全国の公立中高一貫校について調査する「全国の公立中高一貫校徹底研究シリーズ」
今回は、県立高校改革で相次いで県立高校が中高一貫校に姿を変えていることが話題の茨城県の公立中高一貫校「茨城県立勝田中等教育学校」について調べたのでご紹介します。
初投稿は2022年ですが2023年受検も振り返りながら2023年3月に追記しています。
2024年受検も振り返りながら2024年3月に追記しています。
2025年1月、2026年7月にも追記しています。
- 茨城県立勝田中等教育学校を受検することを考えている方
- 茨城県立勝田中等教育学校に関して知りたい方
- 茨城県立勝田中等教育学校に強い塾を知りたい方
茨城県では2022年4月開校の2校を含めて公立中高一貫校が13校になり、都道府県立別の公立一貫校数としては東京を抜いて、全国最多となりました。
水戸一高(水戸市)、土浦一高(土浦市)など多くの県内の進学校が一貫化したことも茨城県の特徴です。
茨城県立勝田中等教育学校とは?
茨城県立勝田中等教育学校は、茨城県ひたちなか市(茨城県ひたちなか市足崎1458)にある公立の中高一貫校です。
茨城県立勝田中等教育学校 紹介動画
勝田中等の2022年度版学校紹介動画です。勝田中等の1期生が出演しているそうです。
目指す学校像
グローバルな視野と起業家精神を兼ね備え、自ら人生を切り拓くとともに、「地域」と「世界」をつないで地域創生に貢献するグローカルリーダーを育成する学校
グローバル、リーダーシップなどは全国の公立中高一貫校で掲げられていますが勝田中等はKUMONとグローバル教育に関する協定を締結するなど具体的な施策を打ち出しています。
言語習得機会の充実
グローバル・コンピタンス・プログラム
茨城県立勝田中等教育学校では、「総合的な学習の時間」で実施する「未来探究」の中で、グローバル・コンピタンス・プログラムⅠ・Ⅱを学びます。このプログラムによって、語学力はもちろん、世界で活躍できるためのリーダーシップや異文化適応能力を育成します。
英語を実践的に活用し海外の人々と触れ合う機会
全員が参加する1年次の「異文化体験キャンプ」や3年次の「国内フィールドスタディ」、5年次の「海外フィールドスタディ」のほか、希望者が参加する「オーストラリア研修」や「アメリカ研修」など、英語を実践的に活用し海外の人々と触れ合う機会をたくさん設けています。また、英語だけでなく第二外国語を体験できる機会も設けています。
TOEFLテストを軸とした実践的英語教育
茨城県立勝田中等教育学校では、日本英語検定試験だけではなく、世界で通用する資格試験であるTOEFLを軸とした英語教育を展開します。 1年次から2年次ではTOEFL Primary、3年次から4年次ではTOEFL Juniorで実践的な英語力をはかります。
短期・長期留学の促進
茨城県立勝田中等教育学校では、一般社団法人国際教育交流ネットワーク機構茨城支部(ISE)との連携に基づき、4年次~5年次向けの様々な留学プログラムを紹介しています。アメリカの公立高校に1年間、奨学金を受けて通常より安く留学できる奨学金プログラムや、カナダの教育委員会との協定によりブリティッシュコロンビア州(カナダ)の公立高校に半年あるいは1年間留学できるプログラムに参加できます。6年間完全一貫教育による高校受験がないからこそ生まれるゆとりを、グローバルな留学体験にあてることができます。
コロナの影響を受けていると思いますが素晴らしい取り組みだなと思います。全国的にも先進的な取り組みだと思います。
海外大学進学の推進
