中高一貫校に通うお子さんのスマホ利用時間が気になっている保護者の方は多いのではないでしょうか。「帰宅後ずっとスマホを触っている」「夜中にベッドの中で動画を見ていた」「テスト前なのにSNSが止められない」。こうした光景は、いまや中高一貫校の家庭でもごく日常的なものになりつつあります。
筆者自身、娘が公立中高一貫校に通っていますが、中学に入学して行動範囲が広がり、部活やクラスのLINEグループが増えるにつれ、スマホの使用時間は確実に長くなりました。夜にベッドの中でYouTubeを視聴していたことが発覚したこともあります。
また、副業として運営しているオンライン個別指導事業を通じて多くの中高一貫校生を見ていますが、成績低下の背景を掘り下げていくと「スマホの使い方」に行き着くケースが少なくありません。体系数学やニュートレジャーなど難度の高い検定外教科書をこなさなければならない中高一貫校生にとって、スマホに奪われる時間は想像以上に大きな影響を及ぼします。
一方で、スマホを一方的に取り上げることが正解かというと、そう単純ではありません。友人関係の維持、学校連絡、学習アプリの活用など、スマホがすでに生活基盤の一部になっているからです。
この記事では、中高一貫校の保護者が知っておくべきスマホ依存のメカニズムと具体的なサインを整理したうえで、成績を落とさないためのルール作りや根本的な対処法を詳しく解説します。
- 中高一貫校に通うお子さんのスマホ利用時間が長く、成績への影響を心配している保護者の方
- スマホを取り上げるべきか、それとも別のアプローチがあるのか迷っている方
- お子さんと一緒にスマホルールを作りたいが、具体的な方法がわからない方
- 中だるみや反抗期とスマホ依存が重なり、どこから手をつけるべきか悩んでいる方
中高一貫校生にスマホ依存が起きやすい5つの理由
中高一貫校の環境には、スマホ依存を引き起こしやすい構造的な要因があります。これは本人の意志の弱さの問題ではなく、中高一貫校生を取り巻く環境がもたらす必然的なリスクです。そしてそのリスクは、実は中学入学前の受験期からすでに始まっています。
理由1:中学受験期からスマホを持っている子どもが多い
中高一貫校生の多くは、小学4年生から5年生にかけて中学受験塾に通い始めます。受験塾は帰宅時間が夜9時、10時になることも珍しくなく、電車やバスで通塾する子どもも少なくありません。安全確認や緊急連絡の手段として、この時期にスマホを持たせるご家庭が多いのが実情です。
筆者自身も、娘が通塾を始めた小学5年生のタイミングでスマホを持たせました。帰りが遅くなった際にLINEで連絡を取り合ったり、逆方向の電車に乗ってしまった際に次の駅で折り返すよう指示を出せたりと、安全面では大いに役立ちました。しかし同時に、小学生のうちからスマホに触れる生活が当たり前になるという側面もあります。
内閣府の調査によると、小学生のスマートフォン利用率は約40%ですが、中学受験を経験する層に限れば、塾通いが始まる小学4年生頃からの所持率はさらに高いと考えられます。つまり、中高一貫校に進学する子どもたちは、一般の公立中学校に進む子どもたちよりもスマホを持ち始める時期が早い傾向があるのです。
そして中高一貫校に合格した後も、多くの生徒は電車通学を続けるため、スマホを手放す理由がありません。受験期の安全ツールとして始まったスマホが、中学進学後はSNSや動画視聴の端末へと役割を広げ、そのまま長時間利用に移行していくという流れは、中高一貫校生に特有のパターンといえます。
公立中学校に進学する子どもの場合、中学入学を機に初めてスマホを持たせるケースが一般的です。一方、中高一貫校生はその時点ですでにスマホ歴2〜3年というケースが多く、スマホの操作にも慣れ、SNSやアプリの利用も広がっています。この「スマホ利用の早期開始」が、中高一貫校生のスマホ依存リスクを高める土台になっているのです。
理由2:高校受験がないことで生まれる「緊張感の空白」
本シリーズの第1回「中高一貫校の中だるみはいつ?原因と5つの対策」でも詳しく解説しましたが、中高一貫校には高校受験という中間目標がありません。公立中学の生徒であれば、中3の受験に向けて否が応でもスマホ利用を自制する時期が訪れます。しかし中高一貫校生にはその強制的なブレーキが存在しないため、スマホの使用時間が際限なく伸びやすいのです。
特に中学2年から3年にかけての時期は、入学時の緊張感が薄れ、大学受験もまだ遠いと感じる「中だるみゾーン」と重なるため、スマホへの依存が最も進行しやすい時期といえます。公立中学の同学年の生徒が高校受験に向けてスマホを自制し始める時期に、中高一貫校生はむしろスマホ利用が増えていくという対照的な動きが起こりがちです。
