京都府立洛北高等学校附属中学校の評判は? 偏差値、進学実績など

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京都府
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全国の公立中高一貫校について調査する「全国の公立中高一貫校徹底研究シリーズ」

今回は、京都府の公立中高一貫校「京都府立洛北高等学校附属中学校」について調べたのでご紹介します。

この記事を書いた人

管理人の"アニーパパ"と申します。 神奈川県在住40代です。
◆2022年から長女が公立中高一貫校に通っています
◆私は東証プライム市場上場企業子会社で教育事業の責任者を2年経験
◆副業で月間6万PV程度の教育メディアを運営
◆中高一貫校生向けのオンラインスクールを運営

教育事業の責任者をしていた時に公立中高一貫校受検の専門家や国際バカロレア(IB)の専門家の方々に、取材や対談でお会いして公立中高一貫校や英語教育に興味を持ちました。
このブログでは子供たちの中学受験体験記的な内容から仕事も含めて情報収集して集めた受検・教育情報なども紹介しています。
また、娘が中高一貫校に通うことになり中高一貫校の多くで使用されている検定外教科書「体系数学」と「New Treasure(ニュートレジャー)」に苦戦しました。そこで多くの専門家の方々に相談してオンラインスクールを開校しました。このような経験から得られたことも発信しています。

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この記事を読んで欲しい方
  • 京都府立洛北高等学校附属中学校を受検することを考えている方
  • 京都府立洛北高等学校附属中学校に関して知りたい方
  • 京都府立洛北高等学校附属中学校に強い塾を知りたい方
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京都府立洛北高等学校附属中学校とは?

京都府立洛北高等学校附属中学校は、京都市左京区(下鴨梅ノ木町59)にある公立の中高一貫校です。

京都府立洛北高等学校附属中学校とは

京都府立洛北高等学校附属中学校は、明治3年12月7日に京都府中学校として開校した日本最古の中学校(元待賢小学校)です。平成16年4月1日に京都府立洛北高等学校附属中学校が開設されました。

旧制京都第一中学(現洛北高等学校)出身者なども含めて朝永振一郎さん、湯川秀樹さんと2人のノーベル賞受賞者(ノーベル物理学賞受賞)を輩出しているほか、奥田義人さん(元文部大臣)、周東英雄さん(元農林大臣・元建設大臣・元自治大臣)などの政治家や伊丹十三さん(映画監督)なども排出しています。

教育目標

確かな見通しを持って主体的に生き抜く、創造性あふれる心豊かな人間の育成

教育方針

附属中学校

(1) 基礎・基本の徹底による学力の充実・向上及び個性の伸張をめざす。
(2) 学習に対する興味・関心を高め、自ら学ぶ意欲と自ら考える態度を育成する。
(3) 自己の能力・適性、興味・関心を把握し、自らの進路を主体的に選択できる力を育成する。
(4) 人権問題の正しい理解と問題解決のために行動できる技能や能力を育成する。
(5) 好ましい人間関係を育成するとともに、主体的な規律ある生活を確立する。
(6) 広い視野を持ち、異文化を持つ人々とともに生きていく資質や能力を育成する。

高等学校

(1) 基礎・基本の徹底を図るとともに、学力の向上及び個性の伸張をめざす。
(2) 一人一人の進路希望の実現を図る。
(3) 人権意識の高揚を図り、自他を重んじる実践的な態度を育成する。
(4) 責任と規律ある態度を身につけさせるとともに、自主的精神を養う。
(5) 国際社会に生きる資質と行動力を養う。
(6) 生涯にわたって学習する能力と態度を養う。

中高一貫教育

洛北中高一貫教育に至る沿革

洛北高校は、明治3年12月京都府中学校として開校しました。これは日本最古の中学校であり、その後、京都府第一中学校、京都府立第一中学校、京都府立京都第一中学校と改称し、昭和23年4月京都府立洛北高等学校として創立し現在に至りました。
この間、2人のノーベル賞受賞者を輩出したのをはじめ、各界において指導的役割を担う高名な人物を次々と世に送り出してきました。
そして、平成16年4月より、附属中学校を併設し、中高一貫教育校として、新しい歴史を刻み始めました。