海外大学進学は、受験制度が複雑で多岐にわたるため、受験準備に非常に労力と時間がかかります。茨城県立勝田中等教育学校では、6年間完全一貫教育の強みを活かし、海外大学進学の指導を中学時の早い段階から行うことで、国内大学と海外大学との併願を可能にします。令和4年度より、確実に海外大学に合格できる海外大学推薦制度も実施するとのことです。
育てたい生徒像
- 主体的な学びを通して、知識・技能を活用することができる生徒
- 探究的な姿勢で、新たな創造をすることができる生徒
- 豊かな人間性にあふれ、多様な人々と協働することができる生徒
- 個々の夢の実現に向けて、挑戦し続けることができる生徒
生徒一人一人の夢や希望をかなえる学校
- 「地域の中の学校」として、6年間の計画的・継続的な教育活動を柱に、生徒の個性を伸長する。
- 探究活動や国際教育、科学教育等に重点を置いた教育を展開し、豊かな人間性と「起業家精神」を兼ね備えた地域のリーダーや世界に飛び立つ人財を育成する。
- 生徒や保護者が6年間の中高一貫教育も選択できるようにすることにより、地域の中等教育の多様化を推進する。
教育課程
前期課程(1~3年次)は中学校、後期課程(4~6年次)は高等学校に相当します。
後期課程では、文理融合による学級編成を行いますが、高等学校学習指導要領の実施(R4~)及びその他の国の方策(文系・理系の類型にかかわらず様々な科目をバランスよく学ぶことなど)等を踏まえ、難関国公私立大学、県内国公私立大学、海外大学等への進学を可能にする教育課程の編成を検討しています。
茨城県立勝田中等教育学校の入学者募集・選抜について
応募資格
下記のいずれにも該当する者。
- 小学校若しくはこれに準ずる学校又は義務教育学校の前期課程(以下「小学校」という。)を令和4年3月に卒業又は修了する見込みの者
- 保護者とともに県内に居住する者(入学日までに保護者とともに県内に居住することが確実な者を含む。)
通学区域
茨城県内全域
募集定員
105名(※2026年度入試より定員変更) ※従来の120名(男女各60名・3クラス編成)から、茨城県の少子化等に伴う規模適正化方針により、**2026年入試から募集定員が105名へと削減(マイナス15名)**されました。また同時に男女枠も廃止され、男女合同の成績順での選抜方式へと変わりました。
120人(男子:60人程度、女子:60人程度)
学級数:3クラス
選抜検査の内容
併設型中学校入学者選抜方法
- 適性検査Ⅰ(45 分間):小学校で学習した内容を基に,思考力,判断力及び課題を発見し解決する力などをみる。
- 適性検査Ⅱ(45 分間):文章や資料を基に,読解力,分析力及び自分の考えを表現する力などをみる。
- 面接(1グループ20 分間程度):5人程度を1グループとした集団面接とし,学習への意欲や6年間一貫の学校生活への適性などをみる。
適性検査、面接以外に小学校で作成してもらう調査書や志願理由書も選抜で使用されます。
茨城県立勝田中等教育学校の偏差値は?
茨城県立勝田中等教育学校の偏差値は男子51、女子51(首都圏模試センター)です。
公立中高一貫校は記述問題(作文含む)が多い適性検査であることや小学校から提出される報告書などで選考されるため、偏差値だけでは合格できるか判断できない面があります。
また、受験層が異なるので高校受験の偏差値とは基準が違います。首都圏での中学受験では高校受験に換算するにはプラス10すると同じぐらいになると言われます。
同じくらいの偏差値の学校を探すと、国立/私立中学では
- 茨城大学教育学部附属(男子52、女子52)
- 土浦日本大学中等教育学校(男子、女子:40~55)
です。
同じ公立中高一貫校だと
<茨城県内>
- 茨城県立古河中等教育学校(男子50、女子50)
- 茨城県立下館第一高等学校附属中学校(男子52、女子52)
などです。
茨城県立勝田中等教育学校の受検倍率は?
