娘が公立中高一貫校に合格した具体的な勉強法と使用したテキストを紹介します
一般の公立中学と変わらない学費で高い難関大学進学実績があることから人気の公立中高一貫校。
首都圏で公立中高一貫校が開校しはじめた頃は記念受験も含めて10倍を超える受検倍率が話題にもなりました。
2008年に千葉県で新規開校した千葉県立千葉中学校は、初年度倍率がなんと27.06倍という超高倍率でした(ちなみに2009年度は16.6倍、2010年度も14.5倍と低下して2022年度は7.35倍と落ち着いていますが)
同じく2008年度に開校した東京都立武蔵高附属中も14.4倍、翌年開校した神奈川県立相模原中等教育学校も16.41倍でした。
その頃と比較すると落ち着いたとは言え、今でも首都圏の公立中高一貫校の受検倍率は3〜10倍と厳しい競争にさらされています。
2022年度は東京都立武蔵高附属中は3.09倍、神奈川県立相模原中等教育学校も6.64倍、千葉県立千葉中学校も7.35倍でした。
なので
うちは中学受験は考えていなかったから何の準備もしていないから無理かな…
そう思われる保護者の方も多いのではないでしょうか?
うちの娘も公立中高一貫校受検を考えはじめたのが小5で本格的な適性検査対策を開始したのは小6でした。弟(現在、小5は準備を徐々に開始しました)
この記事を読めば小学校高学年から公立中高一貫校に合格する効率的な勉強法を知ることができます。
公立中高一貫校とは
公立中高一貫校の設立目的
公立中高一貫校は1999年に文部科学省が「学校教育法」を一部改正して誕生した学校です。
中高一貫教育は6年間の計画的・継続的な教育指導により個性や創造性を伸ばし、幅広い年齢層の生徒が6年間一緒に学校生活を送る中で社会性や豊かな人間性を育む教育を進めることができます。
教育の成果指標の1つである難関大学の合格者数でも中高一貫校が上位を独占しています。
例えば東京大学だと「開成中学・高校」「筑波大学附属駒場中学・高校」「麻布中学・高校」「聖光学院中学・高校」「桜蔭中学・高校」「渋谷教育学園幕張中学・高校」などが合格者数上位に固定化しています。
実際に公立中高一貫校で6年間の一貫教育を受けた生徒たちが難関大学に次々と合格したことで更に人気が高まり、難関私立中学の併願校として選ばれるケースも増えました。
実際に東京都立初の公立中高一貫である都立白鴎中・高は1期生が東京大学に5名合格したことで私立中高関係者などからは「白鴎ショック」と呼ばれました。
公立中高一貫校が求める生徒像
公立中高一貫校の最難関である都立小石川中等教育学校は「育てたい生徒像」を下記のように定義しています。
- 現状に満足せず、高い志をもち、自らの個性と能力を自ら開拓する生徒
- 国際社会に生きる日本人として、幅広い教養と豊かな感性及び高い語学力を身に付けた生徒
- 自然科学など様々な場面・分野で活躍できるリーダーを目指す志の高い生徒
多くの公立中高一貫校が「国際社会で活躍するリーダーの育成」を目標に掲げていますが、教育理念や校訓、育てたい生徒像等は学校ごとに特色があります。学校の方針と子供や家庭の教育方針の一致していることは、重要なポイントとなります。学校のホームページを確認したり、文化祭等のイベントに参加したりするなどして、校風なども含めて子供との相性を見極めておきましょう。
公立中高一貫校の選考方法
公立中高一貫校受検の特徴
公立中高一貫校受検は、地域/学校により異なりますが基本的に「適性検査」「報告書」「作文」で選考されています。
