今回は私の住んでいる神奈川県の公立中高一貫校の1つである川崎市立川崎高等学校附属中学校の「偏差値」「受検倍率」「進学実績」「塾の合格実績」「合格予想得点(合格ライン)」などをまとめました。
本記事の初投稿は2020年ですが2021、2022、2023年受検も振り返りながら追記しています。
2024年受検も振り返りながら2024年3月、2025年と2026年受験も振り返って2026年7月に追記しています。

この記事は2020年に書いて以降、毎年少しずつ追記してきました。最後の加筆から時間が経ち、後輩の受検生ご家庭からのご相談も続いているので、2025年・2026年受検の最新データを追記しました。これまでの2020〜2024年の記述は、当時の受検の空気を残す意味でそのまま残しています。数字は新しくなっても、受検に向き合う気持ちや準備の本質は変わらないと感じています。
- 川崎高等学校附属中学校のことを知りたい方
- 川崎高等学校附属中学校の偏差値、受検倍率、進学実績、過去問のことなどを知りたい
- 川崎高等学校附属中学校の合格予想得点(合格ライン)を知りたい
- 川崎高等学校附属中学校への塾ごとの合格実績を知りたい方
川崎高等学校付属中とは?
川崎高等学校付属中(川崎市立川崎高等学校付属中学校)は、神奈川県川崎市(神奈川県川崎市川崎区中島3-3-1)にある公立の中高一貫校。私立中学に比べ学費が安いこと、高い進学実績を誇ることなどから人気がある公立中高一貫校。
川崎高等学校付属中は教育理念として下記を掲げている。
学校教育目標
こころ豊かな人になろう
- 自分の良さを伸ばそう
- 知識を求め、追求しよう
- 思いやる心をもとう
- 心身ともに鍛えよう
【めざす学校像】
- 「かわさきLEADプロジェクト」を基盤とする学校
「かわさきLEADプロジェクト」とは、文字通り「先頭に立って導く」という“LEAD”の意味から、国際都市川崎をリードする人材を育成することをめざしたものであり、
Learn(学ぶ)
Experience(体験・経験)
Action(行動)を大切にして、生徒一人ひとりの
Dream(夢)を支える教育活動のことです。
- 幅広い知識と各種体験を基に高い学力を支える学校
- 個性の伸長と豊かな人間性を育む学校
- 自己の進路希望や設計が実現できる学校
- 国際的視野を育む学校
- 生徒相互が主体的に交流し、活力ある学校
【育てたい生徒像】
- 自らの能力と個性を伸ばす高い志をもち、将来の進路希望の実現に向けて主体的に学ぶ生徒
- 表現力やコミュニケーション能力を養い、多文化共生の視点をもって国際社会で活躍する生徒
- 豊かな感性や人権感覚を身につけ、共に支え生きる社会の担い手として活躍する生徒
【三つの柱】
体験・探求
■主に総合的な学習の時間「LEADタイム」を使って体験活動を中心にした、探究的な学習を充実させていきます。
■探究的な学習では、テーマに沿って自分たちで課題を見つけ、それにかかわる情報を収集し、その情報を整理・分析し、まとめていく能力を育成していきます。この学習過程で生まれる新たな気づきから、さらに調べていく学習活動をスパイラルにくり返し、高めていきます。
■学習のまとめを発表する機会をもち、プレゼンテーション能力を育みます。
≪1学年のLEADタイムの例≫
4月 探究的な学習の進め方ガイダンス
5~10月 「枝豆」をテーマとしたグループ調べ学習
7月 枝豆播種体験
10月 枝豆収穫体験、前期まとめ・グループ学習発表会
10~3月 「農業」をテーマとした個人調べ学習
1月 味噌づくり体験(大豆の加工)
3月 後期まとめ・個人学習発表会
ICT活用
■各教室に電子黒板機能付きプロジェクター・パソコン・書画カメラを設置し、わかりやすい授業を展開していきます。
■いつでもどこでも情報を検索できる環境を整備し、情報を適切かつ的確に処理するとともに、自分の頭で考え判断する力を養います。
■ICT機器を使って学習発表や研究発表を行い、プレゼンテーション能力を身につけます。
■授業支援システムを活用し、一人一台のパソコンを利用した授業を展開していきます。
■朝や放課後の時間を活用してe-ラーニングを行い、基礎学力の定着を図ります。
英語・国際理解
■国際社会で活躍するために必要な英語力が身につけられるように、普段の授業に加えてイングリッシュキャンプやイングリッシュチャレンジなど、アウトプットの機会を多くし、実際に英語を使うことでコミュニケーション能力を高めていきます。
■総合的な学習の時間を中心に異文化交流活動を展開していきます。
また川崎高等学校付属中は高校でも生徒募集をおこなう「併設型の中高一貫校」として設立されたが学力の差が著しいとして2021年度より高校普通科の募集を停止しています。ちなみに中学から120名の募集をしています。
川崎高等学校付属中の偏差値/受検倍率/合格予想得点(合格ライン)
川崎高等学校付属中の偏差値は?
川崎高等学校付属中の偏差値は男子55、女子57(四谷大塚の80偏差値)と言われています。同じくらいの偏差値の学校を探すと、
- 大宮開成中学校
- 学習院中等科
- 国学院大学久我山中学校
- 品川女子学院中等部
- 湘南白百合学園中学校
- 成蹊中学校
- 千葉市立稲毛高等学校附属中学校
- 帝京大学中学校
- 田園調布学園中等部
- 桐蔭学園中等教育学校
- 普連土学園中学校
- 明治大学付属中野中学校
などがあります。
川崎高等学校付属中の倍率は?
2026年
2026年(令和8年度)の川崎市立川崎高等学校附属中学校の志願倍率は4.01倍となりました。募集定員120名に対し志願者数は481名で、前年より27名の減少。受検倍率(実質倍率)は、志願481名のうち453名が受検し合格120名だったため約3.8倍でした。
2025年
2025年(令和7年度)の川崎市立川崎高等学校附属中学校の志願倍率は4.23倍となりました。前年より0.12ポイント上昇しました。
2024年
2024年(令和6年度)の川崎市立川崎高等学校附属中学校の志願倍率は4.11倍となりました。前年より0.79ポイント下がりました。
参考までに、志願倍率の推移は次の通りです。2022年:4.08倍 → 2023年:4.90倍 → 2024年:4.11倍 → 2025年:4.23倍 → 2026年:4.01倍。ここ数年は概ね4倍前後で安定しており、2023年が突出して高かったことがわかります。
川崎市立川崎高等学校附属中学校の入試の倍率(実質倍率)は2023年で4.90倍、その前年は4.08倍でした。2023年は、ここ数年では最も高い倍率でした。


