公立中高一貫校に合格するために 小さいうちからやっておきたい7つのこと

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小学校入学準備

2022年に娘が公立中高一貫校に合格しました。我が家では長男(現在、高3で来年から大学生)が中学受験に失敗して勉強自体を嫌いにさせてしまった経験もあり、娘には中学受験をさせる気はありませんでしたが、娘が小5になった時に「中学受験に挑戦したい」と言い出しました。

ママ
ママ

公立中高一貫校って良い学校って聞くので、子どもを行かせたいと思いはじめています。

幼児や小学校低学年からやっておいたほうがいい事ってありますか?

こんな方におすすめ
  • 公立の中高一貫校や適性検査とはどんなものか知りたい
  • 公立中高一貫校に合格するために幼児からどんなことをやっておけば良いか知りたい
この記事を書いた人

管理人の"アニーパパ"と申します。 神奈川県在住40代です。2022年に長女が公立中高一貫校に無事に合格することができました。
私は東証一部上場企業の子会社で教育事業の責任者を2年ほどやっていました。当時、公立中高一貫校受検の専門家や国際バカロレア(IB)の専門家の方々に、取材や対談でお会いして公立中高一貫校や英語教育に魅力を感じました。
このブログでは子供たちの中学受検体験記的な内容から仕事も含めて情報収集して集めた受検・教育情報なども紹介していこうと思います。ちなみに2024年には次男の中学受検を予定しています。
また、娘が中高一貫校に通うことになり中高一貫校の多くで使用されている検定外教科書「体系数学」と「New Treasure(ニュートレジャー)」に苦戦しました。そこで多くの専門家の方々に相談してオンラインスクールを開校しました。このような経験から得られたことも発信しています。

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公立中高一貫校とは?

公立中高一貫校の目的

公立中高一貫校は1999年に文部科学省が学校教育法を一部改正して誕生しました。
中高一貫教育は6年間の計画的・継続的な教育指導により個性や創造性を伸ばし、幅広い年齢層の生徒が6年間一緒に学校生活を送る中で社会性や豊かな人間性を育む教育を進めることができます。
公立中高一貫校が開校するまでは私立の中高一貫校に行くことでしか受けられなかった中高一貫教育を経済的負担が比較的少ない公立校でも受けられるようになりました。

公立中高一貫校の理念

公立中高一貫校の教育の基本理念として「未来を切り開くリーダーの育成」が掲げられており、単なる知識の詰め込みではなく、自分で問題を解決できる能力を持ち、リーダーシップを発揮できる子どもたち、すなわち将来の日本を担っていくリーダー人材の育成を公立中高一貫校は担っているのです。

アニーパパ
アニーパパ

私は子供たちに、自ら考え、行動できる人になって欲しいと考えていました。私の教育方針に公立中高一貫校の教育は合っていると感じました。

公立中高一貫校受検の特徴

公立中高一貫校受検は、地域/学校により異なりますが基本的に「適性検査」「報告書」「作文」で選考されています。

※地域や学校により「面接」や「二次検査」がおこなわれるところもあります。
ちなみに「適性検査」と呼ばれるペーパーテストは建前上、学力を問う試験は行ってはならないことになっているため「試験」ではなく「検査」という名称になっています。そのため私立中学受験の「受験」とは違い「受検」の字を使います。

お兄さん
お兄さん

誤字じゃないんだね

公立中高一貫校の「適性検査」は筆記型のペーパーテストなのですが私立中学受験のように「国語」「算数」「理科」「社会」などの教科別の試験ではなく、教科を超えた総合的な能力を判断するためのテストです。

アニーパパ
アニーパパ

公立中高一貫校に合格するための具体的な勉強方法はコチラの記事で紹介しています。

公立中高一貫校の魅力

公立中高一貫校の魅力は主に「一般の公立中学、高校と大きく変わらない学費」「高い進学実績」「短い受検準備期間」の3つです。

アニーパパ
アニーパパ

公立中高一貫校の魅力は下記の記事で詳しく紹介しています。

今回ご紹介する内容

2022年に娘が公立中高一貫校に合格することが出来ました。受検勉強を伴走してみて、いろいろな能力が必要な試験だと感じました。

娘と私が経験して感じたことをご紹介します!

今回ご紹介する内容

今回は、幼児や小学校低学年からやっておいたら

公立中高一貫校の合格に役立ちそうと感じることをご紹介します!

