになります。

茨城県内の公立中高一貫校を目指す場合であれば、やはり県内で圧倒的な実績と情報量を誇る「茨進」や、地域密着で手厚い指導に定評がある「思学舎」、そして高い競争環境で学力を引き上げる「早稲田アカデミー」といった、公立中高一貫校対策に強い集団塾を軸に据えるのが王道だと思います。ただ、「塾に任せきり」ではうまくいかなかったのも事実です。

集団塾で得た膨大な知識やテクニックを「いかに自分のものにするか」が合否を分けるポイントです。このインプットからアウトプットへの移行をスムーズにするために、個別指導や家庭教師によるサポートを組み合わせるアプローチは、茨城県の公立中高一貫校を目指すうえで強力な武器になります。

季節講習は「受けっぱなし」が一番もったいない

娘は栄光ゼミナールで夏期講習・冬期講習・春期講習といった季節講習や「栄光の森」(夏合宿)に参加しました。まず、これら季節講習そのものは受けて良かったと思っています。各塾がそれまでに培ってきた適性検査のノウハウが凝縮されていて、短期間で一気に力を伸ばせる貴重な機会です。ここは集団塾の強みが最も発揮される場面だと感じます。

ただ、一つだけ強く言いたいのは、季節講習を「受けっぱなし」にしないことです。授業を受けただけで満足してしまうと、せっかくのノウハウも定着しません。大事なのは、その日にやった内容をしっかり復習して、自分のものにすること。これができるかどうかで、季節講習の成果は大きく変わってきます。

これは我が家の正直な感想ですが、高額な合宿に参加するくらいなら、その費用と時間を「季節講習の復習」に充てたほうが効果は高いのではないか、とも思っています。合宿には合宿にしか得られない良さ(受検生としての自覚や仲間との刺激など)もありますが、こと「学力を伸ばす」という一点で見れば、家庭教師などにマンツーマンで復習・定着させてもらうほうが、費用対効果は高いと感じました。つまり、集団塾で得たインプットを、いかにして自分のものにするか。ここに個別のサポートを組み合わせるのが、私がたどり着いた考え方です。

集団塾に通うだけで安心してはいけない ― 「補完」の視点

実際に2人の受検を経験して痛感したのは、集団塾には構造的にどうしても手が届きにくい領域がある、ということです。大きく3つあります。

  • 一人ひとりのつまずきの分析: 集団授業はクラス全員に対して一斉に解説を進めるため、生徒が「なぜその問題を間違えたのか」「どのステップで思考が止まっているのか」という個々のつまずきの根本原因を特定し、その場で修正することは困難です。
  • 記述・作文の添削の量と深さ: 茨城県の適性検査でも記述式や長文の作文が中心ですが、集団塾では一人あたりの添削にかけられる時間に限りがあります。娘が通った栄光ゼミナールも、息子が通ったenaも、作文添削が「誤字に×が書いてあるだけ」だったように、自分の答案が採点官にどう伝わるかは、第三者に細かく見てもらわないと客観視できません。
  • 過去問演習期(小6秋以降)のピンポイントなフォロー: 秋以降の直前期に入ると、志望する公立中高一貫校の出題傾向に合わせた苦手分野の克服が必要になります。個々の弱点に応じたオーダーメイドの対策は、集団塾の一律のカリキュラムだけではカバーしにくく、個別指導や家庭での手厚いフォローが不可欠となります。直前期の過去問演習は、娘の時は私と妻でサポートしましたし、息子の時はオンライン家庭教師の先生にお願いしました。

こうした「集団塾では補いきれない部分」を埋める手段として、「集団塾+個別指導・家庭教師」を併用するご家庭が増えています。

茨城県の公立中高一貫校の適性検査の特徴

茨城県の公立中高一貫校(県立中学校および中等教育学校)で出題される適性検査には、他県とは異なる明確な特徴があります。指導現場で長年適性検査対策に携わってきた専門講師によると、その特徴は大きく「適性検査Ⅰ(理系分野)」と「適性検査Ⅱ(文系分野)」に分かれており、問題文に会話文が多用される点に集約されます。

  • 適性検査Ⅰ(理系分野)の特徴: 主に算数や理科の考え方をベースにした、論理的思考力や課題解決力を測る問題が出題されます。一見すると複雑な図形や複雑な条件整理の問題であっても、登場人物たちの会話文の中に解法のヒントやルールが必ず提示されています。単に早く計算できる力ではなく、「会話文からルールを正確に読み解く力」と、「導き出した計算式や実験結果の理由を、他者にわかりやすく説明する記述力」が厳しく求められます。
  • 適性検査Ⅱ(文系分野)の特徴: 国語や社会の資料読解をベースにした、情報の整理能力や表現力を測る問題が出題されます。長い文章や複数の複雑なグラフ・資料をスピーディーに読み解き、そこから見出される課題や自分の意見を、指定された文字数の中で論理的に記述する作文問題が含まれます。事実に基づいて筋道を立てて書く表現力が必要です。

どちらの検査においても、単純な暗記知識だけで対応できる問題はほとんどありません。長い会話文や膨大な資料を的確に処理し、「採点官に伝わる表現で言語化して書く力」が合否を分ける決定打となります。

高倍率を突破するための「勉強 of 型」と個別指導の有効性

茨城県内の公立中高一貫校は、定員の変更や高い注目度も手伝い、依然として非常に高い倍率で推移しています。集団塾で十分に対策を重ねてきた優秀な受検生同士が競い合うため、わずかな記述の質の差が合否に直結します。「自分の書いた答案が、採点官にどう評価されるか」を第三者の目で細かく添削してもらう経験が欠かせません。