勝田中等の近年の受検倍率は以下の通りです。2026年度(令和8年度)入試では、入試の前提となる募集定員などに大きな変更がありました。
- 2026年:受検倍率は1.74倍(志願者183名 / 定員105名)※定員削減・男女枠廃止
- 2025年:受検倍率は1.74倍(志願者209名 / 定員120名)
- 2024年:受検倍率は1.22倍(志願者146名 / 定員120名)
- 2023年:受検倍率は1.42倍(志願者170名 / 定員120名)
- 2022年:受検倍率は1.80倍(※開校2年目)
(※各校ホームページおよび茨城県教育委員会発表データより)
【背景】なぜ定員が削減されたのか? 2026年度入試より、募集定員が従来の120名から「105名」へと削減されました。この背景にあるのは、少子化に伴う県内の児童・生徒数の減少です。茨城県教育委員会は、学校規模の適正化と、よりきめ細やかで質の高い教育の実現を図るため、県立中学校における1学級あたりの標準人数をこれまでの「40名」から「35名」へと引き下げる方針を打ち出しました。 勝田中等教育学校は1学年3クラス編成のため、1学級あたり5名減ることにより、全体で「15名」の定員削減(120名→105名)となりました。
【大きな変更点】男女別定員の廃止 定員の削減と同時に、ジェンダーレスの観点から「男女別の定員枠(これまでは男女各60名)」も廃止されました。これにより、男子枠・女子枠という区切りがなくなり、男女合同で全受検生を成績順に並べ、上位105名が純粋に選抜される方式へと変わりました。
【受検生への影響】実質的な競争の激化 定員が105名に減ったことで合格の枠が狭まり、実質的な競争は以前よりも厳しくなっています。2026年入試では志願者数自体は前年(209名)より減少(183名)したものの、定員が減ったため倍率は前年と同じ「1.74倍」を維持しました。男女の枠のバッファーもなくなったため、性別に関係なく、純粋な適性検査の得点力がシビアに問われる入試へと変化しています。
【入学生へのポジティブな影響】教育環境のさらなる充実 一方で、この「1学級35名」への引き下げは、入学後の教育環境において非常にポジティブな効果をもたらすと期待されています。 勝田中等最大の魅力である「グローバル・コンピタンス・プログラム」や「TOEFLテストを軸とした実践的英語教育」「海外・国内フィールドスタディ」などの探究型・対話型の学習は、1クラスの人数が少ないほど教員の目がきめ細かく行き届き、生徒一人ひとりの発言の機会も増えます。 受検生にとっては「枠が狭まる」という厳しい側面がありますが、見事突破して入学した後には「より手厚く、密度の濃い先進的なグローバル教育が受けられる環境が待っている」と言えるでしょう。
2024年・2023年
茨城県立勝田中等教育学校の受検倍率は2023年1.42倍、2024年は1.22倍でした。
2022年
茨城県立勝田中等教育学校の受検倍率は2022年は1.80倍でした。
茨城県立勝田中等教育学校の制服
茨城県立勝田中等教育学校の制服と体操服を紹介する動画です。
茨城県立勝田中等教育学校の進学実績は?
茨城県立勝田中等教育学校は令和3(2021)年開校なので進学実績は、まだ出ていません。
茨城県立勝田高等学校の進学実績としては令和3年度入試合格者は国公立大学に32名(現役28名)が合格しています。ちなみにボリュームゾーンは「茨城キリスト大」に48名(現役46名)、「常磐大」に40名(現役40名)、「日本大」に22名(現役21名)が合格しています。
同じ公立中高一貫校でも水戸一高(水戸市)や土浦一高(土浦市)などのように東京大学や京都大学に複数の合格者を出すような進学校ではないようですが、茨城県立勝田中等教育学校で6年間の一貫教育を受けることで海外大学を含めた難関大学への合格者を増やすのではないかなと思います。
現在、勝田中等教育学校と勝田高等学校は同じ敷地内に併存しています。高校からの募集はすでに停止しており、勝田高等学校としては2026年春(令和7年度末)に最後の卒業生を出して閉校となります。 そして、2021年(令和3年)に勝田中等に入学した記念すべき「第一期生(中等教育学校生)」が大学受験を迎えるのは、2027年春となります。
つまり、現在の進学実績は「勝田高等学校」の卒業生による実績です。勝田高校の近年の合格実績としては、以下のようになっています。
■ 茨城県立勝田高等学校(高校生)の主な進学実績
- 国公立大学に毎年20〜30名前後が合格(茨城大学、筑波大学、宇都宮大学など)
- 私立大学では「茨城キリスト教大」「常磐大」などの地元私大がボリュームゾーンとなっており、GMARCHや日東駒専などへも一定数の合格者を出しています。
