公立中高一貫校の学費・受検費用など、私立中学受験との差を徹底解説!

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公立中高一貫校受検マニュアル

高校受験の必要がなく中学から高校まで継続して学習できる中高一貫校。6年間の継続した学習ができることで高い進学実績にもつながっています。もともとは私立に多く見られましたが、現在は公立の中高一貫校(都立/県立/市立/区立など)も増えています。学習環境には大きな魅力があるものの、6年間の費用が気になるところです。

中高一貫校に通わせる場合の教育費について、私立と公立で金額を比較してみようと思います。

こんな方におすすめ
  • 公立と私立の中高一貫校の費用の差を知りたい
  • 公立中高一貫校でどんな費用が必要なのか知りたい
この記事を書いた人

管理人の"アニーパパ"と申します。 神奈川県在住40代です。2022年に長女が公立中高一貫校に無事に合格することができました。
私は東証一部上場企業の子会社で教育事業の責任者を2年ほどやっていました。当時、公立中高一貫校受検の専門家や国際バカロレア(IB)の専門家の方々に、取材や対談でお会いして公立中高一貫校や英語教育に魅力を感じました。
このブログでは子供たちの中学受検体験記的な内容から仕事も含めて情報収集して集めた受検・教育情報なども紹介していこうと思います。ちなみに2024年には次男の中学受検を予定しています。
また、娘が中高一貫校に通うことになり中高一貫校の多くで使用されている検定外教科書「体系数学」と「New Treasure(ニュートレジャー)」に苦戦しました。そこで多くの専門家の方々に相談してオンラインスクールを開校しました。このような経験から得られたことも発信しています。

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中学受験する?しない?私立中学進学は地域差が大きい

文部科学省による調査(平成30年度 子供の学習費調査)によると、全国の中学生のうち、私立中学に通う子どもの割合は7.4%です。これは、中学生の14人に1人が私立中学に通っているということです。

文部科学省 平成30年度 子供の学習費調査より

全国平均で見ると中学で私立中学に進学するのは14人に1人ですが、東京都教育委員会『令和3年度公立学校統計調査報告書』によると、令和3年3月に東京都の公立小学校を卒業したのは9万7,695人のうち18,281人(都外中学等への進学者除く)が私立中学に進学しています。

進学率は18.99%で23区に絞ると、進学率は23.90%。児童4~5人に1人は私立中学に進学しています。

ちなみに東京23区の中で最も私立中学進学率が高かったのは「文京区」で47.89%でした。2人に1人が私立中学に進学しています。

公立中と私立中の学校教育費の差

首都圏では6年間の継続した学習ができることもあり中高一貫校の人気が高まっていますが、私立中高一貫校に通わせるには、学費などの費用負担が気になるところだと思います。

また公立中高一貫校の人気が高い理由の1つとして費用がおさえられる点だと思います。

下記が、文部科学省が調査した1年あたりの学校教育費(授業料、教材費、修学旅行代の集金など)を公立と私立に分けて一覧にしたものです。

文部科学省 平成30年度 子供の学習費調査より

公立中学校は年間13万8,961円ですが、私立中学校では年間107万1,438円がかかっており、その差は年間で100万円弱となります。

ちなみに都立中高一貫校である両国付属中は3年間で90万円弱の費用がかかると両国付属中の資料に記載があります。

合格から入学までに必要な費用

両国付属中資料より

入学から卒業までに必要な費用

両国付属中資料より
アニーパパ
アニーパパ

公立中高一貫校は一般の公立中よりも若干、費用がかかるようですが、それでも私立中学の費用の1/3以下なので、この費用で高い進学実績をみると、魅力的ではありますよね。

公立中と私立中の塾代、習い事代などの差

中高一貫校に進学したら、「高校受験がいらない分、塾代が安くなる」私立中学の中には「補習など」面倒見が良いことを売りにしている学校もありますが文部科学省の調査によると、1年あたりの学校外活動費(塾代、習い事代など)は中学、高校では若干、私立中学/高校の方が高くなっています。