理由3:授業についていけないストレスの逃避先になる
体系数学やニュートレジャーなど、中高一貫校で使用される検定外教科書は、一般の公立中学で使う教科書に比べて難易度が格段に高く、授業の進度も速い傾向にあります。授業内容が理解できず、定期テストの点数も下がり続けると、子どもは学習に対して強い無力感を覚えます。
その無力感を一時的に忘れさせてくれるのがスマホです。SNS、動画、ゲームは即座に快楽を与えてくれるため、勉強のストレスからの逃避手段としてスマホに手が伸びるのは、ある意味で自然な反応ともいえます。この場合、スマホの利用時間を制限するだけでは根本解決にはなりません。学習面のつまずきそのものに対処する必要があります。
理由4:友人関係の維持にスマホが不可欠になっている
中高一貫校の生徒同士のコミュニケーションは、LINEを中心としたSNSに大きく依存しています。部活動の連絡、授業の持ち物確認、課題の情報共有など、実務的な用途だけでもかなりの頻度でスマホを使用します。加えて、グループチャットでの日常的なやりとりは友人関係を維持するうえで欠かせないものになっています。
6年間同じメンバーで過ごす中高一貫校では、人間関係のグループが固定化しやすく、そのグループ内のLINEから外れることは事実上の孤立を意味する場合もあります。こうした環境では、スマホを取り上げることが友人関係の断絶につながるリスクがあることを、保護者は理解しておく必要があります。
小学生の受験期からLINEでの友達とのやりとりに慣れている中高一貫校生にとって、SNSは「あれば便利なもの」ではなく「なければ困るもの」になっています。この点も、中学入学時に初めてスマホを持つケースが多い公立中学の生徒とは事情が異なります。
理由5:長時間の通学時間がスマホ習慣を定着させる
中高一貫校は学区制の公立中学と異なり、自宅から離れた場所にあるケースがほとんどです。片道1時間以上の通学をしている生徒も珍しくありません。受験塾への通塾時代からすでに電車内でスマホを使う習慣がついている子どもにとって、中学進学後の通学時間は「スマホタイム」としてそのまま引き継がれます。
この通学時間にスマホで動画やSNSを見る習慣が定着すると、帰宅後もその延長で自然とスマホに手が伸びるようになります。通学時間をスマホの娯楽消費に充てるか、英単語アプリや音声教材などの学習に充てるかで、6年間を通じた蓄積は大きく変わってきます。
スマホ依存のサインを見逃さない
スマホの使い方がすでに問題のある段階に入っているかどうかを判断するために、保護者が注目すべきサインを整理します。中高一貫校生は先述のとおり小学生の頃からスマホに慣れ親しんでいるため、利用時間が長いこと自体を「普通のこと」と感じている場合が多く、本人に自覚がないまま依存が進行しやすい点に注意が必要です。以下の項目に複数当てはまる場合は、早めの対処を検討しましょう。
第一に、スマホを手放すと著しく不機嫌になる、もしくは激しく反発するという反応です。使用を制限しようとしたときに、通常の反抗期を超えた強い拒否反応が出る場合、依存の度合いが進んでいる可能性があります。小学生時代からスマホを持っている中高一貫校生にとって、スマホは自分の一部のような存在になっていることがあり、取り上げられることへの抵抗は想像以上に強いものです。
第二に、食事中や入浴直前までスマホを操作し、手元にないと落ち着かない様子が見られることです。食卓でも画面を伏せただけで気になって何度も確認するような行動は、典型的な依存のサインです。
第三に、就寝時間が以前より確実に遅くなっており、朝の起床が困難になっていることです。筆者の娘がベッドの中でYouTubeを視聴していたケースもまさにこのパターンでした。スマートフォンのブルーライトは、眠りを促すメラトニンという物質の分泌を減少させるため、就寝前のスマホ操作は睡眠の質そのものを低下させます。翌朝起きられない、授業中に眠くなる、集中力が続かないという悪循環に陥り、中高一貫校の速い授業進度についていけなくなる原因にもなります。
第四に、定期テストの成績が緩やかに、しかし確実に低下していることです。劇的な成績降下ではなく、じわじわと順位が下がっていくパターンが多いため、気づいたときにはかなり深刻な状態になっていることがあります。体系数学やニュートレジャーは積み上げ型の教科書であるため、一度遅れが生じると自力での回復が難しく、スマホ依存による学習時間の減少と相まって加速度的に成績が下がるケースも見られます。
第五に、以前は楽しんでいた趣味や部活動への関心が薄れ、空いた時間をすべてスマホに費やしているような状態です。スマホ以外の活動から喜びを感じにくくなっているのは、依存が進行しているサインといえます。
スマホを取り上げるべきか?