洛北中高一貫教育のねらい

中高一貫教育のねらいは、長い歴史と伝統を踏まえ、6年間の一貫した教育を通して、ゆとりの中で生きる力をはぐくみ、一人一人の感性を磨き、個性を伸ばし、才能を開花させることにあります。
21世紀の社会に大きく羽ばたこうとする若者たちには、自ら考え主体的に行動する力が求められています。そのため、ものごとの本質を見抜く深い洞察力や、課題を解決する鋭い論理的思考力、未来を切り拓く豊かな創造力等が必要とされます。本校では、これらの力を身につけさせるべく教育課程を掲げ、すべての教職員が全力で取り組んでいきます。

中高一貫教育の理念

教育の目標

未来を切り拓く強い意志、高い知性、豊かな感性をもつ人間の育成

育てたい力

深い洞察力、論理的思考力、豊かな創造力

目指す生徒像
  • 世界に羽ばたく大きな志をもった生徒
  • 知的バランスのとれた生徒
  • 心豊かで、礼節をわきまえた生徒

生徒が卒業後にどのような分野に進むとしても、21世紀の社会を主体的に担って行くためには、自然科学の基本的な素養をしっかり身に付けることが将来への大きな力となります。生徒は、6年間の継続した教育の中で自然科学に親しみ、その考え方や学び方の理解を深めます。
そのため、本校中高一貫教育の基本コンセプトを「SCIENCE(サイエンス)」としました。このコンセプトに沿って、特色ある教育活動を展開します。

カリキュラム

6年間を基礎期・充実期・発展期と3つの段階に分け、計画的、系統的、合理的な教育を展開します。基礎期では小学校までの学習をもとに、各教科の専門知識の基礎を固め、さらなる学習の楽しさ、興味を発見します。充実期では中学・高校の授業内容を再構成し発展的学習へステップアップするためのオールラウンドな力を身に付けます。発展期では興味・関心や進路希望に応じた科目を選択して、発展的に学習を行い、進路実現に備えます。  豊富な授業時間数に基づき、6年間を見通した教育課程により、伝統を引き継ぎ、創造的に発展させる、洛北高等学校附属中学校の中高一貫教育がここにあります。

洛北中ホームページより
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京都府立洛北高等学校附属中学校の入学者募集・選抜について

志願者の資格

令和5年度における京都府立中学校(以下「中学校」という。)の入学者の選抜は、中
学校に入学を志願する者(以下「志願者」という。)に対し、この要項の定めるところに
より行うものとする。

志願者の資格は、次の(1)及び(2)のいずれかであって、(3)に該当する者であることと
する。
(1) 令和5年3月に小学校、特別支援学校の小学部又は義務教育学校の前期課程(以下
「小学校」という。)を卒業又は修了(以下「卒業」という。)する見込みの者
(2) 中学校長が、(1)に準じる者として確認した者
(3) 次のいずれかに該当する者
ア 保護者(親権を行う者又は未成年後見人若しくはこれに準じる者として京都府教
育委員会教育長(以下「教育長」という。)が定める者をいう。以下同じ。)の住
所(生活の本拠とするところをいう。以下同じ。)が府の区域内(以下「府内」と
いう。)にある者
イ 保護者が住所を入学日までに、他の都道府県又は外国から府内に変更する者
ウ ア及びイ以外の者で、7(1)ウにより教育長の許可を受けた者

選抜検査の内容

出題の基本方針

(1) 適性をみる検査は、小学校学習指導要領に即した範囲の総合問題とする。
(2) 小学校学習指導要領に示された各教科の観点や学習内容を基に、基本的な知
識内容の理解や技能の習得の程度、思考力、判断力、表現力、創造力等、児童
の多様な能力や適性をみる。
(3) 資料や図表、解説文等を用いて、文章や図表、数式等による記述の課題を設け
る。その中で、さまざまな観察や考察、分析を行い、知識や技能を総合的に活
用して考え、判断し、自分の考えを的確に表現できるかをみる。