2021年、2022年は新型コロナウィルスの影響でほとんど実施されませんでしたが地域や学校により「面接」や「グループ活動」などをおこなう学校もあります。
ちなみに「適性検査」と呼ばれるペーパーテストは建前上、学力を問う試験は行ってはならないことになっているため「試験」ではなく「検査」という名称になっています。そのため私立中学受験の「受験」とは違い「受検の字を使います。
誤字じゃないんだね
そう、誤字じゃないんだよ💦
基本的に小学校で学ぶレベルの知識を元に思考力を試されるような検査なので多くの私立中学受験で求められる「深い知識」を前提とした暗記的な勉強が必要な受験ではないのも私は魅力を感じました。
また公立中高一貫受検で特徴的なのが「適性検査」です。「適性検査」は筆記型のペーパーテストなのですが私立中学受験のように「国語」「算数」「理科」「社会」などの教科別の試験ではなく、教科を超えた総合的な能力を判断するための検査となっています。
例えば身近な環境問題を考えながら計算をしたり、リサイクルの材料を使って理科実験をしたりする問題などが取り上げられます。
適性検査では「仮説思考力」や「読解力」などが試されています。「仮説思考力」に関しては、日常の現象について「なぜ?」と疑問を持ち、仮説を立てる力などが重要です。また「読解力」は文章を読んで理解する力も必要ですが、それだけではなくて出題者の意図を読み取ることも含めた力が求められます。
適性検査とは
適性検査には、適性検査Ⅰ、適性検査Ⅱ、適性検査Ⅲの3種類があり、ⅠとⅡだけを問う学校やⅠからⅢのすべてを問う学校もあります。
地域や学校によっても違いますが適性検査Ⅰ、適性検査Ⅱ、適性検査Ⅲの内容は下記のような内容です。
適性検査Ⅰ…文系・作文など
適性検査Ⅱ…理系など
適性検査Ⅲ…主に算数・理科など
学校によって文系寄り、理系寄りと傾向は異なるので、過去問などで受検する学校の傾向を確認しておく必要があります。
公立中高一貫校受検で取り組んだ勉強法 | 7ステップ
1.基礎学力を身に付ける
適性検査対策の基礎
基本的に公立中高一貫校の適性検査は、小学校で学ぶレベルの知識を元に思考力を試されるような検査です。私立中学受験のように特殊算(旅人算や植木算など)の解法を憶えたり、理科や社会でも中学で習う単元などからも出題されることはありません(知っていたら解きやすい知識はありますが)
なので、まずは小学校で習う知識を確実にしておく必要があります。また公立中高一貫校の適性検査では、過去に「家庭科」や「音楽」、「体育」などで習う知識を元にした出題などもありました。
報告書対策
先ほどもご説明した通り公立中高一貫校の選考では「適性検査」以外に小学校で作成してもらう「報告書」のデータが使われます。※詳しくはコチラ
ちなみに東京都の公立中高一貫校だと、下記の通り20%~30%が報告書のデータになります。詳しくは上記の記事で紹介していますが、小学校で習う基礎をしっかりと身に付けておくことは結果的に報告書対策にもなります。
2.読解力・要約力を身に付ける
公立中高一貫校の適性検査は、小学校で習う知識を元に思考力を試される検査だとお伝えしましたが、特徴的な傾向がいくつかあります。
- 問題文の情報量が多い
- 記述型の問題が多い(作文含む)
また「複数の論説文等を読んで共通点を見つけて、自分の意見を述べる」問題や、文章だけではなく会話文やグラフ、表を読み取って、答える問題などが出題されます。
短時間で多くの情報を読み取る力が求められます。
3.記述力を身に付ける
公立中高一貫校の適性検査の傾向として「記述型の問題が多い(作文含む)」とご説明しました。