多くの保護者が一度は考える「スマホを没収するべきか」という問いについて、結論から述べると、基本的には一方的な没収は避けるべきです。その理由は大きく3つあります。
第一に、思春期・反抗期の中高一貫校生に対して力ずくの対応を取ると、親子関係が決定的に悪化するリスクがあります。本シリーズの第2回「中高一貫校生の反抗期|親が知るべき接し方の基本」でも触れたとおり、この時期の親子関係は一度壊れると修復に長い時間がかかります。小学生の受験期から親子二人三脚で歩んできたからこそ、中学進学後に関係が悪化したときの落差は大きく、スマホ問題をきっかけに信頼関係が崩壊してしまうのは、長い目で見ると最も避けたい結果です。
第二に、先述のとおりスマホは中高一貫校生の友人関係と深く結びついているため、取り上げることで子どもが孤立する危険性があります。中学受験を経て入学した仲間同士のLINEグループは、6年間を共に過ごすコミュニティの基盤です。そこから強制的に切り離されることの影響は、保護者が想像する以上に大きいものです。
第三に、没収はあくまで一時的な対症療法であり、スマホの使い方を自分でコントロールする力は育ちません。中高一貫校生は小学生の頃からスマホを持ち、受験塾への通塾、中学進学後の電車通学と、常にスマホが生活の一部にある環境で育っています。6年間の学校生活、そしてその先の大学生活を見据えたとき、最終的に身につけるべきは「自律的にスマホと付き合う力」です。没収ではその力は育ちません。
ただし、深夜のスマホ使用が常態化して生活リズムが完全に崩壊している場合や、SNS上のトラブルに巻き込まれて心身に深刻な影響が出ている場合には、一時的にスマホを預かるという判断も必要です。その際も、罰として取り上げるのではなく「一緒に立て直すための措置」として子どもに説明し、再び使えるようになる条件を明確にしておくことが重要です。
成績を落とさないスマホルールの作り方
原則:親子で「一緒に」ルールを決める
スマホルールの最も大切な原則は、保護者が一方的に決めて守らせるのではなく、子ども自身が考え、話し合いのうえで納得して決めるということです。
実は、筆者は娘が通塾を始めた小学5年生のときに初めてスマホを持たせた際、この「親子でルールを決める」プロセスを実践しました。その経験をまとめた記事「小学生にスマートフォンを持たせる際に約束すべきルール」では、当時LinkedIn日本代表の村上臣さんが考案した「スマートフォン貸与契約書」を参考に、家族で話し合ってルールを策定し、書面で合意するという方法をご紹介しています。
この「スマートフォン貸与契約書」の考え方は、スマホは親が子どもに「貸し与えている」ものであるという前提のもと、利用時間、利用場所、SNSの使い方、パスワード管理、ペナルティなどを親子で話し合い、契約書の形で合意するというものです。小学生のうちに結んだ契約であっても、その後の成長段階に合わせて定期的に見直すことで、中学・高校と長く機能させることができます。
むしろ中高一貫校に進学した今だからこそ、受験期に作ったルールを見直す良い機会です。小学生の頃は「安全のための連絡手段」だったスマホが、中学進学後はSNS、動画、ゲームへと用途が大きく広がっています。環境の変化に合わせてルールもアップデートするのは自然なことだと子どもに伝え、改めて家族会議を開きましょう。
ポイント1:時間帯と場所で区切る
具体的なルール設定として最も効果的なのは、「時間帯」と「場所」で明確な線引きをすることです。
たとえば、「夜10時以降はスマホをリビングの充電ステーションに置く」「食事中はスマホを持ち込まない」「自室に持ち込んでよいのは1日○時間まで」といったルールが考えられます。時間や場所という客観的な基準であれば、親子ともに守れているかどうかの判断がしやすく、曖昧さから生じるトラブルを防げます。
筆者の家庭では、娘のスマホに関して「就寝時間以降はリビングに置く」というルールを設けていましたが、先述のとおりベッドに持ち込んでYouTubeを見ていたことがありました。この経験から、物理的にスマホを別の場所に置く仕組みが必要だと痛感しました。充電ステーションをリビングに固定し、そこで充電することを習慣にしたことで、夜間の使用はかなり改善しました。
小学生の受験期から自分専用のスマホを持っている中高一貫校生にとって、スマホは「自分のもの」という意識が強くなっています。だからこそ、「場所のルール」を設けて物理的に距離を作ることが、心理的な制限よりも効果を発揮するのです。
ポイント2:ペナルティは段階的に設定する
ルールが守られなかった場合のペナルティも、あらかじめ決めておくことが重要です。ただし、いきなり「没収」という重いペナルティを設定するのではなく、段階的な仕組みにすることで子どもにも受け入れやすくなります。
