全国の公立中高一貫校について調査する「全国の公立中高一貫校徹底研究シリーズ」
今回は、京都府の公立中高一貫校「京都府立南陽高等学校付属中学校」について調べたのでご紹介します。
- 京都府立南陽高等学校付属中学校を受検することを考えている方
- 京都府立南陽高等学校付属中学校に関して知りたい方
- 京都府立南陽高等学校付属中学校に強い塾を知りたい方
京都府立南陽高等学校付属中学校とは?
京都府立南陽高等学校付属中学校は、京都府木津川市(兜台6丁目2番地)にある公立の中高一貫校です。
京都府立南陽高等学校付属中学校とは
京都府立南陽高等学校付属中学校は、平成30年には府立で4校目となる公立中高一貫校として開校しました。
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育てたい人間像
語学力・創造力・哲学を備え、新たな価値を創造する人
教育の3つの柱
Science
関西文化学術研究都市の企業・研究所とネットワーク化した専門性の高い授業とICTやITツールの活用等により、本物の学びを実現します。
Global
海外研修をはじめ、6年間の英語教育により、高校3年時には海外の大学への進学要件(TOEFLiBT61以上)をクリアすることをめざします。
Philosophy
先人の生き方や考え方を学ぶことにより、日本の伝統文化を理解し、哲学と信条を持って物事に臨む人間を育成します。
教育課程
中高一貫教育の利点を最大限に生かして、中学・高等学校の学習内容を効果的に再構成し、発展的内容、実験や探求活動等の本質的な学びや海外大学進学を見据えた語学力の習得に力を入れつつ、様々な進路実現に向け、高い学力を養成します。
高校ではサイエンスリサーチ科に進学します。高校2年からは理系と文系に分かれ、それぞれの進路実現を目指します。関西文化学術研究都市の企業・研究所等とネットワーク化した専門性の高い学びを6年間体感します。

京都府立南陽高等学校付属中学校の紹介動画
京都府立南陽高等学校付属中学校の入学者募集・選抜について
志願者の資格
令和5年度における京都府立中学校(以下「中学校」という。)の入学者の選抜は、中
学校に入学を志願する者(以下「志願者」という。)に対し、この要項の定めるところに
より行うものとする。
志願者の資格は、次の(1)及び(2)のいずれかであって、(3)に該当する者であることと
する。
(1) 令和5年3月に小学校、特別支援学校の小学部又は義務教育学校の前期課程(以下
「小学校」という。)を卒業又は修了(以下「卒業」という。)する見込みの者
(2) 中学校長が、(1)に準じる者として確認した者
(3) 次のいずれかに該当する者
ア 保護者(親権を行う者又は未成年後見人若しくはこれに準じる者として京都府教
育委員会教育長(以下「教育長」という。)が定める者をいう。以下同じ。)の住
所(生活の本拠とするところをいう。以下同じ。)が府の区域内(以下「府内」と
いう。)にある者
イ 保護者が住所を入学日までに、他の都道府県又は外国から府内に変更する者
ウ ア及びイ以外の者で、7(1)ウにより教育長の許可を受けた者
選抜検査の内容
出題の基本方針
(1) 適性をみる検査は、小学校学習指導要領に即した範囲の総合問題とする。
(2) 小学校学習指導要領に示された各教科の観点や学習内容を基に、基本的な知
識内容の理解や技能の習得の程度、思考力、判断力、表現力、創造力等、児童
の多様な能力や適性をみる。
(3) 資料や図表、解説文等を用いて、文章や図表、数式等による記述の課題を設け
る。その中で、さまざまな観察や考察、分析を行い、知識や技能を総合的に活
用して考え、判断し、自分の考えを的確に表現できるかをみる。
出題の概要
(1) 適性をみる検査Ⅰ
ア 提示された文章について、筆者の考えを的確に読み取り、内容及び表現や言
葉の意味・用法等について正確に理解し、要約するなどの作業を行う。
イ 提示された課題に対して、自分の考えを的確にまとめ、文章で表現する。
(2) 適性をみる検査Ⅱ
ア 図表やグラフ、資料等を的確に読み取り、社会的事象及び自然の事物や現象
の特徴を把握し、科学的・論理的な思考に基づいて課題解決に向けた考察等を
行う。
イ 社会的な見方や考え方、科学的な見方や考え方などを基に、課題に対して多
面的・多角的に考え、判断し、適切に表現する。
(3) 適性をみる検査Ⅲ
ア 数量や図形に関する課題に対し、見通しをもち筋道を立てて分析や考察を行
う。
イ 課題解決に当たり、合理的・論理的な思考により、式や計算を用いて課題を
的確に処理するとともに、文章や図表、数式等で表現する。