水戸一高や土浦一高のような「県内トップレベルの国公立大合格実績」という位置づけではありませんでしたが、ここからが中等教育学校としての真価が問われるタイミングとなります。
【中等一期生以降(2027年春〜)への期待】 勝田中等教育学校は、WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)拠点校やDXハイスクールに指定されるなど、英語教育やグローバル・理数教育に関して県内でも随一の手厚いカリキュラムを持っています。
また、確実に海外大学に合格できる「海外大学推薦制度」を整備するなど、6年間の一貫教育を通じて、従来の勝田高校の実績を大きく超える「海外大学や難関国公私立大学への進学」を本気で狙う体制が整っています。2027年春に第一期生がどのような進学実績を叩き出すのか、県内外から非常に大きな注目と期待が寄せられています。
茨城県立勝田中等教育学校への各塾の合格実績
勝田中等への各塾の合格実績では、ひたちなか・水戸エリアに強い「茨進(市進グループ)」が毎年圧倒的な合格者数を出し、定員の多くを占めています。また、思学舎からも毎年コンスタントに合格者が報告されています。
- 2026年(※定員が105名に削減)
- 茨進(市進グループ):38名
- 思学舎:数名〜10名程度(※集計中)
※定員削減のなかでも、茨進が定員の3分の1以上を占める圧倒的な実績を見せました。
- 2025年
- 茨進(市進グループ):34名
- 思学舎:8名
2024年
茨城県立勝田中等教育学校への各塾の合格実績では
- 茨進(市進学院):28名
- 思学舎:合格実績はあり:10名
2023年
茨城県立勝田中等教育学校への各塾の合格実績では
- 茨進(市進学院):40名
- 早稲田アカデミー:2名
- 思学舎:合格実績はあり(人数不明)
2022年
茨城県立勝田中等教育学校への各塾の合格実績では
- 茨進(市進学院):46名
- 思学舎:5名
- 早稲田アカデミー:3名
となっています。
茨城県立勝田中等教育学校へのZ会/進研ゼミの合格実績
2023年※進研ゼミ、Z会の合格実績は毎年夏ごろ開示されます
2022年
2021年
公立中高一貫校受検ではZ会や進研ゼミにも適性検査対策のオプション講座があり、茨城県立勝田中等教育学校に21年は進研ゼミ21名、Z会6名が合格しています。
Z会や進研ゼミの単体受講だけでなく塾との併用も含まれると思いますがZ会では2022年からリニューアルで東京都立中(全校)や千葉県立中(千葉・東葛飾)などで出題される「長文読み取り問題」「複数の資料の読み取り問題」に対応する特別回も追加。志望校にあわせた対策が可能です。難解な出題形式に慣れ、限られた時間で正答にたどり着くためのトレーニングを行います。※5年生の8・12・3月号、6年生の10~12月号で出題します。
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茨城県立勝田中等教育学校の過去問
まとめ
今回は、茨城県立勝田中等教育学校の「特徴」「 偏差値」「進学実績」「塾や通信教育ごとの合格実績」などをご紹介しました。英語教育、グローバル教育に関しては全国的にもトップクラスのカリキュラムや制度を整備しているなと思いました。
※本記事は茨城県立勝田中等教育学校や各塾などのホームページなどの情報をもとに作成しています。受検をご検討の方々はご自身で各ホームページの情報もご確認下さい。
集団塾だけに頼らない ― 「集団塾+個別指導」という選択肢
茨城県内の公立中高一貫校受検において、近年注目されているのが「集団塾+個別指導」を併用する学習スタイルです。これは、首都圏の中学受験で広く取り入れられている手法ですが、茨城県の公立中高一貫校対策においても非常に有効な選択肢となります。
我が家は、娘が栄光ゼミナール、息子がenaという集団塾に通いました。結論から言うと、これらの集団塾に通わせたこと自体は間違いではありませんでした。適性検査対策のカリキュラムや情報量という点で、専門コースを持つ集団塾は非常に頼りになります。
茨城県内の公立中高一貫校を目指す場合であれば、やはり県内で圧倒的な実績と情報量を誇る「茨進」や、地域密着で手厚い指導に定評がある「思学舎」、そして高い競争環境で学力を引き上げる「早稲田アカデミー」といった、公立中高一貫校対策に強い集団塾を軸に据えるのが王道だと思います。ただ、「塾に任せきり」ではうまくいかなかったのも事実です。
集団塾で得た膨大な知識やテクニックを「いかに自分のものにするか」が合否を分けるポイントです。このインプットからアウトプットへの移行をスムーズにするために、個別指導や家庭教師によるサポートを組み合わせるアプローチは、茨城県の公立中高一貫校を目指すうえで強力な武器になります。
季節講習は「受けっぱなし」が一番もったいない
