都立三鷹中等の評判は? 偏差値、進学実績、塾の合格実績など

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東京都

東京都立三鷹中等教育学校は、東京都立の中等教育学校(中高一貫校)です。後期課程(高等学校に相当)からの入学者は募集しない完全中高一貫校です。

アニーパパ
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この記事はもともと2022年4月に執筆したものです。当時の受検の温度感や雰囲気を参考情報として残しつつ、最新(2025年度・2026年度)の学校情報、倍率、進学実績、塾別合格者数などのデータを随時追記してアップデートしています。

この記事を読んで欲しい方
  • 東京都立三鷹中等教育学校のことを知りたい方
  • 小5、小6で三鷹中等教育学校の受検を検討しはじめた方
  • 三鷹中等教育学校に強い塾を知りたい方
  • 三鷹中等教育学校を併願先として検討しはじめた方
この記事を書いた人

管理人の"アニーパパ"と申します。 神奈川県在住40代です。
◆2022年から長女が公立中高一貫校に通っています
◆私は東証プライム市場上場企業子会社で教育事業の責任者を2年経験
◆副業で月間6万PV程度の教育メディアを運営
◆中高一貫校生向けのオンラインスクールを運営

教育事業の責任者をしていた時に公立中高一貫校受検の専門家や国際バカロレア(IB)の専門家の方々に、取材や対談でお会いして公立中高一貫校や英語教育に興味を持ちました。
このブログでは子供たちの中学受験体験記的な内容から仕事も含めて情報収集して集めた受検・教育情報なども紹介しています。
また、娘が中高一貫校に通うことになり中高一貫校の多くで使用されている検定外教科書「体系数学」と「New Treasure(ニュートレジャー)」に苦戦しました。そこで多くの専門家の方々に相談してオンラインスクールを開校しました。このような経験から得られたことも発信しています。

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  1. 都立三鷹中とは?
    1. 目指す学校
      1. 将来の日本を担う生徒を育てる。
      2. 高い見識と幅広い教養を培う。
      3. 思いやりの心をもった豊かな人間性を養う。
      4. 6年間を通した体系的な教育課程を構築する。
    2. 東京都立三鷹中等教育学校の国際理解教育
      1. Global Education Network 20
      2. 国際理解教育の推進とグローバルな視野の育成
      3. 英語科
  2. 都立三鷹中の偏差値は?
  3. 都立三鷹中の受検倍率は?
  4. 都立三鷹中の評判は?
    1. 都立三鷹中の施設紹介
  5. 都立三鷹中の大学合格実績
    1. 令和4年度 大学合格者数
    2. 令和3年度 大学合格者数
    3. 6期生 大学合格者数
  6. 都立三鷹中への各塾の合格実績
    1. 2023年
    2. 2022年
    3. 都立三鷹中へのZ会/進研ゼミの合格実績
  7. 都立三鷹中の過去問・受験対策ガイド
  8. 集団塾だけに頼らない ― 「集団塾+個別指導」という選択肢
    1. 季節講習は「受けっぱなし」が一番もったいない
    2. 集団塾に通うだけで安心してはいけない ― 「補完」の視点
        1. 公立中高一貫校の適性検査対策 ― 合否を分ける「記述力」と「勉強の型」
        2. まず押さえたい ― 適性検査は「私立入試」とはまったく別物
        3. 適性検査Ⅰ(文系・表現分野)― 「構成メモ」の確立とケアレスミス対策
        4. 適性検査Ⅱ・Ⅲ(理系・融合分野)― 問題文の読み取りと「部分点をもぎ取る記述のコツ」
        5. 総括 ― 高倍率を突破するための「正しい勉強のやり方」
        6. 指導・合格実績
  9. 進学後を見据えて
    1. 小学生のうちから準備できること
  10. まとめ

都立三鷹中とは?

都立三鷹中(東京都立三鷹中等教育学校)は、東京都三鷹市(東京都三鷹市新川六丁目21番21号)にある公立の中高一貫校です。

アニーパパ
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生徒さんたちが学校を舞台にダンスを交えて学校のコンセプトを紹介する動画があります。コロナ禍で学校紹介動画が増えましたがクオリティNo.1だと思います!

