千代田区立九段中等教育学校は、東京市設立の旧制第一東京市立中学校を前身とする東京都立九段高等学校と、千代田区立九段中学校とが統合することで、東京23区の区立初の中高一貫校として誕生しました。
- 千代田区立九段中等教育学校のことを知りたい方
- 小5、小6で九段中等教育学校の受検を検討しはじめた方
- 九段中等教育学校に強い塾を知りたい方
- 九段中等教育学校を併願先として検討しはじめた方
千代田区立九段中の評判は? 偏差値、進学実績、塾の合格実績など
千代田区立九段中等教育学校は、東京市設立の旧制第一東京市立中学校を前身とする東京都立九段高等学校と、千代田区立九段中学校とが統合することで、東京23区の区立初の中高一貫校として誕生しました。
この記事では、千代田区立九段中等教育学校の評判、最新の偏差値、受検倍率、進学実績、塾の合格実績などを、2026年現在の最新情報に更新して詳しく解説します。
※この記事は、2020年に執筆した記事をベースにしています。2020年当時の受検の温度感や貴重なデータ(男女別枠時代の高倍率や合格実績など)を参考としてそのまま残しつつ、2026年現在の最新情報(定員削減や男女合同選抜への移行、最新の倍率・進学実績など)を追記・アップデートして構成しています。過去からの変化と現在の状況をあわせて比較・検討する材料としてお役立てください。
千代田区立九段中等教育学校とは?
千代田区立九段中等教育学校は、東京都千代田区九段北二丁目2番1号にある公立の中高一貫校です。東京都内で唯一の「区立」の公立中高一貫校であり、千代田区民を対象とした「区分A」と、千代田区以外の東京都民を対象とした「区分B」の2つの募集区分が設けられているのが大きな特徴です。
千代田区立九段中の教育理念
教育目標
- 豊かな心
- 知の創造
目指す学校像
- 豊かな教養と高い志を身に付けさせる学校
- リーダーとして創造的・意欲的に行動できる資質や能力を育成する学校
育てたい生徒像
- 自らの意思と責任で判断し、行動する生徒
- 自らの志を見出し、その実現に向けて努力する生徒
教育活動の基本方針
- 「学ぶ」:確かな学力の向上(体験を重視し、本物から学ぶ6年間の学び) 「体験を重視し、本物から学ぶ、本校ならでは、本校だからこそ」をキーワードとした特色ある教育課程を編成し、実施しています。
- 「生きる」:キャリア教育の充実(社会に出て活躍するための力を身に付ける) 様々な体験を通して心を耕すことで、自己の役割を自覚し、他者に対する思いやりをもった地球市民としてグローバルに活躍するための素地を養います。
- 「鍛える」:豊かな人間性の育成(心身を鍛え、人を思いやる豊かな心へ) 都心にありながら緑に囲まれた静かな環境の中、四季を日々感じながら勉強や学校行事、部活動に打ち込みます。九段校舎(主に後期課程・高校相当)と富士見校舎(主に前期課程・中学相当)には、それぞれ機能的で先進的な施設がそろっています。
千代田区立九段中の偏差値、受検倍率
九段中等教育学校では、近年のジェンダーレス化の動きに伴い2024年度入試より男女別の定員枠が廃止(男女合同選抜)されました。また、さらに大きな変更点として、2026年度(令和8年度)入試より1学級あたりの定員が40人から38人に削減され、1学年の募集定員が従来の160名から152名(区分A:76名、区分B:76名)へと変更されています。
千代田区立九段中の偏差値、受検倍率は
千代田区立九段中の偏差値は?
