2022年4月に日本の公立校では初となる小中高一貫校「東京都立立川国際中等教育学校附属小学校」が誕生します。
募集要項が発表されるや、教育従事者や保護者から熱い注目を集めています。
気になりますよね~
今回は、話題の「東京都立立川国際中等教育学校附属小学校」を詳しくご紹介します。
- 東京都立立川国際中等教育学校附属小学校とは
- 東京都立立川国際中等教育学校の外国語教育
- 立川国際中等教育学校附属小学校の学び
- 立川国際中等教育学校附属小学校の施設紹介
- 立川国際中等教育学校附属小学校の費用は
- 立川国際中等教育学校附属小学校の偏差値は
- 立川国際中等教育学校附属小学校の難易度・倍率は
- 立川国際中等教育学校附属小学校の募集人員
- 立川国際中等教育学校附属小学校の通学区域
- 立川国際中等教育学校附属小学校の選抜方式
- 立川国際中等教育学校附属小学校の評判・口コミは
- 小学校受験
- 立川国際中等教育学校附属小学校の進学実績
- 東京都立立川国際中等教育学校附属小学校を目指せる幼児教室
- 立川国際中等教育学校附属小学校を目指せる幼児教育
- 立川国際中等教育学校附属小学校を目指すための書籍
- まとめ
東京都立立川国際中等教育学校附属小学校とは
立川国際中等教育学校附属小学校は東京都立川市曙町三丁目29番37号にある日本の公立校では初となる小中高一貫校です。
立川国際中等教育学校附属小学校の学びの特徴は動画で紹介されています。
教育理念
次代を担う児童・生徒一人一人の資質や能力を最大限に伸長させるとともに、豊かな国際感覚を養い、世界で活躍し貢献できる人間を育成する。
目指すべき生徒像
卒業20年後に「高い言語能力を活用して、世界の様々な人々と協働するとともに、論理的な思考力を用いて、諸課題を解決し、様々な分野で活躍する人材」を育てることを目指しています。
特色
探究的な学び
- 全ての教科の学習や教育活動を、探究的な学びをベースに実施
- 12年間の探究プログラムを実施。第10学年(高校1年生段階)では、リーダーシップ・アクション・プログラムとして、全員が海外で研究、インターンシップ、ボランティア等の活動に参加(国内研修と成果発表を含めて3か月間程度)
語学力と言語能力の育成
- 第1学年から週4時間の英語の授業を実施(義務教育の9年間で、通常の学校より1,000時間以上多く外国語を学習)
- CLIL(内容言語統合型学習)的な学びにより内容を重視した語学学習を実施
- 小学校段階から第二外国語にふれる機会を設定
東京都立立川国際中等教育学校の外国語教育
Global Education Network 20
東京都立立川国際中等教育学校も東京都教育委員会からGlobal Education Network 20に指定されています。英語教育や国際交流等のグローバル人材育成に関する取組を推進しています。
総合的な英語力を磨く
- 多読プロジェクト:LL教室にある約8000冊の洋書が年間を通じて読み放題です。
- 発信力強化:全学年毎週1~3時間の外国人指導者とのティーム・ティーチングがあり、プレゼンテーション活動に多く取り組み英語での発信力を伸ばします。外国人指導者による英作文のライブ添削指導やエッセイライティングの指導も受けられます。
国内外の課題解決に必要な創造的・論理的思考力を磨く
- 日本で生活している外国人の方や世界で活躍されている方のレクチャーを受けて、国際社会に貢献するためのマインドセットを学びます。
- 「立国LEADERプログラム」で探究のプロセス「リサーチ・クエスチョン(RQ)の設定」➡「情報の収集」➡「整理・分析」➡「まとめ・表現」を身に付けて英語学習で活用します。
「送り出し」と「受け入れ」の双方向による国際交流で国際社会に生きる自覚を磨く
- 「送り出し」:オーストラリア・スタディツアー(5年生全員)、シンガポール国立大学リーダー研修(3・4年生希望者)、カンボジア・ボランティア巡検(1〜5年生希望者)、東京都教育委員会留学支援プログラム「次世代リーダー育成道場」や文部科学省「トビタテ!留学JAPAN」による留学(選抜)、Tazaki財団による英国留学(選抜)などに参加しています。
- 「受け入れ」:イングリッシュ・サマー・セミナー(1~2年生希望者)、東京都教育委員会「東京体験スクール」による留学生受入れ・ホームステイ体験、東京学芸大学の留学生との交流などがあります。
日常から養う国際感覚でダイバーシティを磨く
- 各学年約20%の生徒が海外帰国・在京外国人生徒で共に学校生活を送る中で多文化共生の精神が自然と身に付きます。
- イングリッシュ・プレゼンテーション・デイではチーム毎にテーマを決めてリサーチをしてプレゼンテーションを行います。考えの違いを乗り越えてまとめる協働力と真のリーダーシップを育てます。
生徒の声
「立川国際の英語」と聞くと、「レベルが高くて難しそう」と思う方もいるかと思います。しかし、私は立川国際での英語は学びやすく充実していると考えています。授業では先生方が分かりやすく丁寧に教えてくださいます。また、授業で学んだことを様々な学校行事で活用できます。
普段の学校生活の中でも帰国生の友達がふとした時に話す英語を聞けるなど、英語を身近に感じることができます。立川国際には、英語を学び、使い、感じて自分のものにする環境が整ってい
ます。
Let’s learn English with us!