出題の概要

(1) 適性をみる検査Ⅰ
ア 提示された文章について、筆者の考えを的確に読み取り、内容及び表現や言
葉の意味・用法等について正確に理解し、要約するなどの作業を行う。
イ 提示された課題に対して、自分の考えを的確にまとめ、文章で表現する。
(2) 適性をみる検査Ⅱ
ア 図表やグラフ、資料等を的確に読み取り、社会的事象及び自然の事物や現象
の特徴を把握し、科学的・論理的な思考に基づいて課題解決に向けた考察等を
行う。
イ 社会的な見方や考え方、科学的な見方や考え方などを基に、課題に対して多
面的・多角的に考え、判断し、適切に表現する。
(3) 適性をみる検査Ⅲ
ア 数量や図形に関する課題に対し、見通しをもち筋道を立てて分析や考察を行
う。
イ 課題解決に当たり、合理的・論理的な思考により、式や計算を用いて課題を
的確に処理するとともに、文章や図表、数式等で表現する。

アニーパパ

適性検査、面接以外に小学校で作成してもらう調査書も選抜で使用されます。

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京都府立洛北高等学校附属中学校の偏差値は?

京都府立洛北高等学校附属中学校の偏差値は60(日能研:女子)(日能研の偏差値)です。

アニーパパ

公立中高一貫校は記述問題(作文含む)が多い適性検査であることや小学校から提出される報告書などで選考されるため、偏差値だけでは合格できるか判断できない面があります。

ただ日能研の偏差値からは私立中学受験をしている受検者の併願校のレベルを知る上で参考になります。

同じ偏差値60だと「須磨学園」「清風南海」などがあります。

京都府立洛北高等学校附属中学校の受検倍率は?

京都府立洛北高等学校附属中学校(定員80人)の志願者が前年度比35人増の268人で、倍率は3.35倍でした。

京都府立洛北高等学校附属中学校の評判は?

京都府立洛北高等学校附属中学校の「みんなの中学情報」での評価は京都府内170校中4位です。記載されている評判を見ると「進学実績/学力レベル」は京都府内で1位「いじめの少なさ」同8位、「学習環境」同9位と高い評価です。逆に「学費」同52位、「先生」「治安/アクセス」41位と少し低めです。

京都府立洛北高等学校附属中学校の授業風景

京都府立洛北高等学校附属中学校の施設

京都府立洛北高等学校附属中学校の進学実績は?

京都府立洛北高等学校附属中学校の併設校である京都府立洛北高等学校の令和3年度 大学合格者数としては京都大学に12名(内一貫校生が11名)、東京大学に2名(内一貫校生が2名)など国公立4年制大学に123名(内一貫校生が60名)が合格しています。詳細はコチラ

京都府立洛北高等学校附属中学校への各塾の合格実績

京都府立洛北高等学校附属中学校への各塾の合格実績では

  1. 世基学園:23名
  2. 京進:15名
  3. 浜学園:11名

となっています。

各塾ホームページより

京都府立洛北高等学校附属中学校へのZ会/進研ゼミの合格実績

公立中高一貫校受検ではZ会や進研ゼミにも適性検査対策のオプション講座があり、京都府立洛北高等学校附属中学校に22年はZ会6名、進研ゼミ3名が合格しています。

Z会/進研ゼミホームページより
アニーパパ

Z会や進研ゼミの単体受講だけでなく塾との併用も含まれると思いますがZ会では2022年からリニューアルで東京都立中(全校)千葉県立中(千葉・東葛飾)などで出題される「長文読み取り問題」「複数の資料の読み取り問題」に対応する特別回も追加。志望校にあわせた対策が可能です。難解な出題形式に慣れ、限られた時間で正答にたどり着くためのトレーニングを行います。※5年生の8・12・3月号、6年生の10~12月号で出題します。

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京都府立洛北高等学校附属中学校の過去問

まとめ

今回は、京都府立洛北高等学校附属中学校の「特徴」「 偏差値」「進学実績」「塾や通信教育ごとの合格実績」などをご紹介しました。

※本記事は京都府立洛北高等学校附属中学校や各塾などのホームページなどの情報をもとに作成しています。受検をご検討の方々はご自身で各ホームページの情報もご確認下さい。

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