なので、作文を含む記述力を鍛えることは合格への近道になります。
ちなみに娘の時は、適性検査の1ヵ月前から、ほぼ毎日1本~2本の作文を毎日書きました。
特に作文問題は、しっかり準備すれば「書けない」=「全く得点にならない」とならないので、理系の問題などで「答え」がある問題と比べると、確実に得点につなげることができます。
4.適性検査に慣れる
適性検査には、慣れも必要です。本格的に過去問に取り組む前に適性検査特有の出題傾向に慣れておくと良いと思います。過去の出題傾向としては「資料の読み取りや分析をする問題」「規則性見つけるような問題」「図形や空間に関する問題」「環境や社会課題に関する問題」「実験や自然現象に関する問題」「学校生活にまつわる問題」そして「作文問題」などです。
5.過去問
公立中高一貫校の適性検査に限らず、大学受験や高校受験、英検受検などでも過去問を解くことは合格への近道です。公立中高一貫校の適性検査では志望校の過去問は過去5年分~10年分取り組みます。
また志望校以外にも全国の公立中高一貫校の適性検査がまとまった通称「銀本」に取り組むのが定番です。
ちなみに娘が通っていた塾では「OKを出すまでは過去問には取り組まないでください」と言われていました。結局、塾から過去問に取り組んでもOKと言われたのは、小学校6年生の夏休み明けだったと思います。
過去問を全くやらずに合格するのは、難しいと思います。
ただ、注意したいのが4年生や5年生などの早い時期に何の準備もなく解かせるのはおすすめしません。なぜなら公立中高一貫校の適性検査は大人が解いても簡単ではありません。
また、問題の情報量にビックリします。
いきなり取り組んで、上手く解けないと苦手意識を持たせてしまうことにもなりかねません。
まずは保護者自身が、時間を計って取り組んでみることをおすすめします。
私も娘の志望校の過去問に取り組んだ時に最後まで解き終わりませんでした💦
あの情報量を小学生が限られた時間内に解くわけですからリスペクトです!!
6.作文を書く
「3.記述力を身に付ける」でもご説明しましたが作文力は、適性検査攻略の鍵だと思います。
適性検査の作文には、型があり「い」「り」「た」「ま」「ご」が代表的な型になります。
- 「い」・・・・意見:まずは、自分の意見を書きます。
- 「り」・・・・理由:意見の理由(根拠)を書きます。
- 「た」・・・・例え:自分の実体験や感じたことなどを書きます。
- 「ま」・・・・まとめ:最初に書いた自分の意見をまとめます。
- 「ご」・・・・誤字チェック:最後に誤字、脱字のチェックをします。
適性検査で書く作文にも傾向があります。全国の過去問に取り組む中で、作文の「ネタ」を蓄えておくことで、時間内に論理的な文章を書くことができるようになると思います。
7.直前期の過去問
うちの娘は、適性検査の直前1ヵ月は「過去問」と「作文」に毎日取り組みました。
特に直前期は、時間を計って時間内に全て終わらせられるように練習しました。
6年生の夏休みくらいには大問3問構成で最後の大問が終わらないって感じでしたが、直前期には全て終わらせて、軽く見直しをできるようになっていました。
公立中高一貫校受検の勉強で使用したテキスト・教材18種類
1.基礎学力を身に付ける
1.進研ゼミ小学講座
2.Z会
3.スマイルゼミ
4.東進オンライン学校 小学部
1.進研ゼミ
一人でも理解でき、教科書以上の力まで伸ばせる
ステップ式の学習で考え方から理解でき、基礎から応用まで確かな力を育みます。
教科書対応のテキストで、予習も復習もバッチリ!