入試の倍率(実質倍率)は2020年で4.03倍、その前年は4.16倍でした。ここ数年は5倍弱で推移しています。
- 2020年:4.03倍
- 2019年:4.16倍
2020年は志願者数492人のうち483人が受検。倍率は4.03倍(前年度4.16倍)であった。
川崎高校附属中学校の合格ライン
※合格ラインは2024年時点の情報です。
2024年度の合格ライン情報
2月4日に某塾(ライトハウス・アカデミー)のホームページに合格予想得点を発見しました。
適性検査Ⅰ:176点/270点満点 適性検査Ⅱ:146点/180点満点 総合計:322点/450点満点
だそうです。詳細はコチラ
公中検模試の情報
公中検模試の保護者説明会では前年度の受検データなどが紹介されます。私が参加した保護者説明会では「合格最高点」「合格最低点」「不合格最高点」などを教えてもらいました。
公中検模試の情報
息子が受検した公中検模試の保護者説明会で公中検模試受検者を追跡調査した結果「合格最高点」「合格最低点」「不合格最高点」を教えてもらいました。
「合格最低点」よりも「不合格最高点」が高いのは、調査書の影響だと思われます。
川崎高校附属中学校の配点(満点)
400点(2024年から450点に配点が変更になっています)
川崎高校附属中学校の合格最高点
327点(正答率81.7%)
川崎高校附属中学校の合格最低点
225点(正答率56.25%)
川崎高校附属中学校の不合格最高点
236点
令和4年度(2022年度)の川崎市立川崎高等学校附属中学校の合格ラインを調べました。
令和4年度(2022年度)合格予想得点
269点/400点(適性検査Ⅰ+適性検査Ⅱ)