Hello! I will introduce you to Tachikawa Kokusai’s English (advanced) class! We have five hours of English lessons every week, and we learn a lot throughout the year from reading and carefully analyzing stories, essays, and daily news articles. We do tons of discussions based on topics from multiple genres. We often write essays and sometimes fictional stories. These are taught bit by bit, so no worries even if you feel less confident in writing in your own words. While you spend time in English class, talking in Japanese is not welcomed. Therefore, if you participate properly in each discussion, your speaking and listening ability will increase. Tachikawa Kokusai’s English teachers are humorous and very friendly. All of the activities they plan are super fun and I love playing Kahoot! If you are interested in our school, even a little bit, please don’t hesitate to join us at Tachikoku! It will be special, captivating, and inspiring six years.
(日本語訳)
こんにちは!今回は立川国際の英語(上級)クラスを紹介します!毎週5時間の英語の授業があり、物語やエッセイ、日々のニュース記事を読み、丁寧に分析することで、年間を通して多くのことを学んでいます。様々なジャンルのトピックに基づいて、たくさんのディスカッションをします。エッセイを書くことも多く、時には架空の物語を書くこともあります。自分の言葉で書くことに自信がなくても心配ありません。英語の授業中は、日本語での会話は歓迎されません。そのため、毎回ディスカッションにきちんと参加することで、スピーキング力・リスニング力が高まります。立川国際の英語の先生はユーモアがあり、とてもフレンドリーです。彼らが企画するアクティビティはどれもとても楽しく、私はKahootをするのが大好きです!少しでも立川国際に興味があれば、迷わず立川国際に参加してください!特別で、魅惑的で、刺激的な6年間になるはずです。
英語関連行事
英語関連行事が多いのも東京都立立川国際中等教育学校の特徴です。
- 英語発表会(1年~3年)
- イングリッシュ・サマー・セミナー(前期課程希望者)
- 英語村(1年)
- 英語合宿(2年)
- 米国エンパワーメント・プログラム(3・4年希望者)
- 海外研修旅行(5年)
立川国際中等教育学校附属小学校の学び
立川国際中等教育学校附属小学校の施設紹介
立川国際中等教育学校附属小学校の費用は
立川国際中等教育学校附属小学校の入学金や授業料は無料になります。宿泊行事費、教材費、給食費などで6年間で95万円くらいかかりますが、一般の公立小学校よりは多少は多いと思いますが私立小学校などと比較すると圧倒的に割安です。
この金額で質の高い、12年間の一貫した教育を受けられるのは魅力的です。
上記以外に制服代などがかかります。
立川国際中等教育学校附属小学校の偏差値は
小学校受験の難易度を知る上で、まず試験内容を押さえておく必要があります。
まずは、立川国際中等教育学校附属小学校の主な試験内容は筆記検査(ペーパーテスト)・集団活動・インタビュー・運動遊びになります。
1日目:筆記検査(45分間)
2日目:集団活動・インタビュー・運動遊び(45分)
下の動画で詳細が説明されています。
ちなみに小学校受験では、インタビューや集団活動、運動遊びなど学力以外の要素が多く含まれるため偏差値などの指標は、あまり参考になりません。
立川国際中等教育学校附属小学校の入学者決定方法
立川国際中等教育学校附属小学校の過去問
令和4年度の適性検査(一般枠)は立川国際中等教育学校附属小学校のホームページに掲載されています。※帰国・在京枠の検査問題の公開はありません。
立川国際中等教育学校の偏差値は
逆に、一貫校である立川国際中等教育学校は適性検査(ペーパーテスト)と小学校からの調査書をもとに選考されるため、偏差値の概念があります。
ただし公立中高一貫受検も作文など偏差値的な指標が合わない面もあるため立川国際中等教育学校を併願する私立中受験者の偏差値になるようです。
四谷大塚の偏差値だと
男子:57
女子:59
※合格可能性80%に必要な偏差値
同レベルの偏差値だと
- 開智日本橋学園中学校
- 芝中学校
- 東京農業大学第一高等学校中等部
- 広尾学園中学校
- 法政大学中学校
- 青山学院中等部
- 学習院女子中等科
- 暁星中学校
などです。
立川国際中等教育学校附属小学校の難易度・倍率は
2021年11月1日に東京都立立川国際中等教育学校附属小学校が発表した応募状況では最終応募倍率は、
