私立の中高一貫校に魅力を感じていても、かかる費用などが気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は費用を抑えて中高6年間の一貫教育を提供してくれる千葉県の公立中高一貫校全3校の偏差値ランキングや受検の特徴などをご紹介します。
千葉県 公立中高一貫校 偏差値ランキング【全3校】
千葉県にある公立中高一貫校の偏差値を四谷大塚、首都模試の偏差値で比較したのが下の表です。
四谷大塚、首都模試のどちらの偏差値でも千葉県立千葉中学校がトップとなっています。
次いで千葉県立東葛飾中学校が僅差で続いています。
「プレジデントFamily 中学受験大百科2022」によると県立千葉は東京大、京都大、北海道大、東北大、名古屋大、大阪大、九州大、東京工業大、一橋大、神戸大などの難関国立大学合格率で31.3%と全国1位の実績を出しています(現役・浪人合計)
また、東大・京大への合格者数が多い公立中高一貫校ランキングでも東京大学合格者数で都立小石川中等教育学校に次ぐ2位、京都大学でも全国で6位と高い進学実績を出しています。
また千葉県立東葛飾中学校も東京大学合格者数で第5位となっており、千葉県内に3校しかない公立中高一貫校のうち2校が東京大学合格者数で全国の公立中高一貫校TOP5に入るなど全国的にも千葉県の公立中高一貫校はレベルが高いと言えます。
偏差値から見る難易度
同偏差値(首都模試で比較)の私立中学としては上記の学校となります。
ただし、公立中高一貫受検は私立受験ほど偏差値差が難易度に直結していません。
最も偏差値が高い千葉県立千葉中学校と、最も偏差値が低い千葉市立稲毛高等学校・附属中学校・国際中等教育学校では四谷大塚、首都模試ともに10弱の偏差値の差があります。
私立中学校受験で偏差値が10違うと、難易度の差は歴然です。事前の模試で偏差値が10足りない状態で合格するのは難しいと思いますが、公立中高一貫受検では事前の模試などで偏差値が10程度足りなくても合格してしまうケースが散見されます。
逆に模試等で合格圏内でも、不合格になってしまうケースも多く見られます。
応募倍率から見る難易度
2023年の応募倍率で見ると、最も受検倍率が高いのは千葉県立東葛飾中学校の9.9125倍となっており、全ての学校で倍率5倍を超えています。千葉県の公立中高一貫校受検の特徴はこの高倍率です。
例えば、最も志願倍率が高い千葉県立東葛飾中学校だと793名が志願していますが、合格できるのは80名ですから713名が「ご縁がない」と言う非常に厳しい受検です。
ちなみに2022年は更に倍率が高く千葉県立東葛飾中学校は10倍を超えていました。
また千葉市立稲毛高等学校附属中学校も含めた3校全てで7倍以上となっていました。
公立中高一貫校の「入学者選抜」とは
同じ中学受験でも、公立中高一貫校と私立中高一貫校の入試とは大きく異なります。
「入学者選抜」と呼ばれる公立中高一貫校の入試では学力テストではなく、小学校の成績や活動の記録を反映させた「報告書」、筆記テストの「適性検査」で合否が判定されます。
ちなみに学力による選抜でなく、あくまで各校との適性を検査する選抜なので漢字も「受験」ではなく「受検」と書きます。
「適性検査」は、教科横断型で思考力や表現力を問う問題が多いのが特徴です。
文章(会話文が多いのも特徴です)やグラフ、資料などを読み、そこから思考をまとめて自分の言葉で表現する記述式の問題が多く出題されています。
公立中高一貫校受検では偏差値は参考程度に
公立中高一貫校の「入学者選抜」では、ペーパーテストである適性検査以外に小学校の成績や活動の記録を反映させた「報告書」が使用されます。
小学校の成績は「テストの結果(カラーテスト)」の結果から理解度なども見られますが「宿題や提出物」「授業態度」など結果だけでなく過程も見られています。
そのような「報告書」が選抜結果に影響を与えるわけです。
また、公立中高一貫校のペーパーテストである適性検査は作文をはじめとした記述問題が多いのが特徴です。適性検査の模試でも記述問題が出題されますが、記述問題は部分点もあるため模試を受ける度に偏差値が乱高下しました。
適性検査では読解力、思考力、問題解決能力、文章力などが問われます。これらは国数社理の教科テストと比べて数値化しづらい能力と言えます。
なので、偏差値は参考程度に考えるのが公立中高一貫校受検では良いと思います。
千葉県の公立中高一貫校の過去問
県立千葉・東葛飾中学校
市立稲毛国際中等教育学校
千葉県の公立中高一貫校受検対策
千葉県の公立中高一貫校受検を目指す場合には「塾」に通う「通信教育」を受講する「テキスト/過去問」で自習するなどで学習する必要があります。
塾
千葉県の公立中高一貫校受検では3校全てで市進学院がNo.1の合格実績となっています。またSAPIX、早稲田アカデミーなども多くの合格実績があり私立中学受験との併願者が多いことが予想されます。
通信教育
2022年
2021年
Z会や進研ゼミの単体受講だけでなく塾との併用も含まれると思いますがZ会では2022年からリニューアルで東京都立中(全校)や千葉県立中(千葉・東葛飾)などで出題される「長文読み取り問題」「複数の資料の読み取り問題」に対応する特別回も追加。志望校にあわせた対策が可能です。難解な出題形式に慣れ、限られた時間で正答にたどり着くためのトレーニングを行います。※5年生の8・12・3月号、6年生の10~12月号で出題します。
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テキスト・過去問
公立中高一貫校受検では「国語」「算数」「理科」「社会」などの教科ごとの出題はありません。適性検査では科目の垣根を越えた教科複合型の出題となっています。
また出題範囲は「小学校6年間の学習内容」となります。あとはそれらを複合して考える「思考力、判断力、表現力」などが問われます。
頻出分野である「作文対策」「グラフなどのデータの読み取り」対策と「過去問」などに取り組むことが効果的です。
作文対策
グラフ
総合問題集
過去問
まとめ
今回は千葉県にある公立中高一貫校全3校の「偏差値ランキング」や「各校の過去問」などをご紹介しました。
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対象者
- 公立中高一貫校を受検予定
- 学校の学習内容が基本的に理解が出来ている
- 小学6年生(直前コース)、小学5年生、小学4年生
授業内容
- 文系コース、理系コースにわかれています。
- 最大4名までの少人数制指導です
- 文系は読解、記述の基礎指導からスタートして、毎週(小4コースは隔週)で作文添削指導をおこないます。直前期は基本的に過去問演習授業となります。
- 理系コースは思考力を育成する指導をおこないます。事前に思考系の問題集を演習して授業内では思考手順や着眼点などを生徒同士でプレゼンし合います。講師は授業のファシリテーションがメインの役割ですが、生徒同士のプレゼン後に効率的な解法などを解説します。
お申込みまでの流れ
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まずは、下記よりお問い合わせをお願いします。
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保護者の方の教育に対する考え方などを確認させていただくとともに事前に本スクールの理念や考え、コースの概要をお伝えしてご納得いただけた方のみに参加していただいています。オンラインスクールは子供たちと講師だけの空間です、安心して受講していただくためにも、ご理解のほど、宜しくお願い致します。
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