通っている小学校の教科書に合わせたテキストなので、予習はもちろん復習にも効率的に使えます。
選べるコース別教材で苦手をなくし得意を伸ばせる
「チャレンジタッチ(専用タブレット端末)」では、子供の学習状況に合わせてAIが学習内容を自動提案する他、教科ごとにカスタマイズも可能です。教科書レベルを超えた応用問題や、思考力を伸ばす問題まで取り組めます。
紙教材のチャレンジでも、基礎力が中心の標準コースと、中学入試レベルまで入った挑戦コースから子供のの学習状況に合わせて選択できます。
受講費内ですべてできる
5教科(国算理社英)※の学習に加え、受講費内でさまざまな力を伸ばす教材を受講できます。
※小3以上(小1、2は国算英)
考える力・プラス講座(公立中高一貫校受検対応)
進研ゼミは、メイン教材の「小学生講座」に加えて「考える力・プラス 中学受験講座」や「考える力・プラス講座(公立中高一貫校受検対応)」などのオプション講座が多数あります。
オプションの講座は単体での受講も可能です。
ちなみに「考える力・プラス 中学受験講座」や「考える力・プラス講座(公立中高一貫校受検対応)」の対象は小学5〜6年生ですが、小学3〜4年生で受講したい場合は「考える力・プラス講座 3・4年生」で公立中高一貫校受検のための基礎力をつけられます。
\ 無料体験教材・資料請求はコチラから /
現在、小5の息子は進研ゼミを受講しています
2.Z会
学び方・目的にあったコースを選択
低学年の子供に必要な学びを考慮したZ会オリジナルのカリキュラムで基礎から教科書のレベルを超えた力まで段階的に養います。
3年生~6年生には、教科書の基礎的な内容から、教科書+αの発展的な内容まで扱う「小学生コース」・「小学生タブレットコース」、難関国私立中学合格を目指す「中学受験コース」の3コースがあります。
オプションコースで適性検査対策も
「小学生コース」「小学生タブレットコース」にプラスして「公立中高一貫校適性検査」と「公立中高一貫校作文」(小5〜小6)をオプションとして受講可能になります。
\ 無料資料請求はコチラ /
ちなみに息子が小3の頃に1年間だけZ会(入会するためにipadも買いました💦)で勉強していましたが、息子には小1からやっていた進研ゼミの方が合っていたようで小4から進研ゼミに戻りました。
3.スマイルゼミ
「無学年学習[コアトレ]」
「無学年学習[コアトレ]」とは、算数・数学、国語に特化し、幼児から中学生レベルまで学年を超えて“先取り”や“さかのぼり”ができる教材です。例えば、年長のお子さまが、小学生以上の単元に取り組んだり、小学5年生のお子さまが、小学6年生以上の単元に挑戦できるようになります。また、算数・数学では、計算力を高めるだけではなく、「数的処理能力」「図形認識力」を同時に伸ばします。国語では、漢字・語彙・文法などの基礎を身につけながら、文の仕組みを読み解く力を伸ばし、タブレット学習だからこそできる体系的なカリキュラムにより、学力の体幹を鍛えていきます。
「無学年学習[コアトレ]」は、スマイルゼミ 幼児コース、小学生コースにお申し込みいただくと、従来の教材に加えて、受講いただけるようになります。別途お申し込みの必要はなく、追加料金もかかりません。
子供が夢中になって学べる仕組み
スマイルゼミには、楽しんで学べる仕組みがたくさんあります。「勉強しなさい!」と言わなくても、お子さまが自ら進んでタブレットで学習するようになります。
無事に公立中高一貫校に合格した娘は小4、小5の時にスマイルゼミをやっていました。娘にはマイキャラの育成が楽しかったようで、着せ替えなどを楽しんでいました。
学習を進めていくと、オリジナルキャラクターに使えるさまざまなパーツと交換できます。
頑張った分だけ楽しめるから、ますます学習に取り組みたくなる仕組みです。
※ちなみにアプリで遊べる時間も制限できるので安心です♪
全国のみんなの前で表彰される「スゴいキミ!」
学習を頑張った分だけランクが上がります。
毎月の「スゴいキミ!」に選ばれれば、みんなの前で自分のオリジナルキャラクターが表彰されます。
娘も表彰されて自分のキャラクターが表示されているのを喜んでました!