娘は栄光ゼミナールで夏期講習・冬期講習・春期講習といった季節講習や「栄光の森」(夏合宿)に参加しました。まず、これら季節講習そのものは受けて良かったと思っています。各塾がそれまでに培ってきた適性検査のノウハウが凝縮されていて、短期間で一気に力を伸ばせる貴重な機会です。ここは集団塾の強みが最も発揮される場面だと感じます。
ただ、一つだけ強く言いたいのは、季節講習を「受けっぱなし」にしないことです。授業を受けただけで満足してしまうと、せっかくのノウハウも定着しません。大事なのは、その日にやった内容をしっかり復習して、自分のものにすること。これができるかどうかで、季節講習の成果は大きく変わってきます。
これは我が家の正直な感想ですが、高額な合宿に参加するくらいなら、その費用と時間を「季節講習の復習」に充てたほうが効果は高いのではないか、とも思っています。合宿には合宿にしか得られない良さ(受検生としての自覚や仲間との刺激など)もありますが、こと「学力を伸ばす」という一点で見れば、家庭教師などにマンツーマンで復習・定着させてもらうほうが、費用対効果は高いと感じました。つまり、集団塾で得たインプットを、いかにして自分のものにするか。ここに個別のサポートを組み合わせるのが、私がたどり着いた考え方です。
集団塾に通うだけで安心してはいけない ― 「補完」の視点
実際に2人の受検を経験して痛感したのは、集団塾には構造的にどうしても手が届きにくい領域がある、ということです。大きく3つあります。
- 一人ひとりのつまずきの分析: 集団授業はクラス全員に対して一斉に解説を進めるため、生徒が「なぜその問題を間違えたのか」「どのステップで思考が止まっているのか」という個々のつまずきの根本原因を特定し、その場で修正することは困難です。
- 記述・作文の添削の量と深さ: 茨城県の適性検査でも記述式や長文の作文が中心ですが、集団塾では一人あたりの添削にかけられる時間に限りがあります。娘が通った栄光ゼミナールも、息子が通ったenaも、作文添削が「誤字に×が書いてあるだけ」だったように、自分の答案が採点官にどう伝わるかは、第三者に細かく見てもらわないと客観視できません。
- 過去問演習期(小6秋以降)のピンポイントなフォロー: 秋以降の直前期に入ると、志望する公立中高一貫校の出題傾向に合わせた苦手分野の克服が必要になります。個々の弱点に応じたオーダーメイドの対策は、集団塾の一律のカリキュラムだけではカバーしにくく、個別指導や家庭での手厚いフォローが不可欠となります。直前期の過去問演習は、娘の時は私と妻でサポートしましたし、息子の時はオンライン家庭教師の先生にお願いしました。
こうした「集団塾では補いきれない部分」を埋める手段として、「集団塾+個別指導・家庭教師」を併用するご家庭が増えています。
茨城県の公立中高一貫校の適性検査の特徴
茨城県の公立中高一貫校(県立中学校および中等教育学校)で出題される適性検査には、他県とは異なる明確な特徴があります。指導現場で長年適性検査対策に携わってきた専門講師によると、その特徴は大きく「適性検査Ⅰ(理系分野)」と「適性検査Ⅱ(文系分野)」に分かれており、問題文に会話文が多用される点に集約されます。
- 適性検査Ⅰ(理系分野)の特徴: 主に算数や理科の考え方をベースにした、論理的思考力や課題解決力を測る問題が出題されます。一見すると複雑な図形や複雑な条件整理の問題であっても、登場人物たちの会話文の中に解法のヒントやルールが必ず提示されています。単に早く計算できる力ではなく、「会話文からルールを正確に読み解く力」と、「導き出した計算式や実験結果の理由を、他者にわかりやすく説明する記述力」が厳しく求められます。
- 適性検査Ⅱ(文系分野)の特徴: 国語や社会の資料読解をベースにした、情報の整理能力や表現力を測る問題が出題されます。長い文章や複数の複雑なグラフ・資料をスピーディーに読み解き、そこから見出される課題や自分の意見を、指定された文字数の中で論理的に記述する作文問題が含まれます。事実に基づいて筋道を立てて書く表現力が必要です。
どちらの検査においても、単純な暗記知識だけで対応できる問題はほとんどありません。長い会話文や膨大な資料を的確に処理し、「採点官に伝わる表現で言語化して書く力」が合否を分ける決定打となります。
高倍率を突破するための「勉強 of 型」と個別指導の有効性
茨城県内の公立中高一貫校は、定員の変更や高い注目度も手伝い、依然として非常に高い倍率で推移しています。集団塾で十分に対策を重ねてきた優秀な受検生同士が競い合うため、わずかな記述の質の差が合否に直結します。「自分の書いた答案が、採点官にどう評価されるか」を第三者の目で細かく添削してもらう経験が欠かせません。
そこで有効なのが、集団塾のカリキュラムを軸にしつつ、苦手な分野や記述添削だけを個別指導で補強する方法です。