「川崎市立川崎高等学校附属中学校+合格ライン」で検索したところ某塾のホームページに合格予想得点が掲載されていました。
川崎高等学校付属中の評判は?
みんなの中学情報に記載されている評判を見ると神奈川県内462校中24位と高評価です。特に「施設」は神奈川県内462校中1位となっています。他にも「制服」同12位、「学習環境」同17位などが高い評価です。逆に「治安/アクセス」は同390位、「部活」同349位などは低めです。「治安/アクセス」が低いのはJR川崎駅下車 徒歩20分(1.7Km)なのと通学路に川崎競輪があるなどで評価が低いと思われます。
川崎市立川崎高等学校(附属中)の様子
川崎高等学校付属中の進学実績
【追記】川崎高校附属中生が中心になった近年の進学実績
上記は主に2019〜2021年頃の実績です。川崎市立川崎高等学校は2021年度から高校普通科の募集を停止したため、卒業生の中心が「高校からの入学生」から「附属中からの内部進学生」へと切り替わりました。卒業生数も2023年の146名から2024年は106名へと減少しています。つまり、近年の大学合格実績は、実質的に附属中で6年間学んだ生徒たちが中心の数字と見ることができます。
学校公式サイトが公表しているサマリーをもとに、近年の大学合格実績をまとめました。
大学合格実績サマリー(川崎市立川崎高等学校・過去2年)
| 区分 | 2025年度 | 2026年度 |
|---|---|---|
| 東大・京大 | 2名 | 1名 |
| 一橋・東京科学大(旧東工大)・旧帝大 | 5名 | 11名 |
| 国公立大学(合計) | 30名 | 39名 |
| 早稲田・慶應・上智 | 36名 | 33名 |
| GMARCH | 143名 | 124名 |
| 医学部(医学科) | 1名 | 2名 |
※川崎市立川崎高等学校 公式サイトの合格実績サマリー(2025年度は2025年4月時点、2026年度は2026年4月時点)より。GMARCHは学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政の合計。合格者数は現役・既卒を含む延べ人数で、1人が複数大学に合格した場合は重複してカウントされます。
主な大学の合格者数(年度別)
| 大学名 | 2024年度 | 2025年度 | 2026年度 |
|---|---|---|---|
| 京都大学 | ― | 2名 | 1名 |
| 東京科学大学(旧東工大) | ― | 5名 | 7名 |
| 東北大学 | ― | ― | 3名 |
| 横浜国立大学 | 7名 | 5名 | 4名 |
| 東京都立大学 | 1名 | 2名 | 2名 |
| 早稲田大学 | 25名 | 15名 | 20名 |
| 慶應義塾大学 | 8名 | 7名 | 3名 |
| 上智大学 | 13名 | 14名 | 10名 |
| 明治大学 | 50名 | 39名 | 42名 |
| 東京理科大学 | 18名 | 12名 | 32名 |
※川崎市立川崎高等学校 公式サイトの大学別合格実績より。東京科学大学は、2024年度までは「東京工業大学」名義、2025年度以降は「東京科学大学」名義の実績です。
卒業生100名規模の学校で、京都大学や東京科学大学(旧・東京工業大学)といった難関国立大への合格者を継続して出し、GMARCHには毎年100名以上が合格しています。附属中で6年間学んだ生徒が中心になってからも、しっかりとした進学実績が出ていることがうかがえます。
進学実績の見方について
一点補足すると、ここで紹介した実績は川崎市立川崎高等学校(普通科/附属中からの内部進学生を含む)としての数字です。合格者数は現役と既卒(浪人)の合計で、延べ人数のため、実際の進学者数とは一致しません。また卒業生数自体が100名規模と少ないため、少人数ゆえに年度ごとの数字の振れ幅が大きい点にも留意が必要です。
進学実績は年度によって変動しますので、最新かつ正確な数値は川崎市立川崎高等学校の公式サイト「進路」のページで必ずご確認ください。
川崎市立川崎高等学校のホームページに掲載されている令和3年度 普通科 大学入試合格情報によると京都大学に1名、大阪大学に1名、九州大学に2名など国公立大学に27名が合格しています。
私立大学でも慶応義塾大学に10名、早稲田大学に21名、上智大学に18名などの合格者を輩出しています。
現役生(140名)では国公立大学に22名、早慶上理に47名、MARCHに112名が合格しています。