\ 資料請求でプレゼントがもらえるキャンペーン実施中 /
4.東進オンライン学校 小学部
「東進オンライン学校小学部」は、65年以上の歴史を持つ日本を代表する中学受験の塾である四谷大塚と日本一の東大現役合格実績※1の大学受験予備校である東進がタッグを組んで実現した、授業のある新しい通信教育です。
わかりやすく楽しい動画授業
東進オンライン小学校の特徴は、なんと言ってもわかりやすい授業です。息子が小3から2年間やっています。(「Z会:小3の時」「進研ゼミ:小4、小5」と併用していますが東進オンライン小学校はニコニコしながらやっています)
私も一緒に視聴したことがあるのですが授業の質が高いです。ちなみにYouTubeに見本動画がありました。
\ 資料請求で40ページの詳しい資料がもらえます /
5月のスタート応援キャンペーン実施中 国語の授業で扱う本をプレゼント!
2.読解力・要約力を身に付ける
5.中学入試を制する国語の「読みテク」トレーニング 説明文・論説文
独自のわかりやすい読解法と抜群の合格実績が評判となり、受験生の保護者から個人指導の依頼が殺到するカリスマ家庭教師「早瀬律子さん」のドリルです。
わずか3行の文章からトレーニングをスタートし、1回ごとに行数が増えていきます。ドリルは計30回分で1ヵ月で読む力が飛躍的に強化され、最後は開成中学の過去問でも扱われた文章です。
うちでは娘も小5の1年間で少しづつ(1日に1段落づつ)取り組みました。息子も小4の終わりから少しづつ(1日に1段落づつ)取り組んでいます。
6.はじめての論理国語
元東進ハイスクールのカリスマ講師「出口汪」のドリルです。
学年別になっていますが、基本的に無学年教材です。
うちでは小4に「小4レベル」から開始して小5の途中で「小6レベル」まで終わらせています。
読解力・要約力だけでなく、記述力も身に付きます。
7.文章読解 (早ね早おき朝5分ドリル)
「早ね早おき朝5分ドリルシリーズ」の文章読解です。
娘は朝が弱く、受検直前に朝型にするのに本当に苦労しました。
試験は朝早いので朝型の習慣がついていると本番に強くなると思います。
あとは、勉強の習慣を付ける意味でも「早ね早おき朝5分ドリルシリーズ」はおすすめです。
Amazonで「早ね早おき朝5分ドリルシリーズ」を探す!
3.記述力を身に付ける
8.作文力で合格! 公立中高一貫校 適性検査対策問題集
作文力で合格! 公立中高一貫校 適性検査対策問題集の特徴は、公立中高一貫校の作文問題で求められる様々な課題をトレーニングできるのと、それぞれの問題に小学生が書いた作文(本当?って思うぐらい高度な作文です)が、複数掲載されています。
この見本の作文を親子で見て、作文の書き方を研究しました
9.公立中高一貫校 適性検査対策問題集 作文問題
基礎
- 公立中高一貫校適性検査に頻出の「文章を読んで書く作文」攻略に向けて、じっくり解法を身につける
- 作文問題が苦手な人が、適性検査の作文が書けるようになるために必要な力をじっくりしっかり身につけられる
- 出題者、作問者が求めている作文とは!? 採点者目線での書きかたを指導
- 作文の書きかたをまず知り、文章を書くのに慣れるためのトレーニングをする
- 適性検査作文問題の分析、問題文の読み解きかたを身につけ、実際に書く際の手順をマスター
- 最後に演習問題で実際の作文力を試そう
- 保護者のかたへの「サポートのポイント」つき
標準~応用
- 公立中高一貫校適性検査に頻出の「文章を読んで書く作文」攻略に向けた問題集
- 6つのテーマ、56の良問…バラエティー豊かな題材と手応えのある問題量で力をつける! !