2026年現在の四谷大塚の80偏差値(合格可能性80%ライン)において、区分B(都内他枠)の偏差値は男女合同選抜のもとで58前後となっています。
同程度の偏差値帯にある、併願先や比較対象とされる主な中学校は以下の通りです。
- 香蘭女学校中等科
- 東京都市大学付属中学校
- 東京都立大泉高等学校附属中学校
- 城北中学校
- 中央大学附属中学校
- 東京都立立川国際中等教育学校
なお、千代田区民を対象とした「区分A」は、応募資格が区内在住者に限定されていることから実質倍率が低く、実質的な合格難易度(ボーダー偏差値)は区分Bよりも低くなる傾向があります。
千代田区立九段中の偏差値は男子は58、女子は60(四谷大塚の80偏差値)と言われています。同じくらいの偏差値の学校を探すと、
- 香蘭女学校中等科
- 東京都市大学付属中学校
- 東京都立大泉高等学校附属中学校
- 城北中学校
- 中央大学附属中学校
- 東京都立立川国際中等教育学校
などです。
千代田区立九段中の倍率は?
受検倍率の推移
近年の定員削減や男女合同選抜への移行を経て、倍率は以下のように推移しています。
- 2026年度(令和8年度)入試結果(定員削減後:各区分76名)
- 区分A(千代田区民):応募者数 179名 ⇒ 倍率 約2.36倍
- 区分B(都内他枠):応募者数 268名 ⇒ 倍率 約3.53倍
- 全体:応募者数合計 447名(実質倍率 約2.94倍)
- 2025年度(令和7年度)入試結果(各区分80名)
- 区分A(千代田区民):応募者数 222名 ⇒ 倍率 2.78倍
- 区分B(都内他枠):応募者数 312名 ⇒ 倍率 3.90倍
- 2024年度(令和6年度)入試結果(各区分80名・男女合同選抜開始)
- 区分A(千代田区民):応募者数 177名 ⇒ 倍率 2.21倍
- 区分B(都内他枠):応募者数 433名 ⇒ 倍率 5.41倍
2023年
2022年
2020年
千代田区立九段中の受検倍率は2020年で6.39倍、その前年は6.39倍でした。
- 2020年:6.39倍(男子:5.50倍、女子:7.28倍)
- 2019年:6.39倍(男子:5.30倍、女子:7.48倍)
- 2018年:8.09倍(男子:6.95倍、女子:9.23倍)
- 2017年:8.25倍(男子:7.18倍、女子:9.33倍)
2020年は541人が応募し511が受検で倍率は6.39倍でした。
千代田区立九段中の評判は?
みんなの中学情報に記載されている評判を見ると東京都内777校中41位と評価されています。最も評価が高いのが「治安/アクセス」で東京都内777校中6位と高い評価となっています。他にも「先生」(同37位)、「学費」(同49位)などが高い評価です。逆に「校則」(同375位)、「部活」(同343位)などが低めです。アクセスは九段下駅徒歩3分なので確かに良いですね。
アクセス
| 「九段下」駅 | (東京メトロ東西線・半蔵門線、都営新宿線)から徒歩3分 |
| 「飯田橋」駅 | (JR総武線、東京メトロ東西線・有楽町線・南北線、都営大江戸線)から徒歩10分 |
千代田区立九段中の進学実績
九段中等教育学校は、第一東京市立中学校からの伝統を受け継ぎ、国公立大学や難関私立大学への高い現役合格率を誇っています。近年の大学合格実績は以下の通り非常に好調です。
2026年春(17回生+既卒)の主要合格実績
- 東京大学:4名
- 京都大学:1名
- 一橋大学:3名
- 東京科学大学(旧東京工業大学・東京医科歯科大学):2名
- 早稲田大学:21名
- 慶應義塾大学:10名
- 上智大学:25名
- 東京理科大学:35名
国公立大学への合格率は卒業生(約150名前後)に対して非常に高く、手厚いキャリア教育と6年一貫のカリキュラムが実を結んでいます。
令和2年で東京大学に現役で3名(浪人で1名)、京都大学に現役で1名、その他の国公立大学に56名の合格実績を出しています。
令和2(2020)年4月 大学等合格状況
千代田区立九段中の募集概要(一般選抜)
選抜方法
- 提出書類:報告書(小学校のあゆみ等をもとに点数化)、志願者カード(点数化せず、選考資料として活用)
- 適性検査:
