うちがある神奈川県の公立中高一貫校に関して調べた流れで、近隣の都道府県の公立中高一貫校に関しても調べてみました。今回は千葉県の公立中高一貫校に関しても最新の情報を調べてみました。
千葉県の公立中高一貫校
千葉県には千葉県立の2校「千葉県立千葉中学校」「千葉県立東葛飾中学校」と千葉市立の「千葉市立稲毛高等学校・附属中学校・国際中等教育学校」の3校の公立中高一貫校があります。
また、3校とも隣接した敷地内にあって中高一貫したカリキュラムで学習する「併設型中高一貫校」でしたが、2022年度より千葉市立稲毛高等学校・附属中学校が段階的に中高6年間を一つの学校として一貫した教育を行う「中等教育学校」に移行しています。令和9(2027)年度には、6学年の全てが中等教育学校となる予定です。
学校名 | 住所 | 最寄り駅 | 募集定員 |
千葉県立千葉中学校 | 千葉県千葉市中央区葛城1-5-2 | JR外房線「本千葉駅」より徒歩10分 京成千葉線「千葉中央駅」より徒歩15分 千葉都市モノレール線「県庁前駅」より徒歩9分 | 80名 |
千葉県立東葛飾中学校 | 千葉県柏市旭町3-2-1 | JR常磐線 柏駅(南口または西口)から 徒歩約8分 東武野田線 柏駅(南口または西口)から 徒歩約8分 | 80名 |
千葉市立稲毛高等学校・附属中学校・国際中等教育学校 | 千葉県千葉市美浜区高浜3-1-1 | JR総武線「稲毛駅」よりバス10分 京葉線「稲毛海浜駅」よりバス5分 | 160名 |
公立中高一貫校とは
公立中高一貫校は、1999年文部科学省が学校教育法を一部改正し、中学校・高等学校の6年間の中等教育を計画的・継続的な教育指導により個性や創造性を伸ばし、幅広い年齢層の生徒が6年間一緒に学校生活を送る中で社会性や豊かな人間性を育む教育を進めることを目的に設立された学校です。
公立中高一貫校が開校するまでは私立の中高一貫校などでしか受けられなかった質の高い中高一貫教育を経済的負担が比較的少ない公立校でも受けられるようになりました。
千葉県 公立中高一貫校受検の倍率
令和5年度(2023年度)
2022年の千葉県立東葛飾中学校の受検倍率は”なんと”10.6375倍と非常に高い倍率となりました。
2023年の千葉県立東葛飾中学校の受検倍率は10倍を下回り9.68倍となりましたが首都圏では最も高い受検倍率となっています。
令和4年度(2022年度)
2022年の千葉県立東葛飾中学校の受検倍率は”なんと”10.6375倍と非常に高い倍率となりました。
2022年に首都圏で10倍を超えるのは「千葉県立東葛飾中学校」だけになります。
お隣の東京都の受検倍率は、最も倍率が高かった三鷹中等教育学校でも5.9倍ですし、東京都全体の平均倍率4.40倍と比較しても千葉県の公立中高一貫校の受検倍率は高くなっています。
千葉県 公立中高一貫校の偏差値
公立中高一貫校の受検は集団活動などがあったり、作文問題など記述式問題が多いことと報告書(小学校で作成してもらう書類)などで選考されるため、偏差値で合否判定が出しづらいと言われます。
「四谷大塚の偏差値」は合不合判定テスト結果を元に算出されており、私立中併願者のレベルを知るのに参考になります。
千葉県の公立中高一貫校で最も偏差値が高いのは千葉県立千葉中学校で女子は偏差値65、男子は偏差値64(注:2023年3月に確認したところ男女ともに偏差値65となっていました)となっています。
千葉県内で同レベルの学校は四谷大塚の偏差値だと「市川中学校」が64~66、「昭和学院秀英中学校」や「東邦大学付属東邦中学校」が60~64で千葉県立千葉中学校よりも明らかに偏差値が高いのは「渋谷教育学園幕張中学校」の偏差値69~72くらいです。
他にも「千葉県立東葛飾中学校」も偏差値は男女ともに63、「千葉市立稲毛高等学校・附属中学校・国際中等教育学校」も女子60、男子59となっています。
千葉県の公立中高一貫校の過去問
千葉県立千葉中学校・千葉県立東葛飾中学校
千葉市立稲毛高等学校附属中学校
千葉県の公立中高一貫校の大学進学実績(2021年度)
「千葉県立千葉中学校」は全国の公立中高一貫校の中でもトップレベルの進学実績で東京大学に19名、京都大学に5名など国公立大に合計171名の合格者を出しています。慶応義塾大学99名、早稲田120名など難関私立大学へも数多くの合格者を出しています。
次いで「千葉県立東葛飾中学校」も東京大学3名、京都大学7名など国公立大に147名の合格者を出しています。こちらも慶応義塾大学42名、早稲田大学90名など難関私立大学への合格者も出しています。
「千葉市立稲毛高等学校附属中学校」は一橋大学4名など国公立大に26名、慶応義塾大学10名、早稲田大学27名、上智大31名など「千葉県立千葉中学校」や「千葉県立東葛飾中学校」と比較すると差がありますが、公立の中学、高校だと考えれば立派な実績だと思います。
塾や通信教育の千葉県 公立中高一貫校 合格実績
2023年
千葉県の公立中高一貫校に合格者を出している塾は下記などの塾です。2022年だと「千葉県立千葉中学校」は四谷大塚、「千葉県立東葛飾中学校」は市進学院が合格者数No.1でしたが四谷大塚の2023年の合格実績から千葉県内の公立中高一貫校の合格実績の掲載はありません。と言うことで2023年は「千葉県立千葉中学校」「千葉県立東葛飾中学校」「千葉市立稲毛高等学校・附属中学校・国際中等教育学校」の3校全てで市進学院が合格者数No.1でした。
2022年
千葉県の公立中高一貫校に合格者を出している塾は下記などの塾です。「千葉県立千葉中学校」は四谷大塚、「千葉県立東葛飾中学校」は市進学院が合格者数No.1です。「千葉市立稲毛高等学校附属中学校」も市進学院が合格者数No.1です。
2022年 Z会・進研ゼミ合格実績
塾以外にZ会や進研ゼミにも公立中高一貫校受検コースがあり各校に合格実績があります。
2021年or2020年 Z会・進研ゼミ合格実績
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まとめ
今回は、千葉県の公立中高一貫校の特徴や受検倍率、偏差値、過去問、大学進学実績、塾ごとの合格実績などをご紹介しました。
公立中高一貫校の適性検査専門のオンラインスクールを開校予定
現在、モニター生を募集中(無料授業見学も可能)
- 公立中高一貫校受検コース(文系/理系):新小6コース/新小5コースの募集開始
- 中高一貫生向けコース(数学/英語):中1生コース募集開始
- 英検対策コース:小学生/中学生コース募集開始
「公立中高一貫校受検コース」は私立中学受験を予定していて公立中高一貫校の併願を予定されている生徒さんにもお薦めです。
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