アニーパパ
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校長先生の学校紹介動画もあります。

目指す学校

6年間の中高一貫教育を通して、他者を思いやることのできる豊かな心をもち、「胸は祖国に置き、眼は世界に注ぐ」の精神の下、国際社会で日本の良さを語り、人間性豊かな社会を構築する「思いやり・人間愛(ヒューマニティ)を持った社会的リーダー」の育成を図る。

将来の日本を担う生徒を育てる。

高い倫理観をもって自他の基本的人権を尊重する精神を培い、妥協なき文武両道を目指すことで日本の伝統を守りつつ国際社会に貢献し、平和で人間性豊かな社会を構築する人材を育てる。

高い見識と幅広い教養を培う。

全ての学習活動を通して、より広く、より深い高度な学力を習得し、的確な判断力や考察力、先を見据える先見性を高める。

思いやりの心をもった豊かな人間性を養う。

他者との関わりを大切にし、共生社会の実現を目指すため、特に学級、ホームルーム活動、生徒会活動、学校行事、部活動、ボランティア活動や地域との連携を積極的に行うとともに、多くの体験活動等を通して、協働の精神や思いやりの心をもつ豊かな人間性を養う。

6年間を通した体系的な教育課程を構築する。

中等教育学校の特色である前期課程と後期課程とのシームレスな教育を効果的に行い、発達段階に応じた体系的で効果的な教育課程を編成・実施する。

東京都立三鷹中等教育学校の国際理解教育

Global Education Network 20

東京都立三鷹中等教育学校は東京都教育委員会からGlobal Education Network 20に指定されています。英語教育や国際交流等のグローバル人材育成に関する取組を推進しています。

国際理解教育の推進とグローバルな視野の育成

日本の伝統・文化を理解し、その良さを積極的に情報発信するとともに、グローバルな視点を育成するための取り組みを行っています。 英語の検定試験だけでなく、他国の生徒との国際交流や校内留学、海外ボランティア研修や海外修学旅行、海外留学など外国人との交流を図るなど、 グローバルな人材育成にも力を入れています。 

英語科

4技能を体験的に学ぶ英語教育

前期課程から習熟の程度に応じた少人数指導を展開し、基礎・基本の定着や発展的な学習に取り組みます。 ネイティブスピーカーを活用して生きた英語に触れ、コミュニケーション能力を伸ばします。 洋書の多読や英語トレーニング、オンライン英会話、外部検定試験などにも取り組んでいます。

都立三鷹中の偏差値は?

東京都立三鷹中等教育学校の偏差値(四谷大塚)は58です。

アニーパパ
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公立中高一貫校は記述問題(作文含む)が多い適性検査であることや小学校から提出される報告書などで選考されるため、偏差値だけでは合格できるか判断できない面があります。

ただ四谷大塚の偏差値からは私立中学受験をしている受検者の併願校のレベルを知る上で参考になります。

偏差値が同じくらいの学校は私立中学では

  • 青山学院中等部(東京都)
  •  学習院女子中等科(東京都)
  • 暁星中学校(東京都)
  • 中央大学附属中学校(東京都)

などです。

国公立中学では

  • 千代田区立九段中等教育学校(東京都)
  • 東京都立南多摩中等教育学校(東京都)
  • 東京学芸大学附属竹早中学校(東京都:国立)
  • さいたま市立浦和中学校(埼玉県)
  • 千葉市立稲毛高等学校附属中学校(千葉県)

などです。

都立三鷹中の受検倍率は?

都立三鷹中の受検倍率は?

