栃木県立矢板東高等学校附属中学校の評判は? 偏差値、進学実績、進学実績、塾や通信教育ごとの合格実績など
全国の公立中高一貫校について調査する「全国の公立中高一貫校徹底研究シリーズ」
今回は、栃木県の公立中高一貫校「栃木県立矢板東高等学校附属中学校」について調べたのでご紹介します。
栃木県立矢板東高等学校附属中学校とは?
栃木県立矢板東高等学校附属中学校は、栃木県矢板市(栃木県矢板市東町4-8)にある公立の中高一貫校です。
「栃木県立宇都宮東高等学校附属中学校」「栃木県立佐野高等学校附属中学校」に続き、栃木県3校目の公立中高一貫校です。
育成する生徒像
高い志を抱き、次代を力強く担うリーダーの育成
- 深い教養と高い学力を身に付け、進んで自己の道を切り拓く生徒
- 他者を思いやる心深く、意欲的に社会に貢献する生徒
- 心身ともに健やかで、活力にあふれ実践力のある生徒
教育指針
文武両道
栃木県立矢板東高等学校附属中学校における「文武両道」とは、生活の基本に学習を置きながら、部活動等におけるスポーツや文化的活動、生徒会活動や学校行事・地域と連携した探究的な活動などにも積極的に取り組み、高いレベルで両立させること。
授業第一主義
学力向上の原点は「授業」である。教師は、日々研鑽に励んで授業力の向上に努め、生徒は、予習をして真剣に授業に臨み、必ず復習をする。
「授業第一主義」とは、予習→授業→復習という、授業を中心とする学びのサイクルを重んじること。
生徒が家庭で学習内容を予習してから授業に臨み、授業では予習内容に基づいて演習問題を解いたり、議論を行ったりする学習方法。 通常の授業→宿題というプロセスが逆転することから「反転学習」と呼ばれる最新の教育手法です。
栃木県立矢板東高等学校附属中学校の「授業第一主義」が「反転学習」のことを言っているのかはわかりませんが、予習と復習を生徒も教師も重視していることは、高い学習効果につながると感じます。
栃木県立矢板東高等学校附属中学校の入学者募集・選抜について
応募資格
- 保護者(親権を行う者(親権を行う者のないときは、未成年後見人)をいう。)とともに県内に居住する者又は入学時に居住する見込みの者
- 小学校若しくはこれに準ずる学校を卒業する見込みの者若しくは義務教育学校の前期課程を修了する見込みの者又はこれと同等以上の学力があると認められる者
募集定員
募集定員は
栃木県立矢板東高等学校附属中学校:70 名
募集定員に対する男女の割合は、そのいずれかが 60 パーセントを超えないものとする。ただし、適性がある者を選定する際、男女いずれかの割合が 40 パーセントに満たない場合は、この限りでない。
栃木県では、宇都宮東高等学校附属中学校以外に
栃木県立宇都宮東高等学校附属中学校:105 名
栃木県立佐野高等学校附属中学校 105 名
の募集があります。
入学者選考の内容
入学者選考は、創造力やリーダーシップに富んだ人材の育成を念頭に、6年間の中高一貫教育で学ぶ意欲や適性等を、以下により多面的・総合的に判断して行うものとする。
選考の方法
- 学習や生活の記録
小学校児童指導要録に基づき、各教科の学習の記録、総合的な学習の時間の記録、特別活動の記録、行動の記録、出欠の記録、総合所見及び指導上参考となる諸事項の記録について、5・6年生時の記録を記載したものにより、小学校の学習や生活の状況をみる。 - 適性検査
課題解決能力、思考力、表現力など、小学校の教育課程に基づく日常の学習によって身に付けた総合的な力をみる。 - 作文
課題や資料などに対して、自分の考えや意見をまとめ、筋道を立てて的確に文章で表現する力などをみる。 - 面接
自分の考え等を表現する力や6年間の中高一貫教育で学ぶ意欲、適性などをみる。
適性検査は、100 点満点。作文及び面接はA、B及びCの3段階で評価。学習や生活の記録の「各教科の学習の記録」の評定は、54 点満点。
選考の手順等
第1次審議
適性検査、作文及び面接の実施結果並びに学習や生活の記録において適性があると総合的に判断される者を選定し、その中から適性検査並びに学習や生活の記録の各教科の学習の記録における評定の合計点の上位から男女別に定員の 40 パーセント以内にある者を選び、入学予定者とします。
第2次審議
第1次審議で入学予定者となった者を除いた、適性があると総合的に判断された受検者を対象とし、適性検査、作文及び面接の実施結果並びに学習や生活の記録を十分勘案して男女の別なく入学予定者とします。
入学予定者の決定
適性検査、作文及び面接の実施結果並びに学習や生活の記録を資料とし、6年間の中高一貫教育で学ぶ意欲や適性等があると総合的に判断される者を入学予定者として決定する。
適性検査以外に小学校で作成してもらう調査書や面接も選抜で使用されます。
栃木県立矢板東高等学校附属中学校の偏差値は?
栃木県立矢板東高等学校附属中学校の偏差値は私が偏差値を確認している四谷大塚、首都圏模試センターのどちらにも掲載がありませんでした。
栃木県立矢板東高等学校附属中学校の受検倍率は?
栃木県立矢板東高等学校附属中学校の受検倍率は2022年は2.04倍(前年1.50倍)でした。
※募集定員70人に対し受検者数は143人でした。
募集定員70人に対し受検者数は143人ですから易しい競争ではありません。しかし栃木県立の3校では宇都宮東高等学校附属中学校が最も受検倍率が高く3.5倍でした。首都圏の公立中高一貫校では千葉県立東葛飾中学校の受検倍率10.6倍、さいたま市立浦和中学校の受検倍率は7.7倍など高倍率の学校も多く、公立中高一貫校では全国的に低倍率だと思います。