そこで有効なのが、集団塾のカリキュラムを軸にしつつ、苦手な分野や記述添削だけを個別指導で補強する方法です。

例えば、「東大家庭教師友の会」を運営する株式会社トモノカイのPersonal Education(PE)部門が提供する「オンライン東大家庭教師友の会」なども、適性検査対策が可能な個別指導の有効な選択肢の一つです。

東大家庭教師友の会 公式YouTubeより

こちらは都立中高一貫校などの最難関校対策でも実績のあるサービスですが、集団塾の授業や模試だけでは補いきれない「苦手分析」「記述添削」「勉強の型づくり」を、東大生・難関大生教師がマンツーマンでフォローしてくれるという強みがあります。茨城県の公立中高一貫校のように「会話文から条件を読み解く」「自分の言葉で論理的に記述する」という高度な対策が必要な場合、集団塾のカリキュラムと並行して弱点部分の記述添削などをピンポイントでお願いするのに非常に向いています。

集団塾での学びを土台にしながら、適性検査対策の経験がある個別指導を活用し、一人ひとりのつまずきに合わせて「正しい勉強のやり方の型」を授けること。これこそが、高倍率の水戸第一高等学校附属中学校受検を突破する最大の鍵になると確信しています。

\まずは70分体験授業がオススメ!/

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筆者が運営する「オンライン適性検査対策コース」のご紹介

ここまで「集団塾+個別指導」の有効性についてお話ししてきましたが、実は私自身も、自分の娘や息子の公立中高一貫校受検をサポートした実体験をもとに、「オンライン適性検査対策コース」を開設し運営しています。

アニーパパ
アニーパパ

近年は積極的な生徒募集は行っていませんが、少数精鋭でじっくり向き合った結果、昨年は指導した2名がともに最難関である都立中高一貫校に見事合格を果たしてくれました! 毎年2月中には満席となってしまう非常に人気の高い個別指導コースのため、基本的にはキャンセル待ちとなってしまうのですが、「どうしても指導して欲しい!」という熱意のある方がいらっしゃれば、講師の先生と相談のうえで受け付けられるかもしれません。ご興味をお持ちいただけましたら、お早めにお問合せください。

公立中高一貫校受検対策 | 読解力育成と記述問題対策コース

当コースでは、公立中高一貫校の適性検査(特に適性検査Ⅱや作文)で求められる以下の3つの力を徹底的に育成します。

  • 読解力・理解力
  • 論理的思考力
  • 記述力・語彙力

具体的には、「はじめての論理国語」などのテキストを活用して、読解力と記述力の基礎から丁寧に指導します。また、毎週の宿題として適性検査型の「課題作文」を出題します。生徒一人ひとりのレベルに合った課題を出し、プロの講師がその作文を丁寧に添削してお戻しします。

最初は「作文が苦手」「作文が嫌い」というお子さんも丁寧な指導と添削で少しづつ「作文が得意分野となり」合格を勝ち取る生徒も多いです。

マナミ先生

東京女子大学卒業。出版社に勤務し、書籍編集に携わる経験を持つ。その後、大学院に進学し、経営を学ぶ。一方、プライベートでは中学受験に取り組む小学生の子供を持つ母でもある。

生徒さんへ一言

作文に、苦手意識を持っていませんか?

大丈夫。コツをつかんでしまえばカンタンです。
それはたった2つのポイント。
1つ目は、文章を短くすること。
2つ目は相手が誰かを設定すること。

…「そんなこと分かっているよ!」って?

では、クラスで上手なポイントの使い方をお伝えしましょう!
一緒に、楽しみながら前に進んでいきましょうね。

受講までの流れ

1.問い合わせ
まずは、下記よりお問い合わせをお願いします。

※本スクールはプライベートスクールのため事前に面談をさせていただきお申し込みをしていただいております。
保護者の方の教育に対する考え方などを確認させていただくとともに事前に本スクールの理念や考え、コースの概要をお伝えしてご納得いただけた方のみに参加していただいています。オンラインスクールは子供たちと講師だけの空間です、安心して受講していただくためにも、ご理解のほど、宜しくお願い致します。

※また問い合わせいただいたとしても営業活動などはおこなっておりませんのでご安心ください。

2.事前面談
受講前に保護者の方との面談をお願いしております。
保護者の方の教育に対する考え方などを確認させていただくとともに事前に本スクールの理念や考え、コースの概要をお伝えします。

3.お申込み
本スクールの理念や考え、コースの概要にご納得いただけましたらお申込みをお願いします。(本スクールの理念や考え、コースの概要をお伝えしてご納得いただけた方のみオンラインでお申込みしていただけます)まずはコチラより問合せしてください。

4.オンライン授業
参加用URLをお伝えしますのでオンライン授業にご参加ください。

マナミ先生の作文添削例

アニーパパ
アニーパパ

実際の添削原稿を掲載します。

具体的に、どこをどうすれば良いかを指摘して頂けて助かっています。

まとめ

今回は、茨城県立古河中等教育学校の「特徴」「 偏差値」「進学実績」「塾や通信教育ごとの合格実績」などをご紹介しました。

※本記事は茨城県立古河中等教育学校や各塾などのホームページなどの情報をもとに作成しています。受検をご検討の方々はご自身で各ホームページの情報もご確認下さい。

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