2月3日まで2週間を切りました。
2023年受検予定の6年生の皆さんは最後の追い込みに頑張っている頃ではないでしょうか?
今回は、娘が公立中高一貫校に入学して約10カ月と言うことで『親が感じた公立中高一貫校のメリット・デメリット』についてご紹介します。
公立中高一貫校のメリット
授業料は一般の公立中学と変わらないが授業レベルは高い
親として感じる最大のメリットは何と言っても『安い授業料と高い授業レベル』です。
入学金・授業料・施設設備費などは無料
公立中高一貫校では、私立中学などで必要な入学金・授業料・施設設備費などはかかりません。
当然、制服代などは必要ですし費用がかからない訳ではありません(これは一般的な公立中学でも必要です)、また探究学習や英語学習などのための積立金など一般的な公立中学よりも若干、費用はかかりますが私立中学などと比較すると圧倒的な安さです。
検定外教科書を使用した高度な学習
私立中学などと比較すると圧倒的に安い費用ですが、使用する教科書などは私立中高一貫校などでも使用される検定外教科書などが使用され、高度な授業が行われます。
検定外教科書には、例えば英語だとZ会の「NEW TREASURE」とエデック社の「PROGRESS IN ENGLISH21」、数学だと数研出版の「体系数学」などを採用している学校が多いです。
うちの娘も英語は「NEW TREASURE」数学は「体系数学」で学習しています。
検定外教科書とは
検定外教科書とは、文部科学大臣の検定(教科用図書検定)を経ずに民間が発行する教科書のことです。中高一貫校では、検定教科書のほかに、このような独自の検定外教科書を合わせて使うことが多く、中高一貫校の特長ともなっています。
検定外教科書が使われる理由
公立中高一貫校も含めた中高一貫校で検定外教科書が使われる理由はなんでしょうか?
最大の理由は、大学入試を意識した6年間の中高一貫教育に適したカリキュラム構成となっており中学生で一部、高校の範囲まで学習できます。
同級生のレベルが高い
検定外教科書が使用されるのは、高校受験がない6年間の一貫教育が行える環境であることと、適性検査などによる高倍率の選考に勝ち残った優秀な生徒だから使用できるのだと思います。
前提の学力
例えば英語だと、娘の同級生の中にも中学校入学時点で英検2級(高校卒業レベル)を取得済みのお子さんもいたようですし中学卒業レベルの英検3級を取得済みのお子さんはクラスに何人かいたようです。
娘も1年生の秋に英検3級を取得できました
また数学も中学受験塾などで、しっかり勉強してきた生徒さんが数学への適性も高くクラスを引っ張ってくれるようです。
学習習慣
私立中学受験のように小学校低学年から受験塾に通って勉強をしていたわけではありませんが、公立中高一貫校受検でも受検学年の1年間は自宅学習もふくめて勉強の習慣化ができないと合格するのは難しいと思います。
娘に同級生の話を聞いたりしても学習習慣が身に付いているお子さんが多いようです。
もちろん勉強に対する、お子さんたちの意識も高いと感じます。
そんな同級生に囲まれることは良い影響があるのではないかなと感じています。
ちなみに娘の学校では放課後に勉強会が開催されたりしています。
学校も進度の高い授業に落ちこぼれる生徒が出ないようにサポートしてくれています。
保護者も積極的
娘の学校で保護者会などに参加して、学校に対して積極的に協力しようという姿勢の保護者が多いと感じました。
例えばPTAなどの役員決めでも立候補する方も多くすぐに決まりました。
また、勉強などに対しても積極的なご家庭が多いようにも感じます。
のびのびした学校生活
公立中高一貫校は授業の進度が早く、宿題も一定量ありますが高校受験のプレッシャーがないからなのかのびのびと学校生活を楽しんでいる印象があります。
また6年間、限られた人数で過ごすこともあり仲は良いと思います(娘の話では会話する話題が合う友達が多いそうです)
公立中高一貫校のデメリット
授業の進度が早い
メリットとして「NEW TREASURE」や「体系数学」などの検定外教科書を使用した高度な授業がおこなわれていると書きました。
しかし難関私立中でも使用される「NEW TREASURE」や「体系数学」などの検定外教科書を使用した授業は進度も早く、授業についていけない生徒も発生するようです。
うちの娘も数学は苦戦したようで落ちこぼれしかけていました。
放課後に勉強会などを開催してくれるなど学校も勉強には協力的だと思いますが、娘から「数学は学校の授業だけだと厳しい…」と相談してきてくれたのでオンライン家庭教師に指導をお願いしています。
先生の意識は高くない
ちなみに公立中高一貫校の先生たちは、一般の公立中学の先生と同じく教育委員会に所属する先生です。一般の公立中学との間で定期的に異動もあります。
公立中高一貫校の場合は、希望して異動してくる目的意識の高い先生が多いと言われますが、娘の学校の先生の中には、異動でたまたま赴任してきたのだろうなと感じる先生もチラホラ見かけます。
私立中学のように進学実績が、経営に直結している学校と違い、先生たちの意識は公務員的な面もあり保護者の期待とズレを感じることもあります。
もちろんレベルの高い先生もいるようで、授業が面白くて教え方が上手い先生に出身大学を聞いたら「一応、京都大学出てるよ」と教えてくれたそうです。
娘は「難しい大学出てる人って”一応”って付ける人多いよね」と言っていました。
「中だるみ」がある?
