東京都 公立中高一貫校 2022年倍率/偏差値/塾ごとの合格実績などを徹底解説
令和4年度(2022年度)の公立中高一貫受検が終わって2か月が経過しました。
うちがある神奈川県の公立中高一貫校に関して調べた内容を記事にしたので、東京都の公立中高一貫校に関しても最新の情報を調べてみました。
東京都の公立中高一貫校
東京都には東京都立の小石川中等教育学校、桜修館中等教育学校、立川国際中等教育学校、南多摩中等教育学校、三鷹中等教育学校と千代田区立の九段中等教育学校の計6校の中等教育学校があります。
また東京都立の白鷗高校、両国高校、武蔵高校、富士高校、大泉高校の5校の附属中学校が公立中高一貫校となっており中等教育学校が合計11校あります。
エリア的には23区内には千代田区立九段中等教育学校を含めて7校あり、三鷹市、武蔵野市、立川市、八王子市にそれぞれ1校ずつの合計11校です。
学校名 | 住所 | 最寄り駅 | 募集定員 (一般募集枠) |
小石川中等教育学校 | 東京都文京区本駒込2-29-29 | 千石駅(都営三田線)から徒歩3分 巣鴨駅(JR山手線,都営三田線)から徒歩10分 駒込駅(JR山手線,東京メトロ南北線)から徒歩13分 | 155名 |
桜修館中等教育学校 | 東京都目黒区八雲1-1-2 | 都立大学駅(東急東横線)から徒歩10分 | 160名 |
立川国際中等教育学校 | 東京都立川市曙町3-29-37 | 立川駅(JR中央線)からバス12分(または徒歩18分) 立川北駅(多摩都市モノレール)からバス12分(または徒歩18分) | 130名 |
南多摩中等教育学校 | 東京都八王子市明神町4-20-1 | 八王子駅(JR中央線)から徒歩12分 京王八王子駅(京王線)から徒歩3分 | 160名 |
三鷹中等教育学校 | 東京都三鷹市新川6-21-21 | 三鷹駅(JR中央線)からバス 吉祥寺駅(JR中央線)からバス 調布駅(京王線)からバス 仙川駅(京王線)からバス | 160名 |
白鷗高校附属中学校 | 東京都台東区元浅草3-12-12 | 新御徒町駅(都営地下鉄大江戸線、つくばエクスプレス)から徒歩10分 田原町駅(東京メトロ銀座線)から徒歩12分 蔵前駅(都営地下鉄大江戸線・浅草線)から徒歩12分 御徒町駅(JR 山手線)からバス5分+徒歩2分 | 135名 |
両国高校附属中学校 | 東京都墨田区江東橋1-7-14 | 錦糸町駅(JR総武線、横須賀線、東京メトロ半蔵門線)から徒歩5分 住吉駅(東京メトロ新宿線)から徒歩10分 菊川駅(東京メトロ新宿線)から徒歩10分 | 120名 |
武蔵高校附属中学校 | 東京都武蔵野市境4-13-28 | 武蔵境駅(JR中央線,西武多摩川線)北口から徒歩10分 田無駅(西武新宿線)からバス(武蔵境駅行き桜橋下車)+徒歩7分 ひばりヶ丘駅(西武池袋線)からバス(武蔵境駅行き桜橋下車)+徒歩7分 | 160名 |
富士高校附属中学校 | 東京都中野区弥生町5-21-1 | 中野富士見町駅(東京メトロ丸ノ内線)から徒歩3分 新中野駅(東京メトロ丸ノ内線)から徒歩12分 | 160名 |
大泉高校附属中学校 | 東京都練馬区東大泉5-3-1 | 大泉学園駅(西武池袋線)南口から徒歩約8分 | 120名 |
千代田区立九段中等教育学校 | 東京都千代田区九段北2-2-1 | 九段下駅(東京メトロ東西線・半蔵門線、都営新宿線)から徒歩3分 飯田橋駅(JR総武線、東京メトロ東西線・有楽町線・南北線、都営大江戸線)から徒歩10分 | A 80名 B 80名 |
令和4年度(2022年度)の東京都 公立中高一貫校受検の倍率
東京都の公立中高一貫校の受検倍率は3倍から5倍と、2008年に立川国際中等教育学校や武蔵高校附属中学校は、それぞれ14.0倍と14.3倍だったことを考えると落ち着いています。
2022年度全体の平均倍率を見ると、前年度比0.47ポイント減の4.40倍となっています。
大きな変化があった両国高校附属中学校と大泉高校附属中学校は22年度から高校からの募集を停止し中学からの入学生を120人から160人に増加させたことで倍率が低下しました。
21年度には富士高校附属中学校と武蔵高校附属中学校も高校からの入学生の募集を停止し、中学からの入学者を増加させている。23年度からは白鷗高校附属中学校も高校からの募集を停止することを発表しており受検倍率は現状を維持・減少する傾向は続くと思われます。