例えば、「東大家庭教師友の会」を運営する株式会社トモノカイのPersonal Education(PE)部門が提供する「オンライン東大家庭教師友の会」なども、適性検査対策が可能な個別指導の有効な選択肢の一つです。
こちらは都立中高一貫校などの最難関校対策でも実績のあるサービスですが、集団塾の授業や模試だけでは補いきれない「苦手分析」「記述添削」「勉強の型づくり」を、東大生・難関大生教師がマンツーマンでフォローしてくれるという強みがあります。茨城県の公立中高一貫校のように「会話文から条件を読み解く」「自分の言葉で論理的に記述する」という高度な対策が必要な場合、集団塾のカリキュラムと並行して弱点部分の記述添削などをピンポイントでお願いするのに非常に向いています。
集団塾での学びを土台にしながら、適性検査対策の経験がある個別指導を活用し、一人ひとりのつまずきに合わせて「正しい勉強のやり方の型」を授けること。これこそが、高倍率の水戸第一高等学校附属中学校受検を突破する最大の鍵になると確信しています。
\まずは70分体験授業がオススメ!/
70分体験授業の予約 資料請求は公式サイトから
ここまで「集団塾+個別指導」の有効性についてお話ししてきましたが、実は私自身も、自分の娘や息子の公立中高一貫校受検をサポートした実体験をもとに、「オンライン適性検査対策コース」を開設し運営しています。
近年は積極的な生徒募集は行っていませんが、少数精鋭でじっくり向き合った結果、昨年は指導した2名がともに最難関である都立中高一貫校に見事合格を果たしてくれました! 毎年2月中には満席となってしまう非常に人気の高い個別指導コースのため、基本的にはキャンセル待ちとなってしまうのですが、「どうしても指導して欲しい!」という熱意のある方がいらっしゃれば、講師の先生と相談のうえで受け付けられるかもしれません。ご興味をお持ちいただけましたら、お早めにお問合せください。
公立中高一貫校受検対策 | 読解力育成と記述問題対策コース
当コースでは、公立中高一貫校の適性検査(特に適性検査Ⅱや作文)で求められる以下の3つの力を徹底的に育成します。
- 読解力・理解力
- 論理的思考力
- 記述力・語彙力
具体的には、「はじめての論理国語」などのテキストを活用して、読解力と記述力の基礎から丁寧に指導します。また、毎週の宿題として適性検査型の「課題作文」を出題します。生徒一人ひとりのレベルに合った課題を出し、プロの講師がその作文を丁寧に添削してお戻しします。
最初は「作文が苦手」「作文が嫌い」というお子さんも丁寧な指導と添削で少しづつ「作文が得意分野となり」合格を勝ち取る生徒も多いです。
マナミ先生
東京女子大学卒業。出版社に勤務し、書籍編集に携わる経験を持つ。その後、大学院に進学し、経営を学ぶ。一方、プライベートでは中学受験に取り組む小学生の子供を持つ母でもある。
作文に、苦手意識を持っていませんか?
大丈夫。コツをつかんでしまえばカンタンです。
それはたった2つのポイント。
1つ目は、文章を短くすること。
2つ目は相手が誰かを設定すること。
…「そんなこと分かっているよ!」って?
では、クラスで上手なポイントの使い方をお伝えしましょう!
一緒に、楽しみながら前に進んでいきましょうね。
受講までの流れ
1.問い合わせ
まずは、下記よりお問い合わせをお願いします。
※本スクールはプライベートスクールのため事前に面談をさせていただきお申し込みをしていただいております。
保護者の方の教育に対する考え方などを確認させていただくとともに事前に本スクールの理念や考え、コースの概要をお伝えしてご納得いただけた方のみに参加していただいています。オンラインスクールは子供たちと講師だけの空間です、安心して受講していただくためにも、ご理解のほど、宜しくお願い致します。
※また問い合わせいただいたとしても営業活動などはおこなっておりませんので、ご安心ください。
2.事前面談
受講前に保護者の方との面談をお願いしております。
保護者の方の教育に対する考え方などを確認させていただくとともに事前に本スクールの理念や考え、コースの概要をお伝えします。
3.お申込み
本スクールの理念や考え、コースの概要にご納得いただけましたらお申込みをお願いします。(本スクールの理念や考え、コースの概要をお伝えしてご納得いただけた方のみオンラインでお申込みしていただけます)まずはコチラより問合せしてください。
4.オンライン授業
参加用URLをお伝えしますのでオンライン授業にご参加ください。
マナミ先生の作文添削例
実際の添削原稿を掲載します。
具体的に、どこをどうすれば良いかを指摘して頂けて助かっています。
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