  • 娘がやっていて良かったこと。
  • 娘はやってなかったが、やらせておけば良かったこと。

公立中高一貫校に合格するために 小さいうちからやっておきたかったこと

1.きれいな字が書けるように練習しておく

公立中高一貫校の適性検査では作文など記述問題が数多く出題されます。

適性検査の記述問題では、誤字や脱字だけでなく、正しくトメ、ハネが出来ていなくても減点の対象になります。娘の場合はカタカナの「ツ」「シ」、「ソ」「ン」に変な癖があることが課題となりました。

6年生の冬休みに塾の先生から指摘されて気をつけていましたが、時間がない適性検査で、早く書こうとすると、ついつい癖が出てしまっていました。

娘は小1から4年生まで習字を習っていて段を持っているので字には自信があったようですが筆と鉛筆では違いもあるのかもしれません。習字だとカタカナはあまり書きませんし…

癖のない綺麗な字は採点者も読みやすいので作文でも有利なようです。

幼児や小学校低学年で、きれいな文字が書けるように練習しておくことは適性検査で大きな強みになると思います。

漢字も習いだしたらコチラ

2.朝型の学習習慣を身に付けておく

娘は朝が弱く直前期でも、朝に力を出せるのか不安でした。

小6からは朝にドリルなどをやって朝型になることを目指しましたが大変でした💦

幼児や小学校低学年でも取り組めるドリルが沢山あるので、幼稚園/保育園や小学校に行く前に5分でも勉強する習慣を身に付けられると強い武器になると思います。

アニーパパ
アニーパパ

難しい内容のドリルをやる必要はないと思います。「楽しい」と思わせることが目標です。

弟に関しては取り組んだら大袈裟なくらいに褒めるようにしていたら毎朝やって丸付けを要求してくるようになりました笑

男の子なら(女の子でもタイプによっては)一時、話題にもなった「うんちドリル」シリーズとかでも良いと思います。

小学校進学直前には「うんこ入学準備ドリル」なんていうのもあります💦

3.早く正確な計算力を身に付けておく

公立中高一貫校の適性検査は、とにかく時間が足りません。

はじめて過去問をやった時には、半分くらいしか終わらずに焦ったのを憶えています。

適性検査では計算問題単体で出題されることは、ほぼありません。

しかしグラフなどの数値から割合を求めて作文を書く問題などもあり桁数の多い計算や少数などを含む計算が必要とされるケースが多いです。

また45分で、かなりの量の問題を解かなければならないので、複雑な計算を正確に早く解く計算力が必要とされます。

その意味では計算ドリルなどで、早く正確に計算ができる力を身に付けておくことは適性検査でも武器になります。

娘は表紙のイラストが可愛いのが気にいって「朝5分ドリル」シリーズをやっていました。

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4.読解力を育んでおく

適性検査では、読解力が高いことは強い武器となります。

問題文は非常に長く難しい言葉も出てきます。ですから長い文章を素早く読む力と語彙力が求められます。

アニーパパ
アニーパパ

娘は読書が好きでハリーポッターなど物語をシリーズでいくつも読破していました。

でも適性検査では、物語文が出題されるケースは少なく、論説文が多いので、物語以外の本も読んでおくと良いと思います。

※物語でも文章を読むことに苦手意識がなかったので文系は得点源でした!!

ちなみに弟は一時期、「エジソン」「アインシュタイン」「杉原千畝」などの伝記にハマっていました。物語的な要素もありますが論説文を読むトレーニングになった気がしています。

アニーパパ
アニーパパ

アインシュタインの伝記を読んだ時は、夕食時に「相対性理論」について話はじめた時には、大変驚きました笑

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幼児のうちは、本を好きになるように読み聞かせを沢山してあげました。

おかげで、うちの子供たちは本を読むのが大好きになりました。

読み聞かせで良く読んでいたのが1話が短くて沢山の話が掲載されている365シリーズでした。

うちの子供たちが小さい頃はなかった本ですが「算数」とか「理科」が好きになるような本もあるんですね。

読解力や思考力、表現力を身につけるのにオススメ

問題を読み解くのに必要な読解力や思考力、表現力を身につけることのできる教材としてオススメなのが「ブンブンどりむ」です。「ブンブンどりむ」は、小学生全般を対象に「作文力」を伸ばすことで読解力、思考力といった「国語の総合力」を身につける作文通信教育講座です。監修はベストセラー『声に出して読みたい日本語』の齋藤孝先生(明治大学教授)で、子どもが楽しくひとりで学習できるようなマンガ形式のオリジナル教材となっています。小1から受講できます。



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5.社会課題に関して家族で会話する機会を増やしておく

適性検査では、身近な社会課題に関連した問題が多く出題されています。

社会課題に自分の意見や解決策案を持っているような生徒を求めていると感じます。

しかし小学生が自ら社会課題に興味を持つのはレアケースだと思います。

興味を持たせるためには、家族でニュースや新聞で取り上げられていることについて話し合ったりする習慣をつけることをおすすめします。

アニーパパ
アニーパパ

最近だとロシアのウクライナ侵攻に関して娘や息子が、どのような意見を持っているのか聞いたりしています。その前提として、ロシアとウクライナの関係や歴史に関して私が調べて教えたりしています。

今回の侵攻を肯定することは到底できませんが、歴史を知ることでロシアの意思決定に関して理解できるように話をしたりしています。

社会課題に興味を持つには

こども新聞の購読がオススメです!