- 大問1題あたり小問3〜4問。チャレンジしやすい問題構成
- 書く作文問題の解答欄、そして解答例とも実戦的な仕様
- 公立中高一貫校適性検査に頻出の「文章を読んで書く作文」攻略に向けた問題集
- 6つのテーマ、48のトピック、56の良問…バラエティー豊かな題材と手応えのある問題量で力をつける! !
- 大問1題あたり小問3~4問。チャレンジしやすい問題構成
- 書く作文問題の解答欄、そして解答例とも実戦的な仕様
4.適性検査に慣れる
適性検査では作文以外にも「資料・グラフ問題」「理科・実験問題」「図形問題」などが出題される学校が多いです。得意分野の教科や、逆に苦手分野の克服に活用できます。
10.グラフ問題特別ゼミ 公立中高一貫校対策-24日間で完成!
11.でる順グラフ問題 公立中高一貫校対策
12.公立中高一貫校 適性検査対策問題集 資料問題編
13.公立中高一貫校 適性検査対策問題集 生活と科学編
14.公立中高一貫校 適性検査対策問題集 数と図形編
資料・グラフ問題
10.グラフ問題特別ゼミ 公立中高一貫校対策-24日間で完成!
11.でる順グラフ問題 公立中高一貫校対策
12.公立中高一貫校 適性検査対策問題集 資料問題編
理科・実験問題
13.公立中高一貫校 適性検査対策問題集 生活と科学編
図形問題
14.公立中高一貫校 適性検査対策問題集 数と図形編
5.過去問
過去問は2種類の過去問に取り組む必要があります。1つは全国の公立中高一貫校の適性検査問題、もう1つが志望校の過去問です。
全国の公立中高一貫校の適性検査問題は「公立中高一貫校適性検査問題集 全国版(通称:銀本)」でおこないます。
娘の時はメルカリなどで過去5年分くらい揃えたんですが、あまり古いのは問題の傾向が違うので過去問で沢山経験を積みたいって場合でも直近2、3年分で十分だと思います。
塾などのテキストもある場合は1年分だけでも良いかもしれません。
※例年、夏休みに前年分が発売されます。
最初は、問題量が多くて最後まで終わらないことが多かったです。うちの娘が時間通りに最後まで解き切る力が付いたのは本番直前の年末年始頃(本番の1ヵ月前くらい)だったと記憶しています。
なので、最初は時間を気にしないでじっくり取り組ませてみるのも良いと思います。
15.公立中高一貫校適性検査問題集 全国版(通称:銀本)
16.志望校の過去問
志望校の過去問は、過去10年分など全てやりました。(開校間もない学校も多いので10年分ないところも多いですが)
多くの学校が、声教の中学過去問シリーズと東京学参の2つから過去問が販売されています。
ちなみに直前期に、本番と同じ開始時間で予行練習をしたのですが、志望校の過去問は何回も解いてしまっていて練習に使えませんでした。
志望校の直近1、2年分は直前練習用に解かずにおけば良かったとも思いますが、直前で全く出来ないと自信を喪失させてしまうリスクもあるので、難しいですね💦
Amazonで志望校の過去問(声教の中学過去問シリーズ)を探す!