たとえば、1回目のルール違反では「翌日の使用時間を30分短縮」、2回目は「週末の使用時間を半分にする」、3回目は「1週間スマホを預かる」というように段階を踏みます。こうした段階的な設定は「スマートフォン貸与契約書」にも盛り込むことをおすすめします。ペナルティが事前に合意されたものであれば、子どもも「決めたことだから仕方ない」と比較的受け入れやすくなります。
ポイント3:定期的にルールを見直す
スマホルールは一度決めたら終わりではありません。子どもの成長、学年の変化、部活動の状況、定期テストの時期などに合わせて、定期的に見直す機会を設けましょう。
筆者のおすすめは、定期テストごとの見直しです。テスト結果が出たタイミングで、スマホの使い方が学習に影響していなかったかを親子で振り返り、必要に応じてルールを調整します。この見直しのプロセスを繰り返すことで、子ども自身がスマホの使い方と成績の関係を自覚できるようになっていきます。
また、筆者が「小学生にスマートフォンを持たせる際に約束すべきルール」でもご紹介しましたが、家族全員が参加する家族会議を定期的に開催してルールの見直しを議論できる場を持つことも有効です。きょうだいがいる場合は、上の子のルールと下の子のルールを一緒に話し合うことで、家庭全体のスマホ方針を統一することもできます。
中高一貫校の6年間は、子どもが大きく成長する期間です。中学1年生と高校2年生では生活環境も精神的な成熟度もまったく異なります。学年が上がるにつれて自己管理の範囲を広げていくという方針をあらかじめ共有しておくと、子どもも「いつまでも管理されている」という窮屈さを感じにくくなります。
ポイント4:テスト期間の特別ルールを設ける
定期テスト前の1〜2週間は、通常よりもスマホの使用を制限する「テスト期間ルール」を設けると効果的です。中高一貫校の定期テストは範囲が広く、体系数学やニュートレジャーなど検定外教科書の内容を含むため、十分な学習時間の確保が不可欠です。
テスト期間中はSNSの通知をオフにする、動画アプリは使用しない、使用時間を通常の半分にするなど、明確なルールを設けましょう。こうした特別ルールも、子どもと一緒に話し合って決めることが大切です。「テスト期間だけだから」という期間限定の枠組みがあることで、子どもも比較的受け入れやすくなります。
スマホを「学習ツール」として活用する視点
スマホを単なる娯楽端末として扱うのではなく、学習に活用する発想も重要です。小学生の受験期からスマホに親しんでいる中高一貫校生だからこそ、スマホを使った学習への移行は比較的スムーズに行える可能性があります。
まず、英単語アプリや数学の問題演習アプリを活用する方法があります。理由5で述べたとおり、中高一貫校生は通学時間が長い傾向にあります。この往復の通学時間で30分ずつ英単語アプリを使うだけでも、6年間を通じた語彙量は大きく変わります。受験期に電車内でスマホを触る習慣がすでにできているのであれば、その習慣の「中身」を娯楽から学習に切り替えることが現実的なアプローチです。
次に、ポモドーロ・テクニック用のタイマーアプリを利用する方法があります。25分の学習と5分の休憩を繰り返すこの手法は、集中力が続きにくい中高一貫校生にも取り組みやすく、スマホをタイマーとして使うことで「スマホ=学習の道具」という意識づけにもなります。
さらに、学習記録アプリで毎日の学習時間を可視化することも有効です。自分がどれだけ勉強したかを数字で確認できると、達成感が生まれ、継続のモチベーションにつながります。
ただし、学習アプリを使っているうちにSNSの通知が気になって脱線するというのはよくあるパターンです。学習中はSNSアプリの通知をオフにする、もしくは集中モードを設定するなどの工夫をセットで取り入れましょう。
スマホ依存の根本原因に目を向ける
ここまでスマホの使い方そのものに対するルール作りや対処法を解説してきましたが、実はスマホ依存の問題は、スマホそのものだけを見ていても解決しないケースが多くあります。筆者がオンライン個別指導の現場で多くのご家庭と接してきた経験からも、スマホの長時間利用の裏には必ずといってよいほど「別の問題」が潜んでいます。
学習面のつまずき
中高一貫校の授業は進度が速く、一度つまずくと追いつくのが非常に困難です。体系数学の「式の計算」や「方程式」の単元でつまずいたまま先に進んでしまうと、その後のすべての単元に影響が出ます。ニュートレジャーも同様で、語彙や文法の積み残しが蓄積すると、英語の授業そのものが苦痛になります。
こうした学習面のつまずきが解消されないまま放置されると、子どもは勉強から逃避するためにスマホに向かいます。この場合、スマホの使用時間を制限しても、子どもは別の逃避先を探すだけで根本的な解決にはなりません。学習面の立て直しを同時に行うことが不可欠です。
友人関係の悩み
6年間同じメンバーで過ごす中高一貫校では、人間関係が固定化しやすく、一度こじれると逃げ場がないという特有の苦しさがあります。教室で居場所を感じにくくなった子どもが、スマホ上のオンラインコミュニティに居場所を求めるケースは少なくありません。
