「一般の公立中学、高校と大きく変わらない学費」「高い進学実績」「短い受検準備期間」などで人気の公立中高一貫校。
今回は大阪府にある公立中高一貫校を徹底紹介します。
大阪府の公立中高一貫校
大阪府の公立中高一貫校は2008年に大阪市立の咲くやこの花中が開校し、2017年に大阪府立富田林中が開校、2019年に大阪市立水都国際中が開校して3校となっています。
そして昨年、咲くやこの花と水都国際も府立となり、すべての学校が府立中学となりました。
学校名 | 住所 | 最寄り駅 | 募集定員 |
大阪府立富田林中学校 | 大阪府富田林市谷川町4-30 | 大阪阿部野橋駅から最寄駅まで約30分 / 近鉄長野線「富田林西口」下車 南へ500m | 120人 |
大阪府立水都国際中学校 | 大阪市住之江区南港中3丁目7-13 | ニュートラム(南港ポートタウン線)「ポートタウン西」、「ポートタウン東」より南へ約800ⅿ | 80名 |
大阪府立咲くやこの花中学校 | 大阪市此花区西九条6-1-44 | 「西九条駅」から徒歩6分 | 80名 |
水都国際中学校(市立から府立へ)と咲くやこの花中学校は、2022年度より大阪市から大阪府に移管されることになり、通学範囲が大阪市内から大阪府下に拡大されました。受検生がどの程度増加するのか注目されましたが、結果的に水都国際中学校は8名増、咲くやこの花中学校は66名増でした。
公立中高一貫校とは
公立中高一貫校は、1999年文部科学省が学校教育法を一部改正し、中学校・高等学校の6年間の中等教育を計画的・継続的な教育指導により個性や創造性を伸ばし、幅広い年齢層の生徒が6年間一緒に学校生活を送る中で社会性や豊かな人間性を育む教育を進めることを目的に設立された学校です。
公立中高一貫校が開校するまでは私立の中高一貫校などでしか受けられなかった質の高い中高一貫教育を経済的負担が比較的少ない公立校でも受けられるようになりました。
令和4年度(2022年度)の大阪府 公立中高一貫校受検の倍率
2022年の令和4年度(2022年度)の大阪府 公立中高一貫校の受検倍率は2.75倍~4.88倍となっています。「水都国際中学校」と「咲くやこの花中学校」の通学範囲が変更になった影響で倍率が増加しました。
ちなみに2023年は下記の通りでした。
大阪府 公立中高一貫校の偏差値
公立中高一貫校の受検は作文問題など記述式問題が多いことと報告書(小学校で作成してもらう書類)などで選考されるため、偏差値で合否判定が出しづらいと言われます。
関東圏の公立中高一貫校の偏差値は「四谷大塚」「首都模試」で調べますが大阪府の公立中高一貫校の偏差値は掲載されていませんでした。「能開センター」や「日能研」など関西圏の中学の偏差値表にも公立中高一貫校の偏差値は掲載されていませんでした。
と言うことで日本最大級の私立中学校・国公立中高一貫校情報サイト「シリタス」によると
- 大阪府立富田林中学校:64
- 大阪府立咲くやこの花中学校:60
大阪府立水都国際中学校は「シリタス」にも掲載がありませんでした。。。
大阪府の公立中高一貫校の過去問
大阪府立富田林中学校
大阪府立水都国際中学校
大阪府立咲くやこの花中学校
大阪府の公立中高一貫校の大学進学実績
大阪市立咲くやこの花高等学校の進学実績としては下記以外に関関同立(「関西大学」「関西学院大学」「立命館大学」「同志社大学」)に合計31名、大阪府立富田林中学校も関関同立に合計198名の合格者が出ています。
塾や通信教育の大阪府 公立中高一貫校 合格実績(2022年)
大阪府の公立中高一貫校受検対策塾としては馬淵教室が「富田林中高一貫校対策コース」と「咲くやこの花・水都国際中高一貫校対策コース(SKコース)」を開設しています。また、第一ゼミナールでも「府立富田林中学校受検対策コース」を開設しています。開成教育グループも「公立中高一貫コース」が開設されています。浜学園も合格体験談では適性検査対策がおこなわれているようです。
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Z会・進研ゼミ
通信教育でも、Z会・進研ゼミには適性検査対策コースがあり、大阪府の公立中高一貫校への合格者が出ています。ただしZ会も進研ゼミも2022年の実績が載っていないので2021年の実績です。
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まとめ
今回は、大阪府の公立中高一貫校の特徴や受検倍率、偏差値、過去問、大学進学実績、塾ごとの合格実績などをご紹介しました。
オンラインスクールを開設準備
娘が2022年4月に公立中高一貫校に入学しました。
往復の電車通学で部活もはじまり、朝は早く帰りは遅い生活です。
塾などにも通いたくないと言うことで参考書などだけ買ってあげて本人に任せていました。
しかし「数学が授業に付いていけていないと思う」と夏休みに相談されました…。
塾の体験授業に行かせましたが中高一貫校の特殊なカリキュラムに近所の塾は対応していないとのこと…。
そこで、知り合いにオンライン家庭教師をお願いすることにしました。
週1回1時間の指導で定期テストは平均点前後ですが、授業でおこなわれる小テストでは8割くらい得点できて、授業が理解できるようになってきたとのこと!
そこで2024年に公立中高一貫校受検に挑戦予定の息子にもオンライン家庭教師をお願いすることにしました。
息子は塾にも通っていますが、オンライン家庭教師では”わからない問題”を個別に指導してもらえるので理解も深まり、塾でおこなわれる模試の得点も伸びてきました。
そんな中で、「公立中高一貫校受検対策」は1対1での指導よりも生徒同士の学びや刺激がある少人数(2人~5人程度)が指導効果が高いのではないかと講師の方々と相談してオンラインスクールをはじめてみました。
また中高一貫生向けの「数学」「英語」や小学生向けの「英検対策」も開講しました。
現在、モニター生を募集中(無料授業見学も可能)
現在、モニター生を募集していますのでご興味がある方は、是非お問合せ下さい。
モニター生として受講する前に体験授業を1回無料で受講していただくことも可能です。
無料※体験授業も受付中です!※複数名コースのみ
公立中高一貫校受検を経験した先輩保護者として、また2024年受検を控える保護者仲間としてご相談お待ちしてます!
- 公立中高一貫校受検コース(文系/理系):新小6コース/新小5コースの募集開始
- 中高一貫生向けコース(数学/英語):中1生コース募集開始
- 英検対策コース:小学生/中学生コース募集開始
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