都立三鷹中の大きな特徴のひとつが、「都立中高一貫校の中でも極めて倍率が高い点」です。男子枠・女子枠の緩和や撤廃などの入試改革を経て、近年も都立中の中でトップクラス、あるいは最も高い受検倍率を記録し続けています。

  • 2021年度: 応募倍率 5.63倍
  • 2022年度: 応募倍率 5.90倍
  • 2023年度: 応募倍率 5.78倍
  • 2025年度: 募集160名/受検者683名/実質倍率 4.27倍(都立中最高倍率)
  • 2026年度: 募集152名/受検者653名/実質倍率 4.30倍(応募倍率4.48倍)

2026年度からは、男女枠の完全撤廃とともに募集定員が152名へと微減したため、倍率は依然として4.3倍を超える非常に狭き門となっています。

東京都立三鷹中等教育学校の応募倍率は2022年5.90倍、2023年5.78倍となっています。

各校ホームページより

東京都立三鷹中等教育学校の受検倍率は2021年5.63倍、2022年5.90倍となっています。

各校ホームページより

都立三鷹中の評判は?

みんなの中学情報」に記載されている東京都立三鷹中等教育学校の評判を見ると東京都内777校中150位の評価となっています。特に「学習環境」東京都内777校中27位、「先生」同50位、「制服」同60位などが高い評価です。逆に「治安/アクセス」同743位、「校則」同435位などが低めです。

アニーパパ
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三鷹、吉祥寺、調布、仙川などからバスで通わなければいけないのが、アクセスを低評価になっているようです。どの駅からもバスで10分から15分かかるようです。

都立三鷹中の施設紹介

都立三鷹中等の施設に関しては動画でも紹介されていました。

都立三鷹中の大学合格実績

都立三鷹中の大学合格実績

都立三鷹中は大学進学実績の伸びが近年非常に著しく、2026年春(8期生・卒業生151名)の入試では驚異的な実績をたたき出しました。

2026年春(8期生)大学合格実績

  • 主要国公立大学(現役のみ):
    • 東京大学:現役8名(一挙に8名の現役東大合格者を輩出!)
    • 京都大学:現役1名
    • 一橋大学:現役5名
    • 東京科学大学(旧東工大・東京医科歯科大):現役3名
    • 北海道大学:現役2名
    • 東北大学:現役1名
    • 大阪大学:現役2名
    • 横浜国立大学:現役4名
    • 東京都立大学:現役6名 など
  • 主要私立大学(現役のみ):
    • 慶應義塾大学:現役27名
    • 早稲田大学:現役59名
    • 上智大学:現役24名
    • 東京理科大学:現役34名
    • 明治大学:現役78名
    • 青山学院大学:現役22名
    • 立教大学:現役37名
    • 法政大学:現役49名 など

2025年春(7期生・卒業生149名)大学合格実績

  • 国公立大学(合計60名合格/うち現役55名):
    • 京都大学:合計3名(現役2名)
    • 一橋大学:合計10名(現役9名)
    • 東京科学大学:合計5名(現役4名)
    • 東北大学:現役4名
    • 東京外国語大学:現役6名
    • 東京都立大学:合計7名(現役6名) など
  • 私立大学(現役のみ):
    • 慶應義塾大学:現役26名
    • 早稲田大学:現役47名
    • 上智大学:現役22名
    • 東京理科大学:現役23名
    • 明治大学:現役73名
    • 中央大学:現役29名
    • 立教大学:現役32名 など

これまでの「国公立大学現役合格50〜60名前後」という高水準な実績に加え、2026年春は最難関である東京大学へ現役8名合格と、都立一貫校の中でも最上位クラスの進学実績へと進化を遂げています。

令和4年度 大学合格者数

東京都立三鷹中等教育学校の令和4年度 大学合格者数としては、京都大学に現役で2名、既卒1名の計3名、一橋大学に現役で6名、既卒2名の計8名など国公立大学に合計で現役で53名、既卒4名の計57名の合格者を輩出しています。

また私立大学にも慶応義塾大学に現役で20名、既卒3名の計23名、早稲田大学に現役で35名、既卒2名の計37名、上智大学に現役で28名、既卒2名の計30名が合格しています。