この場合も、スマホの制限だけでは状況は改善しません。学校での友人関係に何か問題がないか、担任の先生やスクールカウンセラーとの連携を含めて対処する必要があります。
中だるみ・反抗期との重なり
本シリーズの第1回で解説した中だるみ、第2回で解説した反抗期とスマホ依存は、多くの場合同時に起こります。中だるみによる学習意欲の低下がスマホ時間の増加を招き、反抗期によるコミュニケーションの断絶がルール作りを困難にするという三重構造です。
さらに、中高一貫校生は小学生の頃からスマホを持っているため、スマホとの付き合いの歴史が長い分だけ、中だるみ期にスマホ依存が深刻化するスピードも速い傾向があります。「最近スマホの時間が増えたな」と感じたら、その背景に中だるみや反抗期が潜んでいないかを確認してください。
こうした状況では、スマホ問題だけを切り離して対処しようとしても効果は限定的です。中だるみ対策として6年間のロードマップを共有し、反抗期への接し方として過干渉を避けながら信頼関係を維持し、そのうえでスマホルールを「一緒に」考えるという、3つの問題を同時に意識した対応が求められます。
SNSトラブルから子どもを守る
スマホ依存と並んで保護者が注意すべきなのがSNS上のトラブルです。中高一貫校生の年齢は、SNSに関連した事件やトラブルに巻き込まれやすい時期と重なります。
筆者が以前の記事「小学生にスマートフォンを持たせる際に約束すべきルール」でも詳しくご紹介しましたが、SNSやオンラインゲームを通じて面識のない人と知り合い事件に巻き込まれるリスク、LINEなどを含むネットいじめのリスク、そして課金サービスの不注意な利用による高額請求のリスクは、中高一貫校生であっても例外ではありません。
むしろ、中高一貫校生は小学生の頃からスマホを使い慣れているために、自分はネットリテラシーが高いと過信してしまう傾向があります。小学生時代に親の管理下で安全に使えていたからといって、中学・高校と行動範囲やSNSの利用範囲が広がった今も同じとは限りません。
また、Facebook元社員の内部告発で明らかになったように、SNSのアルゴリズムはユーザーの滞在時間を最大化するように設計されています。ティーンエイジャーの自己肯定感を下げるコンテンツであっても、エンゲージメントが高ければ表示し続ける仕組みがあることを、保護者は知っておくべきです。
対策としては、まずSNSアカウントの利用状況を把握することが出発点です。小学生の段階であればSNS利用を認めないという判断も十分に合理的ですが、中高一貫校に進学して友人関係が広がると、完全に禁止し続けることは現実的ではなくなります。LINEは必要な連絡手段として認めたうえで、Instagram、X(旧Twitter)、TikTokなどの利用範囲と公開設定について親子で話し合うことが重要です。
特にカメラの使用ルールについては、写真や動画をインターネット上にアップロードした場合のリスクを具体的に伝えましょう。背景に写り込んだ情報から居場所が特定されるリスク、一度アップロードした画像は完全には削除できないリスクなど、子どもが実感を持って理解できるよう具体例を挙げて説明することが効果的です。筆者の記事「小学生にスマートフォンを持たせる際に約束すべきルール」でもカメラの使用ルールについて詳しく触れていますので、あわせて参考にしてください。
中だるみ・スマホ対策に活用できる学習支援サービス
スマホ依存の根本原因が学習面のつまずきにある場合、適切な外部サポートを取り入れることが効果的です。スマホの使い方を正すことと、学習の立て直しを同時に進めることで、根本的な改善が期待できます。ここでは、中高一貫校生のスマホ問題と学習の立て直しを同時にサポートしてくれるサービスをご紹介します。
通塾型で中高一貫校生におすすめの塾
1. 中高一貫校専門 個別指導塾WAYS(ウェイズ)
個別指導塾WAYSは、中高一貫校に通う生徒の指導に特化した専門塾です。「家で勉強できない」「成績が伸び悩んでいる」といった、中高一貫校特有の中だるみ層の成績アップに圧倒的な強みを持っています。ニュートレジャーや体系数学といった難解な独自教材の対策を日常的に行っており、各学校の定期テストの傾向にも精通しています。中学生のうちから定期テストの点数を着実に底上げし、正しい学習習慣を身につけさせることで、将来的なMARCHや国公立大学への現役合格へと導いてくれます。
筆者が実際に教室を見学した際、「体系数学」や「ニュートレジャー(NEW TREASURE)」の各Stageの教材が常備されており、まさにニュートレジャーの指導が行われていました。
個別指導塾WAYS(ウェイズ)の上記情報は事前にホームページなどで情報収集していた情報です。ただ実際に授業の様子を見学させて頂いた印象としては「成績を上げたいと思って努力しているけど、どのように頑張れば良いのかわからない」ってタイプのお子さんに合っている塾ではないかなと感じました。詳しくは下記の記事で紹介しています。
うちの娘もニュートレジャー(NEW TREASURE)の指導をして頂きましたが「わかりやすかった」と言っていました。