一般枠は なんと30.98倍
海外帰国・在京外国人児童枠が1.50倍だったようです。
一般枠は志願者が適性検査実施可能な人数を超えたため、抽選が実施されたようです。
30.98倍…
通学可能なエリアに住んでたら受けさせたいですよね。。。
立川国際中等教育学校附属小学校の募集人員
令和4年度(2022年度)募集人員は
一般枠募集は男女とも29名の計58名
海外帰国・在京外国人児童枠募集は男女とも6名の計12名
合計で男女とも35名の70名
立川国際中等教育学校附属小学校の通学区域
立川国際中等教育学校附属小学校の通学区域は
新宿区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、練馬区、八王子市、立川市、武蔵野市、三鷹市、青梅市、府中市、昭島市、調布市、町田市、小金井市、小平市、日野市、東村山市、国分寺市、国立市、福生市、狛江市、東大和市、清瀬市、東久留米市、武蔵村山市、多摩市、稲城市、羽村市、あきる野市、西東京市、瑞穂町、日の出町
で通学時間40分以内とのことです。
立川国際中等教育学校附属小学校の選抜方式
第1次(抽選) | 志願者が一定数を超えた場合のみ実施します。令和4年度入学者決定においては、男女各200名程度を第1次通過者とします。 |
第2次(適性検査) | 筆記、インタビュー、運動遊び ※ 令和4年度入学者決定においては、集団活動を実施しません。 |
第3次(抽選) | 第2次通過者を対象に実施し、合格者及び繰上げ合格候補者を決定します。 |
立川国際中等教育学校附属小学校の評判・口コミは
開校前なので取り上げるような口コミはありませんでした。
小学校受験
小中高一貫校としては立川国際中等教育学校附属小学校が公立初ですが、国公立の小学校受験では国立小学校の受験があります。
うちは小学校受験を考えたことはありませんが、同僚などでは国/私立の小学校に子供を通わせている人が、結構います。
小学校受験をして国/私立の小学校に入学しても一定割合の人が中学受験も考えているようです。
首都圏だけでも下記の国立小学校があります。
- 筑波大学附属小学校
- お茶の水女子大付属小学校
- 東京学芸大学附属竹早小学校
- 東京学芸大学附属世田谷小学校
- 東京学芸大学附属大泉小学校
- 東京学芸大学附属小金井小学校
- 横浜国立大学教育学部附属鎌倉小学校
- 横浜国立大学教育学部附属横浜小学校
- 埼玉大学教育学部附属小学校
- 千葉大学教育学部附属小学校
国立小学校の過去問
立川国際中等教育学校附属小学校は過去問が1年分しかありませんので国立小学校の過去問が参考になるかもしれません。
試験対策と言うより、抽選に当たることを神頼みするレベルですが…
基礎はこちら
立川国際中等教育学校附属小学校の進学実績
立川国際中等教育学校附属小学校は2022年4月に開校なので進学実績はありません。
東京都立立川国際中等教育学校の進学実績
2021年度の立川国際中等教育学校の進学実績は東京大学4名、京都大学3名などの実績です。日本の公立校では初となる小中高一貫校として、小学校が併設されたことで更に人気が高まっています。更に進学実績が高まることも予想されます。
2021年度入試進学状況
- 東京大学:4名(全て現役)
- 京都大学:3名(2名現役)
- 東工大:2名(全て現役)
- 一橋大学:5名(4名現役)
など国立大学に59名(51名現役)
その他、公立大15名、早慶に48名、上智26名など
東京都立立川国際中等教育学校附属小学校を目指せる幼児教室
チャイルド・アイズ
「やる気スイッチグループ」の幼児教室です。
しながわ・目黒こどもスクール
しながわ・目黒こどもスクールは立川国際中等教育学校附属小学校に3名の合格実績がありますね。
理英会
理英会は立川国際中等教育学校附属小学校に11名の合格実績があります。
こぐま会
こぐま会は立川国際中等教育学校附属小学校に7名の合格実績があります。
わかぎり21
わかぎり21は立川国際中等教育学校附属小学校に16名の合格実績があります。
立川国際中等教育学校附属小学校を目指せる幼児教育
モコモコゼミ
モコモコゼミは、幼児教育の最高峰「こぐま会」教材による幼児通信教育です。
また、中学受験の名門進学塾「SAPIX(サピックス)」の通信教育とも提携、小学校受験はもちろん、年々低年齢化する中学受験の早期準備のために、最適な教育です。
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Z会
Z会幼児コースの教材は、小学校受験対策を目的に作られた教材ではありません。
ただし、小学校受験では生活力(家庭生活にどれだけ関わっているか)・社会性・創造力・話を聞く力などが総合的に問われますので、そういった力を身につけるのに役立つ面はあると思います。
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幼児ポピー
月刊ポピーは学校教科書完全対応で小学生向け教材として評価が高いのですが、幼児教材でも人気が高まっています。なぜなら通信教材の中で「一番安価で高品質」という評価が定着してきたからです。
小学校受験のための教材ではありませんが、幼児向け教材としての質が高いので小学校受験の補助教材として評価を高めているようです。
立川国際中等教育学校附属小学校を目指すための書籍
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まとめ
今回は、話題の「東京都立立川国際中等教育学校附属小学校」の費用/評判/受験対策などを紹介しました。
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