ホームページより

令和3年度 大学合格者数

ホームページより

6期生 大学合格者数

現役生(6期生)150名の大学合格者数です。

国公立大 62名合格
 東京大学  3名合格
 京都大学  1名合格
 一橋大学  4名合格
 東京工業大 2名合格
 北海道大  5名合格
 東北大   2名合格
 筑波大   2名合格
 東京外語大 7名合格
 東京都立大 7名合格

早慶上理  116名合格
 早稲田大学  39名合格
 慶応義塾大学 17名合格
 上智大学   32名合格
 東京理科大学 28名合格

GMARCH 219名合格
 明治大学   76名合格
 中央大学   60名合格
 立教大学   22名合格
 青山学院大学 13名合格
 法政大学   37名合格
 学習院大学  11名合格

医歯薬系   14名合格
 神戸大(医)   1名合格
 筑波大(医)   1名合格
 横浜市立(医)  1名合格
 東京医科歯科大 1名合格
 国際医療福祉大 2名合格
 順天堂大(医)  2名合格
 その他歯学部  6名合格

都立三鷹中への各塾の合格実績

塾別の合格者数(2022年〜2026年の推移)

東京都立三鷹中等教育学校における各学習塾の合格者数推移は以下の通りです。

塾名2022年2023年2024年2025年2026年(最新)
ena87名101名109名95名85名
栄光ゼミナール25名18名22名22名26名
四谷大塚11名2名6名9名2名
SAPIX9名4名2名7名1名
日能研8名4名5名7名5名
早稲田アカデミー7名2名6名7名1名

【追記】現在の状況(2026年最新) 2026年度入試(定員152名)においても、enaが85名(合格占有率55.9%)を占めており圧倒的1位は揺るぎません。しかし、都立三鷹中において特筆すべきは、2位の栄光ゼミナール(2026年度は26名合格)の強さです。栄光ゼミナールは三鷹中受検で毎年抜群の安定感を見せており、enaに次ぐ極めて有力な塾の選択肢となっています。

2023年

東京都立三鷹中等教育学校では「ena」「栄光ゼミナール」「臨海セミナー」「早稲田進学会」が合格者数TOP3です。他の都立中と同じく「ena」が圧倒的No.1となっております。

各社ホームページより

2022年

各社ホームページより

2022年の東京都立三鷹中等教育学校への各塾からの合格者数では

1位:ena86名

2位:栄光ゼミナール25名

3位:早稲田進学会/SAPIX9名

となっています。

都立三鷹中へのZ会/進研ゼミの合格実績

  • Z会(会員全体): 37名(2022年) ➔ 26名(2026年)
  • 進研ゼミ(小学講座): 23名(2021年) ➔ 10名(2025年)

※なお、塾としての「Z会の教室」単体からも、2026年度に9名が合格しています。

Z会/進研ゼミホームのホームページによると2021年の都立三鷹中への合格者数はZ会から37名、進研ゼミから23名となっています。

アニーパパ
アニーパパ

Z会や進研ゼミだけでなく塾との併用も含まれると思いますがZ会では2022年からリニューアルで東京都立中(全校)千葉県立中(千葉・東葛飾)などで出題される「長文読み取り問題」「複数の資料の読み取り問題」に対応する特別回も追加。志望校にあわせた対策が可能です。難解な出題形式に慣れ、限られた時間で正答にたどり着くためのトレーニングを行います。
※5年生の8・12・3月号、6年生の10~12月号で出題します。

Z会/進研ゼミホームページより

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都立三鷹中の過去問・受験対策ガイド

都立三鷹中等教育学校 2027年度用 10年間(+3年間HP掲載)スーパー過去問(声教の中学過去問シリーズ 169)【東京都】
所在地: 最寄り駅:仙川駅からバス,三鷹駅からバス 収録年:2026年~2017年   (収録回数など詳細は「収録内容一覧 (商品画像)」をご覧ください) ●入試問題と解説・解答  中学受験に精通した経験豊富なスタッフが、各校の傾向をふまえたくわしい解説を執筆。 ●別冊解答用紙  実際の大きさにコピーでき...
東京都立三鷹中等教育学校 受験対策ガイド|適性検査の傾向と対策を徹底解説(2027年度入試対応・非公式)
東京都立三鷹中等教育学校の中学受験対策ガイド(2027年度入試対応・非公式)。東京都立三鷹中等教育学校の教育理念と求める生徒像を踏まえ、都立中最高倍率の独自問題を攻略するを独自分析で徹底解説しました。 【本書で扱う主な内容】 ・公立中高一貫校としての特色:教育理念と求める生徒像と公立校ならではの学費メリット ・適性検...

