6月に入って塾の夏期講習の広告を目にする機会が増えてきました。
1ヵ月半後には夏休みですからね。
今回は、娘が通っていた栄光ゼミナールの夏合宿「栄光の森」について経験と感想をご紹介します。
塾の夏合宿とは?
特別講習
塾には夏期講習、冬期講習、春期講習といった季節講習が年に3回あります。これらの季節講習以外にも長期のお休みの間には特別講習が行われます。
代表的な講習だと、ゴールデンウィーク中に実施される講習や夏休みの夏合宿、年末年始には正月特訓が実施されます。
塾によっても季節講習や特別講習の意味は違ってきますが季節講習は、それまでの通常の授業の復習的な目的で実施されるケースが多いかなと思います。
受験(受検)塾の場合は、通常の授業の進度も早いのでフォローをする目的と、繰り返しやることで学習したことの定着にもつなげたいと考えていると思います。あとは、私企業としての塾の思惑としては、季節講習・特別講習は収益の柱にもなっていると思います。
栄光の森の概要・費用
栄光の森の概要
「栄光の森」は夏期講習の前期・後期の合間に近隣の校舎から成績上位者を集めて、演習等を中心に5日間・9時~18時で実施されるものです。
普段の教室とは違い、学校別のクラス分けで、近隣教室から同じ志望校のライバルと切磋琢磨する機会です。
栄光の森の費用
栄光の森の費用を把握できていませんでした。
なので4月~12月の費用を調べてみたところ下記の通りでした。
6月の費用が11万円台、11月も11万円台なので夏期講習と冬期講習の費用だと思いますが8月に8万円台なので、この中に栄光の森の費用があるのだと思います💦(5~10万円くらい?)
4月:4万3,120円
5月:4万8,620円
6月:11万1,980円
7月:4万7,410円
8月:8万2,280円
9月:5万2,140円
10月:6万720円
11月:11万7,370円
12月:5万5,220円
夏合宿体験記
栄光の森
娘は小学校6年生の夏に栄光ゼミナールの「栄光の森」に参加しました。
娘は公立中高一貫コースに通っていましたが、栄光の森は塾内模試で、一定以上の点数を取ることで参加資格が得られる通塾型の夏合宿でした。
娘は塾内模試で、基準点(偏差値)をクリアしたので参加することになりました。
栄光の森_詳細:憶えている範囲で…
娘が参加した「栄光の森」は神奈川県内にある栄光ゼミナールの公立中高一貫コースで、塾内模試で一定の偏差値以上のスコアを出した生徒が集まり、志望校別に分かれて学校別適性検査対策授業を受けます。
朝の9時くらいから夕方5時くらいまで授業がおこなわれ連続5日間実施されました。
神奈川県の場合は横浜駅近くのイベントホールで行われていました。
初日の朝は、私が連れて行きましたが初日の帰りからは、本人だけで電車に乗って通いました。
塾にも電車で行っていましたが、乗り換えがない駅だったので、この夏合宿が1人で乗り換えを何回もする初の電車移動となりました。
中学生になって公立中高一貫校に通うと毎日が電車通学なので、当たり前になってしまいましたが、この時は1人で大丈夫かな…?と親子で少し不安でした。
案の定、初日は2回目の乗り換えで逆方面に乗ってしまい予定時間よりも30分以上遅く帰宅して心配しました💦今となっては笑い話ですが。
1日の流れ
朝は9時くらいから授業が始まります。
授業開始までは、みんな自習をしているようです。
9時くらい~ テスト(文系、理系で各30分づつくらい)
10時くらい~ 文系、理系の授業が各1時間づつくらい
12時くらい~ 1時間くらいお昼休み(お弁当を持参)
13時くらい~ 文系、理系の授業が各1時間づつ交互に17時くらいまで
17時くらい~ 面談(毎日、先生と1対1で面談)
面談では朝テストの結果をもとに、簡単なアドバイスやメンタルケアなど
面談の裏で朝テストの1位~3位は表彰される
ちなみに、この朝テストで毎日1位をとっていた子が現在、同じクラスだそうです。
塾の夏合宿に参加すべき?
参加するメリット
- 同じ目標に向かって頑張っている生徒と切磋琢磨することで良い刺激を得られる
- 指導力の高い講師が指導してくれるケースが多い
- 成績上位の生徒達がどれほど努力しているかを感じることができる
参加するデメリット
- 費用がかかる
- 移動時間がかかる
費用がかかる
まずは、それなりの費用がかかります。
はっきりと夏合宿費用がいくらだったのか憶えていないのですが5~10万円の費用がかかったと思います。個人的には、そこまでの価値があるとは、あまり感じませんでした。
移動時間がかかる
あとは、通学型夏合宿に限ったデメリットかもしれませんが往復の移動時間が無駄だなと思いました。
うちの場合は往復2時間×5日で10時間が移動時間になってしまいました。
志望校別のクラス編成という事前説明だったので、志望校別の適性検査対策授業なのかなと想像していたのですが、そこまで専門的な授業ではなかったようです。
夏休みまでは本格的に過去問(銀本)などもやっていない状態だったので、そこまで専門的な授業ができるレベルになかったと思います。
結局、夏合宿には参加すべき?
メリット/デメリットなどは色々ありますが夏合宿への参加・不参加を決める時に一番大切なのは
生徒本人の気持ち
だと思います。
本人が「合宿に参加したい」と思っているなら参加させた方が良いと思います。
行きたい気持ちがある生徒が参加すると
- 夏休みに頑張ったという達成感
- 受検生としての自覚
などが得られると思います。
逆に「合宿に参加したくない」と思っている生徒に夏合宿に参加させても受検勉強にネガティブな感情を持ってしまうリスクがあるのではないかと思います。
正直「行きたくない」と思っている生徒が参加しても得られることは少ないのではないかなと思います。
娘は、「参加したい」と自分から言ってくる感じではありませんでしたが、私が「参加したい?」と聞いたら「うん」という感じでした。
夏合宿の印象や思い出を中1の娘に聞くと「とにかく1日中勉強するのはキツかった…」とのことでした。「毎日、夕方くらいには集中力が落ちてきているのが自分でもわかった」とのことでした(そうだったの?💦)
でも5日間、毎日行ききったのは自信になったそうです。
あと、1日だけ志望校の在校生(栄光ゼミナールのOB/OG)が来てくれて夏合宿参加者の質問に答えてくれたそうです。
良い話ばかりではなく「受検勉強できつかった話」や中学に入学してから大変なことなども聞いて逆にリアルな中学受検を感じたそうです(受検生としての自覚が目覚めたそうです)
あと在校生から志望校の先生方が魅力的な先生が多いと、その時に聞いて「行ってみたいな」との想いを強くしたそうです。
まとめ
今回は、「昨年の塾の夏合宿」について中1の娘にインタビューしながら記事を書いてみました。
当時は、毎日クタクタになって帰ってきて詳しい話を聞いたりもできませんでしたが改めて話を聞いてみると、うちの娘は夏合宿に参加したことで受検生としての自覚や志望校への想いを膨らませていたことを知りました。
そろそろ、夏合宿に参加させるべきか?参加させないべきか?と悩んでいるご家庭も多いのではないかなと思いますので、参考にしてもらえたらと思います。
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