栃木県立佐野高等学校附属中学校の評判は? 偏差値、進学実績、進学実績、塾や通信教育ごとの合格実績など
全国の公立中高一貫校について調査する「全国の公立中高一貫校徹底研究シリーズ」
今回は、栃木県の公立中高一貫校「栃木県立佐野高等学校附属中学校」について調べたのでご紹介します。
栃木県立佐野高等学校附属中学校とは?
栃木県立佐野高等学校附属中学校は、栃木県佐野市(栃木県佐野市天神町761−1)にある公立の中高一貫校です。
1901年(明治34年)に栃木県第四中学校として開校した栃木県立佐野高等学校の付属中学として2008年(平成20年)に開校しました。栃木県立佐野高等学校は栃木県内では4番目に古い男子校でしたが、附属中学校の第1期生が高校へ進学した2011年に、100年以上におよぶ男子校の歴史に幕を下ろし、男女共学の中高一貫教育校になりました。
平成28年度から令和2年度までの5年間、栃木県で唯一、文部科学省よりSGH(スーパーグローバルハイスクール)に指定され、「グローバルリーダー」の育成に取り組んできました。令和3年度から、SGH活動の成果を最大限に引き継ぎ、「探究力」「人間力」を育成する「Sanoグローカル構想」のもと、新たにスタートします。
教育目標
自他の生命と人権を尊重し、正義と平和を愛する心をもった『国際人として活躍できる真のリーダー』の育成
- 豊かな教養と進取の気性に富み、真理を探究できる生徒
- 高い品性と共生の心を備え、進んで社会に貢献できる生徒
- 健やかな精神と身体を持ち、自己の未来を拓ける生徒
栃木県立佐野高等学校附属中学校の入学者募集・選抜について
応募資格
- 保護者(親権を行う者(親権を行う者のないときは、未成年後見人)をいう。)とともに県内に居住する者又は入学時に居住する見込みの者
- 小学校若しくはこれに準ずる学校を卒業する見込みの者若しくは義務教育学校の前期課程を修了する見込みの者又はこれと同等以上の学力があると認められる者
募集定員
募集定員は
栃木県立佐野高等学校附属中学校 105 名(35 名×3学級)
募集定員に対する男女の割合は、そのいずれかが 60 パーセントを超えないものとする。ただし、適性がある者を選定する際、男女いずれかの割合が 40 パーセントに満たない場合は、この限りでない。
栃木県では、宇都宮東高等学校附属中学校以外に
栃木県立宇都宮東高等学校附属中学校:105 名
栃木県立矢板東高等学校附属中学校:70 名
の募集があります。
入学者選考の内容
入学者選考は、創造力やリーダーシップに富んだ人材の育成を念頭に、6年間の中高一貫教育で学ぶ意欲や適性等を、以下により多面的・総合的に判断して行うものとする。
選考の方法
- 学習や生活の記録
小学校児童指導要録に基づき、各教科の学習の記録、総合的な学習の時間の記録、特別活動の記録、行動の記録、出欠の記録、総合所見及び指導上参考となる諸事項の記録について、5・6年生時の記録を記載したものにより、小学校の学習や生活の状況をみる。 - 適性検査
課題解決能力、思考力、表現力など、小学校の教育課程に基づく日常の学習によって身に付けた総合的な力をみる。 - 作文
課題や資料などに対して、自分の考えや意見をまとめ、筋道を立てて的確に文章で表現する力などをみる。 - 面接
自分の考え等を表現する力や6年間の中高一貫教育で学ぶ意欲、適性などをみる。
適性検査は、100 点満点。作文及び面接はA、B及びCの3段階で評価。学習や生活の記録の「各教科の学習の記録」の評定は、54 点満点。
選考の手順等
第1次審議
適性検査、作文及び面接の実施結果並びに学習や生活の記録において適性があると総合的に判断される者を選定し、その中から適性検査並びに学習や生活の記録の各教科の学習の記録における評定の合計点の上位から男女別に定員の 40 パーセント以内にある者を選び、入学予定者とします。
第2次審議
第1次審議で入学予定者となった者を除いた、適性があると総合的に判断された受検者を対象とし、適性検査、作文及び面接の実施結果並びに学習や生活の記録を十分勘案して男女の別なく入学予定者とします。
入学予定者の決定
適性検査、作文及び面接の実施結果並びに学習や生活の記録を資料とし、6年間の中高一貫教育で学ぶ意欲や適性等があると総合的に判断される者を入学予定者として決定する。
適性検査以外に小学校で作成してもらう調査書や面接も選抜で使用されます。
栃木県立佐野高等学校附属中学校の偏差値は?
栃木県立佐野高等学校附属中学校の偏差値は私が偏差値を確認している四谷大塚、首都圏模試センターのどちらにも掲載がありませんでした。
栃木県立佐野高等学校附属中学校の受検倍率は?
栃木県立佐野高等学校附属中学校の受検倍率は2022年は2.6倍でした。
※募集定員105人に対し受検者数は272人でした。
募集定員105人に対し受検者数は272人と競争率の高い受検です。ちなみに栃木県立の3校では宇都宮東高等学校附属中学校が最も受検倍率が高く3.5倍でした。首都圏の公立中高一貫校では千葉県立東葛飾中学校の受検倍率10.6倍、さいたま市立浦和中学校の受検倍率は7.7倍など高倍率の学校も多く、全国的には落ち着いた倍率だと思います。
栃木県立佐野高等学校附属中学校の評判は?
栃木県立佐野高等学校附属中学校の「みんなの中学情報」での評価は栃木県内93校中7位でした。評価が高いのが「制服」「いじめの少なさ」が県内で2位、「校則」(同3位)などです。逆に「部活」が少し低めです。
保護者の声
イベントも多く修学旅行も1日多いのでゆっくりまわれますし、何より高校生と一緒の文化祭があり毎年楽しいです。合唱コンクールは文化祭とは別で独立してあります。市立中に比べると倍以上の行事や校外活動が体験できるのが魅力です。宿題が多いので嫌でも勉強しなければいけない環境に置かれるので、良いです。
学習するにしても部活に取り組むにしても、まじめな生徒が多いので一生懸命でとても好感が持てます。生徒も挨拶がよくできる子が多くさすがだなと感じます。