集団塾だけに頼らない ― 「集団塾+個別指導」という選択肢

最後に、2人の子どもの受検を経験した今だからこそ言える「集団塾との付き合い方」について書いておきたいと思います。

我が家は、娘が栄光ゼミナール、息子がenaという集団塾に通いました。結論から言うと、集団塾に通わせたこと自体は間違いではありませんでした。適性検査対策のカリキュラムや情報量という点で、専門コースを持つ集団塾は非常に頼りになります。公立中高一貫校を目指すなら、まずはこうした集団塾を軸に据えるのが王道だと思います。ただ、「塾に任せきり」ではうまくいかなかったのも事実です。

アニーパパ
アニーパパ

集団塾で得たものを「どう自分のものにするか」でつまずきかけました。ここを個別のサポートで補うという考え方に、最終的にたどり着きました。

季節講習は「受けっぱなし」が一番もったいない

娘は栄光ゼミナールで夏期講習・冬期講習・春期講習といった季節講習や「栄光の森」(夏合宿)に参加しました。まず、これら季節講習そのものは受けて良かったと思っています。各塾がそれまでに培ってきたノウハウが凝縮されていて、短期間で一気に力を伸ばせる貴重な機会です。ここは集団塾の強みが最も発揮される場面だと感じます。

ただ、一つだけ強く言いたいのは、季節講習を「受けっぱなし」にしないことです。授業を受けただけで満足してしまうと、せっかくのノウハウも定着しません。大事なのは、その日にやった内容をしっかり復習して、自分のものにすること。これができるかどうかで、季節講習の成果は大きく変わってきます。

これは我が家の正直な感想ですが、高額な合宿に参加するくらいなら、その費用と時間を「季節講習の復習」に充てたほうが効果は高いのではないか、とも思っています。合宿には合宿にしか得られない良さ(受検生としての自覚や仲間との刺激など)もありますが、こと「学力を伸ばす」という一点で見れば、家庭教師などにマンツーマンで復習・定着させてもらうほうが、費用対効果は高いと感じました。つまり、集団塾で得たインプットを、いかにして自分のものにするか。ここに個別のサポートを組み合わせるのが、私がたどり着いた考え方です。

集団塾に通うだけで安心してはいけない ― 「補完」の視点

実際に2人の受検を経験して痛感したのは、集団塾には構造的にどうしても手が届きにくい領域がある、ということです。大きく3つあります。

一つ目は「一人ひとりのつまずきの分析」です。集団授業ではクラス全員に同じ解説をするため、「自分の子がどこでつまずいているのか」を個別に特定してもらうのは難しいのが実情です。

二つ目は「記述・作文の添削の量と深さ」です。適性検査は記述式が中心ですが、集団塾では一人あたりの添削にかけられる時間に限りがあります。娘が通った栄光ゼミナールも、息子が通ったenaも、作文添削が「誤字に×が書いてあるだけ」だったように、自分の答案が採点官にどう伝わるかは、第三者に細かく見てもらわないと客観視できません。

三つ目は「過去問演習期(小6秋以降)のピンポイントなフォロー」です。志望校の傾向に合わせた苦手分野の集中対策は、どうしても個別対応が必要になります。直前期の過去問演習は、娘の時は私と妻でサポートしましたし、息子の時はオンライン家庭教師の先生にお願いしました。

こうした「集団塾では補いきれない部分」を埋める手段として、近年は集団塾と個別指導・家庭教師を併用するご家庭が増えています。以下、私が実際に話を聞いたり運営したりしている2つの選択肢を紹介します。

