2022年に公立中高一貫校受検に挑戦した姉に続き、2024年に同じく公立中高一貫校受検に挑戦する息子が2022年秋(小5の秋)からオンライン家庭教師をはじめました。
家庭教師の先生たちとも相談をして2023年末からモニター生の募集をした少人数制オンラインスクール(理系)が1ヵ月で定員が一杯になり、2ヵ月目からは2クラス開講しています。
2023年3月末からは文系授業+作文添削コースの提供も開始しました。
こちらも開始から1ヵ月で定員が一杯になりました。
これまでは2024年受検を目指す小学6年生向けのコースを提供してきましたが、先日小学5年生から問合せを頂きました。
保護者の方とも相談をして、まず「小学6年生向けコース」を体験してもらいました。
5年生ながら非常に優秀で非常に楽しんでもらえたようです。
そこで
- 小学6年生向けコースを継続受講する
- 小学5年生向けコースを開設する(他の生徒さんが集まるまでは1対1授業となる)
のどちらが希望かお聞きしたところ
「小学5年生向けコースを受講したい(他の生徒さんが集まるまでは1対1授業)」がご希望とのことで先日から「小学5年生向けコース」を開講しました。
今回は、公立中高一貫校の受検を予定されている小学5年生の方向けに、6年生までに身につけておきたい各教科の力と「小学5年生向けコース」についてご紹介します。
公立中高一貫校の適性検査で求められる力
2022年に公立中高一貫校に入学した姉の受検サポートの経験から、公立中高一貫校の適性検査で求められる力を「基礎力」「情報処理力」「論理的思考力」「課題解決力」「表現力」の5つと感じました。
基礎力
公立中高一貫校の適性検査では小学校で習う学習範囲から教科横断の知識が求められます。中学受験で四科と言われる国語、算数、理科、社会だけでなく、過去の適性検査では音楽の楽譜と算数を組み合わせた問題や、家庭科の料理に関する問題など小学校で習うことは全てが対象だと言えます。
それだけに小学校で習う教科全てに関して、しっかりと学習しておくことが求められます。
もちろん特に重要な教科としては国語、算数、理科、社会に関する問題が多く出題されていますので漢字なども含めて小学校で習う範囲は完璧にしておきましょう。
情報処理力
適性検査で求められる力2つ目は「情報処理力」です。
まず適性検査の過去問を開いた時に感じたのが問題量の多さでした。文章はもちろん会話文やグラフ、地図、写真や資料などなど、いくつもの情報を的確に理解して時間内に問題を解かなければなりません。
ですから「情報処理力」を高めるトレーニングも必要です。
論理的思考力
そして、適性検査では暗記した知識を持っているかどうかを試すような問題はほとんど出題されません。「あることについて、あなたはどう思いますか?」など思考力を試すような問題が頻出しています。
与えられた情報をもとに論理的に自分の意見を整理することが求められるため論理的思考力も必須の能力だと言えると思います。
表現力
そして最後に「表現力」です。
「論理的思考力」の説明でもご紹介しましたが、適性検査の問題では「あることについて、あなたはどう思いますか?」と言うような問題が出題されます。論理的に自分の意見を整理したら、その考えを相手に伝わるように表現しなければなりません。
いわゆる記述式の問題で「論理的思考力」と「表現力」を同時に試されるような問題が出題されています。
小6までに身につけておきたい力
公立中高一貫校を受検するにあたって小学校高学年になる前に身に付けておきたいのが「基礎力」です。
「情報処理力」「論理的思考力」「課題解決力」「表現力」も身に付いていれば理想的ですが、正直小6になってからのトレーニングで身に付けることは可能だと思います。
しかし逆に小学校で習う各教科の基礎知識は一通り理解できている状態が望ましいと思います。
例えば、算数を例に挙げると私立中学受験のように特殊算などの応用的な問題を解けるようにしておく必要は、必ずしもありません。(最近は私立の応用的な算数の問題も多く出題されていますので、高学年からは、そのような応用的な問題も解けると良いとは思いますが)
逆に、「四則計算」「小数/分数」「面積/体積」「割合」など小学校で習う基礎はしっかりと身に付けておく必要があります。
公立中高一貫校適性検査対策コースで育成する力
オンラインスクールでの「公立中高一貫校適性検査対策コース」は小学校で習う「基礎」がある程度、身に付いている前提で実施します。
理系 思考力育成コース
例えば算数でいえば「四則計算」「小数/分数」「面積/体積」「割合」など小学校で習う基礎を理解できている前提で応用的な問題で「情報処理力」「論理的思考力」「課題解決力」などを育成していきます。
もちろん応用的な問題を解きながら「四則計算」「小数/分数」「面積/体積」「割合」などで理解が弱い部分は解き方を解説したりもしています。
6年生コース(理系)では現在「中学入試 知識だけでは解けない思考力問題集 算数」で論理的思考力の育成をおこなっています。
5年生コース(理系)では「中学入試 でる順過去問 算数文章題 合格への368問」では、「割合と比」「速さ」「規則性」など公立中高一貫校の適性検査でも頻出する応用的な算数の問題を単元ごとに取り組みます。
基本的には、宿題として解けるところまで取り組んで、授業ではわからなかった部分を講師の先生から解説してもらっています。
夏からは「中学入試 でる順過去問 公立中高一貫校 適性検査 合格への126問 首都圏版」を活用して適性検査の理系問題の解き方を身に付けて頂きます。
読解力育成と記述問題対策コース
夏までは「はじめての論理国語(小6レベル)」などを使用して
- 文章の構成要素(主語、述語、助動詞、助詞など)
- 文章の関係(接続後、指示語やイコールの関係、対立関係、因果関係など)
- 論説文・説明文などの読解
- 物語文の読解
- 資料問題など適性検査対策
などを指導します。
夏のはじめに「中学入試 でる順過去問 公立中高一貫校 適性検査 合格への126問 首都圏版」を活用して適性検査の文系問題の解き方を身に付けて頂きます。
オンライン作文添削
オンライン作文添削では「少人数制オンライン国語指導」で学んだ読解力と記述力を活かして適性検査で求められる記述力を鍛えます。
具体的には夏までは「作文力で合格! 公立中高一貫校 適性検査対策問題集」などを使用して
ちなみに「読解力育成と記述問題対策コース」は、まだ小5コースは開講できていません。
先生とは開講に向けて相談をしていますので、ご興味がある方は是非ご相談ください。
無料※体験授業も受付中です!※小6コースを体験していただきます
まとめ
今回は、公立中高一貫校の受検を予定されている小学5年生の方向けに、6年生までに身につけておきたい各教科の力と「小学5年生向けコース」についてご紹介しました。
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