| 川崎市立川崎高校附属中 | |
| 東大・京大 | 1 |
| 一橋・東工大・旧5帝大 | 2 |
| 国公立大学 | 21 |
| 早稲田・慶應・上智 | 34 |
| GMARCH | 72 |
| 海外大 | 0 |
| 年度 | 2019年度卒業生 |
川崎高等学校付属中の募集概要
令和3年度入学者の募集及び決定に関する情報
〔募集定員〕 120名
〔志願受付期間〕 令和3年1月5日(火曜日)から1月7日(木曜日)まで。
郵送により、当該期間内の到着又は消印があるものを受け付けます。
〔検査期日〕 令和3年2月3日(水曜日)
〔合格発表日〕 令和3年2月10日(水曜日)
詳細は川崎市立川崎高等学校附属中学校(川崎市)のホームページをご覧下さい
川崎高等学校附属中の各塾の合格実績
2026年
臨海セミナー:43名 中萬学院:14名 日能研:15名 湘南ゼミナール:13名 早稲田アカデミー:2名 SAPIX:1名
※各社ホームページより (中萬学院は啓明館神奈川・CG中萬学院・CGパーソナルの合計)
2025年
臨海セミナー:56名 日能研:4名 湘南ゼミナール:9名 中萬学院:14名 SAPIX:1名 四谷大塚:4名
※各社ホームページより (中萬学院は啓明館神奈川・CG中萬学院・CGパーソナルの合計)
2024年
2024年の川崎市立川崎高等学校附属中学校への塾別の合格者数をみると
- 臨海セミナー:46名
- 日能研:17名
- 栄光ゼミナール:12名

2023年
2023年の川崎市立川崎高等学校附属中学校への塾別の合格者数をみると
- 臨海セミナー:49名
- 栄光ゼミナール:22名
- 中萬学院:13名
となります。
2023年

2022年

2020年
| 川崎市立川崎高校附属中 | |
| 臨海セミナー | 46 |
| 栄光ゼミナール | 29 |
| 四谷大塚 | 20 |
| 湘南ゼミナール | 12 |
| 中萬学院 | 9 |
| 日能研 | 4 |
| 早稲田アカデミー | 1 |
川崎市立川崎高等学校附属中学校の過去問・受検ガイド



まとめ
今回は私の住んでいる神奈川県の公立中高一貫校の1つである川崎市立川崎高等学校附属中学校の「偏差値」「受検倍率」「進学実績」「塾の合格実績」「合格予想得点(合格ライン)」などをご紹介しました。
※本記事は川崎市立川崎高等学校附属中学校のホームページや各塾のホームページなどの情報をもとに作成しています。受検をご検討の方々はご自身で各ホームページの情報もご確認下さい。
集団塾だけに頼らない ― 「集団塾+個別指導」という選択肢
ここまで塾別の合格実績を見てきましたが、最後に、2人の子どもの受検を経験した今だからこそ言える「集団塾との付き合い方」について書いておきたいと思います。
我が家は、娘が栄光ゼミナール、息子がenaという集団塾に通いました(息子のenaは、我が家が東京都との県境に住んでいて、隣駅の東京側にenaがあったためです。息子も神奈川県の公立中高一貫校を受検しました)。結論から言うと、集団塾に通わせたこと自体は間違いではありませんでした。適性検査対策のカリキュラムや情報量という点で、専門コースを持つ集団塾は非常に頼りになります。公立中高一貫校を目指すなら、まずはこうした集団塾を軸に据えるのが王道だと思います。ただ、「塾に任せきり」ではうまくいかなかったのも事実です。