担当者に聞いた「都立中高一貫校の適性検査対策」

「東大家庭教師友の会」を運営する株式会社トモノカイのPersonal Education(PE)部門(帰国子女やインターナショナルスクール生向けオンライン家庭教師「EDUBAL」(業界シェアNo.1)や、「東大家庭教師友の会」を運営する部門)で「オンライン東大家庭教師友の会」を担当されている方とお話させていただく機会がありました。

東大家庭教師友の会 公式YouTubeより

オンライン東大家庭教師友の会」では、集団塾の授業や模試だけでは補いきれない「苦手分析」「記述添削」「勉強の型づくり」を、東大生・難関大生教師がマンツーマンでフォローしてくれるサービスもおこなっているとのことです。東京都最難関校「小石川中等教育学校」、国立の東大教育学部附属中、筑波大附属中などへの合格サポート実績があるとのことで、集団塾のカリキュラムと並行して弱点部分だけを補強したいご家庭に向いていると思います。

先日、このサービスで都立中高一貫校の適性検査対策を担当されている方から、対策のポイントを詳しくお聞きする機会がありました。以下は東京都立中を目指すご家庭に向けたお話で、神奈川の受検とは志望校が異なりますが、「記述力」「勉強の型」といった適性検査対策の勘所そのものは神奈川の公立中高一貫校受検にもそのまま通じる内容でした。長くなりますが、非常に参考になったので共有します。

公立中高一貫校の適性検査対策 ― 合否を分ける「記述力」と「勉強の型」

公立中高一貫校の受検は、かつての爆発的な人気に沸いた時期と比べると、近年は倍率が明確に落ち着いてきています。

制度が始まった当初(都立の適性検査は2005年スタート)は、対策法が確立しておらず「とりあえず受けてみよう」という記念受験組も多かったため、倍率は非常に高いものでした。都立第一号として2005年に中学入試を実施した白鷗高校附属中の初年度倍率は、実に13.21倍に達しています。その後も人気は続き、2015年前後の都立各校の受検倍率は6〜8倍台がずらりと並んでいました(2015年は白鷗8.32倍、両国7.18倍、桜修館6.76倍など)。

しかし、受検対策のノウハウが各塾で確立され、「相応の準備をしなければ受からない」というハードルの高さが広く知られるようになったこと、いわゆる記念受験層が減ったことなどから、倍率はここ数年で着実に低下してきました。2024年度には都立各校の受検倍率は最も高い九段でも4.58倍、平均では3.5〜3.6倍程度まで下がり、2025年度・2026年度も一般枠の応募倍率は平均3.5倍前後で推移しています。

ただし、この「倍率低下」は必ずしも合格しやすくなったことを意味しません。むしろ、記念受験の層が抜けて、しっかり準備してきた受検生が残るようになった結果でもあり、実質的な競争の質は下がっていないとも言われます。しかも公立中高一貫校は原則として一校しか受検できず、検査はすべて同日に実施されるため、限られたチャンスで確実に力を発揮する準備が欠かせません。

オンライン東大家庭教師友の会」では、都立中高一貫校(白鷗、両国、小石川、桜修館、武蔵など)や、適性検査型入試を導入している国立中高一貫校(東京大学教育学部附属中等教育学校など)の受検を目指す小学5年生〜6年生を数多く指導してきました。公立一貫校に特化した大手進学塾(enaなど)の集団授業や合判模試のフォロー、そして「過去問演習期(小6の秋以降)」における記述・算数・作文のピンポイント添削・苦手分析指導で多くのご家庭に選んでいただいてきました。

この記事では、これまでの指導で見えてきた適性検査対策の勘所を、具体的なエピソードを交えてお伝えします。

まず押さえたい ― 適性検査は「私立入試」とはまったく別物

都立中受検対策をご説明する前に理解していただきたいのが、適性検査は私立中学の教科型入試とは求められる力が根本的に異なる、という点です。私立入試が国語・算数・理科・社会の教科ごとの知識と処理力を問うのに対し、公立一貫校の適性検査は、会話文や資料・グラフを読み取り、複数教科の知識を総合して「自分の考えを筋道立てて説明する」教科横断型の出題が中心になります。