実績面でも、攻玉社中2年生が35点→81点にアップ、立教女学院中1年生が47点→74点にアップなど、ニュートレジャー採用校での成績向上事例が多数。大学受験でも東京大学・名古屋大学など旧帝大をはじめ幅広い合格実績があり、中高一貫校で苦戦していた生徒が正しい学習法を身に付けて難関大学に合格しているのがWAYSの大きな特徴です。
個別指導塾WAYSは、東京都内(飯田橋・新宿・渋谷・池袋・町田など)や首都圏エリア(神奈川・埼玉・千葉)にとどまらず、愛知(名古屋)や関西エリア(大阪・京都・兵庫)など、中高一貫校が多く集まる全国の大都市圏に広く30以上の教室を展開しています。中高一貫校生に特化した専門塾としてこれほどの規模を誇る塾は珍しく、主要なターミナル駅周辺に教室を構えているため、ご自宅の近くはもちろん、お子様の通学ルート上でも無理なく通える教室が見つかるはずです。
ニュートレジャー(NEW TREASURE)採用校でのWAYSの生徒の成績アップ事例(公式サイトより)
攻玉社中学校2年生のWAYS生、1年生の時は英語で良い成績を維持していましたが、2年生になり英語の先生が変わったことで平均点を下回るようになりました。
1学期中間テストでは35点という結果で、独学では定期テスト対策が難しいと考え、WAYSに入塾。
WAYSでは、学校の授業に遅れないよう予習を徹底し、和訳・英訳を繰り返し行い、できなかった文は下線を引いて復習しました。
文法問題集では、間違えた問題の解き直しを行い、弱点分野の反復演習により、文法の定着を図りました。
その結果、1学期期末テストでは62点と27点アップ、2学期中間テストでは81点を獲得するなど、大幅な成績アップを実現。
正しい勉強法を身につけられたことで自信がついただけでなく、勉強へのモチベーションを高め、自ら学習を進められるようになっています。
立教女学院中学校1年生の生徒は、後期中間テストの英語で47点と苦戦していました。
英語が苦手科目になってしまうことを避けるために、個別指導塾WAYSに入塾し、わずか数ヶ月で成績を大きく伸ばすことに成功しました。
具体的には、定期テストの分析に基づき、教科書本文とREADの対策に重点を置き、KEY-POINTでの文法学習や、本文中の文法が使われている文の解説、苦手な和訳・英訳を繰り返し演習。
さらに、間違えた問題の解き直しや、問題集・ワークブックの弱点分野の反復演習により、文法の定着と解答スピードの向上を図りました。
その結果、後期期末テストでは74点を獲得し、37点アップを実現し、平均点を上回る成績を収めました。
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中高一貫生専門 個別指導塾WAYS合格実績
2024年掲載実績
東京大学、名古屋大学など旧帝大をはじめ国公立大学、難関私立大学など幅広い合格実績があります。
個別指導塾WAYSの合格実績の特徴としては中高一貫校で苦戦していた生徒が正しい学習方法と学習習慣を身に付けて難関大学に合格している点かなと思います。
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2023年掲載実績
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塾選びでは必ず親子で教室を訪問してお子さんに「体験授業」を受けさせることをお薦めします。また、できれば保護者の方も同行して教室長の方のお話などもお聞きすると安心です。
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2. 個別教室のトライ|最新AI分析×完全マンツーマンの圧倒的指導力
圧倒的な教室数と指導実績を誇る「個別教室のトライ」も、中高一貫校生に非常におすすめです。最新のAI学習診断システムを活用することで、生徒一人ひとりの「どこでつまずいているのか」を科学的かつ正確に分析し、完全マンツーマン指導で徹底的に弱点を克服します。通っている中高一貫校の授業進捗に合わせた完全オーダーメイドのカリキュラムを作成してくれるため、内部進学対策はもちろん、将来の大学受験(MARCHや早慶上理など)を見据えたハイレベルな指導にも柔軟に対応可能です。
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そのため、教科書と問題集をきちんと対策しておけば高得点が取れます。
ニュートレジャーは難度の高い教科書ではありますが、暁星中学の英語の定期テストでは、授業で習った以外の範囲は出題されません。
ですから、日々の復習で授業の内容をしっかり理解しておくようにしましょう。
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白百合学園中学・高校の定期テストの難度は標準的です。出題内容のほとんどが授業内で扱われた内容から出題されるため、授業の内容をしっかり聞くことが重要です。