集団塾で得たものを「どう自分のものにするか」でつまずきかけました。ここを個別のサポートで補うという考え方に、最終的にたどり着きました。
季節講習は「受けっぱなし」が一番もったいない
娘は栄光ゼミナールで夏期講習・冬期講習・春期講習といった季節講習や「栄光の森」(夏合宿)に参加しました。まず、これら季節講習そのものは受けて良かったと思っています。各塾がそれまでに培ってきたノウハウが凝縮されていて、短期間で一気に力を伸ばせる貴重な機会です。ここは集団塾の強みが最も発揮される場面だと感じます。
ただ、一つだけ強く言いたいのは、季節講習を「受けっぱなし」にしないことです。授業を受けただけで満足してしまうと、せっかくのノウハウも定着しません。大事なのは、その日にやった内容をしっかり復習して、自分のものにすること。これができるかどうかで、季節講習の成果は大きく変わってきます。
これは我が家の正直な感想ですが、高額な合宿に参加するくらいなら、その費用と時間を「季節講習の復習」に充てたほうが効果は高いのではないか、とも思っています。合宿には合宿にしか得られない良さ(受検生としての自覚や仲間との刺激など)もありますが、こと「学力を伸ばす」という一点で見れば、家庭教師などにマンツーマンで復習・定着させてもらうほうが、費用対効果は高いと感じました。つまり、集団塾で得たインプットを、いかにして自分のものにするか。ここに個別のサポートを組み合わせるのが、私がたどり着いた考え方です。
集団塾に通うだけで安心してはいけない ― 「補完」の視点
実際に2人の受検を経験して痛感したのは、集団塾には構造的にどうしても手が届きにくい領域がある、ということです。大きく3つあります。
一つ目は「一人ひとりのつまずきの分析」です。集団授業ではクラス全員に同じ解説をするため、「自分の子がどこでつまずいているのか」を個別に特定してもらうのは難しいのが実情です。
二つ目は「記述・作文の添削の量と深さ」です。適性検査は記述式が中心ですが、集団塾では一人あたりの添削にかけられる時間に限りがあります。娘が通った栄光ゼミナールも、息子が通ったenaも、作文添削が「誤字に×が書いてあるだけ」だったように、自分の答案が採点官にどう伝わるかは、第三者に細かく見てもらわないと客観視できません。
三つ目は「過去問演習期(小6秋以降)のピンポイントなフォロー」です。志望校の傾向に合わせた苦手分野の集中対策は、どうしても個別対応が必要になります。直前期の過去問演習は、娘の時は私と妻でサポートしましたし、息子の時はオンライン家庭教師の先生にお願いしました。
こうした「集団塾では補いきれない部分」を埋める手段として、近年は集団塾と個別指導・家庭教師を併用するご家庭が増えています。以下、私が実際に話を聞いたり運営したりしている2つの選択肢を紹介します。
「東大家庭教師友の会」を運営する株式会社トモノカイのPersonal Education(PE)部門(帰国子女やインターナショナルスクール生向けオンライン家庭教師「EDUBAL」(業界シェアNo.1)や、「東大家庭教師友の会」を運営する部門)で「オンライン東大家庭教師友の会」を担当されている方とお話させていただく機会がありました。
「オンライン東大家庭教師友の会」では、集団塾の授業や模試だけでは補いきれない「苦手分析」「記述添削」「勉強の型づくり」を、東大生・難関大生教師がマンツーマンでフォローしてくれるサービスもおこなっているとのことです。東京都最難関校「小石川中等教育学校」、国立の東大教育学部附属中、筑波大附属中などへの合格サポート実績があるとのことで、集団塾のカリキュラムと並行して弱点部分だけを補強したいご家庭に向いていると思います。
先日、このサービスで都立中高一貫校の適性検査対策を担当されている方から、対策のポイントを詳しくお聞きする機会がありました。以下は東京都立中を目指すご家庭に向けたお話で、神奈川の受検とは志望校が異なりますが、「記述力」「勉強の型」といった適性検査対策の勘所そのものは神奈川の公立中高一貫校受検にもそのまま通じる内容でした。長くなりますが、非常に参考になったので共有します。
公立中高一貫校の適性検査対策 ― 合否を分ける「記述力」と「勉強の型」
公立中高一貫校の受検は、かつての爆発的な人気に沸いた時期と比べると、近年は倍率が明確に落ち着いてきています。