多くの都立校では、検査が次の3つに分かれています。

適性検査Ⅰ

適性検査Ⅰは主に文章読解と400字前後の作文で、読み取る力と自分の考えを表現する力が問われます。

適性検査Ⅱ

適性検査Ⅱは表・グラフ・会話文など複数の資料を読み解き、理由を述べたり数値で裏付けたりする論理的思考の問題です。

適性検査Ⅲ

そして適性検査Ⅲ(実施校は一部)は、複雑な条件設定の中で図や計算を使って考える数理・条件整理の力を問います。小石川中等のように理数系の独自問題に強い学校、桜修館のように適性Ⅰの作文の比重が大きい学校など、学校ごとに配点や傾向が大きく異なるため、志望校の出題傾向を早めに把握することが第一歩となります。

いずれの検査に共通するのは、私立入試のような単純な○×の知識問題がほぼないということです。「なぜその式になるのか」「なぜその実験結果になるのか」を、言葉や図で採点官にわかりやすく伝える記述力こそが合否を分けます。

適性検査Ⅰ(文系・表現分野)― 「構成メモ」の確立とケアレスミス対策

文章を読んで自分の意見をまとめる作文は、多くの受検生が最初につまずくところです。ある生徒も、当初はアイデア出しや文章の組み立てに苦戦していました。加えて、国語の長文読解の「抜き出し問題」で、細かい誤字・脱字による失点が課題になっていました。

このとき担当教師がまず徹底したのが、集団塾の模試をベースにした「作文の構成メモ」の書き方です。いきなり原稿用紙に書き始めるのではなく、メモの段階でアイデアを整理してから書く習慣をつけました。あわせて、文章の趣旨を正確につかむために「文章の中で一番言いたい一文に線を引く練習」を繰り返し行いました。

抜き出しミスや誤字ミスについては、教師が一方的に注意するのではなく、「ミスを無くすために自分でリマインドのルールを決めてもらう」というアプローチを取りました。ミスを他人に指摘されて直すのではなく、自分でチェックの仕組みを持つことで、本番でも再現できる自立的な意識が育ちます。

構成メモがすっかり板についたことで、「メモを元にスムーズに書き切る型」が確立され、これが本人の大きな自信になりました。塾の日曜特訓の適性Ⅰでは「60点(誤字がなければ70点)」という高得点を獲得し、合判模試でも手応えを実感できるレベルまで文系の表現力が引き上がりました。

適性検査Ⅱ・Ⅲ(理系・融合分野)― 問題文の読み取りと「部分点をもぎ取る記述のコツ」

算数・理数分野の適性検査(適Ⅱ・適Ⅲ)に強い苦手意識を持つ受検生は少なくありません。ある生徒も、問題文の量が多く一見難しそうに見える立体図形や条件整理の問題で、問題文を正確に読み解けずに記述で苦戦していました。集団塾では一人ひとりが「どこでつまずいているか」の分析まで手が回りにくいため、教師は次のような個別対策を行いました。

まず、夏期講習でわからなかった問題を徹底的に洗い出し、「グラフや表の数値を式に書き換えていく作業」を隣で一緒に実践しました。一見難解に見える問題も、「落ち着いて条件を読み解けば難しくない」ことを体感させるのが狙いです。

そのうえで、理数の記述で確実に部分点をもぎ取るために、教師が汎用的な「実験系記述のコツ」を伝えました。ポイントは次の3つです。

  1. 数字(実験結果)や、上下左右・東西南北などの客観的な情報を用いて説明する
  2. 変化を説明するときは「変化前 → 変化後 → 前後の差と理由」の3ステップの順序で書く
  3. 一文を短く簡潔にし、書いた図には必ず言葉で説明を加える

授業では、解説をただ聞く受け身の姿勢にさせず、「どうしてこの解き方になるのか、口頭で説明してみて?」と問いかけ、能動的な思考プロセス(言語化)を徹底させました。自分の言葉で説明できることは、記述で採点官に伝わる答案を書けることと直結します。