また、試験問題は学校で配布されている教材から出題されるため、どこから出題されているかをきちんと把握した上で勉強することが大事です。 - その他コース
和洋九段女子 定期テスト対策コース
光塩女子学園 定期テスト対策コース
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3. 中高一貫校専門 個別指導塾モチベーションアカデミア|”やる気”から変える個別指導
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自宅にいながらマンツーマンの指導を受けられるオンライン家庭教師は、通塾の時間的負担がなく中だるみ期のお子さんにとって始めやすい選択肢です。
ピンポイントで苦手分野を克服したい場合に特に効果的です。また、1対1の指導のため、お子さんの性格や学習状況に合わせたペースで進められるというメリットもあります。
オンライン個別指導塾【東大オンライン】|東大生講師によるハイレベル個別指導
東大オンラインは、厳しい選考を突破した現役の東京大学の学生や大学院生から、ハイレベルな完全マンツーマン指導を受けられるオンラインサービスです。自身も難関中学受験や中高一貫校での激しい競争を勝ち抜いてきた東大生講師だからこそ、中高一貫校ならではの悩みや効率的な勉強法を熟知しています。MARCH以上の難関大学に合格するための逆算思考やモチベーション管理まで、年齢の近い優秀な先輩として親身にサポートしてくれます。
おすすめポイント①:講師は全員「現役の東大生・大学院生」
東大オンライン最大の強みは、講師が全員、現役東京大学の学生・大学院生であること。
「分かりやすい解説」だけでなく、受験を勝ち抜いた学習法まで含めて伴走してくれます。
おすすめポイント②:月額29,800円(税別)でマンツーマン(月4回)
料金体系はシンプルで、
- 1コマ80分 × 月4コマ
- 月額29,800円(税別)
「個別指導=高い」というイメージがある中で、時間(80分)×回数(月4回)が明確なのは安心材料です。
おすすめポイント③:24時間質問OK「manabo(マナボ)」が使える
授業外でつまずきやすいのが「質問できない時間」。
東大オンラインは、24時間いつでも質問できる『manabo』を利用でき、分からないを放置しません。
おすすめポイント④:映像授業(約2000時間)+メタバース自習室で“自走力”が伸びる
マンツーマン指導だけでなく、
- 約2000時間の映像授業(理解の補強・復習に強い)
- メタバース自習室(勉強する場所・習慣を作りやすい)
が揃っているので、授業のない日も学習を進めやすい設計です。
おすすめポイント⑤:塾長の「マンツーマン・コンサル」で学習設計までできる
さらに、元代ゼミ講師の塾長によるマンツーマン・コンサルを受けられるのも特徴。
「受験までの戦略」「勉強の優先順位」「伸びない原因の特定」など、学習の全体設計まで相談できます。
おすすめポイント⑥:初月は“お試し”で半額(入会金0円も)
はじめやすさも魅力です。
- 入会金0円
- 初回1ヶ月はお試し期間:4コマ半額
「合わなかったらどうしよう…」という不安を減らしてスタートできます。
こんな人におすすめ
- 部活や習い事で忙しく、通塾の時間がもったいない
- 分からない問題をすぐ質問できる環境がほしい
- 勉強のやり方・計画から立て直したい
- 地方でも“東大生の個別指導”を受けたい
まずは無料の入塾相談から(30秒で申込)
迷っているなら、まずは無料の入塾相談・学習相談がおすすめです。申込みはカンタン30秒で完了。
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大学受験を見据えた予備校の中学生・高校生コース
鉄緑会、河合塾のMEPLO(メプロ)、駿台の中高一貫コースなど、難関大学受験を見据えた指導を中学生・高校生の段階から提供する予備校もあります。これらは主に学力上位層を対象としていますが、「ハイレベルな環境に身を置くことで刺激を受けたい」というお子さんには非常に有効です。同じ中高一貫校に通う仲間や、他校の優秀な生徒と切磋琢磨できる環境が、中だるみからの脱出につながるケースも少なくありません。
中だるみの時期にいきなり通塾型の予備校に通わせるのはハードルが高いと感じる保護者の方には、現役合格実績No.1の大学受験予備校である東進ハイスクール・東進衛星予備校も選択肢の一つになります。
東進の最大の特徴は、全国から選りすぐられた予備校界最強ともいわれる実力講師陣による授業です。表面的な知識や小手先のテクニックではなく、「なぜ、そうなるのか」「どう考えればよいのか」にとことんこだわる授業は、本物の思考力を養うことを重視しています。映像授業のため自分のペースで受講でき、わからない箇所は何度でも繰り返し視聴できる点も、中だるみで学習の遅れが生じているお子さんにとって大きなメリットです。