適性検査、面接以外に小学校で作成してもらう調査書も選抜で使用されます。
京都府立南陽高等学校付属中学校の偏差値は?
関東だと四谷大塚がだいたい網羅していますが、関西では日能研のリスト偏差値を確認していて京都府立洛北高等学校附属中学校は偏差値60、京都市立西京高等学校附属中学校は偏差値56などが掲載されていましたが、京都府立南陽高等学校付属中学校の偏差値は日能研のリストには掲載されていませんでした。

公立中高一貫校は記述問題(作文含む)が多い適性検査であることや小学校から提出される報告書などで選考されるため、偏差値だけでは合格できるか判断できない面があります。
ただ日能研の偏差値からは私立中学受験をしている受検者の併願校のレベルを知る上で参考になります。
京都府立南陽高等学校付属中学校の受検倍率は?
京都府立南陽高等学校付属中学校(定員40人)の志願者が前年度比9人減の119人で、倍率2.98倍でした。

京都府立南陽高等学校付属中学校の評判は?
京都府立南陽高等学校付属中学校の「みんなの中学情報」での評価は京都府内170校中30位です。記載されている評判を見ると「進学実績/学力レベル」は京都府内で9位と高い評価です。逆に「治安/アクセス」同165位、「部活」124位と低めです。
京都府立南陽高等学校付属中学校の進学実績は?
京都府立南陽高等学校付属中学校の併設校である京都府立南陽高等学校の令和3年度 大学合格者数としては京都大学に1名、大阪大学に9名(内現役生が4名)など国公立大学に96名(内現役生が86名)が合格しています。詳細はコチラ

京都府立南陽高等学校付属中学校への各塾の合格実績
京都府立南陽高等学校付属中学校への各塾の合格実績では
- 京進:23名
- 四谷大塚:16名
- 世基学園:2名
などとなっています。

京都府立南陽高等学校付属中学校へのZ会/進研ゼミの合格実績
公立中高一貫校受検ではZ会や進研ゼミにも適性検査対策のオプション講座があり、京都府立南陽高等学校付属中学校に22年はZ会2名、進研ゼミ1名が合格しています。


Z会や進研ゼミの単体受講だけでなく塾との併用も含まれると思いますがZ会では2022年からリニューアルで東京都立中(全校)や千葉県立中(千葉・東葛飾)などで出題される「長文読み取り問題」「複数の資料の読み取り問題」に対応する特別回も追加。志望校にあわせた対策が可能です。難解な出題形式に慣れ、限られた時間で正答にたどり着くためのトレーニングを行います。※5年生の8・12・3月号、6年生の10~12月号で出題します。
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京都府立南陽高等学校付属中学校の過去問
まとめ
今回は、京都府立南陽高等学校付属中学校の「特徴」「 偏差値」「進学実績」「塾や通信教育ごとの合格実績」などをご紹介しました。
※本記事は京都府立南陽高等学校付属中学校や各塾などのホームページなどの情報をもとに作成しています。受検をご検討の方々はご自身で各ホームページの情報もご確認下さい。
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