制度が始まった当初(都立の適性検査は2005年スタート)は、対策法が確立しておらず「とりあえず受けてみよう」という記念受験組も多かったため、倍率は非常に高いものでした。都立第一号として2005年に中学入試を実施した白鷗高校附属中の初年度倍率は、実に13.21倍に達しています。その後も人気は続き、2015年前後の都立各校の受検倍率は6〜8倍台がずらりと並んでいました(2015年は白鷗8.32倍、両国7.18倍、桜修館6.76倍など)。
しかし、受検対策のノウハウが各塾で確立され、「相応の準備をしなければ受からない」というハードルの高さが広く知られるようになったこと、いわゆる記念受験層が減ったことなどから、倍率はここ数年で着実に低下してきました。2024年度には都立各校の受検倍率は最も高い九段でも4.58倍、平均では3.5〜3.6倍程度まで下がり、2025年度・2026年度も一般枠の応募倍率は平均3.5倍前後で推移しています。
ただし、この「倍率低下」は必ずしも合格しやすくなったことを意味しません。むしろ、記念受験の層が抜けて、しっかり準備してきた受検生が残るようになった結果でもあり、実質的な競争の質は下がっていないとも言われます。しかも公立中高一貫校は原則として一校しか受検できず、検査はすべて同日に実施されるため、限られたチャンスで確実に力を発揮する準備が欠かせません。
「オンライン東大家庭教師友の会」では、都立中高一貫校(白鷗、両国、小石川、桜修館、武蔵など)や、適性検査型入試を導入している国立中高一貫校(東京大学教育学部附属中等教育学校など)の受検を目指す小学5年生〜6年生を数多く指導してきました。公立一貫校に特化した大手進学塾(enaなど)の集団授業や合判模試のフォロー、そして「過去問演習期(小6の秋以降)」における記述・算数・作文のピンポイント添削・苦手分析指導で多くのご家庭に選んでいただいてきました。
この記事では、これまでの指導で見えてきた適性検査対策の勘所を、具体的なエピソードを交えてお伝えします。
まず押さえたい ― 適性検査は「私立入試」とはまったく別物
都立中受検対策をご説明する前に理解していただきたいのが、適性検査は私立中学の教科型入試とは求められる力が根本的に異なる、という点です。私立入試が国語・算数・理科・社会の教科ごとの知識と処理力を問うのに対し、公立一貫校の適性検査は、会話文や資料・グラフを読み取り、複数教科の知識を総合して「自分の考えを筋道立てて説明する」教科横断型の出題が中心になります。
多くの都立校では、検査が次の3つに分かれています。
適性検査Ⅰ
適性検査Ⅰは主に文章読解と400字前後の作文で、読み取る力と自分の考えを表現する力が問われます。
適性検査Ⅱ
適性検査Ⅱは表・グラフ・会話文など複数の資料を読み解き、理由を述べたり数値で裏付けたりする論理的思考の問題です。
適性検査Ⅲ
そして適性検査Ⅲ(実施校は一部)は、複雑な条件設定の中で図や計算を使って考える数理・条件整理の力を問います。小石川中等のように理数系の独自問題に強い学校、桜修館のように適性Ⅰの作文の比重が大きい学校など、学校ごとに配点や傾向が大きく異なるため、志望校の出題傾向を早めに把握することが第一歩となります。
いずれの検査に共通するのは、私立入試のような単純な○×の知識問題がほぼないということです。「なぜその式になるのか」「なぜその実験結果になるのか」を、言葉や図で採点官にわかりやすく伝える記述力こそが合否を分けます。
適性検査Ⅰ(文系・表現分野)― 「構成メモ」の確立とケアレスミス対策
文章を読んで自分の意見をまとめる作文は、多くの受検生が最初につまずくところです。ある生徒も、当初はアイデア出しや文章の組み立てに苦戦していました。加えて、国語の長文読解の「抜き出し問題」で、細かい誤字・脱字による失点が課題になっていました。
このとき担当教師がまず徹底したのが、集団塾の模試をベースにした「作文の構成メモ」の書き方です。いきなり原稿用紙に書き始めるのではなく、メモの段階でアイデアを整理してから書く習慣をつけました。あわせて、文章の趣旨を正確につかむために「文章の中で一番言いたい一文に線を引く練習」を繰り返し行いました。
抜き出しミスや誤字ミスについては、教師が一方的に注意するのではなく、「ミスを無くすために自分でリマインドのルールを決めてもらう」というアプローチを取りました。ミスを他人に指摘されて直すのではなく、自分でチェックの仕組みを持つことで、本番でも再現できる自立的な意識が育ちます。