読売KODOMO新聞

読売KODOMO新聞は、読売新聞が毎週木曜日に発行する小学生向けの新聞です。 サイズは、小学生が手に取りやすいタブロイド判です。 20ページある紙面は、オールカラーで、イラストや写真を大きく使ったビジュアルなレイアウトでニュースや社会の仕組みを楽しく、 わかりやすく紹介しているので小学生でも社会的な課題に興味が持てます。



朝日小学生新聞

朝日小学生新聞は毎日届くので、読む習慣がつきます。まずは興味のある部分から読むことで思考力や表現力が身につきます。また話題になっている時事ニュースを小学生でも、わかりやすく解説しているので、興味が高まります。

アニーパパ
アニーパパ

ちなみに、うちは読売KODOMO新聞と朝日小学生新聞を試読させてもらって、週に1回届く読売KODOMO新聞がちょうど良かったので購読しています。

6.小学校で習う内容を先取りで学習しておく

適性検査は、小学校で習う範囲から応用した問題が出題されます。

そのため、まずは教科書の内容を徹底的に勉強して深く理解する必要があります。私立中学受験と違って知識をそのまま問われることは少ないので、暗記ではなく理解の質が重要です。

出来れば小学校5年生までに小学校6年生までの内容を終わらせておくと5年生からは適性検査に特化した勉強に集中できます。その意味では「スマイルゼミ」や「スタディサプリ」など先取り学習ができる教材を活用するのもオススメです。

特に幼児や低学年にお薦めなのが「スマイルゼミ」です。正しい字形と書き順を習得「文字学習」

動くお手本ナビ、音声ナビで正しい文字学習をナビゲートします。

スマイルゼミHPより
先取り学習が可能な教材
スマイルゼミ

スマイルゼミの「無学年学習[コアトレ]」は、算数・数学、国語に特化し、幼児から中学生レベルまで学年を超えて“先取り”や“さかのぼり”ができる教材です。例えば、年長の子供が、小学生以上の単元に取り組んだり、小学5年生の子供に小学6年生の単元に挑戦できるようになります。また、算数・数学では、計算力を高めるだけではなく、「数的処理能力」「図形認識力」を同時に伸ばします。国語では、漢字・語彙・文法などの基礎を身につけながら、文の仕組みを読み解く力を伸ばし、タブレット学習だからこそできる体系的なカリキュラムにより、学力の体幹を鍛えてくれます。

「無学年学習[コアトレ]」は、スマイルゼミ 幼児コース、小学生コースに申し込むと、従来の教材に加えて、追加料金なしで受講できるようになります。



スタディサプリ

スタディサプリは小4〜高3までの全教科・全科目の授業が追加料金なしで受講可能です。

全ての学年の映像授業が見放題なので先取り学習も可能です。
前学年のつまずきの解消や得意科目の先取りを、映像授業を通じて子供だけで学習できます。



アニーパパ
アニーパパ

小学校の勉強を完璧にしておくことは適性検査の対策にもなりますが、報告書の対策にもなります。ちなみに学校によって比率は違いますが小学校からの「報告書」が選考で使われるため小学校での評価が高いと有利です。

東京都立の公立中高一貫校を例としてご紹介すると桜修館中や富士中など適性検査比率の高い学校では3割の比重があります。なので思考力が高くても、忘れ物が多い、授業態度が悪いなどで学校の評価が低くなってしまうと不利な条件で受検に臨まなければならなくなるので注意が必要です。

アニーパパ作成

7.様々な経験をさせておく

公立中高一貫校の適性検査では、体験をもとにした作文が求められることが多いです。

例えば理科的問題で川の上流と下流の違いに関して問われるとして、教科書などで知識を持っているだけでは解けないような捻りのある出題がされたりします。

でもアウトドアでラフティングやキャニオニングなどを経験していると川の流れを体験として知識を習得していることで考えられたりします。

同じように日常的に料理をお手伝いしなが、材料に関する知識を得たりすると問題を取り組みやすくなったりすると思います。※実際に過去の適性検査では「家庭科」や「体育」「音楽」的な問題が出題されたこともあります。

特別な体験だけでなく、サッカークラブでレギュラーになるために努力した経験、ピアノの発表会に向けて頑張った経験など習い事などでの経験も作文などを書くときに役に立ちます。

アニーパパ
アニーパパ

娘は「ピアノ」「水泳」を小4まで習っていました。ピアノの発表会の経験は自信につながったようです。また学校でも学級委員などをやったり、発表会で司会をしたり積極的に学校行事や活動に参加していました。

なので、受験勉強のために小2、小3から受験塾での勉強しかしていないような子には適性検査は厳しいと思います。

まとめ

今回は、幼児や小学校低学年からやっておいたら公立中高一貫校の合格に役立ちそうと感じることをご紹介しました。

まとめると

  1. きれいな字が書けるように練習しておく
  2. 朝型の学習習慣を身に付けておく
  3. 早く正確な計算力を身に付けておく
  4. 読解力を育んでおく
  5. 社会課題に関して家族で会話する機会を増やしておく
  6. 小学校で習う内容を先取りで学習しておく
  7. 様々な経験をさせておく



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