さらに東進は、約200億件にのぼるビッグデータとAIを融合させた日本初の学習システムを導入しています。AIによる学力診断で一人ひとりの学力と志望校に応じた学習課題と優先度を明確に特定し、それを克服するために最適な演習セットを提案してくれます。100万人いれば100万通りの完全個別カリキュラムが組まれるため、「どこから手をつければいいかわからない」という中だるみ状態のお子さんでも、今やるべきことが明確になります。
学習面のサポートだけでなく、担任指導が充実している点も中だるみ対策として注目したいポイントです。大学受験のエキスパートである担任と、東進OB・OGである担任助手が、定期的な面談に加えて毎日のコーチングタイムで生徒を個別にサポートします。その日の目標を達成できたら一緒に喜んでくれる存在がいることで、「次も頑張ろう」という気持ちが生まれやすくなります。対策4でお伝えした「成功体験の積み重ね」を日々の学習の中で自然に実現できる仕組みといえるでしょう。
また、対策2でお伝えした「外部模試の活用」という観点でも、東進が実施する「全国統一高校生テスト」や「全国統一中学生テスト」は無料で受験でき、全国レベルでの自分の立ち位置を確認する絶好の機会になります。中だるみで学習意欲が低下しているお子さんにとって、「全国で見たら自分はどの位置にいるのか」を客観的に知ることは、学習への姿勢を見直す大きなきっかけになり得ます。
東進は東大をはじめとする難関大のみならず、あらゆる大学を目指す受験生をサポートしています。「うちの子は難関大志望ではないから関係ない」と感じる必要はありません。東進では無料の体験授業や学力診断テストを随時実施していますので、まずは現在の学力を客観的に把握するところから始めてみるのもよいでしょう。
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入学前・低学年のうちにできるスマホルールの土台づくり
この記事は主に中学2年生から高校1年生のお子さんを持つ保護者を想定して書いていますが、これから中高一貫校に入学するお子さんがいるご家庭に向けて、入学前にできる予防策にも触れておきます。
本記事の冒頭で述べたとおり、中高一貫校に進学する子どもの多くは、小学校高学年の受験期にすでにスマホを持ち始めています。この「最初に持たせるタイミング」こそが、スマホルールの土台を築く最も重要な時期です。一度自由に使わせてから後で制限をかけるよりも、最初の段階で親子のルールを合意しておくほうが、はるかにスムーズに運用できます。
筆者の記事「小学生にスマートフォンを持たせる際に約束すべきルール」では、スマートフォン貸与契約書を用いた具体的なルール策定の流れを詳しくご紹介しています。利用時間、利用場所、インターネットのマナー、パスワード管理、カメラの使用ルール、SNSやアプリの利用範囲、費用の負担と理解、ペナルティなど、検討すべき項目を網羅していますので、これからスマホを持たせるご家庭にはぜひ参考にしていただければと思います。
大切なのは、親が一方的に決めて守らせるのではなく、子ども自身が「何が良くて何がいけないのか」を考えてルールを決めるプロセスです。筆者の記事でもご紹介したとおり、スマホの購入費用や維持費用を子どもに調べさせ、プレゼンさせるという方法も有効です。お金がかかっていることを理解することで、スマホを大切に使い、自己管理する責任感が芽生えます。
小学生時代にこうした「自分で考えてルールを決める」経験をしておくことは、中高一貫校に進学した後にルールを見直す際にも、お互いに話し合える関係性の基盤となります。
まとめ
中高一貫校生のスマホ依存は、単なる「スマホの使いすぎ」の問題ではありません。中学受験期から早い段階でスマホを持ち始めること、高校受験がないという環境、検定外教科書の難易度、思春期の心理、友人関係の固定化、長時間の通学時間など、中高一貫校生を取り巻く複数の要因が絡み合って生じる複合的な問題です。
だからこそ、対処法も一つではありません。スマホのルールを親子で一緒に作ること、時間帯と場所で明確に線引きすること、段階的なペナルティを設けること、定期的にルールを見直すこと。これらの取り組みを通じて、子どもが自律的にスマホと付き合う力を育てていくことが、6年間を通じた最も確かな解決策です。
そして、スマホ利用の裏に学習面のつまずきや友人関係の悩みが潜んでいないか、根本原因にも目を向けてください。必要であれば、中高一貫校に対応した塾やオンライン個別指導、東進のような映像授業サービスを活用し、学習面の立て直しとスマホ問題の解決を同時に進めることが効果的です。
中高一貫校生にとって、スマホは小学生の受験期から共に歩んできた存在です。敵視するのではなく、成長に合わせて付き合い方を変えていくこと。それが、6年間の学校生活を実りあるものにするための大切な一歩になるはずです。
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