文部科学省 平成30年度 子供の学習費調査より

受験(受検)するための費用の差

私立中学受験を目指す場合と公立中高一貫受検では、進学後の費用もさることながら、受験(受検)するための費用にも差があります。

私立中学受験を目指す場合は受験対策塾への通塾開始時期は年々早まっており、3年生の2月(新4年生)から通塾を開始する生徒が多いと言われます。

ですから平均的な通塾期間は3年と言われています。

逆に公立中高一貫校は、通塾開始時期が5年生の2月(新6年生)から通塾を開始する生徒が多いと言われます。

ですから平均的な通塾期間は1年と言われています。

私立中学受験塾

長男が私立中学受験に挑戦した時にSAPIX以外の3塾には通わせました。

6年以上前の話なので費用も変わっていると思いますのでインターネットでいろいろ調べた結果を掲載します。

金額的には200万円台前半から300万円台前半となっており、特に受験学年の6年生は、どの塾も年間100万円以上の費用がかかります。

SAPIX

SAPIXの場合は小1、小2から通塾を開始するお子さんも多いようなので総額平均では、もっと高くなるかもしれませんが4年生からの3年間で277万円の費用がかかります。

※インターネットで調査した情報を基にした概算金額です。
早稲田アカデミー

中学受験大手4塾の中で、最も高額だったのが早稲田アカデミーでした。3年間で300万円オーバーの約318万円の費用がかかります💦

アニーパパ
アニーパパ

うちの息子も通っていましたが、こんなに高かったっけな?

※インターネットで調査した情報を基にした概算金額です。
四谷大塚

四谷大塚も3年間で約253万円の費用がかかります。

※インターネットで調査した情報を基にした概算金額です。
日能研

日能研も3年間で約227万円の費用がかかります。

※インターネットで調査した情報を基にした概算金額です。

公立中高一貫受検塾

ena

都立中高一貫校全校で合格者数No,1のenaの場合だと6年生は私立塾と変わらないが、6年生からでも合格することが十分に可能なので、3年間で考えると圧倒的に費用を押さえられます。

※インターネットで調査した情報を基にした概算金額です。
アニーパパ
アニーパパ

娘は夏期講習までは、勧められるままに全ての講習などを受講していましたが、塾への信頼感がなくなり、特別講習や志望校特訓などはキャンセルしました。

結果的に合格できているので、塾に勧められる講習を全て受講しなくても合格することは可能だと思います。

出願費用

公立中高一貫校の出願費用は2,000円~3,000円くらいです。公立中高一貫校は基本的に併願が出来ないので2,000円~3,000円の出願費用以外にはかかりません。

逆に私立中学受験の出願費用は1回2万円~3万円くらいです。1回の出願で複数回の併願受験が出来たりしました。ただ複数の学校を併願で受けると10万円を超えるケースもあります。

ちなみに私立中学受験でも適性検査型は1万円とかでした。

まとめ

公立と私立の中高一貫校の費用の差や、公立中高一貫校の費用の内訳をご紹介しました。

入学後の差だけでなく、受験(受検)準備費用の差も大きいと思います。

オンラインスクール

娘と息子の公立中高一貫校受検では「ena」「栄光ゼミナール」「臨海セミナー」「湘南ゼミナール」「中萬学院」など適性検査対策コースがある近所の塾はほとんど体験授業を受けさせてもらいました。
どの塾も15人~25人くらいの集団塾なので、塾の授業だけで合格力が付けられるのは、もともと適性検査への適性がある生徒だと感じます。
2022年に公立中高一貫校受検に挑戦した、うちの娘は6年生の秋の模試まで、合格圏外でした。(つまり6年生秋までは適性がなかったと言えると思います)そこから「このまま塾任せにしていたら合格できない…」と妻と私で過去問演習や作文の添削をして課題を1つ1つ潰していきました。

娘の経験から、2024年に公立中高一貫校受検に挑戦する息子も「塾任せ」にはせずに(ただし塾選びも体験授業などを複数校で受けて相性なども加味して、こだわって選びました)、適性検査で求められる能力を1つ1つ丁寧に身に付けさせるためにオンライン家庭教師を小5の秋から開始しました。

2023年より「読解力育成・作文添削講座(文系)」と「思考力育成講座(理系)」のオンライン少人数講座を開講しました。

現在、モニター生を募集中(無料授業見学も可能)

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