構成メモがすっかり板についたことで、「メモを元にスムーズに書き切る型」が確立され、これが本人の大きな自信になりました。塾の日曜特訓の適性Ⅰでは「60点(誤字がなければ70点)」という高得点を獲得し、合判模試でも手応えを実感できるレベルまで文系の表現力が引き上がりました。
適性検査Ⅱ・Ⅲ(理系・融合分野)― 問題文の読み取りと「部分点をもぎ取る記述のコツ」
算数・理数分野の適性検査(適Ⅱ・適Ⅲ)に強い苦手意識を持つ受検生は少なくありません。ある生徒も、問題文の量が多く一見難しそうに見える立体図形や条件整理の問題で、問題文を正確に読み解けずに記述で苦戦していました。集団塾では一人ひとりが「どこでつまずいているか」の分析まで手が回りにくいため、教師は次のような個別対策を行いました。
まず、夏期講習でわからなかった問題を徹底的に洗い出し、「グラフや表の数値を式に書き換えていく作業」を隣で一緒に実践しました。一見難解に見える問題も、「落ち着いて条件を読み解けば難しくない」ことを体感させるのが狙いです。
そのうえで、理数の記述で確実に部分点をもぎ取るために、教師が汎用的な「実験系記述のコツ」を伝えました。ポイントは次の3つです。
- 数字(実験結果)や、上下左右・東西南北などの客観的な情報を用いて説明する
- 変化を説明するときは「変化前 → 変化後 → 前後の差と理由」の3ステップの順序で書く
- 一文を短く簡潔にし、書いた図には必ず言葉で説明を加える
授業では、解説をただ聞く受け身の姿勢にさせず、「どうしてこの解き方になるのか、口頭で説明してみて?」と問いかけ、能動的な思考プロセス(言語化)を徹底させました。自分の言葉で説明できることは、記述で採点官に伝わる答案を書けることと直結します。
「グラフと表」の演習を徹底的に3周やりきったことで計算速度が劇的に向上し、一つ教えればすぐに本質を理解できるまで理系脳が覚醒。苦手意識のあった算数分野を「楽しい!」と感じられるまでマインドが変化しました。本番直前には、レベルの高い「サイコロの立体図形問題」のような実戦的な初見問題に対しても、持ち前の空間想像力を発揮して短時間で自力で解き明かせるほど、思考力・記述力が大きく開花しました。
総括 ― 高倍率を突破するための「正しい勉強のやり方」
これまでの指導から見えてきた、公立・国立一貫校の適性検査対策における最大の注意点は2つあります。
一つは、集団塾のカリキュラムをこなすだけで満足せず、解いた過去問を「その日中」に必ず復習・解き直しすること。もう一つは、記述のプロセスを第三者に細かく添削してもらうことです。適性検査は記述式が中心である以上、自分の答案が採点官にどう伝わるかは、自分一人ではなかなか客観視できません。
前述のとおり、適性検査には単純な知識問題がほぼありません。「なぜその式になるのか」「なぜその実験結果になるのか」を言葉や図でわかりやすく伝える記述力が合否を分けます。だからこそ、夏休みのうちに自分なりの「勉強ルーティン」を確立し、10月・11月の綿密な学習計画を先回りで立てておくことが重要になります。
集団塾での学びを土台にしながら、一人ひとりのつまずきに合わせて「正しい勉強のやり方の型」を授け、受け身ではない能動的な思考力を育てること。これこそが、高倍率の公立・国立一貫校受検を突破する最大の鍵です。
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これまで、東京都立小石川中等教育学校、東京大学教育学部附属中等教育学校、筑波大学附属中学校をはじめとする公立・国立一貫校への合格をサポートしてきました。集団塾の授業や模試だけでは補いきれない「苦手分析」「記述添削」「勉強の型づくり」の部分を、東大生・難関大生教師がマンツーマンでお手伝いします。適性検査対策にお悩みのご家庭は、ぜひ一度ご相談ください。
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- 記述力・語彙力
具体的には「はじめての論理国語」などのテキストを活用して読解力、記述力の基礎から丁寧に指導します。また、毎週宿題として適性検査型「課題作文」を出します。生徒に合ったレベルの課題を出しますし、1人1人の作文を丁寧に添削してお戻しします。
最初は「作文が苦手」「作文が嫌い」というお子さんも丁寧な指導と添削で少しづつ「作文が得意分野となり」合格を勝ち取る生徒も多いです。