「グラフと表」の演習を徹底的に3周やりきったことで計算速度が劇的に向上し、一つ教えればすぐに本質を理解できるまで理系脳が覚醒。苦手意識のあった算数分野を「楽しい!」と感じられるまでマインドが変化しました。本番直前には、レベルの高い「サイコロの立体図形問題」のような実戦的な初見問題に対しても、持ち前の空間想像力を発揮して短時間で自力で解き明かせるほど、思考力・記述力が大きく開花しました。

総括 ― 高倍率を突破するための「正しい勉強のやり方」

これまでの指導から見えてきた、公立・国立一貫校の適性検査対策における最大の注意点は2つあります。

一つは、集団塾のカリキュラムをこなすだけで満足せず、解いた過去問を「その日中」に必ず復習・解き直しすること。もう一つは、記述のプロセスを第三者に細かく添削してもらうことです。適性検査は記述式が中心である以上、自分の答案が採点官にどう伝わるかは、自分一人ではなかなか客観視できません。

前述のとおり、適性検査には単純な知識問題がほぼありません。「なぜその式になるのか」「なぜその実験結果になるのか」を言葉や図でわかりやすく伝える記述力が合否を分けます。だからこそ、夏休みのうちに自分なりの「勉強ルーティン」を確立し、10月・11月の綿密な学習計画を先回りで立てておくことが重要になります。

集団塾での学びを土台にしながら、一人ひとりのつまずきに合わせて「正しい勉強のやり方の型」を授け、受け身ではない能動的な思考力を育てること。これこそが、高倍率の公立・国立一貫校受検を突破する最大の鍵です。

指導・合格実績

これまで、東京都立小石川中等教育学校、東京大学教育学部附属中等教育学校、筑波大学附属中学校をはじめとする公立・国立一貫校への合格をサポートしてきました。集団塾の授業や模試だけでは補いきれない「苦手分析」「記述添削」「勉強の型づくり」の部分を、東大生・難関大生教師がマンツーマンでお手伝いします。適性検査対策にお悩みのご家庭は、ぜひ一度ご相談ください。

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進学後を見据えて

都立中高一貫校受検はゴールではありません。合格したら三鷹中等教育学校での生活がスタートします。

小学生のうちから準備できること

都立中高一貫校では、中3までに英検準2級~2級程度取得を目標としている学校が多いようです。もちろん中学入学時点では英語力は問われていない訳ですが、小学生のうちから準備しておくことをオススメします。

都立三鷹中等教育学校は東京都教育委員会が指定している東京グローバル10(次代を担うグローバル・リーダー育成に向けた学校の取組を支援する制度で都立高等学校及び都立中等教育学校の中から10校を選定)にも選ばれています。

都立中高一貫校入学準備の英語対策は小学生英検®対策講座Sounds Fun!がオススメ!
4技能をバランス良く鍛える双方向オンライン授業



SoundsFun!は、学研グループの学習塾である株式会社創造学園が開発した小学生向けの英検®対策講座です。楽しみながら英語4技能の根幹となる「聞く」力に「読む・話す・書く」力の4技能をバランス良く鍛える双方向オンライン授業です。無料体験授業が受けられるので、まずは無料体験を受けてみましょう!

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まとめ

今回は、東京都立三鷹中等教育学校の「特徴」「 偏差値」「進学実績」「塾や通信教育ごとの合格実績」などをご紹介しました。

※本記事は東京都立三鷹中等教育学校や各塾などのホームページなどの情報をもとに作成しています。受検をご検討の方々はご自身で各ホームページの情報もご確認下さい。

コメント

  1. Kicks より:

    先生が良いとは言えない。
    女子のことだけしか考えない先生、すぐ怒る先生。
    スマホの校則はとても厳しく、使っているのがバレたら生徒指導。これは当たり前だけど、、、
    それなのに、歩きスマホしてる先生もいるし、バスでずっと触っている先生もいる。

    前、友達のゲームを見ていたら、注意をしなかったから生徒指導。

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