受検倍率が落ち着いてきたことは確かですが、都立中全体で7,152名が応募して合格したのは1,535名なので5,617名がご縁がなかったわけで非常に難易度が高い受検だと思います。
東京都 公立中高一貫校の偏差値
公立中高一貫校の受検は作文問題など記述式問題が多いことと報告書(小学校で作成してもらう書類)などで選考されるため、偏差値で合否判定が出しづらいと言われます。

「四谷大塚の偏差値」は合不合判定テスト結果を元に算出されており、私立中併願者のレベルを知るのに参考になります。
東京都の公立中高一貫校で最も偏差値が高いのは小石川中等教育学校で男女ともに偏差値67となっています。
同じ四谷大塚の偏差値だと67は「渋谷教育学園渋谷中学校」「早稲田中学校」などで小石川中等よりも偏差値が高いのは開成中や桜蔭中など男女御三家や筑波大付属駒場中など国立中の一部のみになります。

東京都の公立中高一貫校の大学進学実績(2021年度)
東京都のの公立中高一貫校の大学進学実績では小石川中等教育学校が東京大学、京都大学に合計23名の合格者を出し、次いで武蔵高校附属中学校が同じく合計13名と多くの合格者を出しています。

※高校募集を行う学校は、卒業生数から高校入学者数を引いた数で合格率を計算しています。
※合格者の内訳(現役・浪人)については学校により異なります。
東京都 公立中高一貫校の大学進学実績(2022年)
小石川中等の2022年の実績もホームページに掲載されていました。2022年の速報値だと東京大学に20名(現役19名)、京都大学に4名となっていました。
両国高校附属中学校は令和3年は現役での東京大学入学者は0名(既卒生で1名)で過去5年で平成29年の4名から平成30年:3名、平成31年:5名、令和2年:6名から減少してしまいました。
桜修館中等教育学校も令和3年は現役での東京大学入学者は4名(既卒生で1名)の合計5名で過去3年では平成31年:7名、令和2年:9名から減少していました。
塾や通信教育の東京都 公立中高一貫校 合格実績(2022年)
東京都の公立中高一貫校では、区立九段中を含む全ての塾でenaが合格者数No.1です。
とは言えena一択って、わけでもないと思います。

志望校の適性検査に精通している講師がいることが大前提だと思いますが、教室に行って講師の先生や教室長の先生などと話をして決めるのが良いと思います。
例えば早稲田アカデミーでは錦糸町校と池袋校で公立中高一貫校コースがあると電話で問い合わせをした時に言っていました。小石川中や両国中などを目指す場合は選択肢になるかもしれません。他にも栄光ゼミナール、臨海セミナー、早友学院、早稲田進学会などは公立中高一貫コースがあるので近くにある場合は選択肢として検討してみても良いと思います。
現在、次男がenaの春期講習を受講させてもらっていますが、春期講習を受けさせてもらう前に授業を見学させてもらったのですが、その教室は授業中の演習中に生徒が立ち歩くなど、衝撃的な授業でした。※詳しくは下記の記事で紹介しています。
結局、近くの別の教室を見学させてもらい、その教室は問題もなく、生徒が演習中も選定が教室中を見て回るなど、しっかりした授業が行われていたので、その教室に通わせています。

塾選びは、とても重要です。ホームページなどで合格者数だけみて決めてしまうのは避けた方が良いと思います。実際に教室を見学したり、教室長などの話を聞くなどして決めると良いと思います。

塾の合格実績(2022年)

通信教育の合格実績(2021年※2022年の実績が掲載されていないため(まだ集計出来ていないのだと思います))
東京都の公立中高一貫校に「進研ゼミ」「Z会」で合格している人が数多くいます。

通信教育だけで合格した人ばかりでなく塾との併用だったりもあると思いますが。

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まとめ
今回は東京都の公立中高一貫校の最新の「受検倍率」「偏差値」「大学進学実績」「各塾ごとの合格実績」などを、ご紹介しました。
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