マナミ先生
東京女子大学卒業。出版社に勤務し、書籍編集に携わる経験を持つ。その後、大学院に進学し、経営を学ぶ。一方、プライベートでは中学受験に取り組む小学生の子供を持つ母でもある。
作文に、苦手意識を持っていませんか?
大丈夫。コツをつかんでしまえばカンタンです。
それはたった2つのポイント。
1つ目は、文章を短くすること。
2つ目は相手が誰かを設定すること。
…「そんなこと分かっているよ!」って?
では、クラスで上手なポイントの使い方をお伝えしましょう!
一緒に、楽しみながら前に進んでいきましょうね。
受講までの流れ
少人数制オンライン国語指導とオンライン作文添削コースの開講に合わせて特別料金で受講いただけるモニター生を募集させていただきます。

1.問い合わせ
まずは、下記よりお問い合わせをお願いします。
無料※体験授業も受付中です!※複数名コースのみ
※本スクールはプライベートスクールのため事前に面談をさせていただきお申し込みをしていただいております。
保護者の方の教育に対する考え方などを確認させていただくとともに事前に本スクールの理念や考え、コースの概要をお伝えしてご納得いただけた方のみに参加していただいています。オンラインスクールは子供たちと講師だけの空間です、安心して受講していただくためにも、ご理解のほど、宜しくお願い致します。
※また問い合わせいただいたとしても営業活動などはおこなっておりませんので、ご安心ください。

2.事前面談
受講前に保護者の方との面談をお願いしております。
保護者の方の教育に対する考え方などを確認させていただくとともに事前に本スクールの理念や考え、コースの概要をお伝えします。

3.お申込み
本スクールの理念や考え、コースの概要にご納得いただけましたらお申込みをお願いします。(本スクールの理念や考え、コースの概要をお伝えしてご納得いただけた方のみオンラインでお申込みしていただけます)まずはコチラより問合せしてください。

4.オンライン授業
参加用URLをお伝えしますのでオンライン授業にご参加ください。
無料体験も受付中です!
マナミ先生の作文添削例

実際の添削原稿を掲載します。
具体的に、どこをどうすれば良いかを指摘して頂けて助かっています。




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