6.作文を書く
公立中高一貫校の適性検査では作文は勝負の分かれ目になると思います。ステップ3「記述力を身に付ける」で紹介したテキストなどで小6の夏休みくらいまでには基本は身に付けておきたいところです。
夏休み以降は、「公立中高一貫校適性検査問題集 全国版(通称:銀本)」で実際の適性検査で出題された作文問題で書いていけると良いと思います。
最初は上手に書けなくても、添削を繰り返すことで上手く書けるようになります。
ただし注意しなければいけないのが「公立中高一貫校適性検査問題集 全国版(通称:銀本)」には作文の模範解答がありません…なので塾の先生などに添削を頼むか?保護者が添削しなければなりません。
ちなみに我が家では、私と妻で添削をしました。
今回ステップ3「記述力を身に付ける」で紹介したテキストには模範解答なども掲載されているので、模範解答で親が合格する作文の型を理解しておく必要があります。
あと、娘が本番直前で悩まされたのがカタカナの「シ」と「ツ」、「ソ」と「ン」に癖があることでした。カタカナで減点とかされて不合格になったらどうしようと、直前に矯正をしましたが、簡単には治らないので、早めに矯正しておけば良かったと悩みました…💦
17.小学生のためのきれいな字になるワーク ひらがな・カタカナ・漢字
18.小学生のためのきれいな字になるワーク 漢字・言葉・文章
7.直前期の過去問
直前期の過去問演習もステップ5の過去問演習と同じで「公立中高一貫校適性検査問題集 全国版(通称:銀本)」と志望校の過去問に取り組みます。
最初の頃は、時間がなくて最後まで解き切れなかった娘も直前期には最後まで解いて見直しができるようになりました。
11月くらいからは、本番と同じ時間で解き切る訓練を開始した方が良いかなと思います。
この直前期に大活躍したのが大きなサイズのタイマーでした。
タイマー
公立中高一貫校に合格した勉強法とテキスト | まとめ
今回は、2022年に公立中高一貫校に合格した娘と1年半伴走し、次に2024年に控える弟の公立中高一貫校受検の準備も開始した現役の父親が娘と伴走して得たノウハウを余すところなくご紹介できたかなと思います。
娘が公立中高一貫校に入学して1ヵ月半が経過しましたが、本当に素晴らしい学校です。
高い受検倍率を通過した優秀な同級生に囲まれて楽しそうに毎日学校に通学しています。
授業参観にも2回ほど行きましたが、雰囲気もとても良いです。
しかし娘が通っていた小学校から公立中高一貫校を受検したのは数名でした。私立中学受験の1/10以下だと思われます。
受検当日に自己採点をした時に、適性検査Ⅰは良かったんですが適性検査Ⅱがボロボロでした。
「これは厳しいか…」と思いました。
合格発表後に点数の開示を受けて(適性検査ⅠとⅡの合計点しか開示されていないので詳細は分かりませんが)たぶん適性検査Ⅱも自己採点よりも、だいぶ良かったと思うので部分点などがもらえたのだと思います。
で、親子で「これは厳しいか…」と思っていた合格発表までの1週間に親子で話していたのが
「公立中高一貫校受検に挑戦して良かったね」ってことでした。
作文を書いて、添削をして、本当に大切な親子の対話の時間だったと思います。
また、基礎学力が付いたなと感じました。
仮に落ちていたら高校受験で最難関校を目指そうと話し合っていました。
でも、私立中学受験と比べると受検者が少ないのが現状です。
- 受検倍率が高い
- 適性検査という特殊な検査
であることが、公立中高一貫校受検を敬遠することにつながっているのではないかと思います。
実際に、倍率は高いですし、簡単な受検ではないと思います。
しかし挑戦してみる価値のある受検だと心から感じているので、今回は公立中高一貫校の魅力を伝えたいと思い、長文になってしました💦
このブログをきっかけに多くのお子さんが公立中高一貫校受検に挑戦してくれたら嬉しいです。
オンラインスクール
娘の時は適性検査対策コースがある塾に通っていましたが、集団塾で1クラス20名前後を1人の先生が指導されていたので、「聞きに行けば答えてくれたのでしょうが内気な娘は、わからない部分があってもそのまま。。。」最後は妻と私で個別指導して課題をつぶしました。
2024年に弟が受検するにあたり、娘の時と同じレベルでサポートできるかと言われると自信がなかったので指導をしてくれる講師を探しました。
自分の子供たちだけのために先生たちの指導力を活用させてもらうのは、もったいないと思い先生たちとも相談をしてオンラインスクールを設立しました。
公立中高一貫校受検を経験した先輩保護者として、また2024年受検を控える保護者仲間としてご相談お待ちしてます!
無料※体験授業も受付中です!※複数名コースのみ
コメント