メリットとして「高校受験のプレッシャーがないからなのかのびのびと学校生活を楽しんでいる印象がある」と書きました。
しかし、目標となる大学受験まで6年の期間があることから「中だるみ」してしまう生徒がいると先生がおっしゃっていました。
娘からは「中だるみ」は感じませんが、思春期に入ることもあり親の言うことも素直には聞かなくなる時期です。
うちの場合は、英語で小さな目標を設定することにしました。
英検1級取得は、簡単な目標ではありませんが6年間の時間があるので毎年1級づつ取得していく計画です。
公立中高一貫校のメリット・デメリットまとめ
今回は、公立中高一貫校に入学して親が感じたメリット・デメリットをまとめてみました。
学習進度が早く勉強面は大変そうですが、学校全体の雰囲気としてはのんびりしていて楽しく過ごしているようです。
一応デメリットもご紹介しましたが圧倒的に満足度の方が高いです。
受検倍率も高く、適性検査という特殊な検査で選考されることから敬遠される方も一定数いると思いますが、適性検査は
オンラインスクールを開設準備
娘が2022年4月に公立中高一貫校に入学しました。
往復の電車通学で部活もはじまり、朝は早く帰りは遅い生活です。
塾などにも通いたくないと言うことで参考書などだけ買ってあげて本人に任せていました。
しかし「数学が授業に付いていけていないと思う」と夏休みに相談されました…。
塾の体験授業に行かせましたが中高一貫校の特殊なカリキュラムに近所の塾は対応していないとのこと…。
そこで、知り合いにオンライン家庭教師をお願いすることにしました。
週1回1時間の指導で定期テストは平均点前後ですが、授業でおこなわれる小テストでは8割くらい得点できて、授業が理解できるようになってきたとのこと!
そこで2024年に公立中高一貫校受検に挑戦予定の息子にもオンライン家庭教師をお願いすることにしました。
息子は塾にも通っていますが、オンライン家庭教師では”わからない問題”を個別に指導してもらえるので理解も深まり、塾でおこなわれる模試の得点も伸びてきました。
そんな中で、「公立中高一貫校受検対策」は1対1での指導よりも生徒同士の学びや刺激がある少人数(2人~5人程度)が指導効果が高いのではないかと講師の方々と相談してオンラインスクールをはじめてみました。
また中高一貫生向けの「数学」「英語」や小学生向けの「英検対策」も開講しました。
現在、モニター生を募集中(無料授業見学も可能)
現在、モニター生を募集していますのでご興味がある方は、是非お問合せ下さい。
モニター生として受講する前に体験授業を1回無料で受講していただくことも可能です。
無料※体験授業も受付中です!※複数名コースのみ
公立中高一貫校受検を経験した先輩保護者として、また2024年受検を控える保護者仲間としてご相談お待ちしてます!
- 公立中高一貫校受検コース(文系/理系):新小6コース/新小5コースの募集開始
- 中高一貫生向けコース(数学/英語):中1生コース募集開始
- 英検対策コース:小学生/中学生コース募集開始
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