- 適性検査1(45分・国語的・記述作文分野など)
- 適性検査2(45分・社会や理科、記述・データ分析分野など)
- 適性検査3(45分・算数、理科、論理的思考分野など)
定員(2026年度以降)
- 区分A(千代田区民):76名(男女問わず)
- 区分B(都民枠):76名(男女問わず)
- 合計:152名
千代田区立九段中の各塾の合格実績
九段中等教育学校の受検対策において、最も圧倒的な合格実績を誇っているのは、都立・公立中高一貫校対策に定評のある「ena(エナ)」です。
2025年度〜2026年度 主要塾合格実績(目安)
- ena(エナ):約80名以上(募集定員の半数近くを占める圧倒的なシェアを誇ります)
- 栄光ゼミナール:約15〜20名
- 日能研:約10名前後
- 早稲田アカデミー:約8〜10名前後
- SAPIX:約5〜8名
- Z会(通信教育含む):約20〜30名
九段中の適性検査は、記述量が多く論理的思考力や表現力が求められるため、公立中高一貫校の記述対策を活用して合格を勝ち取るケースが多く見られます。
2023年
2020年
| 千代田区立九段中 | |
| ena | 62 |
| SAPIX | 15 |
| 大原予備校 | 15 |
| 栄光ゼミナール | 14 |
| 日能研 | 14 |
| 早稲田アカデミー | 11 |
| 早稲田進学会 | 2 |
2021年 Z会、進研ゼミの合格実績
Z会、進研ゼミだけで合格しているお子さんは少ないと思いますがZ会、進研ゼミのホームページではZ会37名、進研ゼミ15名が千代田区立九段中に合格しているようです。
この合格者数には塾との併用も含まれると思いますが、Z会は2022年度からは東京都立中(全校)や千葉県立中(千葉・東葛飾)などで出題される「長文読み取り問題」「複数の資料の読み取り問題」に対応する特別回も追加しています。難解な出題形式に慣れ、限られた時間で正答にたどり着くためのトレーニングを行います。※5年生の8・12・3月号、6年生の10~12月号で出題されます。
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千代田区立九段中の過去問・受験対策ガイド
千代田区立九段中等教育学校の英語指導の目標
千代田区立九段中等教育学校では、独自の英語指導目標である「KUDAN Can-Do リスト」を公開しています。
「KUDAN Can-Do リスト」では、読むこと、聞くこと、話すこと、書くことの技能ごとに、各学年における達成目標や、九段中等教育学校で受検している英検やGTEC for STUDENTSの目標スコアも提示されています。※生徒全体の70%が達成できることを目指しています。
この目標では第3学年(中3)で生徒全体の70%が英検準2級(高校中級程度)を取得することを目指しています。また第5学年(高2)で生徒全体の70%が英検2級(高校卒業程度)を取得することを目指しています。
なので九段中等教育学校を目指すのであれば、小学生のうちから英語学習はすすめておくことをお薦めします。
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- 読解力・理解力
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- 記述力・語彙力
具体的には「はじめての論理国語」などのテキストを活用して読解力、記述力の基礎から丁寧に指導します。また、毎週宿題として適性検査型「課題作文」を出します。生徒に合ったレベルの課題を出しますし、1人1人の作文を丁寧に添削してお戻しします。
最初は「作文が苦手」「作文が嫌い」というお子さんも丁寧な指導と添削で少しづつ「作文が得意分野となり」合格を勝ち取る生徒も多いです。
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※本記事は千代田区立九段中等教育学校や塾のホームページなどの情報をもとに作成しています。受検をご検討の方々はご自身で各ホームページの情報もご確認下さい。
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